もう一度触れたかった・・・。

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22歳中国人大学生と別れた後、レオン主催のディナーパーティーのレストランに行く。
ウェスト・ビレッジだ。
みんな食事が済んでいて、お酒も入っていた大騒ぎだった。
そこにはレオン、カールくん、ヨーハン、チャーリーのいつもの仲間をはじめ10人のゲイガイズがいた。

みんな22歳中国人大学生について興味津々である。
いろいろ質問される。
「なんで来なかったの?」
「ゲイだった?」
「かわいかった?」

ビール・ゴーグルだったこと。
まだ子供だったこと。
中国語のなまりが激しかったこと。
実家はお金持ちで全身ヨーロッパのブランド品を身につけていた成金趣味だったこと。

***

「UNCOOLだね、そのファッション!テイストレス!」
「かわいくないんだったら会わない方ががいいよ〜」
カールくんは「中華料理よりは韓国の焼肉の方が断然『おいしいぃ』!」と笑わせてくれる。

22歳中国人大学生を連れて来ないで良かった!と思った。
成金趣味の彼はこの雰囲気にとけ込めるのか、それは非常に疑問だ。
無理だ。
大学生だからとか留学生だからというわけではない。
お金はあるかもしれないが、彼はいわゆる「田舎者」なのである。
私もど田舎の寒村出身だが、そういう田舎者ではなく
テイストを理解できるか、できないかということである。
ブランドのロゴがないものでも愛せて素敵と思えるかどうかである。
ヨーロッパのブランドの買い物自慢話でみんな引くだろう。

***

恋の相談相手チャーリーに、
「友達の誕生日があるからっていきなり言われてそっちを優先されたんだよ」と涙目で訴える。
「それは最悪だね〜。でも、素面で見たら不細工だったんでしょう? 忘れて次だね」とチャーリー。

「忘れなくちゃいけないと分かっているけど彼のことを思うと胸が痛い。また会いたい!好きな気持ちがあるの」
「彼、早く帰ったけど、2時間も掛けて会いに来たんだからメグミのことは好きだったとは思うよ」
とチャーリーに言われて、私が紹介すると言ったゲイ関係のイベントではなく私と2人きりで行動したいというのを
発していたような、そんな雰囲気だったことにはっと気が付いた。
もしかして・・・!?

「テキストすれば想いが募るからまずはテキストを止めることだね。まずは絶対テキストはしない!!!」
とアドバイスされる。

日本語をいつの間にそんなにしゃべられるようになったの?と驚くばかりのヨーハンからは
「メグミちゃん(ちゃん付けで呼ばれる喜び)今日はいつもとちがうね。きれいだよ」
と言われた。

謙遜なしで言おう。
少しでもほんの少しでもいいから若く見られるように努力した。
それを分かってくれる人がひとりいて嬉しかった。

***

その夜は、みんなでまたアマリアに行ったが、
思い出の場所にいるのは居たたまれず、
私はカールくんに「おやすみ」も言わずにひとりでアパートに帰った。
2週間前のノリノリは一体なんだったのだろうか。

もうテキストはしない。
22歳中国人大学生とは二度と連絡をしない。
ちょうど丸2週間。
私は妄想の世界の王子様に恋して幸せだった。
この上ない至福の時を過ごした。
このままこの想いを風船がしぼむようにシュルシュルと縮んで無くなっていくのを待つ。
彼からもらったテキストも送ったテキストも全て削除した。

今後、ゲイクラブでのMAKE OUTは自重したいと思う。

***

彼が「I AM NOT SURE!」から本当の自分のセクシャリティーを見つけて、そのセクシャリティーについて
誇りを持つことができる日が来ることを私は遠くからただ祈るだけだ。
彼の今後の人生にかかわることができなかったけれど、それがベストの選択だと思う。

東方神起「どうして君を好きになってしまったんだろう」

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しかし、これで諦めない!!!

「センスが良くて、背が高くてハンサムな年下の男性と出会い、恋人同士になる!!」
と魔法のノートに書いた!!!
年下の恋人!!!!

もう一度触れたかった・・・。」への8件のフィードバック

  1. う~ん、次に行かなくては行けませんか?
    可笑しな事をいっているかもしれませんが、今の気持ちを大切にして溺れてはいけませんか?

