10

GAYのGすら口にするのは御法度である!?

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***

ゲイ友、カールくんのお母さんがニューヨークに来ている。
お母さんは人に会う用事があったので、カールくんと一緒にディナーをした。
お母さんには「日本人の女の子と食事をする」と言ったという。
お母さんは当然「どんな人なの? どんな関係なの?」といろいろ質問したらしい。

カールくんは「シリアスな関係じゃないよ。気軽にセックスしている関係だよ」と
お母さんを安心させるために嘘をついたという。

カールくんにとってはゲイであることを隠すことが第一なわけだから、
息子が女性とカジュアル・セックスをしていることが母親を安心させることには全くもって
ならないことに気がつかなかったらしい。

お母さんは非常に心配している。

「お母さんにゲイであることを言わないの?」
「マムが死んだ後に言うか、ボクが死んだら言う」とカールくん。

何れにしても事実は告げられないようになる回答だ。
お母さんには何がなんでも知られたくないとカールくん。

「なんで?」
「がっかりするから・・・」

カールくんはお医者さんだし、身長は180cm以上だし、やせているし、ハンサムだし、
周囲は放っておくはずがなく、たくさんの縁談があるらしい。
母親としても自慢の息子の将来つまりファミリーを含めて楽しみなのだと思う。

今のところ、仕事が激務で知り合ってもなかなか女性と関係が築けない・・・と言い訳を言っているそうだが、
お母さんは信じているようである。
そして、新たな事実(カモフラージュだが)が付け加わった。
激務の合間に日本人の女性(私のこと)とカジュアル・セックスをしている。

***

ゲイであることがなぜ親を落胆させるのか?
それは、子孫が残せないと思うからだと思う。

しかし、ゲイだからと実子を諦める必要はなく、リッキー・マーティンのようにお金を払って
我が子を産んでもらい、子育てをパートナーとする!ということも可能だ。
ゲイであることを隠して女性と結婚しなくてもいいわけだし、
女性と無理にセックスしなくてもOK。

私はストレートで女だが、子孫を残せずに人生を終えると思う。
ゲイマンでなくても子孫を残さず、人生の幕を閉じる人間もいるのである。
我が両親は「孫の顔を見たい」とか一言も言わない。
諦めているのだと思う。

なぜ私がゲイガイズと一緒にいると安心できるか?
実は、そこに真実がある。
はなかっら、家族を持つことを諦めている節があり、結婚したいとか、子供が欲しいとか
そういう話にならないからだ。

夫や子供の幸せな家庭話を聞くと、まだまだ心が痛く、完全にどうでもいいぃ~という心境にまだ私は達していない。
できるなら、聞きたくない話の分野である。
いじけであり、嫉妬している心の狭い人間、それが私。

もちろん、養子をもらったり、実子を頼んで産んでもらったり、
家庭を第一に考えているゲイ・カップルもいる。
そういうゲイは郊外に住み、ゲイバーに入り浸ったりしないだろう・・・。

ところで、・・・だからと言って、全ての孤独女がゲイメンLOVEになるわけじゃないじゃない・・・とある方から指摘された!! やはり、私は生まれながらにゲイメンLOVE!
家族も恋人もいないから不幸に見えるかもしれないが、ゲイ友と遊んで、ゲイ友が増えていくのは
心から幸せ〜と思える。

***

カールくんのお母さんと日曜日、ブランチをする。
気軽にセックスをしている相手として・・・(笑)。
ばれないように演技するつもりであ~る。

カールくんからのお達しで、お母様との会話ではGAYのGのすら口にするのは御法度!!

***

御法度といえば、大島渚監督の『御法度』である。
英語の題名はTABOO
既に5回観ている私のお気に入りの作品である。
松田龍平のデビュー作であり、水野忠信との衆道関係にときめいてしまった。
新撰組では衆道(ホモセクシャル)が御法度(禁止)だったという司馬遼太郎先生のお話が原作である。
もちろん、原作も購入して書棚に飾ってある。
taboo
新撰組では衆道(ホモセクシャル)が御法度(禁止)だったらしい!? 武士道といえば、衆道よね!

