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ガイドのサミーが「象がいるよ」と教えてくれる。
車道からとても離れているが象さんがたくさんいるのが見えた!
アフリカ象だ!!
カールくんもアレックスも楊さんも私も「わぁわぁわぁわぁわぁ〜〜〜〜」と歓喜の声を上げる。
みんなカメラを取り出して、一斉に写真を撮る(笑)!!
カールくんも私もこのアフリカ旅行のためにキャノンのDSLR(デジタル一眼レフ)を買う!
これでクォリティーの高い写真を撮れるのはバブリー・チャイナくんや呉くんだけではない
(お金持ちの親を持つ2人は既にキャノンのD SLR・デジタル一眼レフを所有している)!
私はやっと人民青年に追いついた!
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地面には糞がたくさーーーーーんある。
糞だらけである。
写真の茶色の点々は糞であ〜る!
糞の中に象がいると言っても過言ではなかった。
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先に進むとジープが止まって象の親子の通過を見守っている。
象は人間に慣れているのだろう。
悠々と横切っている。象さんはデカイ!!ジープと比較するとよく分かる!バスと同じくらい!?
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サファリ・ジープは天井が上に上がるような仕様になっているので、車の中で立って動物を観察することができる。
徒歩のサファリ・ツアーもあるらしい。それはレンジャーが付いてのスペシャル・ツアー。
我々は、車から外に出てはいけない。
みんなキャノンのDSLRを持っている!!サファリは誰でもフォトグラファーにしてしまうようだ!
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ジープは進む。
今度はさらに近くで象を見ることができた。
人間に見られても気にせず食事をする象さん。
22時間は食べているとガイドのサミーが言っていた。
夜も食べているらしい。
皮膚の乾燥を防ぐために水浴びは欠かせないので、水があり草木が豊かでないと象は暮らせない。
男の子が好きなKEN(アフリカでは禁句であ〜る)と象さん!!
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下記のようなくだらない写真も撮る(笑)。
象さんをなでなでするKEN!
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お昼はピクニック・サイトで食べる。
常設のテーブルと椅子が設置されている。
料理人ジョシュアくん(22歳であ〜る!)が作ってくれたランチ・ボックス(タッパーに入っている)
にはサンドイッチ、鶏骨付きもも肉、ゆで卵、クッキー、バナナマフィンが入っていた。
私はランチ・ボックスを持ってジープから出る。
カールくん、アレックス、楊さんは先に出ていた。
途中でジープの中にペットボトルを置いてきてことに気が付き、踵を返しジープの方に向かった。
少し歩くとサミーが叫びながら私の横を走る!
他のサファリのガイドも叫んでいる。
ただならぬ様子だ!
私の後ろの方で何かが起こっている!
私は振り返るのが怖かったが、何が起きたのだろうかと振り返ると
バブーン(ヒヒ)の集団がカールくんに突進していた!
ひえぇ〜〜〜〜〜〜!!
サミーも他のガイドさんがバブーンに石を投げる!
一個や二個ではない!
石打の刑の如くである。
しかし、バブーンはカールくんからランチ・ボックスを強奪して逃走した!
カールくんはランチ・ボックスのタッパーの中になんとカメラのレンズを入れていた。
運ぶのが楽ちんだからと入れたらしい。
食べ物は全部やるからレンズは返してくれ〜と思ったカールくん。
なんとその思いが届いたらしく(?)、近くに投げ捨てられていた!!
カールくんのレンズは無事だった!!!
おおお〜!
バブーンはカメラのレンズは食べられないのでどうでもよかったらしい。
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英国人のサファリ・ツアーの社長からの注意事項を思い出した。
「バブーンは人間のように色はいろいろ区別できないが白いのと黒いのは分かる。
白い人は石を投げてもコントロールが悪いので当たらない。
しかし、黒い人は確実に当ててくるから怖い。
白い人のことは基本的になめているので食べ物を取ったりするから注意して欲しい!!
白い人はアジア人も含むからね」
まさにその注意事項がカールくんの身の上に!!
そしてカールくんは「ボクはいつも何かを引きつけてしまうんだよね〜。人が経験しないのをする運命なんだよ」
私もどちらかと言うとそういう星の下に生まれたタイプの人間だと時々思う時があるが、
カールくん程強烈ではない。
下記の写真はカールくんからランチを強奪したバブーンのお父さん!
フェンスにのうのうと座っている。
家族を養う立派な父親なのだろうが・・・。
顔よりも私的には赤いペニスが気になった!体の割には細くて小さい!?
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私達はカールくんにランチを分けた。
私達が食べている間も他のグループがバブーンからランチ強奪に遭っていた。
しかし、黒人のみのグループには何もしなかった。
バブーンは知っているのである!
いつか白い人で石投げの人が登場したら我々もバブーンから襲われることはなくなるかもしれない。
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ところで、背景をクリスマス仕様にしてみた。
どうだろうか???