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アメリカ西海岸ゲイバー巡礼の旅 第10回 ゲイの母

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発売日:12月14日(金曜日)3部構成で1部300円!
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***

LA滞在2日目。

ジャスティンはラジオの爆音目覚ましが鳴ると同時に起きて即効でシャワーを浴びて、即効で着替えて
「寝てていいよ〜。ブランチもクリスマスパレードも楽しんできて」と私に声を掛けて即効で仕事に行った。

まるで映画のようなパーティーの後に、人工雪の降る美しいゲイバーに行き、ビバリーヒルズのビジネスマンにブランチを招待されて、LAのゴージャスさに驚くばかりだった。

ジャスティンが仕事なので、ビバリーヒルズにも夕方から開催されるクリスマス・パレードにもルームメイト氏が連れていってくれるというし、至れり尽くせりで感動するばかり。

***

午前11時。
ルームメイト氏が昨夜のビジネスマンに電話を掛ける。
住所を確認するためだ。
彼は電話を取らなかった。メッセージを残す。

待てど暮らせど電話が掛かって来ない。
約束の1時にそろそろなるというのに。

「あ〜ん。これもLAなのよ。約束しても全く何も連絡して来ないっていうのが……。口ばっかり」。

わざわざ車で戻って来て我々をブランチに招待したのにもかかわらず連絡無し。
だったら戻って来なくても良かったのにとルームメイト氏と激怒。
人の心を弄ぶなんて、なんて酷い男なのだ。
ニューヨークでは招待すると言ったら必ず招待してくれると思う。

朝ご飯を2人で食べている時、
「ストレートと言っても隠れゲイかもよ。どうしてあんな時間にストレートの男が1人でウエスト・ハリウッドを歩いているのよ。ねぇ〜、そう思うでしょう?」
とルームメイト氏は鼻声でまだ鼻水を垂らしながらも期待にワクワク胸を躍らせていた。
私も私で「本物の本場カリフォルニア・ロール」をいただいた後、3人でジャクジーに入って、それから〜と自分が思いつく限りの性的行為をめぐらしてルームメイト氏同様に胸を躍らせていたのに……。

あ〜あ、残念であった。

***

ルームメイト氏の友達から電話が掛かってきて3人でチーズケーキ・ファクトリーにランチに行くことになった。
ルームメイト氏の友達もゲイ。
彼は黒人で元ファッション・モデル。

ルームメイト氏は、口約束で終ってしまったブランチ招待事件とLAはそんなんばっかと愚痴を言う。
ビバリーヒルズ在住もどうか分らないストレートのビジネスマン風の男とブランチをするよりは、
ハンサムなゲイガイズと一緒に食事をする方が断然楽しい。

チーズケーキ・ファクトリーは「チーズケーキ」を冠しているくらいだから、チーズケーキが自慢のチェーンのレストラン。メニューはチーズケーキだけではない。ハンバーガー、ステーキ、スープなどが食べられるアメリカンだ。
ところで、ニューヨークでは一軒も見たことがない。
ニューヨークはチーズケーキで有名だ。ブルクッリンのJunior’sが幅を利かせている。
またマンハッタンでは個人経営のデリやダイナーのようなお店を守るために大型店やチェーン店の開店を規制しているという話を聞いたことがあるが、それにしてはスターバックスだらけだし、最近はセブン・イレブンもオープンしている。

チキン・サラダを食べたが量が多く、自慢のチーズケーキは美味しいのかどうかを確認するまで辿り着くことはできなかった。
元ファッション・モデルの友達が今夜オープン・バー(ただ酒が飲める)があるクラブを教えてくれた。
もちろんゲイクラブだ。
ジャスティンも大喜びするに違いない。

高級なお酒をゆっくり味わうという体に大変良い飲み方ではなく、アルコールをただただ酔うために飲みまくるというアルコホーリックな姿勢は全くアンクール(uncool)ではあるが、酔って騒ぐ!というのが好きなので止められないのであ〜る。

***

日が落ちて、クリスマスパレードが開催される町まで車で行く。
LAの隣町、映画会社ワーナー・ブラザーズがある映画の街、バーバンクだ。
その町のいわいる五番街(フィフス・アベニュー)のような両脇にお店が並ぶ大きな通りで開催され、
なんと各お店で無料のクッキーやサンドイッチが配られるという。

イェ〜イ!ただ飯ぃ〜。

***

仕事でジャスティンがいないから、ルームメイト氏とずっと一緒にいた。
英語版オネエ言葉にもいつの間にか慣れ、気が付くと影響を受けて私もオネエ英語を話していた。
ゲイのフェミニン(オネエ)は女に意地悪!という先入観を持っていたが、全く違って大変親切だった。
ブルジョワジー風のルームメイト氏だが、ただ酒にただ飯(フリー・ドリンク&フリー・フード)に狂喜乱舞する
私に批判的ではなく、面白い!と言ってくれたところに非常に好感が持てたのである。

