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Deeeeep!NY 〜女の夜遊び〜にもどうぞ!
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恋をするにも実のらない。デートするもうまくいかない。
しかし、めげないラブ・ストーリー(か!?)を毎週連載形式でお送りしています!
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私の近所にあるゲイバーは場末という言葉が似合う。
そのゲイバーの名前はThe Boiler Room。
お客さんはヘルズ・キッチンのThe Ritzにいるようなハイファッションのゲイメンとは違う。
年齢層はまちまちだが高い人が多い。
おしゃれな洋服に身を包んでいるというわけでもなく、体をバリバリに鍛えている人ばかりでは決してなく、
街ですれちがってもゲイだとは思わないかもしれない。
普通のおじさんが多い。
(ゲイメンといえばのステレオタイプのゲイばかりではないということを言いたいのだが。)
週末、ヘルズ・キッチンのThe Ritzに来るのは州外からのゲイでそれこそニューヨークのゲイバーに行くんだ!
と気合いが入っているからもしれない。
近所のゲイバーは、英語で言うとこのLAID BACK、つまり気取っていないところがいいのだ。
The Boiler Roomで話をしたゲイマンによると10年前はThe Boiler Roomはクールなゲイバーだったらしい。
ハンサムなバーテンダーがいることがその片鱗かもしれないが、信じ難い。
現在、共和党の大統領候補として選挙運動中のジュリアーニ氏がニューヨーク市長時代に禁止してしまったらしいのだが、
GO-GOボーイといえば、全裸でバーカウンターに立って踊っていたという。
全裸で!!
その時代にニューヨークのゲイバーに来てみたかった。
ところで、LAに帰ってしまたゲイ友のジャスティンくんと過ごした最後の夜は、ヘルズ・キッチンでもウェスト・ビレッジでもなく、イースト・ビレッジにあるゲイバーズ(The Boiler Room、The Urge、Eastern Block、The Boys Room、Phoenix、The Boys Room)にお別れを言いに行った。
The Boiler Roomではハロウィーンにコスチューム・コンテストを開催するからおいでよ〜と私の大好きなバーテンダー、ショーンくんに言われた。
彼に言われたのなら行かないわけには行かない。
ヘルズ・キッチンのPOSHでも同様にコスチューム・コンテストがあるので行きたかった。
POSHは女1人でも行けるゲイバーである。
しかし、パレードが行われるウエスト・ビレッジと同じダンタウンという理由と近所であるということで、
私は場末のゲイバー、The Boiler Roomに行く事にした。
***
私のハロウィーンのコスチュームといえば、馬!
実は、毎年同じ。それには理由がある。
人気!だからだ。
街を歩くと写真を撮られる!
馬はフォトジェニックなのだ。
しかし、今年は女子高生に「ポニィ〜!ポニィ〜だ!一緒に写真撮って〜」とワシントン・スクエア・パークで言われ、
馬ではなくポニーに間違えられたことは心外だったが、背が低く、小太りなのでポニィ〜と言われても仕方がない。
ひとりさみしく場末のゲイバーで酒を飲むポニー、もとい白馬とドラッグクィーン。
***
コスチューム・コンテストの開催は午前1時30分。
場末のゲイバー、The Boiler Roomに行き始めて以来、初めて体験する大入り満員。
こんなに大勢のゲイメンをこのバーで見たことがない。
実はウォッカ・マティーニを2杯飲み、かなり酔っぱらってしまった。
誰が入賞したのかも分らず、アパートに帰る。
ウォッカ・マティーニは1杯でいつもノック・アウトされるのに2杯もいただいたから、
もう正体不明〜!
それに大好きなバーテンダーが金髪の美しい女性を同伴していたから、嫉妬の炎で焼かれそうになった。
女は女に嫉妬する。
もし、ジャスティンくんがLAで私のような新しいfaghugに出会うことがあったら、嫉妬の炎で焼かれるどころか、
炎上して火柱ものだ。
LAに彼が帰ってからも毎日電話で話している。
正直なことを言えば、私はHalloweenはどこにも出掛けず、1人アパートで過ごす予定だった。
ジャスティンくんを失った痛手は大きい。
「そんなこと言わないで遊びに出掛けろよ。また一緒に遊べる新しいゲイを探せよ!!
ま、ボク以上の奴はいないとは思うけどさ〜」。
彼に励まされて結果的には出掛けたわけなのだが、彼の言う通りなのだ。
ゲイバーでゲイマンに会っても、ジャスティンくんほど、異国から来たゲイバー好きな女に興味を抱いてくれるゲイはいない。それをあらためて感じたHalloweenの夜だった。
***
The Boiler Roomで激写したコスチューム!
他にも創作的なコスチュームがありましたが、そこはDeeeeep!New York的にセレクトしてみた。
ハローキティもいた。
ちょっと怖かった……。Hell(地獄)〜o!キティか(笑)中身はおじさまです!
カール・ラガーフェルドもいた。
彼のドキュメンタリーを観に行きたいな。