首都ワシントンDCのGAYプライドに行ってきた!!迷惑抗議行動が問題点を喚起しているのも事実。

おはこんばんちは〜!

クィーンズに続き、カールくんのフィアンセ、ハニーくんとワシントンDCのGAYプライドに行ってきた。
カールくんはトニー賞の授賞式に行くので来れなかった。

ワシントンDCの地下鉄の電光案内板もレインボーカラーだった!

地下鉄の案内板もレインボーカラーで感動!!!

ハニーくんのお女友達がパレードが通る沿道のアパートに住んでいて、ホームパーティを開催するので私も一緒に行ってきた。

まさにワシントンDCのGAYエリアであるデュポンサークルである。

パーティーの主催者(ホステス)さんはいっぱいGAY友がいるようで(激しく羨ましい)たくさんのGAY GUYSが来ていた。

デュポンサークル周辺の横断歩道もレンボーカラーに!

招待客のGAY GUYが持ってきた、レインボーケーキ!!お手製である!!
砂糖がけなので甘々なのかと思ったのだが、甘すぎず、スポンジがしっとりでとても美味しかった!
レインボーのナプキンも持参していた!!

HAPPY PRIDE!! ハッピープライド!!

スポンジがレインボー!!美味しかった!

笑顔で話掛けてくれた招待客のひとり、スーザンさんは付き合っている彼女がマーチするので楽しみと言っていた。
そして、「今年のプライドパレードは特別!トランプ(大統領)に私たちのパワーを見せつけないといけないから!」と気合が入っていた!!

リビングルームからもパレードを見ることは出来るのだが、室内よりは外の方が臨場感が溢れるので外に出た。
アパートの入り口は階段仕様になっているので高いところから声援を送ることができた。
沿道の場合、背の高い人が私の前にいると、隙間ができた瞬間を待つことになる。今回は隙間待ちもなく、ジャンプすることもなく、つま先立ちすることもなく、最高の場所だった!!

***ワシントンDCとニューヨークのプライドパレードの大きな違いを実感!!!***

首都ワシントンDCには各国からの大使館がある。
だからだろう、『国』がマーチしていた!!
ニューヨークでは見たことがない。

私が確認できたのは「カナダ」、「イギリス」、「オーストラリア」、北欧5国での連合グループ(「ノルウェー」、「スウェーデン」、「フィンランド」、「デンマーク」「アイスランド」)だ。

我が日本国も日の丸とレインボーカラーを合体した国旗でマーチする日が来るだろうか? 

カナダ国のグループ!

イギリスの国旗のレインボーカラーバージョン!素敵だ!

またはっきりと名前を出していなかったが、フロートの飾りが戦闘機だったグループがあった。
「空軍」ではないかとと推測。
写真を撮り損ねた!(スミマセン)

突然、プライド・パレードが動かなくなった!!!!!

30分以上立ち往生!!!!!

「アンチGAYグループが阻止している!!」という話が聞こえてきた。

ニューヨークでもパレードの出発点には毎年アンチGAYグループが来て叫んでいる。
パレードのルートが変更されて、ハニーくんのお友達のアパートの前は通らず、手前の角で曲がりマーチが継続されることになった。

***

パレードも通らないし、それではディナーをしようとハニーくんのお友達にお別れを告げて、パレードが継続されている通りを歩っていくと、異様な雰囲気を醸し出している場所があった。
若者の集団が道のど真ん中に座り込んで、フロートの行く手を阻止している。

「あっーーーーーーーー!!憎っくきアンチGAYグループだ!!」

近付いてみると彼らはアンチGAYグループには全然見えなかった。
LGBTQの若者ではないか!!!!

トランスマン、トランスウーマン、GAY、レズビアンのグループだ。

座り込んで、紙で丸めた棒状のもので腕と腕をつなぎ人間の鎖にしている。

若者のグループは” No Justice! No Pride!!”

「正義がないならプライドもない!!」と
シュプレヒコールをあげている。

フライヤーをもらい読んでみると・・・

「近年のプライドは本来のプライドパレードとかけ離れてしまい、コマーシャリズム(商業主義)になってしまった。商業主義を排除するべきである!

