連鎖する告発の恐怖。演出家イヴォ・ヴァン・ホーヴェのブロードウェイ第二弾はまたもアーサー・ミラー!”The Crucible”『クルーシブル』

kirakiatama16

1月に鑑賞したアーサー・ミラーの戯曲 “A View from The Bridge”『橋からの眺め』にいたく感動した。拙ブログでは何度も何度も書いている。

いろいろ検索した結果、クローゼットのGAY、ロドルフォを演じたイギリス人俳優ラッセル・トヴェイはGAYを公言していた。
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男性ファンが失神してしまったほどのラッセルくん!

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演出家はベルギー人のIvo Van Hove(イヴォ・ヴァン・ホーヴェ)。彼もGAYを公言していた。そして、斬新なセットで50年代に書かれた戯曲を現代美術の雰囲気にした舞台セットデザイナー、Jan VersweyveldもGAYで演出家のイヴォ・ヴァン・ホーヴェ氏と婚姻関係にあり、2人はアントワープの美大で知り合ってから26年間ともに人生を歩み、2人でいろいろお芝居を作り上げてきたことも知った。

via Theater Mania (© David Gordon)

via Theater Mania
(© David Gordon)

演出家イヴォ・ヴァン・ホーヴェ(左)と舞台セットデザイナー、Jan Versweyveldは公私を共にする藝術家カップルだ!!

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そして、 “A View from The Bridge”『橋からの眺め』を制作したイギリスはロンドンに拠点を置くYoung Vicという劇場も所有する劇団の存在を知り、私の小さい世界が一挙に広がった。


Young Vic Theatre Companyの地図!いつか、できるなら死ぬまでには行って観劇したい!!!

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Ivo Van Hove(イヴォ・ヴァン・ホーヴェ)演出によるアーサー・ミラーの戯曲“A View from The Bridge”『橋からの眺め』についての拙宅ブログの記事のリンクはこちら。

・ダブルキスの意味。アーサー・ミラーの『橋からの眺め』

・感激のあまり気を失う!

・キミなしの人生なんて想像もできない。

kirakiatama16

今度は、演出家Ivo Van Hove(イヴォ・ヴァン・ホーヴェ)氏がまたもやアーサー・ミラーの戯曲“The Crucible”『クルーシブル』でブロードウェイに登場!!!!!

主人公のジョン・プロクターをイギリス人俳優ベン・ウィショーが、先日のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた可憐なアイルランド人の女優シアーシャ・ローナンが悪の発端であるアビゲイル・ウィリアムズを演じる。

via New York Times Ben Whishaw and Saoirse Ronan are set to star in “The Crucible.” CreditJan Versweyveld

via New York Times
Ben Whishaw and Saoirse Ronan are set to star in “The Crucible.” CreditJan Versweyveld


シアーシャ・ローナンといえば、私の中では主演でピーター・ジャクソン監督の2009年”The Lovely Bones”『ラブリーボーン』の少女だ。

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すっかり演出家イヴォ・ヴァン・ホーヴェの虜になってしまった私は初日に行って来た!

カールくんを誘ったがミュージカルのチケットをお誕生日プレゼントで貰い、同じ日なので行けないと断られ、ハニーくんは友達の出版記念パーティーがあるからと断られ・・・(涙)、私ひとりで行ってきた!!どうしても初日に行きたかったのであ〜る。ニューヨークにもひとりで来た!ごはんもひとりで行けるし、ひとりでGAY BARにも行けるし、ひとり映画もするし、全然平気な私!

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開演前にPLAYBILL(無料で配布されるパンフレット)を読むと、演出家イヴォ・ヴァン・ホーヴェ氏のインタビューが掲載されていた。そこで、『クルーシブル」のリハーサルはLaMaMa劇場の地下でしていたと言っていた。
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PLAYBILL(無料で配布されるパンフレット)の表紙はベン・ウィショーとシアーシャ・ローナンだ。

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私が住んでいるアパートは、彼らがリハーサルしていたLaMaMa劇場の近くで、ストリートを歩いている時に、ベン・ウィショーに遭遇したのである。背が高くてスタイルのいい人がいる!!!と思って顔を見ると、「あっ、イギリスの俳優さんだ」と顔は認識したのだが、名前は知らず。日本人のゲイ友カケルくんの絶対タイプだ!報告しなくちゃいけないと思ったのだった(笑)!

それは、“The Denish Girl”『リリーのすべて』を鑑賞する前であった(ベン・ウィショーはGAY役で出ている)ので、カールくんに「この人、こないだ近所で会った」と『リリーのすべて』を鑑賞中に言ったのだが、まだ名前を覚えられずだった。

そう、近所で『クルーシブル』のリハーサルが行われていたから、私は彼に遭遇したのであ〜る!納得!!

