ゲイ三銃士

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胸のつっかえ感、のどの痛み、喉のかすれ、食後の胸の痛みに胃の痛み、そして生理が来て、
差し込むような下腹部の痛み・・・。

あーーーん、痛いよぉ〜〜〜。
全身痛い。
三重苦の私はヘレン・ケラー。
胸が痛い、生理痛、お財布が痛い(スミマセン、つまらなかったですね!)

しかし、週末は2つのゲイのお宅のホームパーティーに招待されていて、
何が何でも行こうと決意。

2つのホームパーティーの主催者はともにカールくんのお友達で、カールくんを通じて友達になった。
1つめのパーティーは、お誕生会で2つめのパーティーは一緒に暮らして5周年記念のゲイ・カップル・パーティーである。

***

実は、具合が悪いと言っていっても、食欲は普通にあって、食べた後、辛いけれども、
しっかり食べていて、体重は全く減っていない(笑)。
でも、消化に負担のかかるもの、大好きなお肉、大好きな甘いもの、そして大好きなアルコールは
控えている。

***

2つのパーティーともお酒も飲まず、夜も遅いのでフィンガー・フードを食べずに、水だけを飲んで、
ウォッカを飲んでいるふりをした。

カールくんの友達で、中国人の看護師ジャッキーも来ていた。
彼とは久しぶりに会う。
「きゃぁ〜〜〜、ジャッキー」と嬉しくって飛び上がって抱きついた。

ジャッキーは中国系のアメリカ人ではなく生まれも育ちも中国の中国人である。
ジャッキー・チェーンに似ているのでジャッキーと呼んでいる。

胃カメラ検査のことを話すと「心配しなくて、大丈夫」と真剣にいろいろ説明してくれる。

「モニターでどこが悪いのかすぐに分かるんだよ。食道じゃないかもしれない。もしかしたら胃に潰瘍があるのかもしれない。それに悪いところを生体検査をして癌かどうかを検査する。それに実は全くどこも悪くなくて精神的なことから痛みを感じてるということもあるし・・・。注射をするからボーっとしているうちに検査が終わるよ。潰瘍があっても薬ですぐに治るけど、今までみたいに酔っぱらう飲み方はできないよ。1杯か2杯で終わらせるようにお酒の飲み方を変えないとまた再発するからね」と諭してくれる。

やっぱり酒の飲み過ぎからこの胸の痛みは来ているようだ。
あちゃぁ〜〜〜〜。

ジャッキーは185cmの長身のジャッキー・チェーン似の笑顔のかわいい青年で、しかも頼りがいがある。
お腹も鋼鉄なので、触っていて幸せになれる(笑)。
肩に手を置かれると、守られているという安心感のある男性だ。

カールくんは私とジャッキーが真剣に話しているところに来て、
「メグミぃ〜、ジャッキーは中国人だ!レイプしなくていいのか?」と決して笑えない冗談を言ってくる。
「カールくん・・・」と言って睨み、ジャッキーもまたカールは飲み過ぎてご乱心と無視している。
南京虐殺は英語では The Rape of Nanking という・・・。
Rape・・・。

***

ジャッキーも「ストレートだったら、メグミと結婚するんだけどなぁ〜。ボク、ゲイだからなぁ〜」と
言ってくれたゲイガイズのひとりである。
そう言ってもらえるだけで幸せである。
しかし、ストレートの男性だったら、競争率が激しくて私となんかは口も聞いてくれないだろう。

***

どちらのパーティーでもカールくんとはほとんど話す機会もなかったが、お別れの挨拶にはしっかり股間をさわった(赤面)。2つのパーティーをはしごした後、カケル青年とイースト・ビレッジの近所の場末のゲイバーに行く。

週末は大混雑になる場末のゲイバーである。
そこにも久しぶりに行く。
ここのところLAに行ったり、他の州に週末出掛けることが多く、近所の場末のゲイバーには行っていなかった。
南アフリカ人のマニー、メキシコ人のフェルナンドがいた。
彼らとも久しぶりに会い、大歓迎してくれる。

ジーーーン。

私はカケル青年、マニー、フェルナンドという20代前半のかわいいゲイガイズに囲まれ、
胸はジンジン痛く、生理痛で下腹部は痛くともさらに元気になる。

***

午前2時を回り、「そろそろ帰るね」と言うと、「ボクがぁ〜」「ボクがぁ〜」「ボクがぁ〜送っていきます!」と
カケル青年、カケル青年、マニー、フェルナンド3人が言ってくれた。

場末のゲイバーから私のアパートまで50mくらいなのだが、ニューヨークのイースト・ビレッジの夜道は危険な香りが漂っているので、誰かしら私のアパートの前までいつも送ってくれる。

「メグミさん、ゲイ子分を従えていいですね〜」とカケル青年から言われる。
子分!!
子分というよりは、3人の騎士(ナイト)!
三銃士であ〜る!!

***  

パーティーをはしごしながら、場末のゲイバーでもルームメイト氏とテキストをしていた。
私は胃カメラの検査をすることを伝えた。
ルームメイト氏は暴力元恋人のことを思い出して、また落ち込んでいるが、
そんなことより私の方が心配だ・・・と書かれ、嘘でもいいからそう言ってくれることで
私の肉体の痛みが楽になればそれでもいいと思った。

カケル青年に「実は、ルームメイト氏とテイスト再開してしまった・・・」と言うと、
カケル青年は笑っておしまいだった。
コメントなし・・・それが嬉しかった。

***

LAでの激しい感情の動きから解き放たれて、日常に戻り、ほっとした久しぶりのニューヨークの週末であった。

sanjushi
三銃士で思い出すのはレオナルド・ディカプリオの『仮面の男』であるが、この映画の三銃士は40代おじさま三銃士! カケル青年!マニー、フェルナンド!おじさんになっても三銃士でいてね〜!って私はもうこの世にいないかもだけど・・・。

ゲイ三銃士」への10件のフィードバック

  1. ライラックさん

    お返事ありがとうございます。

    旦那さんとは一緒に暮しているのでしょうか?
    とか、そうならば、旦那さんの恋人やデートの相手などもお家に遊びに
    来ることがあったりするんですよね?とか、一緒に冠婚葬祭にはご出席しているのでしょうか?
    とか、あれこれ聞きたいことがたくさんあります・・・!

