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一石二鳥の私は一羽の鳥だった・・・涙・涙・涙。しかし、大和撫子の品位とプライドを保つ!

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ニューヨークに戻った!!

JFKからのマンハッタンのアパートまでまでキャブに乗って来た。
看板を見てニューヨークに戻ったと実感!
北京では「漢字」で、日本では「漢字、ひらがな、カタカナ」で、看板が「英語」だったから。
住んでいると当然のことなのに離れてみると新鮮に映るから楽しい。

1ヶ月前、JFKに行く前に慌てて手洗いしたYOGAで着たシャツがそのまんまバスルームに干されていて、
KENとバービーは同じ場所に立っていて、アパートは私が日本に旅立った日と同じだった。
時が止まっているように思えて、奇妙な感じがした。

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ニューヨークでの一人暮らしがまた始まった。

母が夕食の準備をしている。
包丁で野菜を切っているのだろう、包丁がまな板を叩く音がして、
父が庭に水をやっているのだろう、水が葉っぱに当たる音と涼しい空気が流れ来て、
誰かが何かしている音が常に身近で聞こえ、家族の気配を感じるのが当たり前の生活を日本の実家で送った。

生活の音は隣の部屋と上の部屋の住人からする。
歩く音だ。

外からはニューヨーク名物のキャブのクラクションとポリス・カーのけたたましいサイレンの音で
目が覚める。
ニューヨークにいるんだ。
一人で暮らしているんだと思うと胸が締め付けられるような思いがした。

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ニューヨークは「自分の家」という感じでほっとする。
日本の実家は慣れるのにしばらく時間が掛かるが、簡単に通じる母国語であること、そして
自分が育った所なので簡単に戻れる。
この「ふたつの家」の感覚だが、とてもストレンジで、不思議な気持ちに捕われる。
どう説明すればいいのだろう。

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ところで、バブリー・チャイナくんから写真が送られて来た。

彼はキャノンのプロ仕様のカメラを持っていた。
「ボク、いいカメラ持っているんで、写真撮りますよ」とニューヨークにいる時から言っていた。

名所、名所で彼が私の写真を撮り、私が彼の写真を撮った。
バブリーくんは自分の写真に他の観光客が入るのを嫌い、「ちょっとよけてください」とお願いして、
決めポーズを取る。
それは彼だけではなく他の中国人も同じだった。

中国人は写真を撮る時に非常にまじめなポーズを取る。
あなたはモデルさん? それとも俳優さん?と聞きたくなるぐらい真剣だ!
その素人の真剣さに「おい、おい」と突っ込みたくなる(笑)

その点、我々日本人はVサインをしてどちらかといえばおちゃらけて写真のポーズを取る。
「真剣ポーズ」をしようもんなら、叩かれそうな勢いもある。

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ダウンロードするのに3時間も掛かった!
たくさんの写真があった。
バブリー・チャイナくんが私を撮った写真は全部で300枚はあるだろうか。
中国はなんでも巨大で、壮大で、大雑把で驚いたが、バブリー・チャイナくんが撮った写真の枚数にも驚いた!
大陸的!
人民のすることは小国ニッポン人の想像を遥かに越える(笑)

プロ仕様の高級キャノンのカメラなので写真のクオリティーは大変高く、画質はとても美しい。
そして写真の私がかわいいぃ〜〜〜!
言わせて欲しい、かわいいぃ〜〜〜!!!
ブスでデブで目も当てられない私なのだが、バブリー・チャイナくんが撮った写真一枚、一枚の
私が輝いていて、自分で見ても眩しいと思えるくらいだった。

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こういう写真を撮ってくれる人が私のことを好きではないなんて・・・。
なぜ、なぜ、なぜ、あんな事件を、女を連れ込むことをしたのだろうか・・・と考え込む。
実はまだ好きなのであ〜る。

私の中国語の家庭教師教師ピーター先生にもバブリー・チャイナくんの事件を話す。

「kill two birds with one stone!一石二鳥だと思ったんだよ。
北京にメグミと旅行して、かつての女にも会ってまさに一石二鳥!!!
そんなDisrespectful personを思うだけ無駄!!! 
今後メールしてもいいと思う。
将来、もしかしたら彼が立派になるかもしれないし、繋がりは保っておいて、
でも感情を表すような表現をしない方がいいね。
事実だけを述べるメールに留めておいた方がいいね。
それにゲイガイズとmake outしましたという話も時々織り交ぜてね!
それにしても最悪だよ、そんなDisrespectful person!!!」

disrespectfulとはアルクの英辞郎によると、
【形】
失礼{しつれい}な、無礼{ぶれい}な、冒とくする、罰当たり{ばちあたり}な

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家庭教師のピーター先生の言うことは最もなことである。
一石二鳥の一羽の鳥にされてしまったことは腹が立つ。
この怒りをメールで再びバブリー・チャイナくんに書きたい気持ちもあり、それについては
「同じレベルに立ってはいけないよ。自分の方がBETTER PERSON(より良い人間)なのだから、
証拠になるようなことを書かない方がいい。
日本人の女がこんなこと書いて来たよと他の中国人に見せて笑い者にされるかもだよ!」

大和撫子の品位を保つためにも私が彼よりも人としてより良い人間ということを見せるためにも
苦情メールは書かない!!!

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6月も終わりである。
来月は7月!
またひとつ歳を取る、いいえ、重ねる、いいえ、若くなるが(うっ、苦しい)、
きっときっときっと良いことがある!そう信じて!
良いことがひとつでもありますように!!!

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撮影 By バブリー・チャイナくん。 (C) バブリー・チャイナ
「かわいいぃ〜」と己の姿に感動したと言っても万里の長城で息切れしながら歩く己の姿なのだが(笑)。
人民の方々と♥♥♥ さすが祖国日本のカメラは高品質!!!私のデジカメはNIKONだ!!
ちなみに私は傘をさしてレインボーカラーのTシャツの女性の前にいる(笑)一応言っておかないと思って(笑)