乙女のころはインターネットも携帯もなかった。便利な世界に慣れてしまった自分に「喝」を入れた旅。ハバナ旅行記。最終回。

おはこんばんちは〜!

ファイナルのキューバ旅行記をお届けする。

b_simple_122_0l

9月に10周年ブログパーティーをGAY BARのTherapyで開催した時に知り合ったアジア系青年がいる。
GAY GUYである(ストレート男子とは友達になるのは非常に難しい)。
タイガくん!

私たちがクレイジーで楽しそうだったからと話しかけてくれたのだ。
電話番号を交換し、それから連絡を取るようになり、彼のアパートのパーティーに招待されたり、Therapyで共に踊り、一緒に映画館に行ってGAY映画も鑑賞した。

ご両親のどちらかが日本人だと聞いていたが、日本語は少ししか話せないとと思っていて、テキストも会話もずっと英語だったが、
日本生まれで高校まで日本だったということを最近知った!!
なんと日本語が母国語だったのだ!!
外見が東南アジア系で、大学も大学院もアメリカなので英語がペラペラだったので、日本語は片言に違いないという私の激しい思い込みだった!

現在はテキストも会話も日本語である(笑)。

偶然にもタイガくんも同じ時期にキューバの首都のハバナに行っていた。
直行便の就航前だったのでコロンビア経由でキューバに行ったとのこと。カストロ元議長が亡くなる3日前に到着したので街中に音楽があって活気があるハバナを経験していた。
GAY CLUBにも行ったとのこと。
我々がイメージするキューバのGAY CLUBとはサルサが流れ、筋肉モリモリのセクシーなキューバンGAY GUYSが上半身裸で踊っている!

しかし、場末感が漂い、がっかりすると言っていた。
地元のGAY GUYSにとって外国人旅行者が行くようなところは高額過ぎて行けないので地元の人だけではいかないらしい。
先日お伝えした野外でのミーティングアップで交流を深めているのだと思う。
資本主義の欲にまみれた生活を送っていると、お金を払うのだから楽しませてもらってが当然の気持ちになってしまうのだと思う。

タイガくんもカールくんも、ブラジルのようにホットで筋肉モリモリのセクシーな男性を期待していたらしいが、
キューバ人はセクシーな男性がいなかったと言っていた。
しかし、私はそうは思わなかった。

キューバ人はアメリカ人や私のように肥満の人があまりいなく痩せている人が多い。
美味しいものは外国人旅行者向けで、食べる物が少ないと聞いたが本当だろうか? 
食べれないので痩せているというようには見えなかった。日本も痩せている人が多いが食べられないわけではない。
スナック菓子やクッキーなど体にとって余計なものを食べず、むしろ肥満な我々よりは健康的に見えたが。

物が溢れている世界とは違い、ファッションは 暑いのでTシャツやタンクトップが主流で、東京のようにファッショナブルではなく、
ボロボロのTシャツを着ていた若者もいたが、悲壮感は漂っていなかった。

マクドナルド、KFCやスタバなどアメリカ資本のお店がある風景をニューヨークでも東京でも見慣れているので全く見かけないハバナは新鮮だし、アメリカに抵抗していたのを感じる。スタバが進出したら、便利かもしれないが、虜になってしまったキューバのコーヒーといえばのカフェ・コン・レイチ、café con leche存在が危ぶまれることがないように祈る!!

オールドハバナの石畳の道。ヴァンパイヤ映画のワンシーンのようだ。

オールドハバナの石畳の道。ヴァンパイヤ映画のワンシーンのようだ。パリでは足の裏が痛くて歩けなかったがハバナでは問題なかった!

ところで、ニューヨークのGAY友が仲良くなったというキューバ人のGAY GUYと連絡を取り、待ち合わせをして一緒に50sのオープンカーに乗って、3時間のハバナ観光をした。

赤いオープンカーに乗ってハバナ観光ツアー!

赤いオープンカーに乗ってハバナ観光ツアー!

バックミラーに中国のお守りがあるので運転手に聞くと、車のオーナーは中国人だという!さすが華僑!世界のビジネスマンである!
ハバナにはチャイナタウンがありハバナ風中華料理は美味しいらしい。
食べてみたかった!

