美化しないありのままの姿を描く巨大腹主義

ブルックリン在住の日本人ゲイ友タカユキくんとイーストビレッジのコーヒーショップMUDで会った。最近、よくここにタカユキくんと来る!というのは、ウェイターさんもお客さんにもイケメンが多いから(LOL)!コーヒーもデザートもサンドイッチも美味しい!

たまにはニューヨークのグルメ情報も!LOL

MUD Coffeeのお店でレストランも併設されている。レストランといってもイーストビレッジ的だが。

307 E 9th St between 2nd Ave & 1st Ave
East Village
http://www.mudnyc.com/

MUD Coffeeは他にもキオスクがある。
地下鉄Fラインの2nd Ave 駅の出入り口付近にある公園内にあり、お天気が良ければ公園内にテーブルと椅子が設置され飲食できる。
そして、売店の壁にあるサインが毎日私を励ましてくれる!

Don’t Worry! Everything is going to be Amazing!!!
心配しなくていいよ!全てとってーーーーもうまくいくから!!

Everythingisgoing to beamazing
このサインは元気づけてくれる!きっと私だけじゃないはずだ!

***

話を戻そう!

タカユキくんと会って挨拶もそこそこにいきなり私は「”Stranger by the Lake”、観た?」と聞いた。

タカユキくんの返事は「Netflixで観ましたよ〜!ちんこがいっぱいの変な映画でしょう??? 射精シーンがあってびっくりしました!!!ポルノじゃないのに!」。
彼も鑑賞し、驚いていた!!

「射精はボディダブルならぬちんこダブルだったんよ〜」と報告!

「ええええ〜!? そうなんですか? 本体の方の顔と体を観たいですね〜!立派な射精でしたよね〜」とタカユキくん。

彼も私も二人で激しく同調した!!立派で見事な発射シーンだった!!形も量も発射も美しかったLOL

stranger_by_lake
これはお仏蘭西語のポスター!この映画について毎日考えている!

***

同じ日の深夜にニューヨークから東京に移住したゲイ友カケルくんからLINE電話が来た。

また同じ質問をする。
「”Stranger by the Lake”、観た?」

「確か3年前のニューヨーク・フィルムフェスティバルで観ましたよ」

おおおー、さすがカケルくん!!

カールくんもタカユキくんもカケルくんもみんなゲイ友は観ている!!!
そして、他の仲良しゲイ友にも聞き取り調査をしたのだが(LOL)、友達は観ていないが、ボーイフレンドはなんとブルーレイまで持っていると教えてくれた!!!
GAY GUYSの視聴率・鑑賞率は非常に高い!!

「それと、監督とも話しました!!」

「えええええええ〜!!監督に会って話したの?」

「はい、話しました!」

「どんな人だった?」

「優しい普通のおじさんって感じでした」

やっぱりおじさんなんだと妙に納得!

カケルくんは監督とのやり取りを教えてくれた。

「台湾人の友達と一緒に観たんですけど、湖畔のハッテン場にいつも人のエッチを覗く人いましたよね。(いたいた〜!デブのお兄さん)友達があれは何なのか?って監督に上映後聞いたんですよ。監督は“ハッテン場には必ずと覗く人いるじゃない。特別なキャラクターでも何でもないよ”って答えてくれたんですよ!でも、台湾人の友達は変だ!変だって言い続けてたんですけど、ボクは”そういう人、いますよね”って監督と一緒に笑ったんです」。

おおお〜!監督と一緒に笑った!!!
いいなーーと非常に羨ましくなった。

カケルくんに「ハッテン場に他人の行為を覗き見している人っているんだね??」と確認&質問をしてみた。「必ずいますよ〜」と教えてくれた。

登場人物の中に、パンツからペニスを出して、藪の中で行われているセックスを覗きながら触っている男性がいるのだ。
実際にするよりは見て興奮するタイプもいるわけで・・・。ハッテン場に行った経験のない私でもそういうタイプの人がいるのは事件ニュースなどから知っている。台湾人のカケルくんの明友はウブなのかもしれない。
ちなみに、主人公フランクは窃視されていても気にならない発言をしていた!!見られて興奮する人もいるわけで・・・。

下記の写真が”Stranger by the Lake”のアラン・ギロディ監督。この映画の脚本も書いている。
AlainGuiraudi
おじさんはおじさんかもしれないが普通のおじさんというよりは、インテリジェンスあふれる素敵な雰囲気だ!それに優しい人という感じがする!

ojisan111

ところで、覗き見して興奮する人はセクシャリティーに関係なく存在する。いわゆる出歯亀(でばがめ)だ!!公園でアベック(古い!?)の性行為を藪から覗いているというイメージがあったが、ゲイのハッテン場にもいるんだと勉強になった。

ところで、出歯亀とは? 知っているようでよく知らない。

gooの辞書より。
明治41年(1908)風呂帰りの女性を殺害した女湯のぞきの常習者、池田亀太郎という出っ歯の男のあだ名から。「でばがめ」とも。のぞきをする男。

ウィキペデイアでも『出歯亀』を調べてみよう!』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%BA%E6%AD%AF%E4%BA%80