8

それにしても検査は痛い。

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子宮体癌の検査をして来た。
この生体検査も痛かった(泣)。

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前日はお酒も飲まず、検査に臨んだ。
覚悟した。
痛かったら叫べばいい。
日本のように慎ましくする必要はない。
それに、何人も赤ちゃんを産めるのは人間が痛みを忘れるからという出産した人の話を
思い出し、痛みは忘れる、痛みは忘れると自己暗示に掛けた。

***

服を全部脱いで、パンツも脱いで全裸になり、患者服に着替える。
血圧を看護師さんが測り「正常」と教えてくれる。

アメリカの婦人科は、日本の様にカーテンで仕切られて医師の顔や看護師さんの様子が
見ることができないようになっているが、アメリカではカーテンの仕切りはないので、
これから何をしようとしているのかを目をつぶらない限り確認することができる。

私は診察台に横になった時から、緊張で汗だくになっていた。
婦人科医は女性だ。
こんなことを言うのは非常に不謹慎かもしれないが、歯の治療の場合は
自分の意志で口を開けるわけだが、婦人系の場合は体内への入り口ということでは「口」という意味では
同じだが、構造も目的も違うので自分の意志では脚は開けるが他は自分の意志では開けない。
だから、開くように器具が使用されるわけだ。
女医さんは、緊張している私に「ちゃんと見て!!」と私に見せてから「これが入ります」と教えてくれる。

「軽く咳をしてください」と言われた瞬間に体内の奥の方に、何かが入った。
想像するに子宮頸を通り抜けて子宮本体に入ったのではないかと思う。
その時から、痛みが走り、器具を確かめる余裕はなくなり、看護師さんに「手を握ってください」と懇願する。
しばらく握ってくれたが、お医者さんのアシストをしなければならないので、
「ごめんなさい。握れないから、これ抱いてください」と患者服が入った袋を渡された。

「緊張しないで。緊張するともっと痛いわよ〜。息を吐いて〜」と女医さんに言われる。
私は痛みでガチガチになっていた。

「これからちょっと痛いよ〜」と女医さんが再び器具を挿入する。
「痛いぃ〜」と英語と日本語両方で叫ぶ。
内蔵が引き出される感じだ。
しばらく続き、いつまで我慢すればいいの?
これが拷問ならば何でも言う。
手を使って、体内に入っている器具を全部取り出して、逃げ出したいと思った。
「あ〜〜〜、痛いぃ〜」

涙が出た。
しかし、泣きながら、女医さんの様子を見る。
チューブが見えた。
血液のようなものがチューブの中に流れていた。
その血液のようなものは私の子宮内の組織なのだろう。
チューブの先には容器があったので、検査のために、チューブを使って組織を入れているに違いない。

もう終わったかと思ったが、「また同じのをします」と女医さん。
「これで終わり」「これで終わり」「赤ちゃんを産むことになったら、もっと痛いんだろうから我慢」と
出産を想像して痛みに堪える。
痛いと刺激されるのか尿意を催すが、失禁はしなかった。

「もう痛いのは終わりです。これからは消毒しますから、痛くないので安心です」
と言われて、汗が一斉に引いた。

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検査結果は2週間後だ。
女医さんによれば、「子宮頸の様子は肉眼でわかるけれど子宮の方は見えないので組織検査をしないと分からない」ということだ。

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これまで虫垂炎、子宮内膜症の手術の2回、計3回の手術を経験した。
麻酔が切れた後の痛みは、今思い出しても脂汗がでる。

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子宮といえば、妊娠・出産の生殖器官なわけだが、妊娠・出産の前には性交があり、
子孫繁栄のためだけでなく、人間は喜びのために性交をする。
しかし、この器官を検査の時だけ注目するのは悲しい気もする。
刺激されることもなく朽ちて行く可能性は高い。
このまま一生セックスしないのではないかと思うが、それでもいいのではないかと思う、今日この頃。
「セックスって気持ちいいから大好き」と満面の笑みをうかべながら言っていた人妻の発言を思い出した。
旦那さんと円満な夫婦生活!