しかもクリスマス・パレードの時はルームメイト氏のお母さん、お姉さんも来ていて紹介してくれた。
母は目のまわりの小じわを取るプチ整形をしたらしい。
「どう?」と息子に出来上がりを聞いていた。
「素敵だわ!ますます綺麗になったわね〜」とルームメイト氏は大絶賛。
母を褒めるのはゲイの息子だからだろうか?と思わずにはいられなかった。

ルームメイト氏が私のゲイマン好きを彼の母に伝えたわけだが、「ゲイの男の子は素敵だから、その気持ちは分るわ〜」とルームメイト氏の母は言った。

その母の言葉に母の思いを感じぜずにはいられなかった。
ストレートだと思っていた息子が2006年の年末にゲイであることを告白し、夫は息子がゲイであることを知らずに2005年に他界。ルームメイト氏が語ってくれたのだが、そういう様々な事実があってこその母の言葉なのである。
我が子に関することを何でも受け入れるのが母なんだなぁと思わずにはいられなかった。
母は偉大だ。

クリスマス・パレードはニューヨークの五番街で行われるパレードと比較すれば手作り感があり、小規模だったが、ソープオペラ(昼ドラ)『ジェネラル・ホスピタル』の俳優さんがオープンカーに乗って手を振っていたのが、厳密に言えばバーバンクではあるがハリウッドだなぁと感動した。
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地元女子高生の何かのグループもパレードに参加していた。

***

アパートに帰ると、ジャスティンが既に帰っていた。
ジャスティンのお母さんがジャスティンに渡すものがあるので来ると言う。
しばらくするとジャスティン母が登場。
ニットのグレーのミニスカートにベージュのUGGブーツをはいて若々しい。
「ニューヨークではジャスティンが本当にお世話になったわねぇ〜。ありがとう」とハグしてくれた。
「私たち、似ているでしょう?」と息子に引っ付くジャスティン母。

ジャスティン親子は位置確認ができるGPSのケータイを共に持っている。
だから、いつでもどこでも双方、どこにいるのかが分るのだ。
ジャスティンがニューヨークにいる時、「今はメグミのアパートにいる」ことも「ヘルズ・キッチンのゲイバーで飲んでいる」ことも母は分っていたし、母はジャスティンに毎日、電話を掛けていた。

ジャスティン母は一人暮らし。何年もそうらしい。
夫と離婚し、息子を亡くし、他の子供は日本のお盆にあたる感謝祭にも訪れず、行くのはジャスティンだけで、ゲイの息子(孫)の存在すら認めようとしない両親(祖父母)という追い打ちを掛けるのがこれ以上あってはならぬの過酷な家族の状況にいることはジャスティンが以前、教えてくれた。

ジャスティン母が帰り際にこう言った。
「ジャスティンのこと、これからもよろしくね。メグミ、ありがとう」
涙が出てしまった。

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ルームメイト氏とジャスティン邸の玄関ドアに飾られてあったクリスマス・リーフ。

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10

アメリカ西海岸ゲイバー巡礼の旅 第9回 お酒の後はラーメンではなくピザ。

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ゲイのビリオネアの豪邸での豪華誕生日パーティーの後に向かった先は、LAに来たならば必ず行かなければならない超有名ゲイバー、これも何度もしつこいようだが、ブリトニーが大トラになって追い出されたところ、The Abbey であ〜る。

もし、あなたがゲイで、もしくはゲイでなくともゲイバー探訪がメインの目的でニューヨークを訪れたのなら、行った後の感想が良くても悪くても好きになってもならなくても、とにかく行ったことが重要であるゲイ・ダンス・クラブSPLASHのような存在がLAにおいてはThe Abbeyであるらしい。
行ったことに価値がある。

しかし、The Abbeyはパーティーのため貸し切りで入店ができない。
ルームメイト氏が「日本から来たニューヨーク在住の友達のために、ちょっとだけでも見せてあげて」
とお願いしてくれるが、頑にスタッフは拒否。

「これがニューヨークならば見せてくれるよな」とジャスティン。

ジャスティンの言う通り、わざわざ遠いところから来たんだからとニューヨークならばこっそり見せてくれるだろう。
ルームメイト氏もジャスティンも「LAはATTITUDEがあるからね」と口を揃える。

The Abbeyがダメならば次だ。
次のゲイバーはThe Abbeyの隣にあるゲイバーだ。
入り口か大混雑だ。
私の隣に立つ白人男性がかわいいので「ハイ!ハンサム!お元気?」と声を掛ける。
酔っているから気分は大きい。
人間、誰でもハンサムと言われたら嬉しいものだ。
ニコニコしてくれた。

ジャスティンと私は手をつないでクラブの奥に進む。
GO-GOボーイが踊っていた。
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手にはチップのお札が。12月だったのでサンタ帽子をかぶっている。

