7

断固拒否することは相手を尊敬していることでもある。

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***

カールくんとまたまたTherapyで会った。
首の噛み跡は生々しく、傷の周りは紫色とは言わないまでも変色してた。

ヨーハンは「オーバーリアクトだった」とテキストを送ってきただけで、謝罪の言葉すらなく、電話もないとカールくんは怒っていた。

恋愛関係のエキスパートでは全くない私だが、それでもカールくんに言った。
「別れたんだから会わない方がいいと思うよ。連絡は自分から絶対しないで、連絡が来ても無視するのが一番」
カールくんは「別れても会いたいって言われたから会っただけで・・・」と別れた後も会っていたのは相手のせいにしている。
自分だって、いざ別れたものの寂しいから会っていたのに・・・。

「別れたのに会いたいって言えば、喜んで会ってくれるのは、まだ気持ちが残っていているからでやり直せるって向こうは期待しちゃうんだよ。気持ちを弄ぶことになるんだから! またの鞘にもどって付き合うっていうなら話は別だけど、連絡して、仲直りのセックスをすればいいだけじゃない」と思っていることをはっきり言った。

いつも笑顔の彼の顔が真剣になっていた。

「また付き合うことはないし、会わないと思う。あんなサイコ!」
とカールくん。まだまだ怒っているようである。

***

自分から別れを告げたとしても急に寂しくなって、振った相手を恋しくなる気持ちは誰でもある。そして会って、やさしくされたら、誰でも期待してまう。
しかし、その気持ちを振り切らないとお互いのためにならない。
言うのは簡単だが、当事者になると非常に辛い。

ここ数年の最大の痛手は、イェール大卒の優秀な英語の先生に思いっきり
振られたことである。
「付き合わなくてもいいから、セックスだけしてぇ~」といわゆるニューヨークの高級ホテルのロビーで迫った!!あれから、3年の月日が経つ。

振られても友だちでいられるはずだと思っていたが、やはりそれは無理である。
今となっては断固として連絡を断ち切った彼に「やさしさ」を感じる。

(それにしても美化しているなぁ~(笑)
単に私と連絡を取るのが、恐ろしいだけかもしれないが・・・。)

変な思いやりで彼が私と会い続けていたら、私は期待しすぎて、欲望が膨れ上がり、自爆か、ヨーハンのように相手の首筋を噛み切っていたかもしれない。

連絡を取らないことも、ある意味、相手を思いやり、尊敬していることになると思う。

***

ところで、カールくんに私はLAでの熊さんバーに行って、非常に興奮したことを語っていた。

カールくんは「今夜は熊さんに会いに行こう!!」と突然、言い出した。
Therapyを後にして熊さんバーに出掛けた。カールくんは一度も行ったことはないし、熊さんはカールくんの好みではない。
理由は明確には言わなかったが、彼なりに気分を変えたかったのかもしれない。

ところで、熊さんとレザー着用のSM愛好者は重なることが多いと思うが、
毛むくじゃらだからSM好きになるわけでもなく、肌を露出するから、毛むくじゃらが目立ち、かつ、太っていると目につくのではないかと思う。

***

熊さんバーはチェルシーのはじの方の少々怖そうな場所にあった。
短パンにTシャツ姿の普通のおじさんが外に立っていて、話しかけてきた。
酷く酔っていて何を話しているかは不明だったが、カールくんに
「ブロージョブさせてくれ」とお願いしていたのははっきりと聞き取れた。

「うげ~~~」

すると全身刺青男がどこからか登場し、ドアの鍵を開けて、「10時オープンだから」と告げてお店の中に入っていった。
10時まで30分ある。
30分間、この酔っ払いおじさんと一緒にいるのは流石の私も遠慮どころか、
いたくなかったので、熊さんバーはまた次回ということになった。

いつかご報告したいと思う。

***

ストリートを歩きながら、首を噛むまねをした後、手についた血を見て驚くという冗談を何度も何度もカールくんと2人でしたが、冗談で笑えるうちは本当にいいと思った。

eagle
これがニューヨークの熊さんバーの外観であ~る!

