この危機である本を思い出した。「東京に原発を」

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フクシマ・ダイイチの状況は良くなるどころか悪化する一方で、
3号機原子炉 が損傷しているかも〜というニュースが流れ背筋が凍っている。

「自主避難を呼び掛け=原発20〜30キロ圏」とも報道され、物資が届かないだけだから?
放射能漏れが深刻だから???

我が父母は大丈夫なのだろうか?
我が親戚は?
友は?
福島県民は?
日本は?
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この原発の危機で私は、ある本のことをいつも思う。

その昔、友達のお姉さんが環境派で、原発に反対していた。
必ず読むようにと本を渡された。
現在の東京都庁が建設中だった。

広瀬 隆著の「東京に原発を!」であ〜る。

原発が安全なら東京都庁の新庁舎を西新宿の浄水場跡に建設しないで、原子力発電所を建設すべきではないか。
送電線も鉄塔の建設もする必要はないので費用もかからないし、発生した電気をすぐに供給できるという内容だった
と記憶している。

当時、もっともだと思った!


広瀬 隆著 「東京に原発を! 」

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偉い人達は知っていたのである。
安全ではないことを。

日本は原子爆弾を広島と長崎に落とされた被爆国である。
壮絶な地獄のような被害を身を以て知っていた。
だから、首都東京から離れている田舎に原子力発電所を建設したのである。
私が生まれ育った農村地帯には原発から作られた電気を首都圏に送る送電線と鉄塔が立てられている。
威圧的で怖い。

原子力発電所のおかげで地元は雇用をはじめ恩恵を受けたのも事実。
しかし、まさかこんな状況に陥るなんて。
受けた恩恵以上の災難が降り掛っている!

でも、がんばっべ福島!!(涙・涙・涙)

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ところで、 毎日新聞のサイトである毎日jpに、私の故郷の町の近隣の町について書かれていたので、転載する。

リンクはこちら。

しらかば帳:「東京に原発を」 /長野

 16年前、福島県南部・棚倉町の住民が、東京都の青島幸男知事(当時)に「東京にも原発を造ってほしい」と約2500人分の署名を添えて提案したことがある。行動の主は、福島第1、第2原発からの電力を首都圏へ送る高圧送電線沿いに住む人たちだった。

 彼らは何も本気で主張したわけではない。リーダーの男性は「東京の人々に、電気を自由に使える生活は、送電線や原発を地方が受け入れたから成り立っていることを考えてほしい」と言った。一見とっぴな提案は、大都市と地方のあり方への問いかけだった。東日本震災で電力不足に陥り、計画停電が行われた首都圏では、くしくも棚倉の思いを実感することになったはずだ。

 福島第1原発に近い南相馬市から飯田市へ避難してきた約100人は「いつかはこうなると心配していた」と口々に言った。筆者もかつて福島県に赴任して、同じ不安を感じていた。災害は人ごとではない。明日は我が身だ。【仲村隆】

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祈ることと応援することしかできないけど、「がんばっぺ福島!!」

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この危機である本を思い出した。「東京に原発を」」への6件のフィードバック

  1. 恵さん
    連日、御心配のお気持ちお察しします。
    私は日本にいた頃から原発問題に関心を持っていたので、出版された当時にこの本を読みました。ニューヨークに来た後、チェルノブイリの影響を受けたスウェーデンのラップランドの人々を取材に行った時にもこの本を持参しました。
    今回の事故のニュースを聞いた時に、すぐこの本のことを思い出しました。つい昨日、ニューヨークの友人にもこの本の話をしたばかりです。

    原発周辺の住民の方々のお気持ちを考えると、何の言葉もありません。
    ただ事態の一日も早い収束と、みなさんの安全を祈るばかりです。

    • Mayumiさん

      想像もしなかった地域で被曝被害があったチェルノブイリ。
      福島県でもまさかの場所が放射能量(?)が高く、距離ではなく風向きや地形によって影響が出ているとニュースがありました。

      スウェーデンのラップランドに行かれたのですね。
      現在でもみなさんは苦しんでおられるのでしょうか?

      ↑太朗さんに教えていただいた広瀬先生がご出演している「ニュースの深層」をyoutubeで観てNHKの報道に安心してはいけないことも、そして原発のある町、福島県だけでなく日本国中が危険にさられていること、またプレートの状況についても知ることができました。
      Mayumiさんもぜひ観てください!

      一日も早い事態の収束と日常生活が戻ることを祈っています。

  2. 先日広瀬 隆先生?が ニュースの深層に出演していました

    見ていて・・・生きる力が無くなりそうでした ユーチューブで見れます

    • 太朗さん

      お教えくださってありがとうございます!
      ニュースの深層をyoutubeで観ました。

      海水の話や放射能の測定の仕方など全てにおいて間違っているようで
      不安になりました。

      机上論で語ってる学者や政治家に怒りが込み上げ、現場に行き、
      陣頭指揮を取れるがいないのだろうかと不安になりました。

      でも、でも、でも、明るい未来があるはずと信じています!
      がんばってください!

  3. 昨日昔からお世話担っている会社のOBであり、現在IT会社に勤められている方とお会いしたら、ご実家が福島の方でした。ご両親は津波から身一つで逃げられたそうです。先週末に車で別々の場所に入院していたご両親の様子を見に行かれて、お父様だけ引き取って来られたそうです。

    ご実家は原発からは10Km圏内で高台なので恐らくあるだろうが立ち入り禁止でモノを取る事もできず、家がどうなってるのか生きているうちに帰れないかもなぁ、とも仰ってました。その方は50代後半で後数年働いたら福島に帰って悠々自適に暮らそうとしていたのが帰れなくなった、どこか良い田舎を探している、と。自分は東京で放射線の心配だけですが、本当に沢山の人に影響している災害だと改めて実感しました。

    がんばっぺ福島

    • akiさん

      何と言ったらいいのか正直分かりません。
      地震、津波、そして被曝の恐怖。
      UstreamのNHKで観た南相馬の方のインタビューが忘れられません。
      「地震と津波で家がなくなったけど、家はまた建てればいい。だけど放射能の被害はこれから何十年に渡って土壌に残るかもしれない。家に戻れる保証もない」

      進展しているのかどうかよく分からず不安が募ります。

      一日も早く解決することを願っています!

      Akiさんの先輩の方にも平穏と日常が戻ってきますように!

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