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潤滑ゼリーをLUBE(ルーブ)と呼ぼう!

HIVに感染しないという夢を実現した薬PrEP(プレップ)
しかし、他のSTDの感染は防げない!
梅毒、クラミジア、淋病……

LGBTコミュニティーセンターでPrEP(プレップ)のパンフレットをもらった時にトランスジェンダーのお姉さんにも言われた。
「他のSTDの感染は防げないのよ」

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前回の記事でゲイエリアでもあるチェルシー地区で梅毒(シフリス)の感染率が全米でも高いことを伝えた。

コンドームをしないBAREBACK(ベアバック)でHook-up(フックアップ)するのが大きな原因だ。

ところで、Hook-up(フックアップ)とは・・・

いろいろな意味があるが、カジュアルセックスを意味するスラングだ。「ヤる!!」だけど、そこにあるのは性的な快楽だけ。one night stand (一夜限りの行きずりセックス)も含む。精神的なつながりは一切求めず。日本語の「出会い系」と同等の意味があると思う。

実際、Hook-up(フックアップ)はよく耳にする。
ゲイもストレートも両方使う。

出会い系アプリのグラインダーは、カジュアルセックスを目的にしているので
Hook-up app(フックアップ・アプリ)という。
「ヤる相手を探すアプリ」

Best Hook-up Bar in New York”(ベスト・フックアップ・バー in NY)とググれば、出会えてナンパしてナンパされて気が合えばカジュアルセックスもできちゃうかもの人気バーが検索結果として出て来る。
「ヤる相手を探すバー」

会話ではこう使われる。
「グラインダーで会ってセックスしたけど会ったのはそれきっり。2回目はなし。単なるHook-up(フックアップ)だよ!」
「ヤっただけ〜」

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つい熱くなってHook-up(フックアップ)について語ってしまった!いつもの如く話が逸れてしまった。
本題に戻す。

STDに感染しないで健康的にスッキリした明るい生活を送るために、Hook-up(フックアップ)= 気軽にヤるためにはコンドームは必需品だ。

k5

LGBTの平等を求めて活動する人権団体 Human Right Campaign(ヒューマン・ライツ・キャンペーン)のサイトに PrEP(プレップ)について書かれているページがあり、そこにHIV感染を防ぐ方法が書かれていた。HIVだけでなくもちろんSTD全般にも当てはまる。

hrclogo

やはり最初に「コンドームを使おう」と言っている。
簡略して伝えると・・・

・Use Condoms.
・Get Tested.
・Use Lube.
・Be mindful of drug and alcohol use.

自分に合ったサイズの自分の好きな種類のコンドームを使う。摩擦で傷ができるのを防げるLUBE(潤滑ゼリー)を肛門にも膣にも使う。自分もパートナーも検査をちゃんとする。お酒やドラッグの影響下でのセックスには気をつける。

僭越ながら解説させていただくとと・・・

コンドームのサイズが大き過ぎるとスポッと抜けてしまい、またチンチンが大きくてコンドームが小さいと破けてしまうので挿入している方も受け入れている方も共に直に接触することになってしまう。だから感染率がグーーンと激しく高くなってしまうのだ。タイなどでHIVの感染率が高いのはサイズの合わないコンドームが原因だと読んだことがある。サイズがフィットするコンドームを着ける!

自分もパートナーも感染しているかどうか知るには検査しかない。感染していたら治療もできるし自重すれば相手への感染を防げる。

LUBE(ルーブ)を使うのは、滑りがよくないと肛門・直腸・膣の皮膚や粘膜を傷つけてしまい、傷口からウィルスやバクテリアが体内に侵入してSTDに感染してしまう。

つるつるつる〜〜とスムーズにIN & OUT/入れたり出したり/上下運動が大切なのである。ちなみにLUBE(ルーブ)とはLUBRICANT (ルーブリカント)の短縮形で日本では潤滑ゼリーという。

お酒を飲むと気分が高揚し、かつ気が大きくなり危機感が減少するのでコンドームなしでセックスしてしまう傾向にある。だから程々の酔いでしよう!朝目が覚めて「しまった!!酒の勢いでしちゃった!」と思ってからでは遅いこともあるのである。

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今回の記事はコンドームのサイズについて書こうと思っていたのだが「滑らかな動きは皮膚や粘膜を傷つけないから感染を防ぐ」ということが非常に気になった。AIDS(エイズ)クライシスでは多くのボトムが亡くなったと聞いた。女性もそうだが受け入れる方は挿入する方より摩擦で粘膜が傷つきやすいのだ。アナルセックスに必須なLUBE(ルーブ)。女子は体の仕組み上自然に溢れ出すことになっているがそうでない場合もある。ゲイガイのボトムと女の私は同じボトム同士だ。LUBE(ルーブ)についてはとても気になる。

日本のLUBE(ルーブ)・潤滑ゼリーの状況はどうなのだろうとググってみた。

某大型アメリカ系ショッピングサイトに掲載されているレビューを読む。
書いているのはストレート男性ばかりで、オナホールやオナニーで潤滑ゼリーを使用している。女性が興奮した時に出て来る愛液と同じねっとり感をセールスポイントにしている製品だった。

頭の中がゲイガイズのセックスつまりアナルセックスしかなかったので驚いてしまった!!!