白人のトランスウーマンだけの意見を聞き、フォーカスしているが、有色人種のトランスウーマンの意見を尊重し、決定権を与えるべきである。

プライドの実行委員会はウェールファーゴ(銀行)と軍需産業と直ちに手を切り、彼らからの寄付金をLGBTQ を支援している地元の団体に寄付すべきである。
(戦闘機のフロートの、先ほどマーチしていたグループは名前を明らかにしていなかった。空軍なら隠すことはない!堂々できるようになった!もしかして戦闘機を作っている会社なのだろうか???とフライヤーを読んだ後思った)

実行員会にマイノリティー(ネイティヴアメリカン、貧困、移民、不法移民)のメンバーを起き、意見を取り入れるべきである。」

***

彼らが座り込みをしていたのは、糾弾している銀行のグループの前だった。

銀行のフロートはお金が掛けられていて立派だった。参加している人たちは50人ぐらいだろうか。

銀行のリーダーとプロテスター(抗議グループ)が話し合いをしているようだった。
しばらくして数人の警察官も到着。抗議活動をしている若者を無理やり暴力で動かすということはせず(その点は安堵した)、にらみ合いが続いていた。

睨み合いが続く。が、暴力的ではなかった。左が人間の鎖をしている抗議活動家たち。右奥が銀行グループの代表者。

ダコタ・アクセス・パイプラインに出資している銀行だから抗議していると教えてくれた人がいた。

「この日を楽しみにしてきたのに。抗議するならココじゃなくて銀行の本店でやって欲しい」とGAY GUYが私に話しかけてきた。

「どけ〜!どきなさない!!」と叫ぶ沿道の人々がいたが暴力的ではなかった。

ニューヨークのGAYプライドパレードでも商業主義になり過ぎて地元のサポートグループが肩身の狭い思いをしていると聞いている。
誇りを持ってLGBTQであることを公言し、社会に見せるGAYプライドパレードを阻止するとは、激しく迷惑な抗議行動と言える反面、思っていても言えなかったことを代弁し、問題点を社会に喚起してくれたのは事実。

この抗議活動に遭遇しなかったら、アンチGAYグループがプライドパレードを阻止したという噂を疑問も持たずまるまる信じていたと思うと怖くなった。

この抗議行動についてGAY友のチャットグループにアップした。
社会派弁護士であるジェイソンくんは「僕がそこにいたら彼らのサイドになる!!!」と発言。

「正義なければプライドもない!」と叫ぶ若いLGBTQの姿を思い出し、アメリカのGAY権利は別の段階に行っているのだと思った。

若者のパワーはいつの時代も社会を変える力になる。

抗議行動が起きたのもアメリカの政治の中心である首都ワシントンDCだからこそと思えた。

今度の日曜日がニューヨークのGAYプライドパレードである!!!!

クィーンズのGAY プライド・パレードに参加してきた!

おはこんばんちは〜!

華氏90度以上の暑い毎日で、ぐったり気味です。
いかがお過ごしですか?

GAY友タイガくんから「『アジア系LGBTQの子供を持つ親の会』と一緒にマーチするのでQueens・クィーンズのGAYプライド行かない?」と誘われた。
タイガくんのGAY友が、その会のメンバーであるレズビアンの娘さんを持つ日本人のお母さんと知り合いなのだという。

GAY プライドパレードはマンハッタン以外でもクィーンズやブルックリンでも開催されているのだ。一度も行ったことがなかったので、この機会に参加してみようと思った。

ニューヨーク市は5つの行政区に分かれている。

セントラルパークや五番街のあるマンハッタン(紫色)、メッツ球場のあるクィーンズ(緑色)、今話題のブルックリン(ミント色)、ヤンキース球場のあるブロンクス(柳茶色)、フェリーで行くスタテンアイランド(オレンジ)である。

5つの行政区で構成されているニューヨーク市。

『LGBTQの子供を持つ親の会』はアジア系のGAY GUYSのグループ、GAMPMNY(Gay Asian & Pacific Islander Men of New York/ガンプミニィー)と一緒にマーチするということで、続々とアジア系のGAY GUYSやレズビアンが集合場所に集まってきた。

