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なぜそこまでゲイが好きなの?

2009

左側の手はどににいっているのか??

***

今、ストレートだらけの大晦日(New Year’s EVE)のPartyにいる。
なんとマック・ブックを持参して、今、その最中、ブログのアップデートをしているという状況だ。
予約でアップデートできるというブログの機能は知っているが、それでもライヴ感を大切にしたいと
思った私の(妙な)思いつきなのではあるが(汗)。

不思議な女になっているのは承知の上で、私のブログを読んでくれている方々のせめてめのお礼のつもりだ。
って、お礼か、どうかは疑問だが。

ところで、クリス(乙女の白人ゲイガイ)がゲイのハウス・パーティーに招待してくれたのだが、
マンハッタンから車で2時間のNJの奥地と聞き、パーティー及び他のバーはしごができないから
お断りした次第なのだが、クリスの発言と私への態度といい、やさしい彼の性格がにじみ溢れ出ている。
2009年はもしかしたら、思いもしなかったが、クリスが良いゲイ友になってくれるかもしれない。
ちなみにクリスは超ハンサムです!!!
あっ!現代の日本語ではイケメンというのですね〜(汗)

ところで、話を戻すが、ストレートだけらのパーティーで知人(男・ストレート)に
「どうして、そこまでゲイが好きなの??」と質問された。

なぜなのだろう??

「そこまで好きにならなくてもいいのに・・・」とも言われた。

なぜなのだろう?

答えは、さておき、こんなブログを読んでくれて、しかも書き込みまでしてくれて、
励まし、お叱り、同情・・・
本当にありがとうございました。

感謝の気持ちがあるのですが、どう表現していいのか、言葉では言い尽くせません。
今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。

I LOVE GAY GUYS!!!

って、ストレートの女性も男性も好きです!

I love WEVERBODY!
酔っているせいか、ちゃんとしたスペルができない。

良いお年を〜!
今日は5cmのヒールにしました!

DV男と別れる!種を撒く同士の恋愛関係。

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***

ルームメイト氏から連絡があった。
怒り爆発のお仏蘭西人セバスチャンと別れたと。

毎日、毎日、怒ってばっかりじゃ、恋愛関係を続けることは無理!と本人に言った。
セバスチャンは「アンガー・プロブレム」—怒りを抑制できない感情障害があることを認め、
別れることに合意したらしい。

セバスチャンは即効でルームメイト氏のお家を出て行こうと荷物をかばんに詰めた。
しかし、彼には行くところがない。
セバスチャンは手を止めて、焦点の定まらない目で空を見つめていた。
放心状態だ。
ルームメイト氏は仕事が見つかるまで、住む所が見つかるまでいてもいいと言った。

***

「メグミ!今日は、悲しくもないし、ストレスもないわ〜!別れた〜!」
と喜んでいるルームメイト氏。
「来年は質の高い男を選んで、付き合ってね。ゴミ男は止めて欲しい」と私。
「しばらくは男は作らないわ!ねぇ、ねぇ、キッチンの床をモザイクにしようと思うの。
写真を送るから見てね〜」

ぐずぐずしているのかと思ったら、きっぱりしている。
自分から別れを告げたからだと思う。

ルームメイト氏のすがすがしい声とは裏腹に、「本当に別れることができるのだろうか??」
という不満がもたげる。

***

それにしても知り合って、クルージングに行って、一緒に住み始めて、家庭内暴力男と判明し、
別れて・・・というこの期間は、2ヶ月、いえ3ヶ月?
短期間だ。

ゲイ同士の恋愛関係の場合、確か1ヶ月がストレート・カップルの1年位に相当し、
1年ならば10年に相当すると聞いたことがある。
つまり、一般的にゲイメンの関係は長く続かないのである。

1人の女性と4年間付き合い、3年間結婚していたゲイのルームメイト氏によれば
女性は辛抱強いし、関係を長く続けようとするが、男は性欲に走るので次から次へと新しいのを
求め、男同士の関係だからお互い理解しているので、すぐにそれを実行するということもあり関係が続かない。

男は種を撒き、女性は育てる。

それこそ何十年も一緒に関係を続けているゲイ・カップルの秘訣はなんなんだろう。
結婚という社会の既成観念に捕われて関係を続けているわけでもなく、世間体でも意地でもないだろう。

2人とも種を撒く本能のゲイガイスの恋愛の場合、一方がより「畑で育てる」的な性格だったら
うまくいくのかなぁ。
誰とも長い関係を続けたことがない私には分からない。

5

家庭内暴力だ!