女性の愛液と同じと思っただけでストレート男性の興奮度は高まるということなのか?

うーん、そうらしい。すっかりストレート世界に疎くなってしまった私だ。

LUBE(ルーブ)はより本物の「女性の愛液」に近づこうと製品開発されていると知ったらゲイガイズは萎えてしまうだろうな。
もちろんアナルセックス専用に開発されたものもあるだろうが……。

k5

私は不本意だが現役ではないので(涙)、アメリカの潤滑ゼリーことLUBE(ルーブ)についての知識はとても古い。ゲイドラマQAFの第一話で登場したKYぐらいしか知らない。KYとは空気読めないではなくアメリカの潤滑ゼリーと言ったらKYと言われるくらい有名な商品だ。

ということで、情報のアップデイトも兼ねて仲良しの現役ゲイガイズからLUBE(ルーブ)のおすすめを聞いた。

日本人タカユキくん28歳はIDのwater-based(水溶性)を愛用。
シリコンベースはウォーターベースと比べれば滑りが良いのだが、ベトベトしていてセックスが終わった後すぐにシャワーを浴びなければならないので今は使わない。
セックス後はゆっくりできるから断然水溶性がいいとのこと。

なるほどーー!

水溶性だから簡単に洗い流せる

水溶性だから簡単に洗い流せる

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アメリカ人カール君30代はAstroglide(アストログライド)のwater-based(水溶性)を愛用。
「ボクのお尻がアストログライドがベストと言っているのだよ」とカールくん。

ダニエル・レイ化学博士がNASAで働いていた時、エドワーズ空軍基地でスペースシャトルの冷却方法について研究をしていた。実験で無水アンモニアからオイルを除去しようとしていた時にある物質ができた。それが潤滑ゼリーだった!
それでアストロ(宇宙)が商品名に!

アストロ(宇宙)+グライド/glide(滑らかに動く)=Astroglide(アストログライド)

つるつるつる〜(glide)が持続する優れものとカールくん。
それも宇宙的!?(笑)

おなじみのパープルのボトル。現役じゃなくても知っているぞ!!

おなじみのパープルのボトル。現役じゃなくても知っているぞ!!

先のゲイプライドのパレードではフロートを出していたAstroglide(アストログライド)。無料サンプルを大量に配っていた。ゲイフレンドリーで太っ腹な会社だ!!

残念なことに写真が上手に撮れなかった。お許しを〜。せめて雰囲気だけでも伝われば嬉しい。

AGB2

AGB2015

フリーサンプルのパッケージにも使われていたゲイプライド用の広告。かわいいデザインだ!

フリーサンプルのパッケージにも使われていたゲイプライド用の広告。かわいいデザインだ!

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世の中知らないことばかりだ。
私もできることなら現役に復帰して、宇宙的な潤滑ゼリーことAstroglide(アストログライド)の使用後のレビューを書きたい。その方が説得力があるのに。下ねたが大好きだけど他の人の話ばかりで体験に基づいていないのが私の弱みなのだ。
はぁ〜〜(ため息)

それにしても潤滑ゼリーという名前だが、英語名が好きな日本人にしては「どうして使っているの?」的な印象がある。

LUBE(ルーブ)と言い方を変えてみるのはどうだろう?

エロ本の通信販売欄にあるようないやらしさが消滅する。
響きがおしゃれだ!
ドラッグストアで購入する時の恥ずかしさもなくなる。
女性の誰もが愛液たっぷりなわけではなく加齢とともに枯れてしまう。
若くてもいろいろな事情で愛液が出難いかもしれない。
そんな時に「潤滑ゼリーが必要で・・・」とは相手の男性に乙女(加齢でも心は乙女の処女なのよ)は言えないけど「LUBE(ルーブ)を使いたいの」は言いやすい。かわいい感じがする。
ゲイガイズにとってもオナホール的な潤滑ゼリーよりはLUBE(ルーブ)の方がロマンチックに違いない!

滑りが良くてセックスの目的である快楽もさらに得られるし、それに何よりもSTD予防にもなる潤滑ゼリーをLUBE(ルーブ)と呼ぶのはどうだろう???