そこで、約10年前に仕事関係で知り合ったレイカさんと再会した。

過去の記憶が蘇る。

そういえば、7、8年前のマンハッタンのプライドパレードで”GAMPMNY”(ガンプミニィー)に参加させていただいてマーチしたことがある。
その時にレズビアンのグループも一緒にマーチした。そのグループを組織していたのが、レイカさんだった。
彼女は日系アメリカ人のレズビアン。
ご両親が厳しく日本語を教えたとのことでペラペラである。
久しぶりの再会である。

レイカさんがいろいろ教えてくれた。

マンハッタンの方のGAY プライドパレードの方は、年々企業色が強くなっていき、観光的で、白人色が強く、小さな団体や移民系は肩身が狭い。
その点、クィーンズの方は規模が小さく、警備のポリスマンの数も少なく、ゆったりしているという。

GAMPMNY(ガンプミニィー)はアジア系のGAY MENと女性から男性になったトランスマンの会。
アジア系GAY MENとトランスマンの社会的地位の向上と交流を目的に1990年に設立されたNPO団体である。

「男性のための会」なので、性別が女性であるレズビアン、ストレート女子、トランスウーマン(男性から女性に性別を変更した女性)は加入できないらしい。
しかし、サポーターになることは可能だという。

GAYもレズビアンのグループもともに加入者が年々少なくなっているとのこと。
SNSがメインの今の時代。
かつては友達作りや出会いを求めて加入していた。出会い系アプリが登場してからわざわざ組織に加入しなくてもたくさんの出会いができるようになった。
組織を維持して運営するのが難しくなっているという。

昭和46年にGAY雑誌『薔薇族』を創刊した伊藤文學氏を思い出した。
出会う方法が少ないGAY GUYSのために文通コーナーを設け、当時のGAY GUYSにとって貴重な出会いが始まる場所だった。

出会いたい!つながりたい!という気持ちは変わらないが、媒体は変化していく。
時代に対応した解決策とは?

クィーンズのパレードは、距離は短く、沿道の人々の数はマンハッタンよりははるかに少なかったが地元クィーンズのラテン系が多く、熱烈な声援を送ってくれた。
レイカさんの言った通りだった。
まさにアットホームである。
ラテン系の出身国はカトリックが多く、宗教的にLGBTQを公にして生きるのは母国では簡単ではない状況がある。アジア系も支援・応援しているよ〜という雰囲気が伝わってきた。

クィーンズ・エイズセンター!

18から29歳の若いGAYラティーノのグループ!

GAMPMNY(ガンプミニィー)には浴衣の日本人のドラァグクィーンも参加。「一緒に写真撮って〜」と大人気だった。華やかで素敵だった。

大人気だった”GAMPMNY”(ガンプミニィー)の浴衣ドラァグクィーン。「LGBTQの子供を持つ親の会」は左右に分かれてマーチ!

ところで、マーチに参加させていただいた『LGBTQの子供を持つ親の会』の正式名称は、”API Rainbow Parents”。(エーピーアイレインボーペアレンツ)。
APIというのはAsian & Pacific Islander(アジア&太平洋諸島の人々)略である。

メンバーのアヤさんはニューヨーク在住で娘さんがレズビアン。日本からもLGBTQの子供を持つ親の方々がニューヨークに飛んで来てプライドパレードに参加したこともあるという。

親にカミングアウトするのが最も高いハードルだと思う。越えたら、親が一番の理解者ではないかと思う。
自分を育ててくれたお母さん・お父さんに「自分」を受け入れてもらえることは、セクシャリティーに限らず心強いと思うので、LGBTQであることを受け入れてもらうことは人としての自信と自分を大切にする気持ちが強固になり揺らがないと思う。

「あなたのお子さんは今日ここに参加しているの?」と初めて会う若いGAY GUYに聞かれた。

「むむむむむむ〜!そんな大きい子供がいるようなおばさんに見えるんかい?」
……と心で言わせていただいた。
スミマセン、大人気がなくて。
友達の知り合いで来ていると伝えた。

大学時代に知り合った親友Aさんの息子くんは大学を卒業している。
心はまだまだ若いままなのだが(汗&笑)まさに年齢的にも外見的にも(涙うううう〜)親世代な私。
我が子がLGBTQだったら全面的にサポートする!のだが、親になったことはない。
子供がいないからこそ「レインボーペアレンツ」を応援していきたい!