8

愛の流血

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***

私のお誕生日はカールくん、クリスチャン、カールくんの元恋人ヨーハン、アンディー、カケル青年、ダイスケくんがヘルズ・キッチンのゲイバーTherapyに来てくれて飲んだ。
ゲイガイズ6人に女は私ひとりというメグミ・キャッスルの青写真的お誕生会だった。

カールくんは恋人と別れたと言っても結局は別れていないようなもので、
いわば浮気したいときはしますのOPEN RELATIONSHIPになったのかなぁと私は思っている。

オープン・リレーションシップとはキミとは付き合うけど、それに大好きだけど、
他にかわいい男の子が出現したらエッチするからね〜を公言している関係。
長く続いているゲイ・カップルにはよくあるらしい。
お互い男同士だし、「やりたい気持ち」が分かるのだと思う。

***

ところで、「早速、カラオケでmaking outしたこと書いたらしいね〜」と言われる。
クリスチャンは日本語を読めるので、自分で読んだのかと思ったら、ダイスケくんから聞いたと言った。
日本男児LOVEのクリスチャンはダイスケくんと「よく会って遊んでいる」らしい。
だから、ダイスケくんから私がブログでこんなこともあんなことも書いていることを聞いているらしいのだ。

私を責めているような口調だったので、ちょっとしゅんとすると、
カケル青年が「そんなこと言っちゃダメですよ〜。書けなくなるじゃないですか!
ボクはメグミさんと会った時にブログの話はしないようにしているんです」
と将来、雑誌を立ち上げたいという夢を持つカケル青年は書き手の気持ちを尊重してくれていることに感動!!!
こんな私のこんなブログでもそう言ってくれている人がいるんだと思ってジーン。
彼の雑誌は良い雑誌になるに違いない!!

***

カールくんも9月に開催予定のmomoたんニューヨークご来訪記念のオフ会には忙しくなければ参加してくれると言った。
カールくんは私のブログをグッグって発見し、日本語は読めないが、記事をとにかく見たらしい。
そして私の顔がペイントされて目が巨大になっているのが変だと言う。
日本から来る女の子は私の顔を知らないのにどーして会えるのだろうか?という心配までしてくれている。
じゃ初めて会うときはお面を作っていけばいいとアドバイスされる(笑)

オフ会はストレート大和撫子とニューヨーク・ゲイガイズの合コンになる気配であ〜る!!


私は本当にこんな顔です!もちろん嘘!!

***

さて、なごやかに時は過ぎたが、カールくんはお酒が入ると人に頭突きをしたり、指を噛んだり、少々迷惑男になる。
痛いので厄介だ。
アンディーはそのターゲットによくなる。
またヨーハンに対しては誰よりも酷く激しい。
私はそれを見るのが嫌で嫌でたまらない。

痛みを与えることで愛情を表現しているのだろう、と言えば少々文学的ではあるが、
小学生の男子が好きな女子のスカートをめくったり、気を引こうと叩いたりするのと全く同じでとても幼稚だ。
先日もヨーハンの頬を噛んで内出血させたばかりだ。

ヨーハンの方が振られたが、2人は別れたと言いつつ会っているわけで、
カールくんは「奴はボクに会いたいから会おうって言えばどこでも来るんだよ」というゴーマンかましている
発言をしている。
好きだとどうしてこうも虐待されても堪えて会ってしまうのだろう、悲しい。

カールくんはまたもやヨーハンの耳を激しく噛んだらしい。
いつものヨーハンなら、黙っておとなしくされているのだが、
昨夜は違った。
反撃に出た。
カールくん首筋を噛んだ。
そしたら、カールくんの首から血が噴き出し、首も手も血だらけになった。
「ええええええ〜〜〜!?」

カールくんは首を手で押さえて、「仕事で朝早いから、患者さんが多いんだよ」と即効で帰ったが、
あまりの血の量の多さに言葉が出ないくらい驚いた。

「自分で縫合して、ブラック・ジャック!?」と私は日本人のカケル青年とダイスケくんに冗談を言ったが、
冗談にならないくらい出血していた。

ヨーハンも顔が真っ青になって「ボクも帰る・・・」と去っていた。

***

その後、残った我々で恋愛についての座談会だった。
別れたのなら、さみしくても我慢して会わないようにしないといけない!!と、カケル青年も私も同じ意見。
じゃないとお互い前に進めない。