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ルームメイト氏はジャスティンの後に入居したハウスメイトがお気に入りのハウスメイト、ジェイソンと
セックスをしていることに非常に嫉妬した。

しかも2人がベッドを共にしているのは明白なのに、ルームメイト氏の前では
何もしていないかに装う2人に激しく嫉妬し、蚊帳の外に気分に陥り、お気に入りじゃないハウスメイトに対して憎しみを募らせ、私がどんなに励ましても私の声は届かなかった。
そしてマドンナも信心している宗教に頼った。

そして、彼を追い出すべく画策した。
数ヶ月後、嫌いなハウスメイトの追い出し作戦は成功し、彼は引っ越していった。

最近メキシコまでのクルージングを楽しみ、「恋人」になった無職の仏蘭西人のセバスチャンがルームメイト氏の家に引っ越して来た。

セバスチャンと付き合い始めた頃、ルームメイト氏は医師ともデートしていたのだが、
結局、医師はルームメイト氏を「友達」としか見てくれず、英語で言うところのRELATIONSHIPまで発展しなかった。
恋愛関係には至らなかった。

***

クルージングの熱々写真を送りつけて来たルームメイト氏は、
恋人のセバスチャンと暮らし始めて、ルームメイト氏は幸せの絶頂どころか、
不幸のどん底にいる。

なぜなら、セバスチャンにはアンガー・プロブレムがある。
怒ってばかりいるのである。

引っ越す前から、セバスチャンが怒ると手をつけらず、ひたすら彼の怒りが静まるのを待つだけとルームメイト氏は
メールに書いて私に送ってきた。

それはきっと仕事が見つからないからとルームメイト氏は思っていたらしい。
私も同じ外国人として異国であるアメリカに暮らす辛さは理解している。
仕事が見つからないのは、きっと彼はビザの問題があるのかもしれないと思ったが、
クジでグリーンカードが当り、仏蘭西人の彼、セバスチャンには永住権がある。
ということは就労ビザの問題ではない。
グリーンカードがあるかないかでは外国人にとっては天国と地獄のような差があるのだ。

永住権があり、仕事が見つからないのは、
アメリカに来たばっかりで英語が大変なのかと思えば、アメリカに住んで4年間だという。
大抵の仏蘭西人は英語がぺらぺら〜だ。それに4年も住めば英語は問題ないだろう。

就きたい職業が競争が激しいという場合もある。
が、セバスチャンはアメリカ人のボーイフレンドができて、彼はちゃんとした仕事を持ち、プール付きの家もあり、
仕事が見つかるまで家賃はいらないとまで言ってくれる、素敵なボーイフレンドである。

それこそ、うまく取り入って主夫の座を獲得し、一生働かないという道もあるのに、
セバスチャンは毎日、毎日、ルームメイト氏を罵り、怒っているという。

***

現在、ルームメイト氏のお宅は日本円で100万円を掛けてキッチンを改装中だ。
それにセバスチャンはあれこれ文句を言っている。
蛇口が気に入らないと2日間言い続け、ルームメイト氏が「そんなことにこだわるのは止めた方がいいよ」
と言ったら、逆切れしてルームメイト氏のことは殴らなかったが、テレビを蹴ったらしい。

「そんなに気に入らないのなら、今度ベットルームに作るベスルームはセバスチャンの好きにしていいから」
とまでルームメイト氏はセバスチャンに言った。
「そんなつもりで言ったんじゃない」とそれにも怒るセバスチャン。

***

ルームメイト氏は自分でデザインしたキッチンでしかも自分のお金を使って改装しているにも
かかわらず、センスが悪いとけなされて、しまいには逆切れする恋人と一緒に暮らしたことを後悔している。
一日も早く別れたいが、セバスチャンはそんな気は毛頭もない。

ルームメイト氏はここ最近、毎日、メールでテキストで
「辛い、辛い、辛い」と私に送って来る。

私も辛くなってくる。
どうして男を見る目がないのか???