これは理想だが、セックスの定義は人それぞれだと思う。
男だけど、私には欲情しない男性たちに囲まれて、そうゲイガイズとキスしたり、ハグしたり、踊ったり、
それが私のセックスかもしれないと思う。

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書き込みの他にもメールもいただき、ありがとうございました。
検査は無事終わりました。
次は結果なわけですが、これ以上、検査がない結果でありますようにと祈るばかりです。

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それにしても検査は痛い。

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2

日々を暮らしていくということと豚インフルエンザ

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私には心を惹かれる外見というか人種がある。
白人(中欧・東欧)とアジアではフィリピン系である。
共に美しい人が多い地域だと思う、私にとって。

ゲイ友100人を今年の目標に掲げているわけだが、フィリピン系のゲイガイズのお友達も増えた。
自然と心が惹かれるせいか、私が好意(性的な意味ではないとは思うが、多分)を示すので、向こうもそれを
察知してくれるのか仲良くなれる。

フィリピーノといえば、まだうら若き乙女だった時、友人のお兄様で東京大学の学生の秀才がおられ、
その東大の学生のお兄様のおすすめスポットとして行った六本木のフィリピーノ専門のトランスジェンダー・バーで、
恋に落ちた「リリー」である。
キラビやかなドレスを纏い、化粧をした「リリー」は美しい女性だが、生物学的には男性であった。
女性的な美しさを漂わせていても完全に男性的な部分が打ち消された訳でもないそんな「リリー」が
私の♥に火をつけた。
私も学生の身分にもかかわらずボトルを入れ、リリーに会いに夜な夜な六本木まで出掛けた・・・。

そんな過去を持つ(大げさだが(笑))私が、フィリピーノの惹かれるのは必然なのだと思う。
近所のゲイバーで知り合ったフィリピーノ・ゲイが3人。
みんなハンサムである。
その中の1人、マルコスは家族には隠しており、クローゼットのゲイである。
なんと近々女性と結婚することになっており、非常に落ち込んでいた。
フィリピーノはカトリック教徒だ。
宗教的背景もあり、自分のセクシャリティーを告白して、家族の期待を裏切ることはできないと言っていた。
妻になる女性が事実を知れば悲劇になるし、隠したまま生きる彼にとっても辛い結婚生活が待っている。

暮らし、つまり日々の暮らしは安定して穏やかでありたいと誰でも願うが、
そうできない事情もあり、他人事ながら悲しみを覚える。

偉そうに「止めた方がいい」とマルコスに言うつもりもないし、
ゲイバーで一緒に飲んで騒ぐことしか、できないのだが。

***

ところで、「豚インフルエンザ」がメキシコで猛威をふるい、ニューヨークのクィーインズの高校では100人の高校生が感染している。アメリカでも緊急事態宣言が発令された。
サースは遠いアジアの病気だと思っていたが、身近に発生したニュースを読むと
恐怖感を煽ってはいけないだろうが、非常に怖い。

しかし、今日は真夏日で、長く厳しいニューヨークの冬がやっと終わりを告げた日であった。
そんな非常事態宣言の一方で、公園ではたくさんの人々が集い、天気をエンジョイしていた。

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トンプキンソン・スクエア・パークで腕枕しているゲイカップル。いいなぁ。

8

キャッスルの青写真

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草なぎくんの泥酔全裸大騒ぎ事件は、アル中体質の私には他人事に思えず、お酒の自粛を誓ったのだが、
カールくんから電話が掛かってきて、チェルシーにあるゲイバーのHappy Hourに行ってしまった。
午後9時までは1杯の金額で2杯飲めるからHappy Hourなのである。
(日本ではHappy Hourをなんと呼ぶだろう? すっかり忘れてしまった)