カールくんはヨーハンをいいように利用しているのは否めない。
酷いことを言っても、ぶっても、それに堪えるヨーハンを愛しいと思う反面、鬱陶しいのだ。
(これってまさにドメスティック・バイオレンス!!!)
ヨーハンも好きだから会いたいし、でも、別れたし、どうなってんの?イライラ〜〜とした気持ちが
流血事件に発展したと思う。

***

私のお誕生日は愛憎のもつれの流血事件が発生!
カールくんは医師なので自分で手当をしたらしい。
その後、傷口の写真をメールで送ってくれたが、相当深い傷だった。
愛憎のもつれの殺人事件の場合、刺し傷が多いらしいが、
「本当の事件」にならないことを祈るばかりだ。

私の役割はどうしたらいいのだろうか?と考え込んで、胃が痛い。

megumimomo
今年のMegumi Peach!!

20

URGE

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***

明日は私の誕生日。
ひとりで過ごすのは余りにも悲しいので、前々からカールくんに一緒に過ごして欲しいとお願いしていた。
さみしいから友達を招待して盛大なパーティーを開く!つもりもなく、
TherapyのHappy Hourで1杯飲めればいいかなぁ〜と思っていた。

しかし、体調が優れないのでアルコール1杯すら飲めない。
それでも、ゲイバーで過ごせればいいかなぁ〜と思っている。

***

先日、ゲイガイズ4人とmake outをした。
しかし、彼らはゲイなのだという気持ちがあって思いっきり自分の欲望をぶつけることができず、
こうなんと言えばいいのだろうか?
そう欲求不満のままで終わってしまったという感じでなのであ〜る。
キスして〜、抱いて〜、挿れて〜を思いっきり吐き出せたらどんなにいいだろうかと思うに至り、
私の雌としての欲求を受け止めてくれるストレートの男性の世界に行かなければならないというURGE(本能・衝動)に
駆られている。
ある意味、ゲイガイズとのmake outは良かったのかもしれない(笑)

ゲイ友を探す気合いと労力を使えば、素敵なストレートの王子さまに会えるだろうか?

・・・しかし、これがいつまで続くだろうか?

***

今夜もカールくんに会った。
私はストレートの男性と出会って、恋をしてセックスをしなければならない・・・云々と
私のURGEの話について語ったのだが、真剣に受け止めてくれず、「ふ〜ん」とだけ言われて終わった。

その代わり、LAでルームメイト氏を選んだことについて、くどくど〜と言われて、
「ごめん」と謝り、それから、以前、チェルシーのゲイバーで、私を無視してカールくんが黒人の女の子と
仲良くしていたことがあり、私は嫉妬して、怒りを爆発したことがあった。

その時、「カールが楽しくて幸せなら私も幸せ!他の女の子と仲良くしてもいいよ。
でも、FU*K YOU」と私はカールくんに叫んだのだ。
そのことについても言われて、「ボクは他の女の子とメグミの前では仲良くしないようにしているんだよ。
こないだみたいに、『カールが楽しくて幸せなら私も幸せ!他の女の子と仲良くしてもいいよ。
でも、FU*K YOU!!!』って言われないためにね」と一字一句繰り返して言われて、
「でも、メグミは裏切るからなぁ〜。はぁ〜」と大きなため息をつかれ、
「酷いことをされたから、ルームメイト氏とはもう連絡取っていない」と嘘をついてしまった。

!!注意!!
FU*K YOUは非常に強い罵りの言葉(らしい)ので、使うのは避けた方がいいかもしれません。
なぜ、らしいと言ったかというと、やはり第二外国語なので、言われても私は心底傷つきませんが、
英語を母国語とする人は怒り心頭になります!!
カールくんに言った時は怒っていたので、それが有効な言葉だと思って言ってしまった。

***

なんで、ここまで気を使わなくてはいけないの??と思いながらも、
今日も「会おう」って言ってくれた大切な友人の存在に感謝している。
ここまで会おうって言ってくれる人はセクシャリティーを越えてもカールくんしかいない。

一方で、ルームメイト氏がニューヨーク在住だったら、カールくんのようにもっと会えて、もっと話せて、
もっと分かりあえて、仲良くなれるのになぁ〜と思った。
正直、ルームメイト氏との心の距離は日々離れていく感じがしている。

糞野郎とは・・・。

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***

体調が優れずとも夜遊びは止めない方針を立てている(笑)。
お酒は飲まない!!!でも、クラビングは止めない!
立派な志!(か?)