また酒をオーダーする。
写真を撮らして〜とバーテンダーのお兄さんにお願いしたが顔を伏てしまった。
Splashのダン君ならばキメ・キメ・ポーズをとってくれるのになぁ〜。
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シャイだけど素敵な体だ。迷彩色のサンタ帽もかわいい。

素敵なガーデンがあり、人工雪を降らしていて「雪だ!雪だ!ニューヨークみたいだ」とジャスティンと大騒ぎ!
するとさっき私が声を掛けた白人男性が私のところに来た。
「ボク、バイなんだけど、今からボクのアパートに来ない?」
「えええええ?」
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人工雪が降っているのだが、さっぱり分からないボケボケ写真しか撮れなくて、あ〜あ、残念であ〜る。

ジャスティンが「行けよ」とけしかける。
友達と一緒だからとお断りしたが、諦めてくれるまでに時間を要した。
モテない私とすればそれはそれで嬉しかったりするが、ジャスティンとルームメイト氏に「4Pしよう!!」
と説得する程、体の奥底から燃えたぎるような欲望を湧かせるタイプではなかった。
ハンサムではあったが、愛するプラハの君のようなタイプではなかった。

ところで、これも何度も書いているが、4P(よんぴー)をフォーピーと英語風に言っても英語では通じないので
注意されたし。foursome(フォアサム)であ〜る。

気がつくといつの間にかルームメイト氏がキスをしている。
それも熱烈にだ。
相手はもちろん男。

黒人のセキュリティーがバーの閉店を告げる。
カリフォルニアでは午前2時でアルコールを出すお店は閉まる。
追い出されるように満杯の客はぞろぞろと外に出る。

***

飲んだ後にはラーメンというのは日本の常識。
アメリカの常識はピザらしい。
ということでウエスト・ハリウッドでおいしいという評判のピザ屋に行くことになった。
ルームメイト氏はいつの間にか熱烈キスの相手と手をつなぎ、一緒にピザ屋にも連れて来た。

既にカップルの誕生だ。
ゲイマンは本当に素早い。
一方、ニューヨークじゃすぐに一夜の恋人を見つけるジャスティンは私に気を使って今夜の相手はなし。

ピザ屋にはゲイガイズがいっぱい。
ルームメイト氏によればゲイバーやクラブよりもお店が閉店した後のピザ屋でのナンパにおいての成功率は非常に高いという。
ルームメイト氏のさっき知り合ったばかりのダーリンはやさしいことにピザをワンスライスごちそうしてくれた。

***

ピザを食して満足の私たちは、ピザ屋の前で話していた。
ルームメイト氏が歩いてくるビジネスマンの男性を見て「素敵ね。ストレートかな?ゲイかな?」と言う。
ジャスティンも新しいダーリンも「ストレートだよ。絶対ストレート」。
「メグミ、聞きなさい」とルームメイト氏。

得意の「ハ〜イ!ハンサム」と声を掛ける。
「ありがとう」と立ち止まる。
「あのー、ストレートですか?」と直球ど真ん中の質問をした。
ウエスト・ハリウッドという場所柄、そういう質問を許してくれるはずだ。

「そうだよ」
「きゃぁー!セックスできる」とルームメイト氏の手を握る私。
「良かったわねぇ」とルームメイト氏。
ルームメイト氏は話をすすめるのがうまい。
私のことを一挙に多少脚色しながら説明する。

「ゲイが大好きで、でもセックスできないから、もやもやしていて、誰か相手はいないかしらって言っていたら、
素敵なあなたが登場してね〜云々」。

生き生きと話している姿は、ビジネスマンがルームメイト氏の好みであると物語っている。
新しいダーリンがそこにいると言うのに。
それはソレ。これはコレなのかもしれない。

ビジネスマンはハハハと笑いながら、「ハンサムと言ってくれてありがとう」と言って去っていったのだが、
なんと男は予想外の行動に出た。
車に乗って私たちの所に戻ってきたのだった!!!
まさかの展開だ!

「明日のブランチ、ボクの家に招待したいんだけど。君たち、ゲイガイズの話は面白し、ぜひとも。
何を食べたいですか?」
「メグミ、何が食べたいの? 食べたいもの何でも言いなさい」とルームメイト氏。おばさんが降臨したようだ。
「本物のカリフォルニア・ロールを食べたいからスシがいい」と遠慮なく言った。

お家はビバリーヒルズらしい。
ルームメイト氏とビジネスマンがケータイ電話番号を交換し、明日の午後1時にブランチ御招待となった。

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去って行く車を激写!!

***

またまたビリオネア!?

