SoHo略奪

胸が締め付けられて、しかもブルブル震えてる。

苦しくて眠れない。精神的打撃!ショック!

ブログを連投せずにはいられない。

なんとSoHoも5月30日の午後11時ごろから略奪が始まった!

ヘリコプターの音が鳴り止まないのでTwitterでサーチしたら衝撃的な投稿が!!!!

ユニオンスクエアからSoHoに移動し、暴徒化したプロテスターが略奪をしていたからなのだ!!!!!!!!!

ヘリコプターはニューヨーク市警が捜査のために使っているから、何かが起きていると想像できるのだ。

アパートの窓を開けるとヘリコプターがSoHo上空を飛んでいるのが見える。

徒歩10分で行けるところにあり、日系のスーパーマーケットがあるので週一で買い物に行っていた。観光客がいなくなり、怖いくらい静かな街になった。世界中のハイファッションのショップがたくさんある。ルイ・ヴィトンのように板張りにしてしっかりガードしているところもあれば、シャネルのようにシャッターだけのところもあり、店内の照明はつけているが商品を置いていないところもあった。それでも略奪しないのはニューヨーカーのプライドだと思っていた。

プロテストは全く別の方向に行ってしまった。

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ブロードウェイとハウストンにあるアディダスのフラッグショップも。

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UGHも。

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supremeも。

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Swatch、Urban Outfittersも。

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板張りガードしているルイ・ヴィトンを攻撃している。

「断言する!ルイヴィトンに侵入しようとしているのはニューヨーカーじゃない!」とTwitter主は言っている。

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3月末に撮影した。ルイヴィトンは略奪されるのを恐れて板張りをしたのだと思った。それでもニューヨークが再開する時までこのままであると思っていた。SoHoが略奪されないのはニューヨーカーがプライドを持っているからだと思っていた。

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悲しい時代に生きている。

切ない。

暴力は本来の問題をすり替えしてしまう

おはこんばんちは!

ニューヨークは一時停止中。
第一段階は来週の月曜日6月8日に再生(再開)される予定だ。

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今夜、何時間も何時間もヘリコプターの音がしている。

ABCテレビの生放送の特別番組を偶然に観た。午後9時から放映が始まった。

近所のユニオンスクエアがニューヨーク市警によって封鎖され、プロテスターとのにらみ合いの様子が生中継で流された。

レポーターがプロテスターから頭を小突かれたり、背中を押されたので中継は中断。

パトカーが燃やされている映像も流れた。こんなにも暴力的になっているなんて!
だから、何時間も何時間もヘリコプターの音がしているのだ
ニューヨーク市警とマスコミのヘリコプターなのだろう。

ミネアポリス市で起きた警察官によるジョージ・フロイド氏の死を発端にした抗議活動が全米に波及し、ロサンジェルス、シアトル、デトロイト、アトランタ、マイアミでも行われたようだ。

が、平和的に行われずに略奪や放火などに発展。
アトランタではルイヴィトンのお店のドアが破壊され、数十人の若者が店内に侵入し高級バッグが略奪された。プロテスターサイドのCNNも襲撃された。本来の抗議行動とは全く違った方向に行ってしまった。

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散歩に出かけた近所のワシントンスクエアパークで抗議活動が行われていた(下記写真)。大勢いの若者が参加していた。とても平和的だった。コロンビア大学の学生が堂々とスピーチをしていた。

プロテスターの集団が公園を去る時、ジャズバンドが合わせて演奏していた。応援団ごときだった。

公園は静かになり、ジャズバンドの演奏とヴォーカリストのハリがあってリズミカルな歌声が響き、みんなを和ませていた(下記写真)。

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しかし、その後、数時間後にはユニオンスクエアで暴徒化のニュース。

マドンナは「コロナは平等に誰でも感染する」と言ったが、そんなことはなかった。コロナも差別するのだ。コロナ感染は黒人やラティーノが住む貧困地域を襲った。警察官に不必要に職務質問されたり殺されてしまうのは黒人だ。

不当に警官に殺されてしまったフロイド氏の事件が「マッチの頭」で、コロナで強いられて発生した数々のこと(自主隔離生活、失業、学校に通えない、卒業式がキャンセル、感染の恐怖、家族喪失の悲しみ、家庭内暴力、トランプ大統領のトンデモ言い訳)が「マッチのするところ」で、何百年に渡る世代から世代に受け継がれた怒り「油」に「火」がついてしまった。