引用:「様々に転用されている。森鴎外も小説『ヰタ・セクスアリス』の中で当時真実暴露と称してしばしば性的描写を行った自然主義(自然主義文学など)の別称として揶揄する意図で「出歯亀主義」なる表現が用いられたり・・・」

なんと!!!文豪森鴎外も小説『ヰタ・セクスアリス』の中で言及しているとは!!!
森鴎外の『ヰタ・セクスアリス』に書かれている「出歯亀」についても検索してみる。

(出歯亀事件から1年後の明治42年に発行!青空文庫で読める。)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/695_22806.html

金井君は自然派の小説を読む度たびに、その作中の人物が、行住坐臥造次顛沛、何に就けても性欲的写象を伴うのを見て、そして批評が、それを人生を写し得たものとして認めているのを見て、・・・中略・・・

そのうちに出歯亀事件というのが現われた。出歯亀という職人が不断女湯を覗く癖があって、あるとき湯から帰る女の跡を附けて行って、暴行を加えたのである。どこの国にも沢山ある、極て普通な出来事である。西洋の新聞ならば、紙面の隅の方の二三行の記事になる位の事である。それが一時世間の大問題に膨脹ぼうちょうする。所謂いわゆる自然主義と聯絡れんらくを附けられる。出歯亀主義という自然主義の別名が出来る。出歯るという動詞が出来て流行する。

vitasexualis
英訳の『ヰタ・セクスアリス』。”Vita Sexualis: A Novel” 出歯亀主義の英訳が気になるところだ。いつもの文豪の顔写真とは違うが本人なのだろうか?晩年の写真?

***

ということは、性的行為を堂々と描写する”Stranger by the Lake” は明治時代の流行語を使えば「出歯亀主義映画」とも呼べる自然派シネマだ。

しかし、確か自然主義の発祥はお仏蘭西だったと思い、引き続き検索をしてみると、19世紀のお仏蘭西で発生した自然主義と日本での自然主義とでは性質が異なり、中国の中華そばがラーメンになったように、インドのカレーが日本のカレーになったように、自然主義もジャポナイズされて「赤裸々」を描くことが自然主義の文学になった。事実を美化もしないでありのままに客観的に科学的に書くことがご本家の自然主義。”Stranger by the Lake” はジャポナイズ(日本化)の方の自然主義または出歯亀主義ということになる!!お仏蘭西のGAY映画がお仏蘭西の自然主義をジャポナイズした自然主義映画とは面白い!!

勝手に理論づけてしまったが(汗)、映画論も文学論もアカデミックに勉強していないので、”Stranger by the Lake” がどの主義でどんなカテゴリーに入るのかは正直言って分からない。しかし、WIRED(変)で衝撃的でリアルなクローゼットのおじさんの巨大腹に嫌悪感と憐れみを持った感情は変わらない。中年の報われない思いを自然のままに美化しないで描こうとする主義や運動のことをアンリおじさんのお腹を象徴化して「巨大腹主義!」と呼ぶことにした!!LOL 

ojisan111

ところで、湖畔ではないが、拙宅の近くにハッテン場があるGAY BARがある。ゲイ友で行っていない人は誰もいない(みんな行っている)人気店だ。しかも女子も入場可能だ。さすが、そこはニューヨークだ!ただし、入場料が男子の倍額!しかし、一度も入ったことはない。カケルくんには見聞を広げるためにも行くべきだと勧められている。他のGAY BARほど女子は多くはないが数人はいるらしい。女子禁止ではないので堂々と行けるわけだし、湖畔まで出かけなくても3分で到着なわけなのだが・・・。

そしたら、私が出歯亀子になる!? 
心の魔羅ちゃまが大変なことになってしまいそうだ!(LOL)その際はジャポナイズの方の自然主義・巨大腹主義でご報告しようと思う。

それでは、HAPPY NEW WEEK!!!!

ojisan111

美化しないありのままの姿を描く巨大腹主義」への4件のフィードバック

  1. 恵さん、心の魔羅ちゃま、おはこんばんちはー。

    人の性癖って面白いですよね。

    自分が誰かの性行為を見たい < 自分達の性行為を誰かに見られたい < 自分のパートナーを寝取られたい、それを見たい。=自分が誰かとしているところ
    をパートナーに見られたい(寝取られ)。
    なんじゃ無いかと最近思います。

    所詮、SMとかもこの中のバリエーショのアクセントとしてついたりするとは思うんですけど。

    みたいな感じでゲイの方々も嗜好があるでしょうか。

    最初の自分が誰かの性行為を見るなんてのは生か映像の違いはあっても様はアダルトビデオとその延長なきがするんですけど、その先になるとマニアな匂いがしませんか?

    出歯亀ってどこに分類されるんでしょうね。

    そうそう、今日映画を観たんですがLOVE
    IS STRANGE という熟年ゲイカップルがニューヨークで結婚をしてそれを機に失業やら何やらに見舞われるという映画の予告?宣伝?を見ました。

    なかなか、予告だけでも泣ける感じで私は実は泣きました。
    更年期かも。

    http://jinseiha.com/

    恵さんはご覧になりました?