    ちょっとお子様だなぁとは思いますし、Uncool・・・多分先に別れがある(若い恋人が出来る・・・性別はまぁこの際不問)でも、会いたいという気持ちがお互いに在るなら、恐れずGO!って気もしてしまうんですが・・・・。

    が、最近人生の選択に後悔ありまくりで、のたうっている私には発言権なしですね(^^;)

    中国は貧富の差で一波乱は避けられないかもしれませんね。
    天安門事件をおもいだしました。

    • 玲さん

      そんなことないですよ!
      最近人生の選択に後悔・・・
      それは誰でもあることです!
      私も後悔と挫折感でいっぱいで泣いてばかりです。
      発言権あります!たくさん、いろいろ言ってくださいまし!

      「多分先に別れがある(若い恋人が出来る・・・性別はまぁこの際不問)」
      男の恋人だったら生涯の友達になりますが、若い女だったらもう会うことはないかもしれませんね〜。
      女性も彼も私には会いたくないかもしれません。
      でも、先の別れの中で、「死別」というのはないですかね?
      ずっと一緒にいることになり、私が先に歳を取ってしまうので(笑)、先に死んでお別れ〜(笑)
      あったらいいな。

  2. そうですか。次に行く事決めたんですね。NYの春〜夏は本当に出会いの季節なので、次々行っちゃってください。応援してます。

  3. 恋は魔法でもあり麻薬でもあるから抜けるまでに時間がいりますね(笑)めぐみさんの恋オーラみたかったです。恋はお金では買えない凄いフェロモンがでるんですよね!だから恋をしている人は輝いて見えるんです。羨ましい。
    てかチャイナ君凄いですね。私もブランドには興味無いっていうか私の服装にはブランド品が合いません
    私もそれなりの年齢になったら持つのかな〜もう35歳なのですがそれなりの年齢とはいつくるのやら!いつも洗濯機でザブザブ洗える素材に囲まれて生きています。
    日本は桜が咲き始めました。春ですよ〜次の恋の季節ですよ〜

    • TAMAさん

      恋は麻薬で抜けるまでに時間が掛かる!
      ほんとその通りです!
      あの耽溺した感じが麻薬なんですね〜!

      TAMAさんの服装とは?
      ちょっと気になってしまいました!

      高級ブランド品はきっと物はよくてきっと使ったら使い勝手も良くてきっといいんでしょうが、手が届きません!

      桜の季節ですか!
      日本の桜を見たのは7年前!?くらいでしょうか?
      懐かしい!

  4. 恋する女性はいつも綺麗です!!!きっとメグミさんはタイムズスクエアーのネオンよりも輝いていたんですよ。そう言えばメグミさんの恋が始まった2週間我が家の日の当たりも強かったです。

    アンクールだねそのファッションテイスト! ああああ。大爆笑。
    やっぱりブランド品と言うのはある程度歳を取らないと着飾れないんですよね。きっと。顔に味が必用と言うか、服が出すオーラと自分の持っているオーラが十分に交わってこそ、本来のブランドの価値というものが出ると僕はそう思っています。いえ、そう思いたい。
    僕はみんながおしゃれにベストを着ていくような時は一人せっせとミシンの前で手作りベストですもん。よく似合ってる。と言われます。
    えぇ僕は30ドルの布代のベストが今の味と言う事です。笑

    • 誠次さん

      私のムラムラもやもやがアメリカ大陸を横断してそちらまで!?

      全身ヨーロッパ高級ブランド!ほんとお笑いです!
      揃えればいいってもんじゃないのに!
      ファンションっていうもんを知らないんでしょうね〜!

      「ブランド品と言うのはある程度歳を取らないと着飾れないんですよね。きっと。顔に味が必用と言うか、服が出すオーラと自分の持っているオーラが十分に交わってこそ、本来のブランドの価値というものが出ると僕はそう思っています。」
      なるほど!勉強になります!

      私は歳だけは立派に取ってますが、いかせん高額ですね〜。
      H&Mの価格でグッチやヴィトンが売られていたらもちろん買いますよ(笑)

      いえいえ、布代は30ドル!
      しかし、作業代とそれに誠次さんがデザインしたのですから、価値は2千ドルを下らないでしょう!
      自信持ってください!

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