逆カルチャー・ショック

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『アメリカ西海岸ゲイバー巡礼の旅』の箸休めに私が日本に2年半ぶりに帰ってきて
受けた逆カルチャー・ショックについてお伝えしようと思う。

2年半ぶりに帰国し、成田空港から京成線に乗り、山手線に乗り換えた、渋谷・品川行きの車内のこと。

サラリーマンのおじさんが私にぶつかった。
しかし、彼は何も言わず空席に座った。
えっ?ぶつかってお詫びもないのだろうか?

「おじさん!エクスキューズ・ミーはないの? ごめんなさいはっ!!!」
と本人に面と向かって言えず心で言った。
そしてまたサラリーマンのおじさんがぶつかってきて、彼も無言で過ぎ去った。

嗚呼!
そうなのだ、日本じゃ言わないのだ。
ぶつかっても知らんふり。
これが日本流。
ニューヨークじゃ、ちょっとでも手や体が触れただけでも「エクスキューズ・ミー」と言うのだが、
それにすっかり慣れてしまっている私はぶつかっても謝らないおじさんに逆カルチャー・ショック!!
山手線でよろよろと倒れそうになってしまった。

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ちなみに逆カルチャー・ショックとは・・・(私、菊楽恵が勝手に作りました定義)
REVERSED CULTURE SHOCK

日本人が外国に住んで全く異なる習慣にとまどい受けるのがカルチャー・ショック。
そして異国の地の習慣に慣れて帰国。
祖国の習慣・風習を知っているつもりでも長い期間遠ざかっていたので、驚き受ける精神的衝撃のこと。

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ほぼ同じ日本人で、言葉も日本語を誰でもしゃべるであろうという社会の中で
ちょっとだけぶつかっても、いちいち謝らなくても分かる!というのが我が祖国ニッポンなのであ〜る。
すっかり忘れていて、逆カルチャー・ショックを受けてしまったのである。

ニューヨークの地下鉄でのことだが、ぶつかっても「エクスキューズ・ミー」と言わなかった男性に対して
ぶつかられた白人女性(キャリア・ウーマン風)が大声で「メリー・クリスマス」と叫んでいた。
後日、どうして「メリー・クリスマス」と言ったのだろうかとアメリカ人の友人に聞いたところ、
「このクソじじぃ〜!エクスキューズ・ミーくらい言えよ」という意味が込められているらしく、
汚い言葉で罵るのではなく故意にお祝いの言葉を言ったらしい。

彼女にならって私も電車でサラリーマンのおじさんにぶつかってこられた時には小声で「メリー・クリスマス!」
と言うことにした。
日本風にすれば「謹賀新年」か「明けましておめでとう」だろう。
どうしでも気が収まらず、その後に「フ☆ック」と言っている自分がいた。

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「メリー・クリスマス」と言わずにおれない、ぶつかってくるサラリーマンのおじさん

上記はKENではない!
タカラのジェニーちゃん(リカちゃんのお姉さん版)のボーイフレンド、ジェフであ〜る。
22年前にいただいたものであ〜る。日本人だとずっと思っていたけど、金髪だし白人だったねと今更ながら思う。

kenglass.jpgこっちが拙ブログでおなじみ!?バービーのボーイフレンド、KENだ。