私はテキストで別れることを進言するメールを送った。
「腕力だけじゃなく口頭で罵られるのも家庭内暴力なんだよ。
簡単じゃないけれど、彼を追い出すべき。
アナタの問題じゃなくって、彼の問題だと思う。
セバスチャンは絶対、精神的な問題がある。」

ルームメイト氏と十数のテキストを交換した後、
「今からセバスチャンとディナーに行く。メグミとのテキストのやり取りを見られたら彼が怒るだろう。
それが怖いから全部消去するね。ごめん」と送られて来た。

お母さんと電話で話しても怒ると言っていた。
私とのテキストが見つかったら、ルームメイト氏はどうなるのだろう。

まだ殴られてはいないと言っていたが、そんな問題ではない。
共に男同士だから、女性のように一方的に暴力に屈することはないかもしれないが
(男の腕力は女性より勝っている)、
それにしてもルームメイト氏の恋人、セバスチャンはおかしい。

早く、別れて欲しい。

なぜ、そんな男を拾ったのか?
私が助けてあげられることはあるだろうか?

18

足首負傷で1週間、肉体的にも精神的にも落ち込む。

message

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ブログをここ1週間、更新していなかったには理由があった。
左の足首を痛めた。
その結果、痛みのため夜、寝ることができなかった。
ヒールがないフラットシューズを履けば、痛みも感じぜず、歩くことには問題はなかったが、
座っていても足首がジンジンして痛かった。

このまま痛みがひかなかったら?
足首が取れて血だらけになって歩けなくなってしまったら?
とまで荒唐無稽なことまで考えてしまった。

***

なぜ足首を痛めたか?
それにはちゃんとした理由がある。

いつもより高めのヒールの新しいブーツを履いて、6時間、ゲイバーで踊ったのである。
お酒も大量に接収した。

それにも理由があった。
やるせなかったのだ。

***

カールくんとゲイバーで待ち合わせをした。
もう二度と彼とはゲイバーに行かないと誓ったが、誘われたらホイホイと行ってしまった。
そして今回は私と彼との2人きっりかと思っていのだが、
テキストには「WE」と主語が複数で、行くと書かれてあったので、
「誰が来るの?」と質問をしたが質問には答えてくれなかった。

私は女1人でカウンターでカールくんを待った。
その間、かわいいゲイの男の子に話しかけて話が弾み、なんと1杯、奢ってくれた。
彼もなんとLA出身だった。
私はLAのゲイガイズとは縁があるんだなぁとにやにや実感した。

待つ事、1時間、カールくんが登場した。
が、スウェーデン人の男と一緒だった。
既に他のゲイバーで飲んでいて、2人とも酔っていた。
そのスウェーデン人の男とは、私とカールくんがヘルズ・キッチンのゲイバーでノリノリで
踊りまくって、かつイタリア人の弁護士とこういうことした夜、↓彼も同じゲイバーにいて
カールくんを見初めたのだ。
italianlawyer
この夜、スウェーデン人のゲイはカールくんを見初める。

スウェーデン人はカールくんをオンラインで見つけた。
カールくんにデートを申し込んだ。
そして、その夜、2人はデート。

カールくんを待っている間、仲良しになったゲイの男の子とは全身ベルベットのスーツ姿のカールくんに圧倒されて(多分)、「メグミ、束の間だったけど楽しかったよ〜」と言って、去ってしまった。
デートのなのは分かるが、流石に全身ベルベットは怖かったかもしれない。

しかし、いつもノリノリのカールくんが乙女になっていた。
彼の胸に甘え、しなを作っていた。
そして30分もしないうちに、スウェーデン人の男と一緒に帰ってしまった。

ええええ〜?
帰るの?