***

私は7時頃に行ったのだが、仕事帰りのゲイガイスで混んでいた。
そのゲイバーは中庭がある。
今日は天気が良かったので外で、カールくんとカールくんを通じて知り合ったゲイガイズ2人と4人で
中庭に行くと、なんとビルとビルの友達のゲイガイス4人がいた。

決してカールくんとビルは友達になれない、合わないと思っていたので、
今まで紹介するということはしなかったし、それにカールくんはイースト・ビレッジのゲイバーが嫌いなので
遭遇するということもなかったのだが、チェルシーのゲイバーで2つのグループが重なった。

***

金曜日はビルのグループと遊び、土曜日はカールくんのグループと遊び、日曜日はカールくんとカールくんのデートの相手とブランチして・・・というように2つのゲイ友グループを曜日と時間に分けて行動していた。
そして、LAのルームメイト氏とは毎日テキスト&メールをするという生活なので、
ストレートの男性と遊ぶ暇がないのが実情だ(笑)。

2つのグループが一緒に飲む事はなかったが、もちろん、それぞれのグループ同士を紹介した。
そして、私はビルのグループに行ったり、カールくんのグループに行ったり、
私はひとりで大忙しだった。そして南アフリカ出身のクレイジーな踊ったら止まらないマニーも登場!!

偶然にもチェルシーのゲイバーに仲良くしているゲイ友の別グループが一同に会し、
私の野望であるメグミ・キャッスルの青写真を見たような気がした。
そしてジャスティンとプラハの君とルームメイト氏がいれば完璧である。

***

医師のカールくんは、激務で、非常にストレスがたまるらしく、激しく飲み、暴挙に出る。
マニーが私を見つけた時、感激してか持ち上げてくれたのだが(マニーの筋肉は素晴らしい)、カールくんは私のお尻の穴に「浣腸」(なつかしい)をした!ずぼっと的に当り、私は悲鳴を上げた。

ところで、私はアップル・マルガリータを飲んだ。
その直後、激しい胃痛に襲われ、お酒を飲むことができず、しかも心臓がドキドキして気分が悪くなり、
クチビルもみるみる腫れ上がり、椅子に座ってしまった。
お酒が強いのかと思ったのだが、アップルジュースのアレルギー反応に違いと思った。

カール医師は、これはやばい!とmouth to mouthの「人工呼吸」をしてくれた。
そしたら、この世のものとは思えない音「うごごごごごごごごごご〜、うごごごごごご〜、うごごごごごご〜、うごごごごごご〜」というゲップが
連続でしかも轟音で私の体内から発せられ、驚きつつ自分でも面白かったが、「助かった!!!」と思った。

***

午後9時には他の人を残し、早朝仕事があるカールくんと私はゲイバーを後にした。
実はずっとお腹、子宮のあたりが痛く、ゲイバーに向かう途中、子宮のあたりの内部がガンガン響き痛くて、
歩けなくなってしまった。しばらく休すむと痛みは収まった。
それにしてもアルコールに対する拒絶反応といい、体に異変を感じる。

***

メグミ・キャスルを築城して開城して、それだけではなく、その後もゲイガイズに囲まれて、
楽しんで・・・という野望を果たすまでは元気でいなければならない。

メグミ・キャッスルの希望はこんなかんじ。↓↓↓↓↓
castle2
Häckeberga Castleというスウェーデンのお城。14世紀。

でも、こんなかんじでも可かな。↓↓↓↓↓
castle
メグミ・キャスルの青写真

8

同じアル中体質として思うこと。

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ブログを書こうとコンピュータの電源をつけ、Firefoxをクリックする。
まずはyahoo Japanのニュースを読もうと思って、ページを開くと、ドラマの宣伝なのだろうと思ったが、
でも気になってクリックをするとSMAPの草なきくんが、公然猥褻罪で逮捕とある。