「明日、俺、仕事だよ〜」とジャスティン。
「じゃ、私たち、行ってくるからぁ〜」と浮き浮きするのはルームメイト氏。
鼻水を垂らしながらも一夜の恋人も確保して、好みのストレートのビジネスマンとのブランチの約束も取り付け、
風邪で臥せってなくて良かったねと思う。

しかし、一夜の恋人をお持ち帰りするのかと思ったが、彼は今夜は帰るという。
ジャスティンが「残念だな。覗けなくなって……」とひそひそ声で私に言う。
覗けなくてもせめて音だけも……と密かに企んでいたのがジャスティンにはバレバレだった。

***

仕事のジャスティンには悪いが、明日はビバリーヒルズの邸宅でブランチ!?
酔って気分がいい!プラス未知の希望に胸を弾ませながら家路に着き、ジャスティンの大きなベットで一緒に眠った
(敢えて言わなくてもいいだろうが、もちろん何もおきなかったし、そういうムードにも当然ならなかった……)。

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アメリカ西海岸ゲイバー巡礼の旅 第8回 ありきたりの形容だが、映画みたい!

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***

ゲイバーMother Loadにルームメイト氏の友達が来た。

友達も口を開いたらゲイと分るフェミニンな話し方だ。

英語では日本語のように女言葉があるわけではないのだが、語尾を上げたり、甘ったるい声を出す。
帰国してテレビで観たのだが、植松晃士さんのような話し方を英語でもしていると思っていただければと思う。
そう、ゲイの文化人の元祖「おすぎとピーコ」の話し方を思い浮かべていただければご理解していただけるかと。
あの感じで英語を話すのである。

***

ルームメイト氏の車でビリオネアの家を目指す。
ルームメイト氏の友達クリスはビリオネアとは友達でもなんでもなく、友達の友達ということだ。
つまりゲイのネットワークで今夜どこでパーティーが開かれているのかを知るそうだ。
既にパーティーに言っているという。

LAの高級住宅地といえば、知らない人はいないだろうのビバリー・ヒルズ。
しかし、我々の目的地はハリウッド・ヒルズ。
ソコも高級住宅地らしい。

こんな山の上になぜ家を建てる???と疑問に思うくらい急勾配な場所に家があるのだが、
LAでは山の上にあればあるほど資産価値が高いとのこと。

***

目的のお家に到着。

玄関にはバレット・パーキング担当のメキシコ人のお兄さんがたくさんいた。
ホーム・パーティーなのにそういう人も雇うんだなぁと私とはそれだけでも別世界を見たと思った。

※バレット・パーキング……鍵を渡して車を駐車してくれる。
LAは車社会なのでレストランでもバレット・パーキングが普通。
ニューヨークの高級アパートもバレット・パーキングが当たり前だが、私はそういうところと対極な位置で暮らしているので感激するのであ〜る。

最初に、案内されたのは庭。
プールが広がる。
「キャァ〜!ロサンジェルス!ハリウッドだわ!」

豪邸といったら、プールは定番だ。
☆の照明が施されてロマンチックだ。

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ブレブレの写真で申し訳がない。手前にあるのがプール。

「今までこんな豪華な所に来たことがない」と狂喜乱舞しつつも、フリードリンクは何処じゃと、バーを探す。
ジャスティンがすぐに庭に設置されているバーを見つける。

バーテンダーのお兄さんもハンサムだし、並々にワインをついでくれるし、LAはなんて素晴らしいのと感涙。
プールにスペイン風の豪邸。
さすがに泳いでいる人はいなかったが、招待客は200人はいただろう。
女性もちらほらいたが、ほとんどがゲイらしい。
ありがちな表現なのだが、ハリウッド映画の一場面みたいだった。

ゲイのお宅なのでビキニの美女が泳ぐのではなく、立派なパッケージ(もっこり)のGO-GOボーイばりの
お兄さんが泳ぐにちがいない。

***

自宅を開放してのホームパーティーは、どんな部屋も見れるという特典もある。
4人で豪邸を探検。
キッチンも納戸もウォークング・クローゼットも見れる。
ベットルームにもお邪魔できる。
もちろんメインベットルームの大きなベットにも寝てみた。

居間にあった巨大なクリスマス・ツリーの前で記念撮影なんぞもする。
ウォークング・クローゼットにはKENの人形が置いてあって、ゲイメンはKENが好き!という私の説(?)
を裏付けることとなった。

ルームメイト氏の友達、クリスが入手した情報では、ホームパーティーではなく、お誕生日パーティーで、
バースデー・ボーイはY☆ho☆の創立者の1人だそうだ。

***

ルームメイト氏と友達クリスとは別行動。
探検の結果見つけた使用人の部屋なのかベットしかない小部屋でベットの上に座ってジャスティンと語る。

ジャスティンにとって数ヶ月のNew Yorkの滞在は様々な人種と世界の人々に出会って社会問題について考える機会になったと言う。社会問題だからといって、それはゲイの社会活動家になることではなく、将来的に人種や貧困問題に取り組みたいと目をキラキラさせていた。

***

「あらぁ〜、そんな狭い所でセックスしているんじゃないでしょうね」
ルームメイト氏が私たちの秘密の小部屋を見つけて入って来た。
「サンタのGO GOボーイのショーがあるから行きましょうよ」。