私はほとんどスペイン語を話せないし、彼も英語は少しだけ。カールくんとハニーくんはスペイン語が話せるので、サウロくん22歳と会話しているのが非常に羨ましかった。言葉は通じないがラウルくんがやさしい青年ということが伝わってきた。

サウロくんと革命広場で。後方には内務省の壁にあるチェ・ゲバラの肖像。

サウロくんと革命広場で。後方には内務省の壁にあるチェ・ゲバラの肖像。

また夜からはハバナ大学の大学生の弟さんと弟さんのボーイフレンドも参加。きょうだいは7人いるらしく、サウロくんと弟さんがGAYとのこと。
兄弟でGAYというのは実はよくある。3人みんなおしゃれで、すらりとしているイケメンである。GAY GUYSがおしゃれなのは世界共通だ。

ヘミングウィエイが滞在していた外国人旅行者向けホテルでは国中が喪に服しているにもかかわらずアルコールを提供しているという噂を聞き、閉店まで飲む。
ホテル・アンボス・ムンドス」”Hotel Ambos Mundos”というホテルである。

サウロ兄弟は、びっくりするくらいお酒が強く、何杯でも飲めるし、何杯飲んでも様子が変わらない。
モヒートを一人10杯以上は飲んでいたのではないだろうか? 
すごい!!
私は1杯飲んでクラクラ〜!2杯目は飲めなかった!
カールくんとハニーくんがご馳走してくれた。
モヒート1杯の値段はニューヨークの五分の一なので「これぐらい安もんだ!!」とのこと!

キューバのお酒といえばのラムがたっぷり入っているモヒート!

キューバのお酒といえばのラムがたっぷり入っているモヒート!HAVANA CLUBのグラスで出てくる。

ヘミングウェイが滞在していた部屋は一般公開している。511室。

ヘミングウェイが滞在していた部屋は一般公開している。511室。

BARでの喫煙が禁止になってニューヨークでは十数年が経つがキューバでは葉巻もタバコもOKなようで、みんなガンガン吸ってる。
髪の毛や服にニオイが つき、昔はこうだったなーと懐かしく思う。

彼らは『ワンピース』などの日本のアニメを知っていた。
キティちゃんのTシャツを着ている人も街中で見かけて、日本のアニメとキティちゃんは世界を征服した!!!
などと思っていたら、ラウルくん達は『花より男子』を知っていて非常に驚く。主人公の名前「牧野つくし」も知っていてさらにさらに驚く。

実は私、『花より男子』ファン。マンガは全巻持っている。きっかけはアニメだった。
持田真樹ちゃんがつくしで、山本耕史さんが花沢類の声を担当していた。
その昔90年代、日曜の朝、テレビ朝日で放映されていていたのを毎週欠かさず観ていた!!!

「牧野つくし」はストレート女子とGAY GUYSの憧れである。
イケメンの超一流の男子にモテモテで、その中でも一番の大富豪に愛されて〜、なれるものならなりたい!
現実は無理だけど「牧野つくし」に自分を重ねた妄想の世界では花沢類に愛されて、道明寺と結婚できるという最高の話である。

英語のタイトルは”BOYS OVER FLOWERS”。スペイン語は、”No me lo digas con flores”

さて、飲んだ後は、日本ならラーメン、アメリカならピザと脂っこいもが食べたくなる。ピザ屋さんがこの状況下でもオープンしているということで行ってみる。
ノリノリのお姉さん達だ。
待つこと10分。
味はピザというよりは、ピザパンだった。ピザの生地がパンだったから。

ピザ屋のお姉さん達!ノリノリだった!

ピザ屋のお姉さん達!ノリノリだった!

パイ生地はパン!!

パイ生地はパン!!

なんとラウルくんが私のためにクッキーを買ってくれた。
「美味しいのかな? 食べてみたいな〜」とショーケースを見ながらぶつぶつ言っていた。

資本主義社会から来たというだけで上から目線で申し訳ないが、
いくら私が貧乏とはいえ彼らよりはお金があるわけで、精神的には彼らの方が豊かだは思うが、「いらない!いらない!」と言ったが買ってくれた。
感激である。
ラウルくんは旅行者用の通貨とは違う人民ペソで支払ってくれた。

ううううう〜〜〜、涙が出た。

GAY GUYって世界共通でやさしい(おごってくれるから(笑)って違うか。はははははは〜)!!

