「こちらヒューストン」の市長はレズビアン!

昨日に続き、「テキサス州は実はリベラルなところもある」ということをお伝えしよう。テキサス州はヒューストン市出身の友人が教えてくれたのだ。ちなみに友人は、男性でストレートである。

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リベラル/liberalには、「自由主義で、偏見のない、開放的、自由な」という意味がある。

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「ヒューストン」と聞けば、昭和の私は「こちらヒューストン」という人類で初めてアポロ11号が月面着陸に成功した時の実況中継を思い出す。

NASAのあるヒューストン。
そのヒューストンだ。
メキシコ湾に面し、石油が産出されるので主な産業は石油業である。
ちなみにロケットの発射台はメキシコ湾を挟んだフロリダにあり、ヒューストンにはNASAの通信施設がある。

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ヒューストンはメキシコ湾に面している。

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人口は全米で第4位。

ちなみに1位はニューヨーク(817万5,133人)
2位はロサンジェルス(379万2,621人)
3位はシカゴ(269万5,598人)
4位はヒューストン(209万9,451人)

千葉市とは姉妹都市ということだ。

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ヒューストン市長は女性。
しかもレズビアンあることを公言している、アニース・パーカー市長だ。

2009年から選挙で選ばれ今年で3期目だ。
ヒューストンは、同性婚が連邦裁判所で合憲になる前から、レズビアンであることを公言している市長を選挙で選んだリベラルな市なのだ。

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レズビアンあることを公言している、アニース・パーカー市長

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他国のことなのでピンと来ないかもしれないので日本で例えてみよう。
人口でいうと名古屋市が日本国内で第4位。
名古屋市の市長がレズビアンを公言している!と想像してみるとどうだろう?

スゴイことじゃない?
日本では政治家がカミングアウトするのはまだまだ先のように思えるから、特に。

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妻もいる。
妻キャシーさんとは1990年から一緒に暮らし、2014年にカリフォルニア州で結婚した。6月26日の今回の連邦最高裁判所の決定で同性婚が合憲になったわけだから、当時、テキサス州では同性婚は認められていなかった。
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パームスプリングで結婚!

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子供は養子4人。息子1人に娘3人の母親である。
1993年、ゲイであることから祖父母に養育を拒否された黒人のティーンエイジャーのジョヴォンさんを養子縁組した。
レズビアンのカップルが養子縁組を認められるのは大変なことだったが、3人の女の子を養子にしている。

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6人家族のアニース・パーカー市長

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ヒューストン出身の友人が言う。

「レズビアンを市長に選んだリベラルな街なんだよ、ヒューストンは!!全米で初めてのレズビアン市長だよ!!テキサスは誤解されているけど、みんながみんな保守的じゃないんだよ。でも、オースティンやヒューストンはテキサスの中の別世界かもしれないね。」

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ヒューストン市長がレズビアンだと聞いた時は驚いた。
「あのテキサスが?? 嘘でしょう??」

テキサス州は保守的でゲイには反対の頭が固い州と私も固定観念に捕われていたが、実際そうでない都市がある。

人間の悪い傾向で、思い込んだら、ずーっと思い込んでしまうという柔軟さに欠けることがしばしば起こる。私自身、リベラルと思っていたが、テキサスについては偏見を持っていた。「テキサスさん、ごめんなさい!」真実を知らないということは考えを狭めてしまってよくないなーと思った。