だが、暴力は本来の問題をすり替えしてしまうと第16代大統領リンカーンが言った。

(実はアンディーが会見で言った。アンディーの受け売りだ。笑)

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抗議活動しているプロテスターはソーシャルディスタンシングもなく、マスクもしていない人も多く、コロナに感染してしまうのではないかと心配する。病気になったら抗議はできない。

3月から今日までニューヨーカーみんなで堪えてきた。だから、怒り爆発の対象を破壊活動にしてしまうのは悲しい。

3月から今日までみんなで一緒に堪えてきた。ウィルスには負けなかった。だから、暴力で命を落とすなんてことはない方がいい。ケガもしない方がいい。

まだまだヘリコプターの音がする(午前1時半)。みんな家に帰って寝っぺ!疲労は新型コロナウィルスに付け込まれる。

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ウィルスはまだある。だから、今日も明日もご無事で!

STAY SAFE!!!

息ができないプロテスト!

おはこんばんちは〜

ニューヨーク市は一時停止中!
でも、そろそろ再生間近!

今日はアンディもデブラシオ市長も「ニューヨーク市」の第一段階の再開が6月8日(月)に決まったと正式に会見で語った。
20万人から40万人が出勤の見込みだそうで、地下鉄での出勤はマスク着用が必須とのことだ。

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ミネアポリスで発生した白人警官が無抵抗のジョージ・フロイド氏の首を膝で9分間圧迫して亡くなった事件は映像で生々しく伝えられ、異常と言える警官の行動とフロイド氏の「息ができない」という言葉が胸を締め付けられる。
ニュース映像で何度も流れもう怖くて見られない。
ミネアポリスでは抗議デモ以外にも略奪や警察署に放火など激しい状況が報道され、胸が苦しくなる。

アンディーも会見ではフロイド氏の死に言及した。

「ニューヨーク市で最もコロナに感染し亡くなったのが貧しい地区に住む黒人であり、警察の非情な対応により亡くなった黒人は今回が初めてではなく何人も亡くなっている。これは、アメリカの不正と不平等と呼ばれる本のもう1つの章だ」。

ニューヨーク市でも28(木)、29(金)と連日抗議デモが行われた。

29日(金)、午後4時に花を持って黒い服を着てマスクをして、警官に殺された人の名前を書いた看板を持ってFoley Squareに集まろう!という抗議集会が予定されていた。


デブラシオ市長が抗議活動が始まる午後4時前にニューヨーク市警コミッショナー(委員長)とプロテスターに向けて緊急会見を開いた。

「ニューヨーカーが抗議をすることは歴史的なことであり、抗議をすることで成長してきた。しかし、平和的に抗議して欲しい。まだ我々はコロナパンディミックの真っ只中にいる。
君たちが政府や私たち政治家に怒りをぶつけるのはいい。懇願する。君たちの目の前にいる警察官に怒りを向けるのは止めて欲しい。彼らは彼らの仕事しているだけで、政策を作っているのは選挙で選ばれた政治家なのだから」。

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YouTubeやTwitterのLIVEでデモを見ていた。しかし、いてもたってもいられずユニオンスクアに出かけた。きっと抗議活動をしているはずだ。

Foly Squareから来たと思われる集団がニューヨーク市警の先導でデモ行進をしてきた。暴力的ではなく平和的だったので安心した。

コロナパンディミック後の世界で変わるのは、富める者がさらに富めるのではなく、人の間にある「格差」や「不平等」や「差別」が消滅することであって欲しいと思った。若者のエネルギーを見て未来はあると確信した。骨抜きにはなっていない!

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気を緩めずにいこう(自分に言い聞かせている)!。

今日も明日もご無事で!

クリームブリュレとクロワッサンが恋に落ちて生まれた赤ちゃんは?

おはこんばんちは!

ニューヨーク市はまだまだまだまだまだ一時停止中である。

しかし、ニューヨーカーの協力によりコロナ感染者数、入院者数、死者数が減少し、再開に向けての準備段階に入ったとデブラシオ市長!
再開の具体的な日にちは未定だが、多分6月第一週ごろだろうということだ!

あと少し!!!

再開の第一段階は農業、漁業、狩猟、建設業、製造業、卸売業、小売業(店頭で受取りのみ)。ファッションやコンピュータ関連のお店はオープンするのだと思う。多分オンラインでオーダーしてお店で受取りする方法になるのだろう。

現在レストランやバーはテイクアウトのみで店内で食事ができるのは第三段階!
しかし、レストランの外にあるテーブルでのオープンエア食事はもっと早い段階での再開を検討中とのことである!