「えええええええ〜〜〜?」

驚いたのは私だけではないはずだ。

***

記事を読むと、午前2時55分頃、誰かが騒いでいると住民の通報により、警察官が港区赤坂の檜町公園に到着。
全裸になって騒いでいた酔っぱらいがいて、「裸になって何が悪い」と警察官に抵抗し、逮捕された・・・という内容だった。
他の芸能ニュース・サイトも読む。
サンスポでは「公園入り口から約80メートル離れた芝生の上で、草なぎ容疑者が1人で全裸になり、あぐらをかいていた。」と書かれていた。

いろいろな芸能ニュースを読んだ結果、草なぎくんは泥酔していたらしい。

***

私も「アル中体質」なので、他人事とは思えなかった。
アル中といってもいろいろなタイプがある。
毎日飲まないと手が震えたり、幻覚を見たりする症状が一般的に知られているが、
私のように常飲はしないが、お酒をある程度飲むと止められなくなるのも典型的なアル中である。
だから二日酔いになる。
私の飲酒は週に1回、多くて2回だが、その量が激しい。

幸いにも私は酒に酔って暴れて逮捕されたことはないし、お酒を飲んで全裸になる癖はない。
しかし、スターと言われる人が、ひとりぼっりで午前2時55分頃、公園に行くことが自体、なんて孤独なんだと思った。
泥酔する前、バーなどで誰かと飲んでいたかもしれない。
決して1人ではなかったはずだ。

しかし、誰も自宅に送ってくれる人もなく「飲み過ぎはよくない!」と言ってくれる取り巻きはいなかったのだろうか、彼の行動を制止してくれる人はいなかったのだろうかと思う。
彼はスターなのに。

飯島愛さんの孤独死のことも考えてしまった。
友達や支援者に囲まれてひとりぼっちではないように思えるが、華やかなスポットライトには必ず陰ができるように、実は孤独なのかもしれない。

楽しいとお酒は気分を高揚させるが、悲しいとお酒はダウナーになる。
ひとりで東京のど真ん中の公園で全裸になって大声を張り上げていた草なぎくん。

***

ブログには書かなかったが、私も昨年2月、東京のど真ん中で酒がらみで負傷した。

渋谷のゲイ(ホモ?)バーでひとりで飲み、泥酔(飲み代2万円を支払う)→→→ 六本木周辺(はっきりした記憶がないが、ぼんやりとしたイメージ)の歩道でどうにも顔から転倒して負傷し顔中血だらけになる →→→ 驚いたタクシーの運転手に助けられる →→→ 病院に行くのを断り、港区某所の友人宅に行く →→→ 友人、早朝5時に叩き起こされ、血だらけの私を見て卒倒する →→→ 怪我は大したことはなかった →→→ 兄の死後のお酒でかわいい日本男児のゲイのバーテンダーのお兄さんの前で激しく泣き、泥酔した結果で、反省したが、その後、ニューヨークに帰り、癌の疑いがあると医師に言われた後、1度また泥酔し、その後4ヶ月間、断酒する。

***

想像するに本人は解放された気分になって、気分はサイコーだったかもしれないが、
私のような名も無き人間がするのとでは雲泥の差があることを彼は自覚していたのだろうか。
信頼だけではなく、お金も絡んでくるので大変だ。
それをぶっ飛ばすくらいの何か事件があり、お酒がそれを助長したのかもしれない。

***

今、酔いが醒めて、頭痛と胃液が出るあの苦しみを味わいながら、酷く酷く酷く後悔しているはずだ。
公園での記憶はないかもしれない。
断酒のきっかけになったと前向きに考えようと言っても励ましにはほど遠いかもしれない。
かなり辛い経験だと思う。
ずっと謹慎処分が続くとは思うが、同じアル中体質としていつか復活して欲しいと願っている。