スウェーデン人は背は高かったが、はっきり言おう、非ハンサムだった。
スウェーデン人といえばハンサムの宝庫だと思っていたが・・・。
こんなことを言うのは、私が嫉妬しているからなのは言うまでもないが。
magnuscarson
拙ブログでコメントをくれる方から教えていただいマグナスくんです!スウェーデン人♥
頭の薄さもセクシー!ルームメイト氏を彷彿!

***

カールくんが彼のデートの相手を私に紹介してくれるのは嬉しかった。
が、しかし、私はゲイバーで1人残されてしまった。
恋を邪魔してはいけないと分かっているが、自分が蚊帳の外になる悲しみだ。
それはゲイでもストレートの世界でも同じだ。
ひとりぼっちになってしまった。
ジャスティンで慣れているとはいえ、悲しかった。
やるせなかった。

そのまま帰りたくなかった。
女一人でゲイバーにいることは慣れている。
飲んで踊るぞぉ〜と決心してダンスフロアーに行こうとした時に、
クリスとジャッキーに会う。
「おお〜」
2人はカールくんの友達だ。
前回、誰もいかないのなら私ひとりでもゲイバーに行くと啖呵を切った時に一緒に来てくれた2人だ。

2人に会って私はほっとしたのは言うまでもなく、カールくんのことを早速報告。
「そっかァ〜、カールはやりたくて仕方なかったんだねぇ〜。今夜は僕たちと遊ぼう!!」
とジャッキーが言ってくれる。

ジャッキーは中国人のゲイだ。
香港でも台湾出身ではなく、中国本土の北部出身のゲイでアメリカには大学の時に留学で来た。
185cmだ。
長身的美男的中国人同性愛者。
良い意味でストレートの男性的だ。
なぜ良い意味でストレートの男性かといえば、女性として私を扱ってくれる点だ。

・飲み物を奢ってくれる。
・レディーファーストでドアを開けてくれる。
・帰りにはタクシーを止めて、タクシーに私を乗せて送ってくれる。

クリスは白人男性で、乙女の雰囲気を漂わせている。
私が「男」になってクリスを守ってあげなければと思う。

***

6時間。
踊って、飲んだ。
中国人のゲイ、ジャッキーにまとわりついて、クチビルを奪うこと数十回。

***

結果、左足首を痛め、肉体的に精神的に落ち込む。

左の足首はこれまで3回捻挫をしているので、負担が掛かってしまったのだろう。

4

あなたをキラキラにさせる人・・・

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***

ルームメイト氏からメキシコ・クルージングの旅の写真がメールで送られて来た。

その一枚はお仏蘭西人のセバスチャンと水着ではなく短パンにTシャツという出で立ちで、共に砂浜に膝をつき、
ルームメイト氏が彼の腰に手を回していた。
その写真からは「幸せ」が滲み溢れていた。
visis
この船で7日間クルージングしたらしい。LA・メキシコ往復!

***

元妻との結婚式の写真のルームメイト氏。
そしてボーイフレンドとクルージング中のルームメイト氏。
私は見比べずにはいられなかった。

どっちが幸せに見えるだろうか?
ルームメイト氏はどっちが幸せなのだろうか?

愚問だと知りつつ見比べられずにはいられなかった。

***

ところで、ルームメイト氏のボーイフレンドがアメリカ人ではないのが実は嬉しい。
大抵のお仏蘭西人はアクセントがあっても英語が上手に話せるが、それでも完璧ではない。
白人ではあってもアメリカ人ではない、外国人である。
異国、アメリカで外国人が暮らすのは簡単ではない。楽じゃない。
生まれながらにしてアメリカ人には理解し難い苦労ががたくさんある。
私が日本に住んでいた時、滞在する外国人の苦労が分からなかったように。