    • 玲さま

      おはこんばんちは〜

      心の魔羅ちゃまにもご挨拶いだだきまして、心の魔羅ちゃま自身が大変喜んでおります。笑 

      アダルトビデオでは確かに他人の行為を観ているので出歯亀的とも思うのですが、大きな違いは3次元(現場で)実際なものを見るというのが出歯亀なのだと思います。法治国家の日本では軽犯罪法違反になって罪に問われてしまいます。
      安易にまたまたウキペディアですが、窃視症についての記述をどうぞ!
      https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AA%83%E8%A6%96%E7%97%87

      “LOVE IS STRANGE ”
      観ました!!
      玲さん、泣いてしまったのですね。
      私もです。

      熟年GAYカップルが付き合って39年後に結婚!
      夫の一人がカトリック系の学校で音楽先生をしていて、カトリックは宗教的にGAYは認めていないのでクビにされてしまい、一方が仕事を失うとアパートの家賃の支払いも大変になり・・・。

      GAYで失職とはひどい話です。歳を重ねたら起きてくるだろうお金の問題もあり、それはセクシャリティーに関係ないことでもある、とても身につまされました(涙)。

      GAYおじさまが多く住むウエストビレッジで撮影され、いくつか知っているロケーションがあり、思い出してジーンとします。

      コメントありがとうございます!
      HAVE A NICE DAY!
      今週もががんばりましょう!

  2. メグミさま☆

    おはこんばんちは〜☆

    今回の文学的な所見や内容…、様々私には難しすぎて頭を傾げながら読ませて頂きました。難しい〜凄いなあ、と思いました。

    でも、自然主義的=巨大腹主義はいいですね!私は巨大腹まではいかずとも…タヌキ腹女性としては居心地の良い発見ありがとうです

    色々な趣味趣向を考えてみましたが、私の中ではこれがQAFの題名に言われた意味合いと重なり合致しました。普通の人ほどの変人はいない、でしたっけ?確かこんな感じだったような…
    しかし、バビロン並みのハッテン場…やはり私なら怖いです…。何が起こってもおかしくないし…もしそこで乱射事件やら起こったら死ぬに死にきれないわとか考えてしまいました。人間の本能を剥き出しに出来る場所にはやはりそれなりのパワーやエネルギーがあり、覚悟を持って行かないと危ないような気が…いや、あくまで私ならですが…
    でも、話が前後しますが珈琲ショップの看板ステキですね元気になりますね海を越えてメグミさんのブログを読ませて頂いたから知ることができました。私も毎日見たいですありがとうございました。

    おフランスの監督さんも優しい感じのステキな方ですね、しかし出歯亀の由来…出っ歯、て事実が妙にリアルでゾッとしました。

    このゾッが自然主義的なの!?とか思いますが…違うのかな。ああ、アホな私には難しすぎる

    この間からたまに聴いている、YouTubeの名作文学も私にはさっぱりわからないことが多く、結局意味合いを知りたくてWikipediaで調べる始末…(泣)抽象的な内容やミステリーとかは私の頭ではわからないようで、好きなのは太宰治の走れメロスという、ものすごくわかりやすい私です。

    そう考えると、本来は難しい内容のものを分かりやすく書いた童話作家さんとかは本当に素晴らしいと思います。

    ちなみに私が好きなのは、大人になって読みながら号泣した『泣いた赤鬼』です。
    わかりやす〜い昔、アメリカ?ではやったデヴィッドリンチ監督のツインピークスもさっぱりわからず。一緒に観ていた姉は大興奮!!

    私はボチボチ童話を読んでいきたいと思う今日この頃です(泣)

    まとまりのないレビューすみません

    ではではまた〜☆

    • 梅梅さま

      おはこんばんちは〜

      いつも書き込みありがとうございます!!

      梅梅さんのハッテン場に対する「人間の本能を剥き出しに出来る場所にはやはりそれなりのパワーやエネルギーがあり、覚悟を持って行かないと」というのは私も同意見です。それに、女子という部外者なので、歓迎されず邪魔者扱いする人もいると思うのでそういう意味で心構えが必要だと思います。ヘイトクライムなどありますが、ニューヨークのGAY CLUBはストレートのクラブと比べると暴力沙汰など犯罪率は少ないと思いますので、ご安心ください!!

      出歯亀の出っ歯がリアルで、ゾッとした!というのを僭越ながら分析すると、「出歯亀の出っ歯の部分」が状況(リアル)なので自然主義で、「ゾッとした気持ち」は梅梅さんの主観の気持ちなので自然主義ではないので、ホラー主義(勝手に命名LOL)になります。すみません、いい加減に解釈してしまいました!(LOL)

      童話では新美 南吉の「ごん狐」や「手袋を買いに」が好きです。

      Don’t Worry!
      Everything is going to be GREAT!!

      元気に今週もお互いがんばりましょう!

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