プールの横にはテントが設営されていてステージもあるディスコになっている。
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写真奥の白いテントがそうだ。写真が同じでスミマセン。

「サンタのGO GOボーイはイヤだな。セクシャルな存在じゃないのに」
と言うジャスティンは結構ロマンチックで少年のままな部分もある。
「(テントには)食べ物があるから、行きましょうよ」とルームメイト氏が言う。
「お腹が空いたから、観なくてもいいから食べに行こうよ」とセクシー・サンタを見たくないジャスティン
を無理矢理連れて行く。

ジャスティンと話ながらガンガン酒もすすみ、実はかなり酔ってしまった私は足元がおぼつかなく、テントに行く途中、石段でよろけて、そのまま植え込みにドサッと倒れて、かつ整然と飾られていたポインセチアの鉢を壊してしまった。
鉢はプラスチックでなくセッラミクだったのだ。お金持ちだから細部にもお金がかかっているのだ。

ルームメイト氏は「大丈夫? 痛くない? ケガしていない? 壊しちゃったの? 気にしなくて、大丈夫よ。
大金持ちなんだから〜」
と一気にしゃべりながら、手を差し伸べて植え込みから私を救出してくれた。

「酔っぱらいは恥ずかしいわ〜。止めてね」
と厭味を言われて意地悪されるのかと思ったら、そうでなく、逆にハプニングがあって楽しそうにしているのが意外だった。ルームメイト氏、やっぱり良い人なのかもしれない。

ルームメイト氏、軽々私を引き上げてくれたのは男そのもの。
話し方は女。
でも見かけも腕力も手のゴツゴツ感も男そのもの。
彼の男の部分に接して不思議な気持ちになってしまった。

***

テントに辿り着いたら、GO-GOボーイのサンタのショーは終っていた。
多分、ストリップだったのだろう。

サンタがストリップだなんてジャスティン少年には堪えられなかったに違いない。
私は観たかったけど、ジャスティン少年の心を傷つけずに済んで安心した。

安心するとすすむのは食欲で、ステーキを3枚ほどいただいた。

ルームメイト氏が「彼女、有名よ。写真撮りなさい」と今度はミーハーのおばさんになって私との記念撮影を
お願いしてくれる。

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有名なコメディアンらしい。名前を聞いても覚えられかったのだが……。

***

ロサンジェルスの第一夜が、何度も使用して、かつ他の形容が見つからず申し訳ないのだが、
まるで映画のような豪邸の豪華お誕生会!それも主役はゲイ!
こんな出来過ぎな出来事に驚くばかりだった。

誰がバースディー・ボーイだったのかも分らずに、パーティーを後にした。
こんな私のような見ず知らずの者までにもアルコールと食べ物を与える誕生会を開くことができるなんて
お金が有り余っていないとできないよなぁとつくづく思った。
そして財布にある1ペニー、1ペニーを一枚ずつ数える私であった。

***

補記:お庭にはファイヤープレース(暖炉)が二カ所にあった。
暖炉の前でセックスをするのが夢なのだが、外の暖炉でするのもいいなぁ。
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パチパチと燃える薪を見ると心が落ち着く。

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アメリカ西海岸ゲイバー巡礼の旅 第7回 ABBITUDE

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実は良さそうな人かもしれないフェミニンなジャスティンのルームメイト氏によると、
UGLRY(醜い)とABBEYのウエィターはオーダーを取ってくれないという。
「こう言われているのよ。ATTITUDEならぬABBITUDE(アビーテュード)って。お高くとまっているの」。

ATTITUDEとは、ご存知の「態度」という意味の他に「威張っている態度」という意味もあり、それをもじって
ABBITUDEと言われている。

「ニューヨークはフレンドリーだけどLAのゲイはATTITUDEがあるからね。ニューヨークは本当にいい所だよ」
とジャスティン。
「じゃ、オーダー取ってもらえないこともあるんだ。もし取ってもらえなかったら……」
と言葉に詰まる。それは明らかに私に原因が……。

「メグミ、気にしなくてもOKよ。その場合はジャスティンのせいだから。私たちは美しいもんね〜」とルームメイト氏。
「俺なわけがないじゃん。ルームメイトくんのせいだよ」とジャスティン。
2人で言い合っている姿は兄弟のようだ。

***

「ABBEYは高いからさ、安いゲイバーで1杯飲んでちょっと酔ってから行きたい」とジャスティン。
激しく量を摂取するジャスティンと私は少しでも酒代を浮かしたい。
セコイと言われようが、節約して効率よく楽しむことも重要だ。

車を路上駐車して気軽で安いゲイバー、Mother Lodeに向かう。
ニューヨークやサンフランシスコのようにバーが隣接して、ひしめき合っているという感じではまったくないウエスト・ハリウッド。ゆったりしている。

途中でABBEYの前を通る。
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「ここがブリトニーが大暴れてして、ABBITUDEと言われるくらいスノッビーなゲイバーか!」