その後、拙ブログにコメントをくださる 方からベン・ウィショーがGAYを公言している既婚者!夫持ちというのを教えてもらったのだが、『クルーシブル』で主人公を演じるとは全くつながらなかった!!!!

via The New York Times

via The New York Times


背がすらりと高く、おひげと醸し出す雰囲気はイーストビレッジのカフェで溶け込んでいそうだ。実際、ベン・ウィショーのような男性がいっぱい生息している!

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『クルーシブル』の観劇感想については次回に書きたいと思う。その前にどうしても言いたいことがあるのであ〜る。

私の席は2階だった。お芝居が終了後、音響のオペレーションは通常オーケストラシート(1階)にある。もしかして演出家もいるかもしれないと思い、行ってみたのである!!演出家Ivo Van Hove(イヴォ・ヴァン・ホーヴェ)氏がいたーーーーーーーー!!!!本物が!!!
最近、毎日、拝んでいる顔がーーー!そこにーーーーーー!!

シャツにVネックのセーターを着ていた!
写真の印象では神経質なイメージだったが、全く違っていた。
優しい雰囲気に包まれた人で、にこやかに多分お仏蘭西語で話していた。
おおおお〜お仏蘭西語だ!!!!

英語で話しかけた。
「お邪魔してすみません。”A View from The Bridge”を観ました。素晴らしいお芝居でした。サインください」と。

笑顔で快諾してくれて、握手までしてくれた!!

感激!!!!
感激!!!!
感激!!!!
感激!!!!
感激!!!!

自分自身心臓の鼓動が聞こえた!!!

どくん、どくん、どくん!

できる人間は優しいというのを実感した!!!!

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イヴォ・ヴァン・ホーヴェ氏にサインしてもらった!!!!

サインのアップ!!!!!!!!!
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IVOと書いてある!!!一生大切にする!!!! これをお守りにHANAKUSO2をがんばる!!!笑

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お仏蘭西語を話していたと思ったのだが、ベルギーはお仏蘭西語とオランダ語が公用語のはず。彼らが知り合ったアントワープ(少年ネロと愛犬パトラッシが住んでいた市)はオランダ語が公用語。しかし、私はオランダ語を認識するほどオランダ語を聞いたことがないので、イヴォ・ヴァン・ホーヴェ氏がどちらの言葉を話していたのかは不明だが、英語ではなかったのだけは分かる。下記の地図のANTWERPENがアントワープである。

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パートナーの舞台セットデザイナーのヤンさんは近くにいるかなと思ったが残念ながら姿は見つけられなかった。ヤン氏はいなかったが、私のGAYDER(ゲイダー)が振り切れるくらいのイケメンの若い眩しいキラキラ〜〜〜GAY GUYSが演出家Ivo Van Hove(イヴォ・ヴァン・ホーヴェ)氏の周りにたくさんいた!アシスタント!? 取り巻き?? こんなすごい環境だったとは!!!GAY BAR以上である。魅力的な職場!!ぜひ私も仲間に入れてください!!!!!まぜて〜LOL

あんなに魅力的なGUYSがいっぱいいたら、ふらふら〜とよろめいてしまいそうだ。既婚者のGAY GUYS3人!ホーソン作 “The Scarlet Letter”『緋文字』、adultery(姦淫/姦通)の頭文字”A”が胸にいっぱいついてしまう。AAAAAAA〜(← 緋文字のAについてはカールくんの発言であ〜る。他のミュージカル鑑賞後、『クルーシブル』の劇場に来てくれた。そして若いGAYの取り巻きについて話したから。カールくんは不倫はしてはいけないと言っているし、誘惑にも負けていないらしい)。よろめきは罪ですか??? こんなに魅力的な男性に囲まれて仕事とは禁欲の修行以外の何ものでもない。しかし、職業柄慣れてしまってもしかして免疫があるのかもだ。

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『緋文字』といえば、デミ・ムーアの映画を思い出す。

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日本では姦通罪は廃止になったが、アメリカでは現在も16州に姦通罪がある。知らなかった!!!えええええええ〜の衝撃である!!!検索して初めて知る!!ニューヨーク州も。州によって刑罰は違うが、ニューヨークは禁固3ヶ月だそうだ。カリフォルニア州にはない。よろめくのは罪ではないが、実際にしてしまうと罪のようである。同性婚も合法になったので処罰の対象になるはずである。

こちらのサイトから。
http://www.womansday.com/relationships/dating-marriage/a50994/adultery-laws/

話の方向が、姦通罪の話になってしまったが、ホーソンの『緋文字』が唐突なことではなくアーサー・ミラーの戯曲『クルーシブル』につながっているのだ。それも後日お伝えしたいと思う。

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“A View from The Bridge”『橋からの眺め』が、演出家イヴォ・ヴァン・ホーヴェ氏のブロードウェイのデビュー作だった!!「ご成功おめでとうございます!」そしてすぐにブロードウェイ進出2作目になる”The Crusible”『クルーシブル』が上演中である。前回のようにロンドンで好評を博して鳴り物入りで上演したのではなく、ニューヨークが初演だ。2作立て続けにイヴォ・ヴァン・ホーヴェ氏の演出とはプロデューサー他、彼の才能に惚れ込んだのはもちろん、また興行的にも成功するという自信を伺う知ることができる。それに、なんと2作ともアーサー・ミラーの戯曲だ。

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48丁目にある劇場前で。シアーシャ・ローナンが悪少女を演じる!!!