エンターティメントは最後の第四段階!→→→→道のりはまだまだ遠い。

コロナ感染者の追跡をすることも経済再開の指標であり、追跡する人が今週で1,800人以上が雇われたという。ちなみに年収57,000ドル(日本円だと600万円くらい)。

天候が良くなり、ソーシャルディスタンシングを守らずにバーのテクアウトでたむろっているのを見かけるのでバーの多い地域を特にニューヨーク市警が巡回するとのことだ。私の住む地域も入っていた!

アルコールを歩きながら飲むのは違法だし、かといってそのまま家に持ち帰って飲むのもねー。爽やかな5月の風が吹いている。最高の開放感!!閉じこもっていたからこそ外の環境で楽しみたい。みんなと談笑しながら飲むとさらに美味しいし楽しい。が、ソーシャルディスタンシングが守れず感染者が増えて、再開が遠のくのも辛い。

LESの人気のレストラン。アルコールのテイクアウトで人が集まっている。天気がいいので、家に持ち帰って飲むよりは外でおしゃべりして飲みたい!けど今は辛抱の時だぜ!

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やはり初夏の気候になると気が緩み、もとい、気分が良くなり、ちょっとだけ遠くに出かけてみたくなった。ちょっとだけである。とっても看板が気になっていたお店に立ち寄ってみた。

看板とはコレだ!!

看板にはこう書かれている。

「クリームブリュレとクロワッサンがやっちゃって、できちゃった赤ちゃんは・・・」

おほほほほほ〜〜〜、お下品でしたわね。やり直し。

「クリームブリュレとクロワッサンが『セックス』してできちゃった赤ちゃんは?」

いやいや、「セックス」という文字は全く見当たらない。でも赤ちゃんといえば「セックス」だし、それになんと「モザイク」がかかっているではないか!!!!!!

下記に拡大写真を!

いや〜〜〜〜〜ん! エッチィーー! モザイクがしっかり!!! 

そこがクリームブリュレとクロワッサンの生殖器だったんだ!!!知らなかった(笑)

再度、英文を見て訳してみる。

「想像してみて。もしクリームブリュレとクロワッサンが赤ちゃんをもったら・・・」

これがちゃんとした訳かな。

さて、アメリカのポルノはモザイクがない。モザイクのあるポルノといえば日本なので、クリームブリュレとクロワッサンのエッチシーン(上記)は日本スタイルのポルノを意識しているのだと思う。

ということは、「赤ちゃん」は日本に関係しているのではないか? アメリカ人がすぐに思う日本の食べ物といえば、お寿司。SUSHIだ!!

クロワッサンの上にネタのようにクリームブリュレが乗っているSUSHIスタイルのクロワッサンではないかと想像。きっとそうだ!!!

想像は当たっているだろうか?

あっ、上記の黄色はクリームブリュレで熟しているバナナではないことを一応伝えておく(汗)。

赤ちゃんとは一体何?何?何?何?何?なに?なに?なに?何だろう?

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マスクをした店員のお姉さんに「赤ちゃんをください」とオーダーしてみた。

そして出てきたのは・・・

オギャァーー!👶👶👶👶👶👶オギャァーー!オギャァーー!オギャァーー!

エッグタルト

ポルトガル風のエッグタルトだった!

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店員のお姉さんは面白い人で「ベイビー👶、どうぞ」と渡してくれた。

想像は思いっきり外れて、SUSHI系クロワッサンではなかったが、なるほど!!!!エッグタルトだったのだ!

家に持ち帰って食べた。エッグタルトといえば、チャイナタウンのベーカリーで1ドルで売っているが、比較するとベイビーはとっても濃厚なクリームで土台はサクサクしていた。美味しかった!1個だけしか買わなかったのを後悔!2個も3個も食べられる!

お店の名前は、Joey Bats Café

私が行ったのはLESのお店だ。住所:129 Allen Street New York, NY 10002

新型コロナウィスルが収束したら、ぜひ「クリームブリュレ」と「クロワッサン」の愛の証である赤ちゃん👶の『ポルトガル風のエッグタルト』をお試しください!

一個3ドル!

サイト:https://www.joeybatscafe.com/

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日も明日もご無事で!

STAY HEALTHY!

アジア人へのコロナいじめ!嫌がらせ!

