水と電気とトイレットペーパー

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カールくんの仕事が終わり、病院を後にする。
送迎のジープが待機していて、乗り込む。

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病院のスタッフは本当に良い人達で感動する。

エチオピア人の人柄もあるだろうが、医療関係者でもなんでもない私が親切にされて厚遇されたのは
医師・先生であるカールくんの友人だからだ。
カールくんって単なる酔っ払いではないのあ〜る(失礼!!)
立派なお医者様なのであ〜る。

尊敬!!


病院でランチも出た!もちろんアンジェラ+パンである。おかずは定番のレンタル!
エチオピアのコーヒー、ブナも私のたにサーヴしてくれた!
フィルターは使わずに土製のポット(写真右奥)にコーヒーの粉を入れて沈殿するのを待つようである。美味である!手前のカップは紅茶である。写真を取り損ねた!

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病院での見学は「人の幸せとは? 生きることとは? 人の尊厳とは?」とは
普段、ほとんど考えない事項について自然に考えが及んだ。
先進国に住む誰もが私と同じようにエチオピアの病院を訪れたら考えるに違いない。
それくらい強烈な場所なのだ。
と同時に自分のことを考えると落ち込んだ。

子供は産んだことはないし、これからも産むことはないし、ま、産めないし、
さらに人のためになる仕事をしているわけではなく、家族についても親不孝はいつものことで親孝行はしていないし、
人として最低だなーーー。
手術を受けた2人の女性は、それぞれ肉体的に非常に大変だろうが、6人の子宝に恵まれた。
術後、介抱してくれる夫がいる。

ため息とともに悲しい気持ちになる。

そして、何か人のためになるようなことを急にしたくなった。
こんな私でもできることはないだろうか?
エチオピアの病院は普段、人助けなんて考えていない利己的な人間を慈善家に変えてしまうほど
壮絶な場所なのである。

大金持ちだったら最新の高額医療器具を寄付なんてことも可能だ。
あっ、最新の医療器具だったらそれを扱える人の養成も必要だなぁ〜。
使えないと宝の持ち腐れになってしまう。
人材養成が大切!アメリカに留学できる費用を出す!?
講師の派遣!?
・・・到底私個人では無理な非現実的な妄想に走ってしまい、大きなことはできなくてもいい。
赤い羽募金、歳末助け合い、24時間テレビで寄付という方法もある。

きゃぁ〜、なつかしいぃ〜〜!!
とはしゃいだが(もちろん心の中で)、
しまいには、「あ〜〜〜〜、子孫を残せない私がどうして私ってこの世にいるの?悲劇ぃ〜」と
いつものごとく同じテーマで、悲劇のヒロイン・モードになってしまった。

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外の景色は雑然としている。
バラックのようなお店の陳列はダイナミックで、活気があり、大抵の車は古くボココボで、
恐ろしい排気ガスを放出し、ほとんどの車はTOYOTAで、心が痛む物乞いもたくさんいるが、
ピンヒールをはいた美しい女性も歩いている。
空気は汚く、標高も高いので息が苦しい・・・。

ぜぇぜぇぜぇ


TOYOTAばかりであるが、どれも古い!しかし、ここまで使ってくれて、しかもまだまだ運転可!ということは品質が良いからだろう(自国自賛)

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景色を見ながら、くだらないことを考えていたら、いつの間にか送迎ジープはカールくんのアパートに到着!
排気ガスには本当に参る。
規制などはないのだろうな。

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カールくんの部屋に戻る。
今度は電気がとまっていた!
幸いなことに水は出る!
懐中電灯を持って来たし、夜は寝てしまえば大丈夫だ。
しかし、電気の給湯設備なので今夜もシャワーが浴びれない。
ガス台があるが、プロパンガスがなく、お湯も沸かせない!
水風呂ぉ〜〜〜〜〜〜
ひえぇぇ〜〜〜

水と電気・・・
そして、トイレットペーパー。
あまりにも日常過ぎてこんなにも必要不可欠だなんて思わなかった・・・!!!

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水と電気とトイレットペーパー」への4件のフィードバック

  1. 「人の幸せとは? 生きることとは? 人の尊厳とは?」
    メグミさん、まさに、『 Deeeeep 』ですね。。。
    akiさんの言う様に、ドキュメンタリーを読んでいるみたいな心境です。
    貴重な体験ですね。

    • Fumiさん

      ドキュメンタリーを読んでいるような・・・

      アフリカに行ったら誰でもドキュメンタリーの映像・写真が撮れて、しかも
      文章を書けるのだと思います。
      それだけ強烈な土地です!

  2. あ〜。。すごく惹かれます。何だかドキュメンタリーを読んでるようでこれが恵さんの経験だと思うと、うずうずします。
    カール君が居る事によって、普通の観光ではなく生活に近いのがとっても羨ましいです。

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