異国のボーイフレンドと一緒に過ごすことは彼を通して異文化を体験することだと思う。
恋人ではないがハウスメイト、タイラーとべったりのルームメイト氏は了見が狭かった。
タイラーはニューヨークには行きたいと思わない!
行きたくないと断言したゲイだ。
そんな人、いるんだとビックリした。

特に白人のアメリカ人はアメリカが世界で一番と思っている節があり、それをビシバシ感じる発言をする。
世界の地理なんて知ろうともしない。
一番だからだ。
それが現状だ。
外国人の恋人を持ったら、アメリカだけが国じゃないことを知る。

セバスチャンは無職だ。
生活費や家のローンのたしになるお金は出せなくても、
お金じゃない他の部分でルームメイト氏にたくさんいろんなことを与えることができると思う。

2人の左手首にはマドンナと同じように赤い紐があった。
同じ宗教を信仰し、2人の新しい生活に平安と幸せが来るように祈るのみだ。

しかし、ルームメイト氏が私に会いにニューヨークに来てくれることはもうないだろうなぁと思った。
寂しくなったが、仕方がない。
私ではこんなにキラキラ〜とルームメイト氏を輝かせてあげられないのだから・・・。
できるなら、私でありたかった・・・(涙)。

10

享楽的過ぎだよ!もっと自分を大切にした方がいいよ!

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***

カールくんと知り合ってから、私は止めていたアルコール摂取を再開した。
素面よりもお酒を飲んで酔った方が、大胆になって楽しいからだ。
元来、私はお酒が飲める。
お酒を飲むと元気になり踊ったり、唄ったりして陽気になる。
更に飲むと性的に解放されてゲイガイズのクチビルを奪ったり、股間を触ったりする。
それから飲み続けるとゲロも吐くが、暴言を吐いたり、
知らない人の住処に行ったり、素面ではしない冒険に出たりする。

それでも最近は心の奥底にある「自重するスイッチ」がある程度お酒を飲むと自動的に入って、
極限まで飲まないようにしている。
午前4時まで飲んでいても理性を保っている・・・つもりだ。

ストレートの友達、マスターベーダーと会った。
週末に用事があったらしく、私に何度も電話を掛けてきたらしいが、
出ないので、テキストを送ったらしい。
私からの返事は「今、ゲイガイズとゲイバーにいます。何か用?」と時刻は午前3時30分だった。
それが彼の逆鱗に触れた。

「別にキミが何をしようが誰と遊ぼうが、俺がとやかく言うことじゃないけど、
もっと自分を大切にした方がいいよ。ニューヨークは危ないんだよ。
もしキミが殺されたら、キミの両親はどうするんだよ。
自分の立場を考えるべきだ。
極端な話、キミのご両親が亡くなってお葬式を済ませ、遺品を整理して、家族としての責任を果たしたら
好きなだけ酒を飲んで遊びまくればいいよ。
それに、今一緒に遊んでいるゲイメンだけど、1年後、誰とも連絡取っていないよ。
俺には分かるよ。
奴らは今だけ楽しければいいんだから、キミのこと友達だなんて思っていないよ。
キミは享楽的過ぎだよ!
お酒を飲んで遊ぶ時間があったら、もっと建設的で創造的なことをしたほうがいいよ!!」

「うるせ〜。もてないくせに!」

とノドまで出たが、何も言わなかった。
反論もしなかった。
言い返して喧嘩したくなかったから、黙って聞いていた。
しかし、1年後にカールくんとは音信不通になっているだろうか?
カケル青年とも連絡を取っていないだろうか?
私が彼らを友達と思って連絡を取れば、きっと彼らも私を友達と思ってくれると思う。
こんなウルサいことを言うマスターベーダーはどうだろう?
1年後も連絡を取り合うだろうか?