LGBTQの子供を持つ親御さんはもしかしたら子供のことを受け入れて理解していても友達や親戚に言えないでいるかもしれない。
誇りを持ってマーチしている他の親を見て、勇気付けられるかもしれないと思った。

こちらが、「レインボーペアレンツ」のリンクである。

via http://www.pflagnyc.org/support/api “API Rainbow Parents”のフラッグである!

野外ステージが設置されていてコンサートなども行われていた。
また様々な団体のブースがあり、無料コンドームの配布や無料HIVテストも行われていた。
地下鉄ジャクソンハイツ駅周辺には数軒のGAY BARがあり、どこも長蛇の列だった。
ヘルズキッチンとは違う楽しさがあると聞いている。
未踏の地なのでいつか行ってみたい!

***マーチが終わってから、すれ違ったファービラスな方々の写真コレクション!***

MEN.メキシコ!!かわいい!

ヒゲにお化粧!素敵!!

このファッションも流行る? レース for Men

おはこんばんちは〜!

先日、男性用ロンパー”RompHim”(ロンプヒム)がニューヨークのGAY GUYSの間で今年の夏流行りそうとお伝えしたが、別のファッションも流行りそうなのだ!

そのファッションとは!?!?

レースの透け透けショーツであ〜る!

女性ばかりでなく男性だってレースを着たい!がコンセプトらしい。

ラッパー&DJのCazwell(キャッヅウェル)が新作ミュージックビデオに透け透け〜レースショーツを着て登場して、SNSはもちろん新聞や雑誌にも取り上げられて激しく話題になっている。

真ん中の水色を着用しているのがラッパー&DJのCazwell(キャッヅウェル)さん!男性用レースのショーツが今年の夏に発売される!!!

レースのショーツはLAを拠点にしている”Hologram City”(ホノグラムシティ)というファッションブランドが作り、発売する。

”LACE ME UP”(レースミーアップ)というラインだ。

勝手に訳せば、「レースを纏わせて〜!」かな?

“RompHim”(ロンプヒム)のようなキックスターター(資金調達を一般から募り、寄付をしたら商品が送られてくる)という方式ではなく、普通に6月16日に発売される。

一着49ドルなり〜!

サイトを見ると海外発送については書いてなかった。
どうなのだろう???
海外発送してくれると、日本のおしゃれ男子もすぐに着られる!

こちらが”Hologram City”(ホノグラムシティ)のサイト!

ところで、レース for MENの情報はカールくんのフィアンセ、ハニーくんから教えてもらった。
カールくんはみんなで買って、みんなで着ようとGAY友に声を掛けている。

カラーはパステルグリーン、水色、ピンク、黄色、パープルの5色だそうだ。お好みのカラーは? 私的には白か赤がいいなー。販売されていない色だが(笑)

透け透け〜なので下着にも気をつけてなければならないが、白いブリーフやTバックが素敵かもしれない!
セクシーというよりは「かわいい」ショーツだと思うのは私だけだろうか?

“RompHim”(ロンプヒム)“LACE ME UP”(レースミーアップ)を着ているGAY GUYSがたくさん見られそうな2017年夏だ。

下記写真が男性用ロンパーだ。

あなたはどっちがお好み?
“RompHim”(ロンプヒム)?
LACE ME UP(レースミーアップ)?
それとも両方?

激しく話題の男性用ロンパー!Source: RompHim

Cazwell(キャッヅウェル)さんとは、その昔、ジャスティンとニューヨーク中のGAYクラブホッピングをしていた時、どこに行っても彼もいて顔見知りになった。当時からニューヨークGAY世界では有名人で、一見すると冷たい感じがするのだが、全く気取ってなくて、フレンドリーな方だった!

6月は「GAYプライド月間」!
ニューヨークの街中でレインボーフラッグ関連のサインを多く見掛ける。

さて、さて、またまた復習しよう!
なぜ、ゲイ・プライド(GAYとして誇りを持って生きる!)のパレードが6月に開催されるのか?

それはGAY人権運動のきっかけになったGAY BAR、The Stonewall Inn(ストーンウォールイン)での暴動が、1969年6月28日未明に発生したからだ。

6月25日(日)にGAY PRIDE PARADEがニューヨークでは開催される。