知ろうと努力する。ドキュメンタリー映画。

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この世にはいろんな人がいる。
後天的な病気ではなく、遺伝的な病気を抱え、日々に苦しみながらも幸せをみつけようと闘病している人がいる。そういう病気の人々は人口の一定の割合で生まれてくる。

セクシャリティーについていえば、ストレートとしてこの世に生まれる人が大半だが、
ゲイ、レズビアン、性同一障害・・・マジョリティーの「ストレート」とは異なった
セクシャリティーとして生まれる人々もいる。
存在を認めないようにしても必ずある一定の割合で彼らもこの世に誕生している。
また性的魅力を感じる対象が“一般的ではない人”もこの世に誕生している。
目を背けても存在している。
それが、現実である。

“性的魅力を感じる対象が一般的ではない人”の全てが、人間が作った規則に反して、
つまり法律を破っているわけではないが、破ると世間の注目を集め、本やドキュメンタリーになる。
これまで私が観て読んだものを紹介したいと思う。

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Capturing the Friedmans
監督:Andrew Jareck
2003年作品
Magnolia Pictures
ドキュメンタリー

[あらすじ]
80年代、ニューヨーク州のロングアイランド。
アメリカの典型的なユダヤ人の中流家庭。
3人の子供を持つアーノルド・フリードマンはオランダから少年ポルノ雑誌をメール・オーダーで注文。
それは、FBIの囮(おとり)捜査だった。
自宅を捜索してみると、大量の少年ポルノ雑誌・写真集のコレクションが!!
アーノルドは自宅で子供達(小学生)を集めてコンピュータ教室を開いており、警察はアーノルドが子供達にいたずらをしているに違いないと疑い始めて・・・。

教室に通う男の子達に警察が聞いたところ、父親のアーノルドと息子のジェッシーが男子児童数人に性的ないたずらの他、アナル・セックスをしていたことが判明し、逮捕される。

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監督は自ら、いたずらをされたと告白した子供達にインタビューもしている。
実は何もなかったようで、子供達は警察から告白を強要されたらしい。

親子ともも罪を自白したが、ジェシーは後日、無罪を主張。
有罪を言い渡されて服役。
父親のアーノルド・フリードマンは1995年に獄中自殺。
息子ジェッシーは2001年に13年の刑期を終えて出所している。

当時の「小児愛者(少年愛者)の魔女狩り」としてこの家族がターゲットになったのではないか、
という主張でドキュメンタリーが作られている。

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私の友人の映画監督が子供の頃、この家族の近所に住んでいて、
なんとアーノルド・フリードマンのコンピュータ教室に通っていた。
「先生からも息子からも触られたということはなかったし、まさかって驚いた!!」と言っていた。

父親のアーノルドについて推測するに少年愛者だったが、ポルノ雑誌や写真で満足し、
教師なので、毎日、恋愛対象となる生徒に囲まれ、好きになったりしたとは思うが、
実際に行動には移すことはなかったのではないかと思う。
獄中自殺とは悲しい結末だ・・・

サンダンス映画祭ではドキュメンタリー賞を受賞し、オスカー(アカデミー賞)にもノミネートされた。

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Trembling Before G-d

監督:Sandi Simcha DuBowski
2001年作品
音楽:John Zorn
New Yorker Films
ドキュメンタリー

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ユダヤ教の中でも特に戒律が厳しいとされているオーソドックスとハセデッィク(黒い帽子をかぶり、耳の横の髪がくるくるとカールしている)のユダヤ人のゲイとレズビアンについてのドキュメンタリー。

ユダヤ教においてゲイとレズビアンは背徳の性である。
メインに登場する男性は宗教を捨て、ユダヤ人のコミュニティーから出て、ゲイとして暮らしている。
しかし、ゲイと知った家族とは音信不通。
父親に電話するも一方的に切られてしまう。
我が子なのに、宗教が理由で絶縁である。

このドキュメンタリーには数々のインタビューがあるが、その中に顔も隠し、
声も変えた覆面インタビューあった。

その男性は7人の子供を持つハセディックの父親だ。
職業は、教師。
「宗教上、子供をたくさん作らなければなりません。妻とは性交渉はあります。
学校でかわいい男子生徒に囲まれ、気持ちが募りますが、
犯してはいけない罪なので堪える毎日です・・・」と心情を吐露している。

生徒に恋をする少年愛者の教師のインタビューだった。

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厳格な宗教の教えの通り日々生き、父親であり教師である彼は、
吐き出すことも満たされることもない欲望に苦しんでいる。
欲望を満たすことは悪いことだと知っている。
選択できるなら選択したいだろう。
わざわざ苦しむ道など誰でも選ぶことはない。

日本の異性愛者の男性として生まれ、巣鴨や歌舞伎町他、日本中どこにである
ヘルス(花びら回転!今でもあるのだろうか?)でリリースできる男性は世界中で一番幸せなのではないかと思う。初めての場合は躊躇するかもしれないが、迷いも葛藤もない。

拒否するのは簡単だ。
ナチはガス・チェンバーに送り込んだ。
しかし、生まれるのである。
存在するのである。

見ざる、言わざる、聞かざる・・・も楽だ。
しかし、見て、言って、聞くことも重要だと思う。

今日は、それだけしか言えない。

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オフ会のお知らせ!!!

拙ブログにコメントをくださる、りこさんがニューヨークに来られるというので、
カールくんとの二周年記念パーティーと合わせてオフ会を10月8日(金)に開催します!

場所が決定しました!!
いつものセラピーです!
2階の予定。
店内に入ったら階段が中央にあるので上って来てください!

Therapy
348 WEST 52nd STREET . NEW YORK . NEW YORK 10019 .
Bet. 8th Ave and 9th Ave.

時間は夜7時〜!

合い言葉あり!!

菊楽恵は茶髪です!
最近、いろいろあり、体重がさらに増加!
デブでチビでブスの枯れている大和撫子!!
嗚呼、泣く!!

私のような人物を見かけたら「デープ」と言ってください!
「ニューヨーク」と答えたら、それが私です!

***注意***注意******注意***注意***
IDがないと入れないので忘れずに携帯してください!!

ニューヨーク在住の方も日本にお住まいの方もぜひいらしてくださいね!!

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