二丁目で一緒に辛い経験をしたコモラード(同志)クリスチャンからカラオケに誘われた。
少人数で行った方が唄えるということで、私を含めて5人で行くことに。
その5人の中にはもちろんカールくんもいる。
そして、カールくんの友達(アメリカ人白人)、クリスチャンの友達(中国系アメリカ人)という構成で、
4人のゲイ・アメリカ人(白人2人とアジア人2人)と生まれも育ちもカラオケの発祥地である日本の私。

***

日系のカラオケ・バー&ボックスもあるが、2時間飲み放題という韓国系のカラオケ・バーに行った。
そこは10時以降はクラブになるらしい。

***

ステージがあってみんなの前で唄うところは大盛況で仕事帰りのアメリカ人でいっぱいだった。
ボックスもあり私達はボックスの方に行く。

私以外の4人は「よーし!飲むぞ!」の気合いを感じる。
飲み放題といっても、ウォッカかウォッカ・ベースのドリンクだけだ。
で、みんなはジュースをウォッカで割ったウォッカ・クランベリー、ウォッカ・パイナップル、
ウォッカ・アップルをオーダーし、ガンガン飲み始め、またアメリカ人なので、
日本人にある最初を譲り合う精神はない(躊躇するというか、恥ずかしい気持ちのことだ)。
我先にみんな唄い始める。

ちょっと酔ったクリスチャンが私とキスしたいと言い始めた。
私は素面だが、「OK」と言う。
軽いクチビルだけのキスかと思ったが、舌も入れた激しいものをというリクエスト。
「OK」!と承諾したものの、真剣にキスしてもなぁ〜という気持ちが働き、クリスチャンの口に舌を入れて終わり。
やわらかくていわいる私好みの舌だった(笑)。

するとカールくんが「ボクともしようぜ」と私を部屋のコーナーに追い込み、私の手首を壁に押さえつけ、身動きの取れない状態にして(演技が入っている状況である)、クチビルを合わせる。
舌を入れて来たので顔を背け、「やだ、やだ、やだ」と拒否をすると、
「ルームメイト氏とはいつもやっているくせに。俺とはできないのか」と真剣なのか、ま、単に酔っているからなのだろうし、それに演技もかなり入っているのだろうが、そんなことを言われて、じゃやってやろーじゃん!という気になって、舌をからめ、カールくんの頭を両手でぐちゃぐちゃに触り、「あはーーーん」と声も出す。
真剣に舌を絡め合う(笑)。

同時進行で誰かが唄っている。

今度は、カールくんが私の首筋にクチビルを這わせて来て・・・、キスの時点では全く感じなかったが、
首筋は私の性感帯なのだ、体の奥底からジーーーン、子宮が疼く!?あの感覚に襲われ、体の力が抜けて
意識しなくても声が勝手に出た「あっ、あはっ、はっ」。

でも、カールくんの愛撫(!?)は実はやさしくなく、力強過ぎる傾向にあった。
男性は女性と比べると乳首でも亀頭でも性感帯の感覚が鈍いので、慣れていない男性はその要領で女性を扱うから
乳首やクリトリス強くつまんだりする傾向にあり痛いだけで全く感じない。、
ある意味、カールくんはまだ女性に慣れてない初々しさを感じで、それが逆に感じたのであ〜る。

これはただならぬ状況に陥りそうだと3人が察知してカールくんを掴んで引き離す。
カールくんは「ストレートになったぁ〜〜!!!」とジャンプして喜ぶ!!

***

そして、その時点から、全員でキス大会が始まる。
英語で言うところのto make outである。

突然ですが菊楽恵のためにならないかもしれないがためになって欲しい英会話レッスン!

キスしたり、いちゃいちゃしていることをイディオムでmake outという。
We made out!
訳せば、私たちはキスして、いちゃいちゃしました!