私も断酒しなければと思う。

***

ジョージ・マイケルは1998年、ビバリー・ヒルズの公衆トイレで、おとりゲイの警察官にengaging in a lewd act(公然猥褻罪)の罪で逮捕された。おとりゲイの警官が「キミのを見せたら、ボクのを見せるよ」とジョージ・マイケルに言った。ジョージ・マイケルは見たいから、チャックを下ろしてポロリンと見せたら逮捕!となったのだ。逮捕された後も、負けじと警察官を揶揄したようなミュージック・ビデオOUTSIDEをリリースした。

現在も大スターである!!

4

春がやってきた!しかし、花はきれいだが、気は非常に重い・・

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7th Aveと8th Ave.の間の28th Streetは花屋さんがずらぁ〜と並んでいる通りである。
一般にも販売しているお店もあるが、プロのフローリスト専門の業務用の花屋さんが大半である。
花屋さんは朝が早いらしい。午後6時頃には既にお店は閉まっている。
お店が閉店していてもシャンデリアと共にゴージャスにお花がデコレーションされたウィンドーを見られるのだ。
ウィンドーの前に立ってしばらく見ることもある。
私はウィンドーのお花とシャンデリアのコンビネーションを鑑賞するために、
7th Aveと8th Ave.の間の28th Streetをお店が閉店した後の閑散した時間でも歩く。

大きな花瓶にいけられ、豪華なフラワー・アレンジメントを見ると心が元気になる。
幸せな気持ちになる。

***

免疫力をつけ、HPVのウィルスを撃退するためにも今の私には美しいものが必要と思い立ち、
今日の午後7時、28th Streetを歩こうと角を曲がったその時、

「あっ!メグミ!」と私を呼ぶ男性がいた。
長靴を履いて立っていた。

7th Aveと8th Ave.の間の28th Streetはチェルシーである。
チェルシーといえばゲイ・エリアである。

私の名前を呼ぶ男性の顔を見る。
ラティーノだ。
見覚えがあったが、思い出せない。

「う〜ん、どこのゲイバーで会ったのだろうか?」とゲイバーの光景を思い出しながら、記憶を辿ると・・・。

あっ、彼だ!と思い出す。

「2年ぶりだね〜。電話くれないし、酷いよ〜」とラティーノ。

彼は私が8年前に働いていた会社と同じフロアーにあった別の会社の人だった。
ゲイではない。
ストレートの男性だ。

2年前にウエスト・ビレッジで数年ぶりに会って、アッパーウエストサイドにある所用先まで車で送ってくれた。
バーに行こう!食事に行こう!サルサを踊りに行こうと言われたが、ラテン系の軽いノリが好きにはなれなかったので、(そう私は陰鬱な東欧の白人男性が好きなのである。サルサやタコスを食べるよりは、ピローギやビーツを食べ、コザックダンスを見る方が好きなのである)、ケータイ番号を教えられても電話しなかった。

***

ラティーノ氏は「今、ここのフローラル・スタジオで働いて、美術館、レストランやパーティーの花を生けているんだ。景気は悪いけど、花の商売はOKだね〜。お花好き??」

私は花屋さんのウィンドーを見るためにここに来たことを話す。

「そうなんだ。じゃぁ〜、お花あげるよ〜」とスタジオの鍵を開けて、私を入れてくれた。
仕事が終わった後なのだろう、何もなく閑散としていたが、天井には大きなゴージャスなシャンデリアが下がっていた。お花とシャンデリアは最高の組み合わせだといつも思う。

