まさかこんなことが・・・。ゲイバー暴力事件!?

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***

(つづき)

SOHOのクラブに行く。
そこは日曜日の夜がGay Nightになる。

カールくんは既に来ていて、インド人のお医者さんポールくん、そして白人の弁護士ジョージがいた。
ジョージは既にかなり酔っていて驚くくらい私に親切だった。
それは酔っていたからからなのか、それとも私に慣れたのかは分からないが、
私と話をしたくてしたくて仕方がない様子で、私は逆にとまどってしまった。

夜10時まではフリーバーでたくんさんの飲み物が既にテーブルにあった。
無料なのでカールくんがいっぱいもらって来たのだろう。
カールくんの必殺口移し無理矢理飲ませられる攻撃を受けたが、セラピーのアップル・マティーニはキツいお酒だが
無料だけあってかアルコールをほとんど感じられなかったので酔っぱらわずに済んだ。
これがセラピーのアップル・マティーニだったら私はまた記憶を失い、失態を演じるところだった。ほっ。

お客さんも増え、いつの間にか身動きも大変なくらいPACK(満員)状態に。
その中に、あの人、絶対、韓国人だ!と思わせるオーラの男子がいて、人ごみをかき分け、私は躊躇なく声を掛ける。

ほぼ毎日コリアンタウンに通い、そして本国ソウルで鍛え、人種のるつぼニューヨークで私の「韓国人」を察知する
それもイケメン韓国人を察知するレーダーはほぼ100%の確率でびびび〜と鳴る!
Rain似のハンサムであった。
最初は英語で話かける。
言葉を交わして、そして英語のアクセントを確認!!
当たった!!韓国からの韓国人だ!!
しかし、まだまだまだ韓国内のなまりについては分からないので出身地までは当てられない。
そうなったらまさに上級レベルだ!
「韓国大好き!!!友達になって〜!」と友達のプロポーズ!
・・・酔っていないと思ったが、こういう行動をするあたり酔っている証拠だ。

***

しかし、彼との愛は無惨にも引き裂かれてしまった。
そうカールくんによってであ〜る。
「他の韓国のゲイは許さない・・・」って。

しどい(江戸っ子)・・・。
酷い・・・。
しゅん・・・。

無理矢理彼との間を引き離されて、カールくんの近くに戻された。
そしたら、私を無視し、カールくんは若い白人の女性にちょっかいを出し、踊ろうとしている。
それは「不公平だ」と不満を言い、止めてよ」と怒る。
しかし、怒ったふりである。
カールくんが他の女性に行っている間に、友達リクルート活動ができる!
うふふふ〜。

カールくんが白人の女性と踊ろうとしているのを尻目に韓国人の男の子のところに戻ろうとした時に、
怒号が飛んだ。
振り返るとカールくんがヒスパニックの男子とアジア系のパンク金髪女子にアタックされていた。
そしてカールくんは私の所になだれ込むようにして逃げて来た。
「何事ぉ〜!?」と状況を掴めずに、もう一度振り返ると、ヒスパニックの男子が頭から血をドクドク流していた。
するとアジア系のパンク金髪女子がカールくんの背後に飛び蹴りをして殴り始めた。
しかし、カールくんは身長180cm。暴力が不得意なゲイとはいえ男である。
しかも相手は150cmで女子である。
カールくんは女子の頭をつかみグリグリ振り回す。

私も気が付くと「No!! Don’t do this!!」と叫びながら、金髪女子の腕を掴み、カールくんを攻撃しないように
押さえたが、彼女は私も他の人の制止も振り切り、カールくん目がけて拳を振る。
カールくんも容赦なく相手の女子を殴る。
周囲は騒然になったのは言うまでもない。
満員のクラブだ。

***

バウンサーが2人の間に入り、殴り合いは治まった。
しかし、アジア系のパンク金髪女子は興奮して叫んでいる。
ヒスパニックの男子は顔中血だらけで、カールくんの顔も血だらけだった。
「こいつが友達を殴った!!」とアジア系の金髪女子がカールくんを指してバウンサーに叫んでいる。
カールくんがヒスパニックの男子を殴り、血だらけにした!?


スティーヴン・キング原作ブライアン・デ・パルマ監督の「キャリー」より。ここまで流血ではなかったが、近いものはあった・・・。

***

バウンサーはカールくんに「ここから直ぐに出て行くように」と命令口調で言う。
カールくんはバウンサーにどこかに連れていかれてしまった。
どこに行ったのだろう?
カールくんはどこに?
「カールく〜ん」と気が付くと私は大声で泣いていた。
ピーターくんが側に来てくれて、肩を抱いてくれた。
「カールはどこに行ったの?」

私はコートとバックを持って外に出る。
クラブの外には、カールくんがバウンサーと一緒に立ち、
敵!?のグループ(ヒスパニックの男子、金髪の女子、カールくんが踊ろうとした白人女子、眼鏡デブの白人の男子)が離れて立っていた。
ヒスパニックの男子の顔からはまだ血がドクドクと流れていた。

カールくんに「縫ってあげれば」と言いたかったが、こっちの素性を相手に知られてはまずいと思い、
カールくんの職業が分かることは言わなかった。
敵のグループは、20代前半のファッションを専攻している雰囲気だった。
金髪女子はレズビアンに私の目には映った。

カールくんの眉間も割れていた・・・。
見事にパカッと・・・。

カールくんは大声で「こんなに血を浴びて、HIVに感染するかもしれない!大事だ!」
とわざと相手に聞こえるように言っている。
何度も、何度も、何度も。

偶然にも知人のゲイ、エリオットに会い、彼は丁度クラブに入店するところだった。
こういう状況で知人の顔を見るのは心強い。

ピーポーピーポーピーポー(ニューヨークのパトカー(Police Car)はこういう音ではない)がけたたましい音を立ててこっちに向かっている。

警察が来る・・・。
しかし、悪いことはしていないだから、何も恐れることはないと私は自分に言い聞かせる。

敵のグループが911(日本の110番にあたる)を掛けた。
ポリスマンが2人、パトカーから降りて来た。

午前1時30分・・・。
外は雨が降っていた。

(つづく)

NYPDのPolice Carの音!14th Streetを走行している。

まさかこんなことが・・・。ゲイバー暴力事件!?」への2件のフィードバック

  1. メグミさん。大丈夫だったでしょうか…。。
    前回のブログを読んでは、他人の暴力事件とだとばかり思っていましたので、先日お会いしたばかりのカールさんやメグミさんが巻き添えといいますか、関わっているとは思いませんでした。。。
    正直驚いています。
    詳しいことはまだわからないので気になっています。

    日曜日ですよね。
    風がやや強く、雨が時間帯によっては横殴りで降っていましたね。
    僕はたまたま知り合った日本人ゲイの方がSplashへ行きたいとのことで、Chelseaにいました。
    カールさんに何があったんでしょうか。。。

    • Fumiさん

      先日はすっかり記憶を失ってしまい、猛省していたところに、まさかの事件が・・・!
      ところで、ご迷惑をお掛けしましが、楽しかった気持ちの記憶が残っています!この場を借りて、ありがとうございました。

      事件があるまではとっても楽しかったのですが・・・。
      ゲイバーで暴力はめったにあることではありません。
      ゲイバーじゃなくても、Fumiさん、巻き込まれないように気を付けてくださいね〜、ほんとに。
      特に我々はこの国では外国人なので。

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