***

Mother Lodeはビリヤードがあり、インテリアもこだわりがなく、緊張感がなくリラックスできる
普通のバーだ。
しかし、お客さんのゲイマンは白いシャツにブレザー着用のカチッとしている人が多く見られた。

私がオーダーしたのは、ウォッカ・ソーダ。10ドル也。
「えええ〜?ジャスティン、10ドルだよ、高くない?」
1杯6ドルなら出せる上限の金額だと考えている私にすれば約2倍の値段だ。
「確かに高いけどアルコールの量が多いから2杯飲まなくても済むよ」

私たちの会話を聞いていたルームメイト氏は「本当にアンタ達、セコいわね〜」と笑っていた。
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セコい2人。Mother Lodeにて。ジャスティンの言う通り、ウォッカがたっぷり入っていた。

ルームメイト氏が何やらテキスト・メッセージを受け取ったようだ。
「ホームパーティーがあるらしいんだけど、行く? フリー・ドリンクにフリー・フードよ。
ABBEYは後で行けばいいしね」
ただ酒と聞いて、行かないと言うはずがないジャスティンと私。

「もちろん、行きまぁ〜〜す」
ルームメイト氏が電話をする。
「Mother Lodeにいるんだけど。じゃ前で待ち合わせね」。

ルームメイト氏の友達がパーティーに誘ってくれるという。
普通のパーティーではないらしい。
ビリオネアが主催するホーム・パーティーだという。
つまり超お金持ちの自宅での飲み会だ(笑)。
もちろん、ビリオネアはゲイ!

つづく

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アメリカ西海岸ゲイバー巡礼の旅 第6回 いじわるルームメイト。

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ジャスティンのアパートに着く。

LAのアパートはNYのと違っている。
LAの典型的なアパートとは2階建。
しかし、日本のように1階と2階に別々の居住空間があるのではなく、1階にも2階にも部屋がある縦割りになっているのだ。

ジャスティンは1人で暮らしているのではなく、ルームメイトがいる。
ルームメイトもゲイだとジャスティンから聞いていた。

アパートのドアを開けると広いリビングルームであった。

ルームメイトがカウチに座っていた。
「メグミ、ようこそ」と立った。
私の名前をジャスティンから聞いて知っていたのだろう。呼んでくれたのには感激した。
ルームメイト氏はティッシュで鼻をかむ。
「ごめんなさい。風邪を引いているの」

ブロンドでブルーアイで、背が高く、ハンサムだ。
「きゃぁ〜!素敵!なんでジャスティン、ルームメイトがハンサムだって言わなかったのよ!」
と責めたくなる。

プラハの君系だ。
思いっきり私のタイプであ〜る♥

ロマンチックでロココ調なリビングルームは彼がデコレートしたに違いない。
絶対、ジャスティンがしたのではないのは分かった。
ジャスティンは髑髏好きのゴス・ゲイだからだ。
ルームメイト氏からはインテリアやファッションが好きなオーラが漂ってくる。

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シャンデリアがアパートのいたる所にある。

ジャスティンのルームメイト氏はフェミニンな話し方をする。
外見(服装)は男性だが、女以上に、女らしい。

過去の経験からなのだが、フェミニン・タイプのゲイは女性に厳しい。
だから、私はフェミニンに話すゲイを警戒してしまう。
苦手なタイプなのだ。

嗚呼!悲しい哉。
ルームメイト氏とは仲良くなれないだろう、私のタイプなのに……。
落胆。

***

夜、一緒に遊べるかと思ったのだが、ジャスティンの元カレ、リチャードは自宅のあるサンディエゴに帰るという。
元カレが二泊したジャスティンの大きなベットで今度は私が寝ることになる。
ジャスティンは悪態をつきながら地下の駐車場まで送りに行ったが、リチャードは嬉しそうだ。

***

しばらくお邪魔するジャスティンの部屋で荷物の整理をした後に、私は同伴者がいることをジャスティンに告げなければならないことに気がついた。

「ジャスティン、実は友達を連れてきたんだけど彼も一緒にいい? あなたも知っている人だよ」
「誰? もしかしてプラハ?」
「プラハの君が一緒だったらサイコーだね。あのね、彼なんだけど……」
私はバックからおもむろに同伴者を取り出した。

「あ〜〜〜!KENだ!久しぶりぃ〜」
とキスをするジャスティン。

同伴者KENをタンスの上に置く。

threeken.jpg

全員がKENなのだが、眼鏡をかけている右側のKENが人気で、私の旅の同伴者であ〜る。

***

ジャスティンの大きなベットに一緒に寝転がってデジカメで撮影したサンフランシスコでの出来事写真を
見せながら話す。
スコットの豪華アパートには彼も驚いていた。
ブログ上での公開は憚れる写真もある。

二人で騒いでいると、「何がそんなに楽しいの?」とルームメイト氏が部屋に入ってきた。
すると彼はタンスの上に置かれたKENを発見!
「知っているわ!KENでしょう? ジャスティンが撮った写真の中にチェコ人と一緒に写っていたわよね」

