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酒とバラ(焼き肉とラーメン)の日々はもう来ない・・・

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平日、月曜日〜木曜日まで夜な夜な出掛けた。もちろんゲイバーに。
みんながイェーーイと出掛ける金曜日、土曜日はお腹が非常に痛く、
4日間の疲れが出たのか大人しくベットの上に寝ていた。
組織検査の結果は医師は夏休み中なので、まだ聞いていない。

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私の週末プチ闘病生活の間、日本人LOVEのクリスチャンは酔っぱらいセクハラ電話を掛けて来た。
「今、ダイスケと一緒にカラオケに来てるんだぁ〜。うふふふ〜〜。
ボクのも見せるから、メグミちゃんの◉◉◉コも見せて〜」と日本語で。
「クリスチャンのは見たくないから、私のは見せない!」と私は英語で返答。
「酷いだ!(酷いの次に「だ」は使わないから少々、日本語が変だが、上手だ)
ボクはかわいくないからだよ〜(これも少々変だが意味は通じる。私の英語も変だけど
通じている感じなのかもしれないと思う)!」といじけに入り、「かわいいけど、見たくない、今は」
と冷たくあしらう。

ダイスケくんに代わる。
「もう、クリスチャン酔っているでしょう?」
「はい、酔ってます」とダイスケくん。
「2人だけで楽しんで。私をダシに使わないで」とこれまた不機嫌なことを言った。
クリスチャンがまた電話に出て、
「今から、ダイスケとメグミちゃんのアパートに行ってもいい?」と聞かれたが、
お腹が痛く、「また今度ね〜」と断る。

クリスチャンとダイスケくんは、「友情」を育んでいるようで結構な話だ。

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カールくんからは夜遊びのお誘いが来たが、お腹が痛く行けないとテキストを送ると
「いつも肝心な時に来ないで、楽しい時を見逃すね〜」
という返事で、これにはムカー!!

カールくんにとっての楽しい時というのは、自分がモテモテになる時であり、
モテモテじゃないと不機嫌だし、
それに酔って頭突きをして人が痛くてよがっているのを見ることであり、
私にとっては楽しくもなんともない。
それにしても身勝手な彼の態度に頭に来る。
「なんで酷いメッセージなの!!私は調子が悪いのに!!」と返事すると返答が来たが、
読むとイライラするに違いないと思い、開けていない。

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カケル青年からも夜遊びのお誘いが来たが、腹痛のためお断りをした。
カケル青年はカールくんと違ってちゃんと「お大事に」を言ってくれた。
なんてやさしいの!!
カールくんは医師のはずなのに「feel Better」とか決して私に言わない。

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週末はずっとベットでごろごろのプチ闘病生活であったが、
それでも一人で映画を3本観に行き、自宅で3本DVDを観る。
人に合わせず、行きたい時に、観たい映画を観る喜び。
観た映画をご紹介。

Thirst パク・チャヌク監督
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俳優ソン・ガンボ!主演!
ニューヨークで上映される映画には必ず彼が登場する。
名優だなぁと思う。
また韓国映画の女優さんは魅力的だ。
彼のチンチンが映り、それが非常に印象に残ってしまったのは私だけであろうか?
で、思わずクリスチャンを思い出してしまった・・・

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LORNA’S SILENCE 兄弟監督のジャン・ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ
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ワッフルにチョコレートにビールに、高級フードのイメージのあるベルギーの底辺で生きる人々に焦点を当て、
ベルギーの社会問題を描くダルデンヌ兄弟の最新作。
今回はローナというアルバニア移民の女の人が主人公。
ベルギー市民権を得るために、麻薬中毒のベルギー人と結婚して・・・。
またもや辛い話だった・・・!

Food, Inc Robert KENNER監督
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食べることが痛みにつながり、好きなものが食べられない現在の私にとって、かなり興味深いドキュメンタリーだった。どのようにして食べ物が作られるか?が主題。

アメリカの場合、大企業が全てコントロールしているらしい。
「とうもろこし」という元気に生育し手間もかからない植物のお陰で、ほぼ現在流通している食品が成り立っている。
トマトケチャップ、コカコーラ、ハンバーガー・・・、なんでもコーンを原料にしたものが入っているという。
牛は本来草を食べるのだが、安価でハイカロリーなとうもろこしをエサにしているから、すぐに大きくなるし、
育てるのも安い。—>ファースト・フードのハンバーガーのパテになる。
魚の養殖もそう。
鶏は大きい胸肉が取れるように改良された結果、自分の体重を支えきれない2、3歩歩いて座り込む、そんな鶏を
我々は食べている。
大豆の遺伝子組み換えでは、全米最大の種の会社が特許を取ったので、農家自ら生育した種を使用する場合でも特許料を支払わなければならず、支払わないと訴えられて、裁判費用がかかり結局農家が負けてしまう・・・。

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人類は飢餓との戦いである、とこのドキュメンタリーでも言っていた。
克服しようとした結果、今は、オーバーウエイトで苦しんでいる。
私も含め。

安くてハイカロリーな食品を食べ過ぎた結果(ハンバーガーにコーラとか)、糖尿病をはじめ、生活習慣病にかかり、
安全で高品質な食品は高額で生活に余裕がないと食べられないのが現状だとも伝えていた。
現在のハイテク農業のおかげで、どんな経済レベルの人にも食物が行き届いているのは確かだ。

私の腹痛も暴飲暴食の結果だし、それにアレルギーもからんでいると思われるから、
まさに現代の食物事情を反映する病気だと思った。

ところで、ある意味、食べ物の品質についてあれこれ言えるのは、幸せな悩みだと思う。
オーバーウエイトの私たちがいる一方で、地球の大多数の地域では飢餓と戦っている。

そして、私はお酒にビールにワインに焼く肉にラーメンの日々はもう来ないのだろうかと
飢餓で苦しむ人のことより、自分のことを心配している。

ジレンマを感じつつ、お腹の痛みも感じて、泣きたい気分であ〜る。