ラティーノ氏は冷蔵庫を開けて水仙を、そしてバケツに入っていた桜の木をハサミでバチバチと切って
紙にくるんで私にくれた。

「日本人はSAKURA大好きだもんね〜」

***

「時々、キミのことを考えていたんだよ〜。元気にしているかなぁって。
ここで会ったのも運命だね!バーでもレストランでも、今度こそどこかに行こう」とラティーノ氏。

きっと南国出身の明るい気質だから、「運命だ!!」と簡単に言えるのだと思う。
何かもらったら何かをお返しを、つまり性的な返礼をしなければならないだろうのかと考えてこわばる。
きっとそう考えるのは、ラティーノ氏が私のタイプではないからなのだ、と一瞬にして分析する私。

サルサやチャチャチャを踊るのが上手なことよりゴーリキーの話やアンジェイ・ワイダ監督の『灰とダイヤモンド』や、チェ・ゲバラより、レーニンのことを語る人の方が好きなのだ。

***

あれこれ妄想して(キスされたらどうしよう、抱きつかれたらどうしよう)、非常に疲れてしまったが、
結局は全くなーーーーんにもなく(笑)、「絶対電話してね」と言われて別れた。

彼がゲイなら喜んで、早速今週末会うのだが・・・。
お花関係の仕事をしている人はゲイが多い。
もしかして、彼もゲイ!?と考えたが、8年前ガールフレンドと歩いている時に遭遇したことがあった。
ゲイじゃない。

ストレートだと思うと非常に気が重い。
「期待」されたら、どうしようと思うからだ。
私から連絡したら、好意があると勘違いされるのが怖い。
キスもしたくないし、セックスもしたくない。
酔った勢いで、やってしまったの間違いもしたくない。

ゲイガイズのように友達にはなれないのだろうか?

***

アパートに帰ってきて、花を生けた。
途端に私の汚いアパートに春がやってきた。
心が非常になごんだ。

しかし、会ってもいいのだが、「期待」がとっても怖い・・・

あっ、ストレスになっている。
今の私にはストレスは大敵だ。

何度も書いてしまうが、ゲイガイズのように友達にはなれないのだろうか?
癌化するかもしれない子宮を持つ身としてはまずは試してみよう!なんて気軽にセックスできない。

花はきれいだが、気が重い・・・。非常に重い。

sakuasakuasakura
いただいたSAKURAである。

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水仙はベットの横に。KENと一緒に。

10

怖じ気づく。〜ところで、私のお医者さまはDR.KEN♥♥♥〜

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***

前回の検査の時の痛みを思い出すと震えて、よく眠れなかった。
「数を3からバックワードで数えて」と言われて、「スリー、ツー、ワン」と「ワン」と言った瞬間、
バチッと私の組織を切る音が聞こえたような気がした。
そしてうまく切れなかったようで、再度、引っ張られ組織を切られた。
それがとっても痛かった。
「あああああああ〜痛いぃ〜〜」と叫ぶ。

出血が止まらないと医師が言う。
「生理痛の激しい痛みだけど我慢して〜」と言われて、器具がギューと内部を直撃!
これがあの酷い生理痛のあの差し込みで、もう痛くて、もう痛くて、絶叫!
「うげげげげ〜、あっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
看護師さんに「助けて〜〜〜、手を握って」と懇願する。

***

良く眠れないまま婦人科に向かう。
ニューヨークは朝から雨が降っていて、気分が落ち込む。
何度もキャンセルしよう、キャンセルしよう、引き返そうと思うが、勇気を出して行く。

アメリカの婦人科の診察室は完全な個室だ。
ちなみに、医師が男性の場合は必ず女性の看護師が一緒にいなければならないという決まりがあるらしい。
スモッグのような患者ガウンに着替えるように看護師さんに言われる。
通常、全裸になってその患者ガウンを着る。
洋服が汚れないし、これは良いと思う。

しかし、怖くて足が震えて、涙も出そうになった。
着替えられなかった。
怖くて、怖くて、怖くて、完全に怖じ気づく。

「今日の検査はキャンセルして後日改めて来たい」と看護師さんに言う。
「じゃドクターに相談してください」。

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患者ガウン!