プラハの君もいろんなKENがいる中、私と同じKENがお気に入りで何枚も記念撮影をしているのだ(笑)。

***

午後9時。
そろそろ夜遊びの時間だ。

ルームメイト氏は気分がすぐれないから一緒にゲイバーには行けないと言った。

私の予想では彼は女にいじわるなゲイ。
だから、一緒にいなければツンツンされずに済むし、ネガティヴな感情で落ち込んだりとか全く願っていない精神活動しなくてもいい。
最初からジャスティンと2人きっりで行くつもりだったから全く気にならなかった。

ジャスティンは車の運転をするとお酒が飲めないから近所のゲイバーに行こうと提案。
パリス・ヒルトンは度重なる飲酒運転で刑務所行きになったが、1杯くらいはいいだろうとすら
思わないジャスティンの態度に感動。

するとルームメイト氏は「近所のゲイバーぁ〜!? それではメグミが可哀想よ。ABBEYに連れていかないの?」
「一緒に酔っぱらいたいんだもん。歩いて行ける近所のゲイバーでいいよ。なぁっ、いいよな」
「限られた滞在なんだから、案内しゃなきゃダメよ。ジャスティン、アンタって本当に悪いホストね。
私が運転するからウエスト・ハリウッドに行きましょう」。

***

車の中では「メグミが好きな曲でしょう」とipodからセレクトして流してくれた。

美形で長身で美しさを鼻にかけて、女にいじわるなフェミニン・ゲイに違いない!と先入観を持って接していたが、ハンサムなお顔におおよそ似つかわしくない鼻水を垂らしながら車の運転もしてくれるし、私が好みそうな曲を選んでくれるし、予想に反してルームメイト氏は底意地が悪そうな人物でなく心の根のやさしい良い人かもしれない。

ちなみにルームメイト氏が流してくれた曲をご紹介しよう。
Aqua“Barbie Girl”であ〜る。
実は全く知らなかった。

KENは本物の方が断然ハンサムだ。

台詞の部分もいい。
KEN: Hi Barbie (ハイ!バービー)
BARBIE: Hi Ken!(ハイ!ケン)
KEN: Do you wanna go for a ride? (ドライヴしたい?)
BARBIE: Sure Ken! (もちろんよ!)
KEN: Jump In… (乗りなよ)

I’m a barbie girl, in the barbie world (私はバービーの世界のバービー)
Life in plastic, it’s fantastic! (プラスティックの世界!ファンタスティックだわ!)
you can brush my hair, undress me everywhere(私の髪の毛をとかせるし、どこでも服を脱がせられる)
Imagination, life is your creation(想像力よ!人生はあなたの創造なんだから)

KEN: Come on Barbie, let’s go party! (バービー、行こうぜ!パーティーだ!)

***

最近はパパラッチとお付き合いしているらしい、人生迷っているとしか思えない、お騒がせブリトニーが(ジャスティンによれば)超酔っぱらいになり、大虎になった挙げ句、追い出されたこともある、LAで一番、有名なゲイバー、ABBEYに向かう。

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9

アメリカ西海岸ゲイバー巡礼の旅 第5回 虹の彼方は……

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***

話は少々飛ばしてサンフランシスコからロサンジェルスへ!

今回の西海岸の旅はひとり旅ではなかった。
私には同伴者がいた。
ニューヨークからずっと一緒だった。
それも男だ。

うふ。
と、はにかんでみる。

同伴者の男には彼女がいるのだが、世間ではゲイと噂されている。
彼の名前はKEN。
そして彼女の名前はバービー。

サンフランシスコ空港で、なぜだかそわそわ気味のKENだった。
故郷(マテル社があるロサンジェルス)に帰ることができて嬉しいのだろうと思っていたのだが、
真相はそうでなかったことが後日判明するのだが。
それは追って報告する。

kenatsf.jpg
なぜか、そわそわして落ち着かないKEN。サンフランシスコ空港にて。

***

サンフランシスコからロサンジェルスまでは飛行機で1時間。
東部でいえば、ワシントンDCからボストンくらいの距離があるそうだ。
窓から極小ではあったが、はっきりハリウッドサインが見える。

hollywood.jpg
タイミングを逃してしまったが、写真左側にあのHOLLYWOODサインがある。

ロサンジェルスのLAX空港にニューヨークで知り合った親友と呼べるゲイ友、ジャスティンが迎えに来てくれることになっている。

ケータイにテキスト・メッセージが入った。
「着いた? 今、どこにいるの?」
「荷物を受け取ったところ。今から外に出るよ」と返事。
「セキュリティーの関係で駐車できないから、ぐると回って来るから、外で動かないで待っていてよ」。

***

LAはサンフランシスコより暑い。
気候がいい。
コートを着ているのは明らかに私を含め寒い所からの旅行者だ。
ジャスティンの車はどれだろうか?とキョロキョロしていると……。