ルームメイト氏がプール・パーティーでしたのはmaking outだ。

***

ストレートの世界では考えれないことだが、ゲイガイズは友達同士でもmake outをするのである。
私も仲間に入れてもらえて、「友達」として認められた証拠でないかと思っている(笑)。

***

カラオケ大会は制限時間2時間のカラオケ大会は飲んで、唄って、いちゃいちゃキスしてあっという間に終了。
ルームメイト氏も私を混ぜてくれたら、私も嫉妬に狂って怒ることはなかったかもしれないと思う。
所詮そんなものなのだ。
でも、その時は生理だったし、水着も持っていなかった。
悪いことはいろいろなマイナス要因が重なって発生するのである。

***

カラオケ終了を告げるために女性のバーテンダーが入ってきた。
その時は、カールくんとクリスチャンがキスをしていた。
バーテンダーはぎょっとした顔して「終わり」と告げてそそくさと部屋を出て行った。
まさか男同士がキスをしているとは思わなかったからだとは思うが、
あまりの驚きの顔に私は驚いた。

***

カールくんはデートの予定があるということで支払いを済ませて即効で帰った。
私とクリスチャンが外に出ると黒人のバウンサー(警備)が3人いて
「アジア人のゲイ糞野郎がカラオケに来てたんだってよ」と言っていたのを耳にした。

クリスチャンは「今の聞いた?」と私に言った。
「うん。聞いた」
「ひどいね〜。信じられない」とクリスチャン。

もう二度とそのお店には行かないと決めた。
アジア人じゃなくって白人、黒人やラテン系のゲイだったらそんなことを言われないのか?
と考えてしまった。

お金も使って、チップも弾んだ。
我々が使ったお金がそんな発言をした彼らの給料になるのだろう。
憤りを感じだ。

バーテンダーが言ったのか、それとも監視カメラで見られたのか?
奔放と言われるだろう、しかし、糞野郎はないだろう。

***

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カールくんに襲われている(笑)

17

もう1本!

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***

胃カメラ検査を受けて来た!!

別に着替えの必要もなく、そのままベットに横向きに寝るだけで余りにも簡単なので
驚いた。

***

まずは、心電図を取るために看護師さんが私の胸ににパッチを貼付けた。
それから、緊張したり、喉につかえたりする人のために精神安定剤を注射するので
その準備のために左腕に針をさされる。
マイケル・ジャクソンが毎晩眠るために使ったとされる精神安定剤だと看護師さんから
説明を受け、

喉に麻酔をするために、ピンクの液体を看護師さんから渡され、「30秒うがいをするように
してください」と言われて時計を見ながら、麻酔が効かなかったらと思うと怖くなり、
イェイ!と気合いを入れてうがいをする。

苦くてまずい。
「時々、息をついてもいいですよ」と言われ、息継ぎをしないで必死でしている自分がおかしかった。

***

インド人の医師が登場して、「今回の医療行為について同意書に署名してください」と紙を出されて、サインをする。
それから、口を開けてと言われて、黄色い瓶のスプレーをされる。
これも非常に苦くて、むせって咳が出た。

「あ〜、気管に入ったんだね〜」と軽く言うお医者さん。
また口を開けてと言われて、アイスクリームのバーのようなものを私の口に入れ、喉をつっつくが、
特に何も感じない。
「麻酔が十分効いているし、これは十分に入る! 安定剤を注射しなくても大丈夫!」と言われて、
それでは横になってくださいと言われて、横臥する。

マウスピースを口にくわえさせられ、目を閉じるように言われる。
私は看護師さんに手を握ってくださいと言うと、ボールを渡された。
人の手じゃなくってもボールでもいい。
確かに何かを握るということは
「楽しいことを考えてくださいね!今のことには考えないように」と言われる。

そして、横になると、インド人の医師の白衣の下の腕がよく見えた。
すごい毛だった!
もじゃ〜もじゃ〜もじゃ〜もじゃぁ〜もじゃ〜。
毛が好きな私にとっては格好のネタだ!!
インド人も毛深いのだろうか???
毛深い熊さんのことを考えるときっと楽ちんで終わると思ったが、現実はそうではなかった・・・。

Mouthpiece
マウスピース!