味は甘くなく、すっきりしている(?)クッキーだった。独り占めでなく、みんなで食べた。

クッキーに焦点が合わず、背景になってしまった。サウロくんが買ってくれたクッキー!

クッキーに焦点が合わず、背景になってしまった。サウロくんが買ってくれたクッキー!$3と書かれてある値札の横にある。写真を撮り忘れた!

深夜1時。
サウロくんたちと再会を誓って別れた。

サウロくん、弟くんと弟くんの彼。みんな『花男』ファンである。

サウロくん、弟くんと弟くんの彼。みんな『花男』ファンである。

b_simple_122_0l

ニューヨークに戻って来てから、Netflixからの新着情報で、 “Four Seasons in Havana”、直訳だと『ハバナの四季』というハバナを舞台にした犯罪ドラマが視聴できるというのを知り、早速鑑賞した。
熱帯地方のハバナに四季はあるのだろうか?とふと疑問に思ったが、多少の変化はあるのかもしれない。

Netflixの最新作”Four Seasons in HAVANA”

シーズン1、トータル4話。

アメリカの犯罪ドラマのように拳銃での打ち合いや激しい暴力シーンは出てこない。が、毎回激しいエロティックなセックスシーンが出てくる!!
さすがキューバ!!

主人公は中年刑事のコンデ氏。
バディ(相棒)と一緒に、地道に捜査を重ねていく。
主人公のコンデ氏、中年太りで、おやじさんなので顔のラインもぶよぶよしているのだが、毎話別の女性とセックスしているモテモテ刑事である。

文才があり、解決した事件を文章にしている。それもタイプライターである。ヘミングウェイの時代を彷彿させる!!

タイプライター!!!!で執筆するコンデ刑事!渋い!さすがハバナ!

タイプライター!!!!で執筆するコンデ刑事!渋い!さすがハバナ!

ところで、第3話はGAY関連のエピソードだった。

赤いドレスを着た美しい若い男性が何者かに絞殺された。
男だと分かって怒った客に殺された男娼ではないかと推測されたが、身元が判明し、殺されたのはドラァッグクィーンではなく普段全く女装もしないGAY GUYで、政府関係者の子息だった。

コンデ刑事はGAYについて勉強し、GAYやトランスジェンダーが集まるパーティに行き潜入捜査も行う。「ドラァッグクィーンではなく女装もしないGAY GUYがなぜ女のドレスを着て殺されたのか???」とコンデ刑事は疑問に思い、捜査を進めていく!
被害者の青年は三島由紀夫を愛読していたのを付け加えておこう(すみません、ネタバレだ)!

ドラァッグクィーンも女装もトランスジェンダーもGAYも同じ一緒くたに扱われることが多い中、ちゃんと理解がある脚本で感動!それにキューバの歴史を知らないと殺人の動機が見えてことない点など奥が深くさらに感動した!!
また死 体発見現場がなんと行ったことがある場所だった!
びっくり!感激!嬉しかった!!

アメリカの刑事ドラマとは全く別の風情でシーズン2が楽しみである。

殺人現場として登場していた!行ったことがある場所が映画やドラマで登場すると非常に嬉しいものであ〜る。カールくん撮影。

殺人現場として登場していたハバナフォレスト!行ったことがある場所が映画やドラマで登場すると非常に嬉しいものであ〜る。カールくん撮影。

b_simple_128_2m

11月29日、ハバナの革命広場で営まれたフィデル・カストロ前議長追悼集会に参加した。ニュースでは数十万人が詰めかけたとニュースに書かれていたが、その一人であった。アンテナのついている小さいテレビをヘッドフォンで聴きながら見ている人が多かった。遠くで聞こえる演説や哀悼の言葉がスペイン語だったのでどういう状況なのか私は恥ずかしながら把握することはできなかった。

カストロ前議長の追悼集会。制服を着用している若者が多かったのが印象的だった。

カストロ前議長の追悼集会。制服を着用している高校生や若者が多かったのが印象的だった。

不謹慎だと知りつつ、カストロ前議長といえば、ニューヨークのハロウィーンのコスチュームで定番だった。
革命帽とヒゲと葉巻を持てばカストロ議長になれる。スタイルが確立していた人物だった。

フィフティーズの車が今でも走るハバナ。ハバナのシンボルにもなっている。1960年以来アメリカとの政治的関係悪化と経済封鎖の結果で使わざるを得ない状況ではあるとは思うのだが、それでも50年以上も経った車を修理して使っている。排気ガスが激しく環境には全く優しくなく、安全性はきっと50年代のままで高くはない。
しかし、車もコンピュータも服も毎年モデルチェンジをして「買え〜!買え〜!買え〜!」の攻撃にさらされていると感じる私にとって実際に走る50sの車を見て、乗車してほっとした。

新しくなくてもいいんだ!