おはこんばんちは〜

ニューヨークは引き続き一時停止中。
しかし、再開の光は見えてきている!!

アンディーは今日トランプ大統領に交渉しに行くという。
裕福な州から貧乏な州に転落したニューヨーク。
「ナイアガラの滝を見る会」や「自由の女神舞踏会」など州の予算を使いド派手に開催して無駄遣いをしたわけではなく、コロナ対策でお金を使ったからだ。ちなみに「ナイアガラの滝を見る会」や「自由の女神舞踏会」は存在しない。

州の予算は確保されているがそれは教育、医療、警察などの社会を運営する上で必要不可欠な予算を20%カットしたからだという。
カットした分を連邦政府に助けて欲しい&ラガーディア空港のエアトレン建設などインフラの公共事業で雇用を増やし経済を活性化したいから許可してください!というものらしい。

会見の前にマスクを外すアンディー。再開したニューヨーク証券取引所で。

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ところで、GAY友の人権弁護士ジェイソンくん。
中国系アメリカ人で、アジア系LGBTQの活動や経済的弱者の住まいについても活動している。

4月、ジェイソンくんとパートーナーのケビンくんがイーストハーレムを歩いていたら、女性が「コロナは中国から来た!!」と彼らに怒号を浴びせたという話を聞いて、私も嫌な思いをしたことを友達チャットグループに書いた。

近所を歩いていたら、マスクをした女性がすれ違いざまにマスクを引っ張って般若のような恐ろしい顔で舌をベーと私に向けて出してきたのである。あっかんべーの目を引っ張っていないバージョンだ。

ギョッとした。直ぐに立ち去った。

何も言われたわけではないが、私がアジア人だからの嫌がらせ?

カールくんは「なんで何も対抗しなかった? 嫌がらせ対策に僕はペッパースプレイを携帯している。撃退してやれ!」と返事が来た。

反論したり反撃するのは正直怖い。

先日、カールくんが訪ねて来てくれた時に実物を見せてくれた。
ニューヨーク州では護身用ペッパースプレイを携帯するのは合法である。

いざとなったらペッパースプレイを相手にシューとかけることはできるだろううか?

街の人通りは激減した。だからこそ私の方に向かって歩いて来る人がいると何か嫌がらせをされるんじゃないかと怖くなる。通りの反対側に渡るとか車道に出るとかソーシャルディスタンシングを取るふりをして逃げている。

トランプ大統領が「チャイニーズウィルス」と連呼し、会見の原稿の「コロナ」を「チャイニーズ」と書き換えていたというニュースも流れた。アジア人に対するパッシングがさらに増加したとニュースで読んだ。

ニューヨークの政治、文化、エンターティメント、食べ物などあらゆることを網羅するWebベースの新聞”Gothamist”『ゴッサミスト』の記者シドニーさんがコロナパンディミックにおいてのアジア人へのハラスメントを取材しているので、ジェイソンくんから私の体験談を語って欲しいと言われた。

私の体験は殴られたとか突き飛ばされたとかいわゆるマスコミが大好きなセンセーショナルな出来事ではではない。
しかし、些細な嫌な体験も積み重なれば重大なことになると思い、Gothamist”『ゴッサミスト』の記者のインタビューを受けた。

記事になって発行されたので、ぜひお読みください!

下記のリンクでも。

https://gothamist.com/news/anxious-shocked-terrified-asians-face-increased-discrimination-during-pandemic

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単なる嫌な体験だと思っていたことが、人権弁護士ジェイソンくんからの提案で公に語る機会を得ることができた。「沈黙を破ることができて僕も嬉しく思う」とテキストがジェイソンくんから来た。

言わないと分からない!分かってもらえない!

そういうことだと思う。

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余談:トランプ大統領が会見の原稿の「コロナウィルス」の「コロナ」の部分を「チャイニーズ」と書き換えていたのをカメラが捉えたのはニュースになっているのでご存知だと思う。

実は、その他に驚いたことがあるのだ。

原稿の文字が絵本並みにとっても大きい!

トランプ大統領、老眼なんだなーと思った。私もだけど。

ニューヨークのコロナウィスルはヨーロッパから来たものだとアンディーは繰り返し言っている。が、ヨーロッパ人に嫌がらせが起きているとは聞いたことがない。少数派で外見的に分かりやすいアジア人全般に向けられているのだと思う。

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今日も明日もご無事で!

STAY SAFE AND HEALTHY!