***

口の中に何かが入って来たのは感じる。

「大きく飲み込んで。もう一回、大きく飲み込んで」と医師に言われて、必死に唾を飲む込む。
うげ、うげ、おえ、おえ〜となる。
他の楽しいことと言われても辛いことしか思い浮かばない。
さっきの腕の毛のことはすっかり忘れている。

二日酔いで吐き気を催して、指を喉に入れて吐いたこととか、
それこそカールくんが言ったブロージョブでペニスが喉につかえて、げほっげほっとなったこととか。
そんなことが連想されるのである。
喉のつっかえがそう連想させるのである。

二日酔い、吐き気、ブロージョブのことが頭にぐるぐる〜。

二日酔い、吐き気、ブロージョブ、二日酔い、吐き気、ブロージョブ・・・

すると「もう入ったよ。ここが一番、大変なところだから、ここを通過すればもう大丈夫」とお医者さん。
看護師さんは女性でずっと背中をさすってくれる。

「それにしてもアナタは飲み込むのが上手だよ」とお医者さんに褒められる。
そして、私が思ったことは・・・(うふふふ〜)

私は目をつぶっていたので、自分の食道も胃もモニターで見ることはなかった。
医師がその都度、教えてくれる。
ま、実況中継してくれるわけだ。
食道には何も問題もなく、軽い胃炎がある程度で潰瘍もないという。

組織を取る時に、不快な引っ張られる感じが数回して、その度に「うごぉ〜〜〜」と唸ると、
「感じるんだね、あと少しだから大丈夫、大丈夫」と医師。

胃の組織を取られる時が、最高の吐き気がして、手を使って、胃カメラの管を取りたいという衝動に駆られたが、
楽しいことを必死に考えようと努力。
その結果、なぜかカツ丼を思い出し、久しく食べていないなぁと思った。
それでも、組織を取られる度に非常に不快で、これが拷問だったら、酷い拷問になるに違いないと思った。

***

「10を数えたら、終わりだからね」と医師と看護士師2人の3人でカウントダウンが始まった。
「Ten, Nine, Eight, Seven, Six, Five, Four, Three, Two, DONE」
するすると喉を通って管が出てくるのを感じて、カウントダウンと同時に管が出て楽になった!

***

精神安定剤を使った場合、眠気でふらふら〜するので付き添いの人が必要なのだが、私の場合は必要なかったので
迎えに来てもらう友達に電話をすると、あまりにも早く終わっていたので驚いていた。

見た目では全く問題はないので、多分、アレルギーか精神的な問題かもしれないと言われた。
とにかく組織検査の結果を見ないと分からないらしいが、
食べ物アレルギーがある人が食道に痛みを感じることがあるらしいし、精神的な問題で胸に痛みを感じる場合もあるらしい。

もしかして心の問題かな?と思う。

***

LAのルームメイト氏は朝から「うまく行くように」とテキストを送ってくれて、待ち合い室でも「緊張する」とテキストを送れば、「リラックスして〜」と返事が来る。
会えば会ったで私の彼に対する要求度は高くなり、自分の思い通りにならないから、イライラして私が自滅してしまう。
彼は恋人でも夫でもないので、私の要求に答えるのは友達レベルなのだ。
だから、遠く離れている文通相手としてはルームメイト氏は最高である。

カールくんから電話が来た。
「お医者さんから飲む込むの上手だねって言われたよ」と報告。
「ボクが言ったじゃん。ブロージョブができれば胃カメラなんて楽勝だって!
もう一本お願いしますって言わなかったの?」
「ははは〜」大笑いしてしまった。

胃炎だということを伝えると
「精液を飲んで胃をコーティングすればいいよ!」
「ブロージョブする機会は私にはないもんなぁ〜」と私。
「ボクもないよ〜」
「うそ〜!?」
「3日間していないよ」とカールくん。
またまた大笑いしてしまった。

***

胃カメラの管はペニスよりは細いが、2本はちょっと勘弁していただきたい。

ところで、子宮頸がんと子宮体がんの検査と比べると、
痛みは子宮頸がんと子宮体がんの検査の方が100万倍痛い!!!
それにしても喜びを得る器官(性欲と食欲!!)に不具合が出ると人生つまらないものであ〜る。
両方ダメな私・・・とほほほ〜。

みなさん!ストレスを溜めずに、お酒も程々に性欲も食欲も満たされる健康的な生活を送ってくださいね〜!

ndoskop
胃カメラ

2

デスペラートなゲイたち

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***

ところで、先日、LAに行った時の、カールくん、カールくんの親友フランク、そしてカールくんの当時の恋人ヨーハンが
ルームメイト氏のお宅に来た時の出来事で、思い出すと今でも微笑むというか笑ってしまうような出来事があった。