ハバナのお土産屋さんで、鼻水が出るのでテイッシュをくださいとお店の人に言ったら、硬い紙を渡された。
これじゃかめないと思ったが、私が子供のころ、広告などを手で揉んで柔らかくして鼻をかんだことがあった。
テイッシュというしゃれたものはなかったのだ。
その経験を生かして(笑)、無事に鼻をかむことができた!
日本もそういう時代があった。
郷愁を感じて私より上の世代がキューバに行きたいと思う気持ちが分かる。
でも、急激に変わってしまう日がすぐに来るだろう。

私が乙女だった頃、インターネットがなくてもスマホがなくても友達と今は無くなったしまった新宿のスタジオアルタで待ち合わせをして会っていた。
来ないと数時間も待っていた。
連絡する手段がないから。
今はテキストの返事がすぐないだけでとっても落ち込む。
あの時代の余裕が欲しい。

便利を当たり前だと思っていた自分に「喝」を入れた旅であった。
50scar-1

本屋さん。ニューヨークでは多くの書店が閉店している。イケメンでお医者さんで革命家のチェ・ゲバラの本がたくさん本棚にあった。また当然のことだが肖像画は至るところで見られる。

本屋さん。ニューヨークでは多くの書店が閉店している。イケメンでお医者さんで革命家のチェ・ゲバラの本がたくさん本棚にあった。また当然のことだが肖像画は至るところで見られる。

cocktail-line

拙ブログ10周年を記念して12月28日(水)に忘年会 in 二丁目を開催しようと思っております。

ご参加ご希望の方は、忘年会のご案内を送りますので、お手数ですが、上にある1.ようこそDEEEEEP NEW YORKのページをクリックしていただき、
問い合わせ先にメールを送ってください。
ご面倒でもよろしくお願い致します。

お会いできるのを楽しみにしています!
bounenkai2016
忘年会妄想予想図!あくまでも妄想なので〜どうか悪しからず御了承ください!

乙女のころはインターネットも携帯もなかった。便利な世界に慣れてしまった自分に「喝」を入れた旅。ハバナ旅行記。最終回。」への2件のフィードバック

  1. メグミさま☆

    お久しぶりで、おはこんばんちはあ。

    キューバ旅行記、とても楽しそうで羨ましいです

    飛行機に乗るまでのくだりは、大変でしたねぇ(泣)考えたら卒倒しそうになりました。

    まだまだ開発途上の国の良さが残り、なんだかしんみりしました。そうだったなあ…、昔はネットやら何やらが無く不便だったけど古きよき時代だったと思います。人情味があるというか…

    あ、それで年末のパーティーですが、残念ながら兄弟の引っ越しやらと重なり行けそうになく…めちゃくちゃ残念に思っています…(泣)

    メグミさんにお会いできるなんて夢みたいだ!!と喜んでいましたが…様々予定を調整しても無理だとわかり1人肩を落としています。
    次こそは、必ずお会いしに行きたい!と思っていますo(T□T)o

    ああ…今年はなんやかんや体調や母の介護関係のこと、様々走り悩むことが多かったです。急に母が体調をくずして日中や夜中走る場合も出てきて、気の抜けない日々になっているのもあります(泣)

    生きる、て大変だわあ。な一年でしたが…メグミさんに会える日を楽しみにまた頑張ります

    次こそは…

    皆さんと楽しいパーティーになるといいですね(^-^)v
    ではまた…

    • 梅梅さーーーーーーーん

      おはこんばんちは〜!
      お久しぶりです!
      コメントありがとうございます。

      会えるようにいろいろ考えてくださって嬉しいです。

      お母様の体調が安定するといいですね。
      そして、何よりも梅梅さんのお体も大切です。
      寒くなってきたので体を温めて気を付けてくださいね。
      冷えは子宮の大敵です。
      私もカイロを貼っています。

      いつか梅梅さんとお会いする日を楽しみにしています。

コメントは受け付けていません。