「メグミィ〜! キクラァクゥ〜〜〜!」
と私の名前をフルネームで叫ぶ声がする。

声がする方向を見ると、そこに立つ男は……。
「ジャスティ〜〜ン!!」

走るのは大嫌いで苦手だが、この時は体が勝手に動く。
1ヶ月ぶりで会うジャスティン。
メロドラマならスローモーションで見せる感動の場面だ。
たった1ヶ月なのに、それはそれは出口のないトンネルに迷い込んだような長い歳月に感じられた。

ハグする。
涙が出て来る。

ジャスティンは半袖のTシャツに短パンだ。

再会の感激に浸っていると、助手席から見知らぬ男性が降りてきた。
えっ? 誰だろう? タイプではないが、まぁまぁイイ男だった。
ジャスティンのルームメイトだろうか?

ジャスティンの元彼のリチャードだった。
ニューヨークでジャスティンと一緒にいると、必ず彼から電話がかかってきた。
決まってジャスティンが鬱陶しそうに「いい加減にしろよ。邪魔するなよ。俺は忙しいんだ」
と電話をブチッと切っていた。

リチャードはジャスティンとやり直したいのだが、ジャスティンはまだまだ落ち着きたくないと
かたくなに元の鞘に収まることを拒否していたのだが、そうは言っても電話がかかってくると嬉しいそうに話していたし、電話がかかってくると無視せず、いつも取っていた。

2人の関係が復活したのだろうか?
と詮索したくなる気分に駆られる。

リチャードは気を使ってくれて私を助手席に座らせてくれる。
一路、ジャスティンのアパートに向かう。

***

ロサンジェルスのハイウェイは巨大だ。
「何レーンもあって、ホント大きいねぇ〜」と感心していると、道路の向こうにあるものが見えた。

見えたのはコレであ〜る。下記写真をご覧あれ。
rainbow11.jpg
見えたものの正体は、見えるであろうか?

車が進むにつれ、もっと大きくはっきり見えてきた。
rainbow21.jpg虹であ〜る。レインボーであ〜る。

サンフランシスコで素敵にはためくレインボー・フラッグを見て感動したばかり。
虹の彼方にあったのはロサンジェルスだったのだ!
エメラルドの都はロサンジェルス!!

ジャスティンとの再会を祝福してくれるかのような鮮やかな虹がロサンジェルスの雨上がりの空にかかった。
ゲイのシンボル、レインボー!
嬉しい偶然ではないか!

***

ジャスティン、リチャード、そして私の3人でOver The Rainbow『虹の彼方』唄った。
心から願えば叶うというこの歌詞は大好きだ。

♪Somewhere over the rainbow
♪Way up high
♪There’s a land that I heard of
♪Once in a lullaby

♪Somewhere over the rainbow
♪Skies are blue
♪And the dreams that you dare to dream
♪Really do come true

rainbow31.jpg
虹を見たのは何年ぶりだろう。そういえば、ニューヨークでは一度も見た事がない。

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4

現実に戻る。

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***

出発の朝、東京には雪が降っていた。
積雪もあるとニュースで言っていた。
時々、波のように胸が締めつけられる。

snowintokyo.jpg
山手線から丸の内方面を写す。

混雑して殺気立つ朝の通勤電車を覚悟して、オールスタンディング車両に乗車したのだが、
私ともうひとりサラリーマンのおじさんがいるだけで拍子抜けしてしまった。
混む時間帯からずれていたのかもしれない。

十数年前、東京に住んでいた頃、超満員電車の中、二日酔いで気持ちが悪く、我慢も限界を超えて、
吐いてしまった。
しかし誰にも迷惑を掛けてはいけないと、吐いた物を口の中にためて再度飲み込んだのだ。
恥ずかしい話で、さらに汚い話だ。
しかし、それにしても当時の私は気合いが入っていたなぁと車窓に広がる雪を見ながら思い出して苦笑した。

成田では雨に変わっていた。
narita.jpg

***

ニューヨークに戻ってきた。

日本はモヤがかかっているような、かすみのような空気なのだが、
ニューヨークはその文化と同じように天候も曖昧な感じがなく、太陽の光が日本よりはっきりして明るい。
newyork.jpg

スーツケースを置いて、近所のコーヒー・ストアに行った。
店員は激しく無愛想で、安くて不味いコーヒーもニューヨークならではの一興なのであ〜る。

そこはゲイのお兄さんが働いている。
ゲイのお兄さんさんは変わらずコーヒーをサーヴしていたし、お客さんにもゲイマンが来ていた。
日常の生活にゲイガイズがいる。
ニューヨークに戻ってきた。そう感じる瞬間だった。
まさにこれがニューヨークの生活なのだ。

これまでの日本滞在が夢のような気分だ。
夢であったらどんなにいいだろうか。
ある晩見た、悪夢だったら……。
そう思いながら煮詰まったコーヒーをすすった。

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