日本では訪問者に寝室を見せることはないが、アメリカではというか西洋では、ベットもデコレーションしており、
立派なインテリアとして人様に見せるのである。

というわけで、ルームメイト氏は、お宅ツアーの一環として、カールくんご一行様を自分のベットルームを案内した。
私はルームメイト氏のインテリア・センスが大好きだ。
彼がセレクトするものは、本当にいいなぁ〜と私は思う。

インテリア・デザイナーといえばゲイメンの仕事!
というのはアメリカでの定説になっているくらいなので、ゲイの方々はインテリアのセンスにも長けている。
(カケル青年によれば、そうでないゲイもたくさんいるらしいが)

***

カールくんは「このベットフレームとベットヘッド、◎◉◎◉のものでしょう?」とブランドを指摘。
「ボクも買おうかなぁって思ったけど、オーダーで自分の欲しいデザインを作ってもらったわ」
と顎が上がる。

カールくんのアパートも素敵なインテリアだ。

フランクは「このチェスト、、◎◉◎◉のものでしょう?」とルームメイト氏の鏡張りのチェストのブランドを指摘。
ルームメイト氏は「カナダからオーダーして届くまでに4ヶ月かかったわ」と言うと、
フランクは「私のは、本物をカナダじゃなくってお仏蘭西から取り寄せたわ。おほほほほ〜〜」とカナダじゃなくってを強調し、カウンターパンチ。

ルームメイト氏は負けていなかった。
別のチェストを指して「これはルーマニアから輸入したのよ」とヨーロッパものであることを強調。

それにしても、カールくんやフランクがルームメイト氏に敵意をめらめら〜燃やしているのが分かったので、
ルームメイト氏を掩護(えんご)する気持ちが生まれ、
「まぁ〜、まぁ〜、そんなに張り合わなくてもいいんじゃない」と言うと、
「私たちはゲイよ。これでもかって競うものなの。当たり前じゃない」とカールくんがまた顎を上げて、
わざと女ぽっく言った。

***

この見栄の張り合いというか、負けず嫌いというか、競い合いというか、なんというか、
ドラマ『デスペラートな妻たち』を生で見ているようで大変面白かったが、
実際、こんな感じのあからさまに敵意を示す戦いは女同士の場合ないような気がする。

闘争本能は男性の方が遥かにあるわけだし、
そう、男性ホルモン、テストステロンが流れている!!!
ゲイガイズの場合は腕力で示すというよりは、所有物で勝負!ということなのだろうか。

もちろん、「私の方がこんなに優れているのよ〜」「違うわ!私の方よ」というのは女性にもあるのが、
極めて控えめだと思う。
男性を巡っての嫉妬では敵の女に直接攻撃に出ることはあるが・・・。

そういえば『デスペラートな妻たち』の脚本家はゲイだし、「妻たち」は女性というよりはゲイメンのことを描いた
ドラマかもしれないとこの出来事を目の当たりにして思った。

1bedroom
敵意(!?)むき出しの戦場のベットルーム。このベットにはこれまで何人寝たのだろうか?ってまた余計なことを考えてしまう・・・

4

日本男児、チェルシー・デビュー!!を果たす

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***

ちょっと前の話である。

このブログを読んでくださっているという方から先月メールをいただいた。
ブルックリン在住のゲイの日本男児からだった。
「ぜひボクとゲイバーに一緒に行ってください」と書かれ、ゲイバーに行きたいという熱い情熱(!?)
を感じ、「こんな私で良ければ」ということで行くことに。

***

ちょうどカールくんとチェルシーのゲイバーのHAPPY HOURに行く事になっていたので
ブルクッリン在住の日本男児も誘った。
彼の名前はダイスケくん。
二丁目で辛い思いをしたコモラード(同志)・クリスチャンも来ることなった。

ゲイバー近くでダイスケくんと待ち合わせをした。
最初に私が着いて、彼を待っているとアジア系のかわいい好青年が登場。
一瞬で彼がダイスケくんだなぁ〜と思った。
「メグミさんですか?」と声を掛けられ、やっぱりダイスケくんだった。

すると、挨拶の途中にテキストが入り、カールくんからだった。
「今、ヘルズ・キッチンにいるからおいでよ〜」
というスケジュールを変更する内容で、私は初対面のダイスケくんの前で激怒!!!
「なんていい加減で、わがままで、自己中でもう、もう、むかつく〜」