私は不肖の娘だ。
親孝行は一度もしたことはない。
母の日も父の日も誕生日も何もしたことはない。
贈り物もしたことはない。
人並みの暮らしをして親を安心させようなどど一度も思ったこともない。
それは兄がいたから、甘えていたのだと思う。
しかし、兄の死後、私ができる唯一の親孝行は親より長生きすることであるということを自覚にするに至った。

こんな娘でも親より先に死んではいけないのである。
死んだら親の悲しむ姿を見ることはないが、兄の死で十分過ぎる程見たし、感じた。
子を亡くすことは人間として最大の悲しみなのだ。
経験しなくて済むならばしなくていい第一位だと思う。

しかし、「もし2人が死んだら?」と想像すると、私の根源が喪失し、ぱらぱらとチリになっていくような気がする。
子の立場でも親がいなくなることは想像したくないが、
それでも我が子など若い命があったら、目に見えるDNAがあるわけで、親の死に直面しても
命は脈々と引き継がれているという未来への希望が見えるのだろうが・・・。
現実、希望はない、あるのは終焉だけである。

しかし、マスターベーダーの言うことは正論であるが、私に夜遊びを止めろ〜というのは酷な話である。
唯一の楽しみである。
好きなのは止めたくないので、気を引き締めて、防犯に気を付けてゲイバー・ホッピングをしたいと思う。

みなさまも年末になり、忘年会とクリスマス・パーティーと大忙しでしょうが、
二日酔いになっても事件などに巻き込まれないように気を付けてください。

5

怒りの中和剤

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ルームメイト氏がクルージングの旅から帰ってきた。
「生まれて初めての『男の子』と2人きっりの記念すべき旅で楽しかった!!」
と無機質なデジタルのテキストだったが、彼が幸せを感じているのが分かった。

元妻とは新婚旅行も含めて、何回も旅行をしているが、ゲイとして「男子」との旅は初めてのルームメイト氏。
で、私は私で男子と初めての2人きっりの旅行を思い出した。

大学生の時、1泊で安房小湊の鯛の浦に行った。
ソコに行きたかったわけでもなく、行き当たりばったりの旅だった。
何軒か旅館を直接訪ねて安くて綺麗な所に泊まった。
シーズンオフだったので、泊まり客はほとんどおらず、大浴場といっても小さな浴場だったが、
仲居さんから「一緒にお風呂をどうぞ」と言われた。
セックスをするのも電気を消していた時だったので、一緒にお風呂だなんて〜凄く緊張した記憶がある。
ルームメイト氏のような豪華なクルージングの旅ではなく、観光漁船に乗って鯛を見たのだが。

ルームメイト氏自身も書いているように「記念すべき旅」は私が初めての男子との旅行を20年近くなっても
今でも色褪せずに思い出されるように、将来、たとえ仏蘭西人のボーイフレンドと別れても記憶に刻まれると思う。

***

ルームメイト氏に「くだらないことでごめんね〜」と断りを書いて、カールくんの愚痴をメールでこぼす。
ルームメイト氏ならば私の気持ちを理解してくれる、彼なら分かってくれるという前提があるから、
思いっきり遠慮せず書く事ができる。
人はおかしなもので、自分の意見に反論する人には愚痴はこぼさない。
「分かる、分かる、分かる」と言って欲しいのだ。

ルームメイト氏は私の気持ちを「分かって」くれて(大勢は苦手!少人数がいいとか)、
しかも「新しいゲイガイズを探すのを助けるよ」と新たなゲイ友達募集広告の文章作りをしてくれると言ってくれた。

一方、嫌になって嫌いになったカールくんからは「ゲイバーお誘い」のテキストが何回かあった。
嫌になって嫌いになったので無視していた。
すると、彼は察知したのか、一緒に行かなかったことを後悔していて、
「今度はボクを束縛する友達から略奪してくれ〜」というテキストが来た。
それで、嫌になって嫌いになったはずだったが、カールくんとまた週末遊びに行く約束をした。

ルームメイト氏が私の怒りの中和剤になっていることは確かだ。

***

職の無い、貧乏なお仏蘭西人のセバスチャンはルームメイト氏の家に近々引っ越してくるという。
ルームメイト氏に幸あれ〜!