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“A View from The Bridge”『橋からの眺め』はクローゼットのGAY GUYが引き金になって起こった殺人事件をベースにアーサー・ミラーは書いた。

”The Crusible”『クルーシブル』は1692年、セイレムでの魔女裁判を題材にしながら、本当は当時アメリカに吹き荒れたマッカーシズムを批判している戯曲だ。マッカーシズムとはアメリカに脅威をもたらす共産主義者を告発した「赤狩り」と言われる動きだ。チャップリンがハリウッドを追放された。犠牲になったのは著名人だけではなかった。GAYは共産主義者に通じていると言われ、密告・告発され、政府関連で働いていた人たちは職を追われたのだった!!!

GAYを公言している演出家イヴォ・ヴァン・ホーヴェ氏。前回はクローゼットのGAY役をGAYである俳優ラッセル・トヴェイを起用した。そして『クルーシブル」の主人公にはGAYを公言しているスター、ベン・ウィンショーが演じる!!!

きっと何か、彼が意図している何かがあるはずだ!!!

つづく〜

連鎖する告発の恐怖。演出家イヴォ・ヴァン・ホーヴェのブロードウェイ第二弾はまたもアーサー・ミラー!”The Crucible”『クルーシブル』」への4件のフィードバック

  1. メグミさま☆

    おはこんばんちは〜

    はい!聞こえていましたよあの声はメグミさんだったんですね!ありがとうございますー

    最後の福島県の方言、とっても素敵ですね私は関西弁なので、『今週もがんばろか』というところでしょうか?しかし私はなかなか頑張れない人間なので…『ぼちぼちいこか』て感じです

    今週も生き延びまっせ

    • 梅梅さま

      きゃぁーーー!聞こえたんですね〜!

      梅梅さんは関西弁なんですね〜
      東北の寒村出身の私には文化的で憧れの地です。

      今週も生き延びっぺ!!!(笑)

  2. メグミさま☆

    おはこんばんちは〜

    たくさんの話題があり、何から書けば良いのかわからないですが…、とにかくサインもらえて良かったですねー嬉しいお気持ちわかりますo(^∇^o)(o^∇^)o

    またパンフレットの表紙がステキやっぱり独特ですねぇ〜この暗さがたまらない〜

    しかし…考えたらgayの方、て多いんですね。以前どこかで素敵な男は既婚者かgay、て言われてましたが正に!
    内容はちょっとわからないのですが、gayの方を起用するのは もしかするとそのある種の特殊というか深い悩みを乗り越えた人にしか表せない命の機微というか…苦悩した人にしか手に入れられない表現力があるのかもしれないですね…。言葉にならないものを表す力、それを無言のうちに伝える深さが苦労したからこそあるのかなあ…とか考えてしまいました。勝手な判断ですね、すみません。

    昔、有名な日本画家の上村松園という方が『こんなに苦しいなら死んだ方がマシだ』ということが生きているとある、みたいな事を言われていたのを新聞で読みました。その苦悩や苦労がたくさんの名画を残す力になったのかな…と思って。
    作り上げる方も演じる方も、きっと目に見えないそこに焦点を当てていらっしゃるのかな…と勝手に考えました。

    色々考えさせられますねえ。芸術、て素晴らしい

    長々いつもすみません。よい1週間を〜

    • 梅梅さま

      おはこんばんちはーー!

      梅梅さんへのコメントでベンくん(気軽に呼ばさせていただきます)とすれ違ったことを書きました。パンフレットを読んだ直後に「梅梅さーーーん、あれはリハーサルしてたんだよ!!」と心の中で叫んでご報告したんですが、聞こえましたか?笑

      今回のコメントも深い洞察・考察をありがとうございます!

      「ある種の特殊というか深い悩みを乗り越えた人にしか表せない命の機微というか…苦悩した人にしか手に入れられない表現力があるのかもしれないですね…」

      外見も大切ですが、内面からにじみ出る雰囲気は梅梅さんのご考察の通りだと思うんです。演出家のIVO氏もそこに大きく期待しているのだと思いました!

      カールくんではないけど親しいアメリカ人のゲイ友が「自分がGAYであることを自覚して他の人と違うことを認識した時から胸に大きな傷ができた。他のGAYも同じだと思う」と言った言葉も思い出しました。

      辛い気持ちもいつか作品に昇華されるといいなー(ぼそ) 上村松園先生のお話もありがとうございました!

      サインをもらった喜びを分かっていただき、これまた嬉しいです!!

      今週もがんばっぺ(故郷の方言です)

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