ダイスケくんは拙ブログを読んでくれているので「あのカールくんですか?」と目をキラキラ輝かせて聞いてくれる。
「そーよ。単なる酔っぱらいよ」と怒っている私。
「本当に存在しているんですね」とダイスケくんは喜んでいる様子で、
「メグミさんのブログは毎日欠かさずすみからすみまで読んでいます」という嬉しいことを言ってくれる。

うる。

しかし、私の怒りは収まらず、
「カールの言いなりに私はならないからね。ヘルズ・キッチンには行かない。予定通りにチェルシーのゲイバーに行く!」とダイスケくんに宣言。
「カールに会わなくたってゲイバーに行けば他にかわいい男の子がわんさかいるから」とダイスケくんに言う。

カールくんに「行きません!」と断固とした意思表示をするテキストを送る。

カールくんの友達はカールくんの言いなりになって、ほいほい従う傾向にあり、私はそれが嫌で嫌で嫌で(3回も繰り返すくらいだ)、私は私の道を行きたい系なので、カールくんとその仲間たちとグループ行動するのが好きではない。
それに、カールくんの場合は、2人きっりの方が断然楽しい。

すると、クリスチャンから「今、どこにいるの?」と電話が掛かってきた。
・・・と、クリスチャンは私たちがいるところの通り越しにいた。
クリスチャンと合流し、チェルシーのゲイバーに行く。

***

クリスチャンにダイスケくんを紹介。

ダイスケくんは私とクリスチャンが二丁目に行ったことを初対面でも知っていた。
そう彼は私のブログの読者なので私が何をしてどこに行ったかを知っている。
初対面でも。
おおおお〜。
驚きかつ読んでくれている人がいるだとまたまた感動。

クリスチャンのダイスケくんを見る目が「獲物を狙うハンター」になっていたことは私は見逃さなかった!!!
そうなのだ!クリスチャンは日本男児LOVEなのである。

クリスチャンに私はカールくんの不満をぶちまける。
クリスチャンは黙って聞いていたが、「彼女が彼氏について文句を言うのと同じだね〜。愛があるんだよ〜」で
受け流されてしまった(笑)
そう彼は獲物を狙うハンターになっているので私の不満なんて二の次、三の次なのだ。

***

ところで、ダイスケくんはゲイバーに行きたくとも勉強で忙しくて行けず、かつ彼氏は酒飲みではないので
行かなかったということである。ゲイだからゲイバーに行くとは限らず、行かないゲイもいる。
ダイスケくんはその彼とは別れて、シングルとなり、その日が初めてのチェルシー!
そうチェルシー・デビューだったのであ〜る。

***

私はフローズン・マルガリータを飲むが、キリキリ〜とお腹が痛くなって飲むことができなかった。
体調はその頃から悪かったのである(涙)

カールくんもしばらくして登場!
カールくんは既に酔っていて私の胸をもんだり「殿、ご乱心です」のセクハラ行動をする。
ダイスケくんは「ブログ書かれている以上にスゴい」とひとこと。

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ところで、クリスチャンとダイスケくんの間には、ケミストリーが起こったようだった。
英語では2人がときめくのをケミストリー(化学反応)という。
いつの間にかダイスケくんがクリスチャンを後ろからハグしている。
おおおお〜〜〜。
まるで恋人同士である。

その夜、ダイスケくんはブルックリには帰らず、クリスチャンのアパートに行ったようである。

ゲイガイズは早い・・・
クリスチャン、日本人が本当に好きらしい・・・

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ダイスケくんとはその後、カールくんの悪口やルームメイト氏の悪口をチャットで1時間に渡って聞いてくれる
友達になった・・・って、ダイスケくんは迷惑しているとは思うが・・・(汗)。

カケル青年とダイスケくんの2名の日本男児のゲイガイズ(共に20代前半)に悪口(ルームメイト氏とカールくん)を最近、言いまくりで反省している私であ〜る。

私のギャグ(って死語!?)にジェネレーションをギャップを感じると2人から言われ、
いつの間にか私も言われる世代になったのかなぁと感慨深く、胃カメラを飲むのも仕方ないかなぁと思う次第であ〜る。はははは〜。