***

お医者さんにこんな精神状態じゃ検査を受けれないと説明すると理解してくれた。
あの痛みには堪えられそうにもない。
そして検査の結果、私の子宮頸の部分の細胞の写真を見せてくれる。
インターネットで見た、アブノーマルな細胞そのものだった。
しかし、すぐに手術というわけではなく、現在の状況だと癌になる可能性は15%。
自然に治っていく可能性が高いが、次の段階に行ったら、
癌の前の段階なので切除した方がいいと言われた。

「どうしたら自然に治癒するのですか?これ以上、進行しない方法は?」と質問した。

薬などはなく、以下の生活で治るかもしれないと言われた。

睡眠をとる。
栄養をとる。
ストレスのない生活を送る。
適度な運動。

***

これから健康的な生活、つまり、朝までお酒を飲むという生活を改めようと思ったが、
果たしてできるか?
しかし、健康がかかっている。

***

ところで、私の細胞の異変はセックスによるHPVの感染だ。
いわゆるイボのウイルスらしい。
セックスの経験のある女性なら誰でもといえるくらい感染するウィルスということだが、
女性が感染するのだから、当然、大抵の男性のペニスも感染している。

付き合って、お互い信用し合って、そして彼が大好きならば、、コンドームなしでのセックスはありだ。
しかし、これで感染するのだ。

嗚呼。
嗚呼。
嗚呼。

ゲイ友のカール医師が言っていたが、ペニスにおいては陰茎癌にはなかなかならないが、女性の子宮の頸の部分では癌化しやすいらしい。

女ばっかりでなんだか損している気がする。

女性の子宮の頸の部分がペニスより癌化しやすいのは、なぜか私には分からないが、
体内(子宮)と体外(亀頭)という違いがあるのかもしれない。
肛門癌も引き起こすので、アナルセックスをしている方やゲイガイズも気をつけなければならない。

またカール医師によれば、オーラル(口)で感染する可能性は低いらしい。
だから、オラールはコンドームなしでしてもOK!と言っていたが、
可能性はないわけではないから、気を付けたことにこしたことはないと思う。

イボができてもいつの間に治っている様に、子宮頸に感染したウィルスもなくなることもあるらしいのだが、年齢を重ねると新陳代謝も悪くなり、さらにストレスなどが重なると免疫力もなくなり、ウィルスを撃退できずに病にかかるという。

***

以前も書いたが、日本の子宮頸癌のサイトはネガティヴな表現ばかりでなんだか悲しくなる。
男は千人斬りなどと言われ誉れ高く絶賛されるが、女性が多くの性体験をしていると世間では
絶対良くは思われない。

下記のような表現では子宮頸癌の検査に行こうとは思わないだろう。
私は男とたくさん寝ているから検査に行きます!的でよくない。
もうちょっと女心を分かってくれる表現はないのだろうか。
「セックスの経験がある人ならば可能性がある、ありふれた病気です。必ず検査しよう!」ではいけないのだろうか。

セックスの初体験が早い人。
セックスした数が多い人。
パートナーが大勢とセックスしている人。

たった1回のセックスでHIVに感染した人もいるし、何百人とセックスしても感染しない人もいる。
私はセックスの経験は早くないし、相手も多くないし、パートナーだって大勢とセックスしているような人ではなかったが、それでもHPVに感染したわけだし・・・。

***

次の生体検査は来週だ。
今度は覚悟を決めて、痛みに挑もうと思う。

***

実は、良いこともあった。
ebayでDR.KENを勝ち取った!
お医者さんのKENである。
ずっと欲しかったのだがこれまで値段が高く諦めていたのだが、
今回なんと獣医のバービーと4体で26ドルで競り落とした!!
現在、カリフォルニアから郵送中である。
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競り落としたKENは黒人のKEN医師と白人のKEN医師。産婦人科医ではあって欲しくないなぁ。外科医か精神科医が希望。