    ネットの書き込み欄なので、もちろん何も書かなくて結構ですが、
    どんな生活を送ってらっしゃるのか個人的に大変気になっています。

    彼の才能が類まれだとか、とっても尊敬できる人であれば、一緒にいられるだけでも幸せ!
    という気持ちになるかもしれませんが、
    肉体関係を結んだ結果、私のアドレナリンが噴出して恋に落ちてしまったので
    やはり達観して一緒にいるのは無理だと思いました。
    嫉妬の炎がメラメラ~~。

    私の想像ですが、ライラックさんの旦那さんは性的なものも全て超える
    才能のある素晴らしい方とお見受けしました。
    コール・ポーターと奥さんのような関係なんでしょうね。
    あなたがいないとボクは何も創造できない・・・!!
    素敵な関係です!

    私は現在のところ、子供は諦め、その余ったエネルギーでくだらない短編映画を
    また作っています(笑)。

    またお時間がある時にでも、書き込みしてくださいね~!
    赤ちゃん授かりますように!

    • 不思議生活については。。。
      いつの日かMEGUMIさんにお会いできた時にこっそりと・・・。

      オフ会、羨ましい限りです。
      TokyoからもNYからも遠い所に住んでいるので、今回は参加できませんが、きっといつの日か。

      コール・ポーターと奥さんのような関係だったら美しいですが~
      私の中に流れるゲイマン精神からすると、きっと前世でゲイカップル?だったのでは(笑)。

      ついつい熊さんに出会った♪までスクロールしてしまう自分がいます・・・いつか連れて行ってくださるなら♪喜んで!

      また時々お邪魔しますね。。。
      ブログ、面白すぎます!
      MEGUMIさんに惚れてしまいそ~(あっ、才能にです。。。ハイ)

      • ライラックさん

        いつかお会いした時に、ライラックさんの不思議生活を教えください!
        質問攻めにするかもしれません!その時はご了承ください!
        好きな人と一緒に暮らされて幸せですね!

        熊さんバー!
        ぜひご一緒しましょう!
        ニューヨークの熊さんバーを探しておきます。
        ニューヨークなら私がご案内できます!
        熊が好きではないという人が私は信じられません!!!
        熊さんLOVEです!!

        これからもどうぞよろしくお願い致します!

  2. 三銃士に守られて幸せですね♪
    カケル青年は、ほんとに青年なんですね~!めぐたんにもカケル青年にも会えるの嬉しいな。

  3. 胃カメラ検査なんですね・・・。
    私も15年前に飲んだ事がありますが、今は技術も進歩して昔よりスムースに飲み込む事が出来ると聞きます。
    (私の頃はまだケーブルが太くて辛かった・・・)

    本当に検査をすれば原因も分かりますし、治療方法も決まって今の辛い状況から脱する事が出来ますよね。
    検査結果が出る間では不安ですが、色々と続いていたからこそ、ここできっちり治してしまいたいですね!
    (ストレスが多い生活でしたしね・・・)

    ルームメイト氏と連絡を再開した事で気分的にも落ち着くのであれば、今はそれで良いと思います。
    無理に忘れようとしたり、考えないようにする方がストレスになりますからね。

    ゲイ三銃士以外にも恵さんの事を想っている人は沢山居ます♪
    その想いを支えに、検査を乗りきって下さいね!!

    • uiさんも胃カメラ経験者なんですね!
      ケーブルが太い・・・。
      怖い・・・ぶる。

      いつもご心配ありがとうございます。
      単にアルコールを摂取し過ぎの結果、自業自得なのかもしれません。

      uiさんの仰る通り、検査をして痛みの原因が判明して、痛みから解放されたいです。
      痛くて、気分が優れません(泣)

  4. 初めまして。少し前からMEGUMIさんのブログが気になって時々お邪魔させていただいています。唐突ですが、ルームメイト氏とのこと、是非あきらめないでほしいです!本当に好きならば。。。私も10年程前にゲイの人を好きになり、ゲイと知りながら告白して(もちろん相手からの好意も感じていたからですが・・・)今では、その人と結婚しています。まだ普通の夫婦というわけにはいかないけど、ゲイの人でも“家庭を作りたい”とか“子供を持ちたい”という自然な思いはあるわけで、ただ性欲だけが同性に行ってしまう。ほんのそれだけのことです。人間の三大欲求(食欲・睡眠欲・性欲)というのは近づけば近づくほど「もっともっと・・・」になり、一線を越えると麻薬中毒のように抜け出せなくなるものだと思っています。後天的なゲイだったら、性欲より家族愛や父性愛の方がはるかに素晴らしいと気付ける可能性もあるのでは・・・。私は心から好きと思える人と結婚したかったし、その人がたとえゲイで性欲を満たす相手が別にいたとしても、それは大したことではなく(つまり私にとって性行為そのものがちっちゃな些細なこと=例えばコーヒーが飲みたい人に「飲みたいならどうぞ」という程度の感覚で、犬が交尾をしている程度というか・・・)それよりもっと深くて感慨無量の幸福感を味わえるのは家族愛や父性愛・母性愛を知った時だと思っています。セックスなんてただの一瞬の快楽で、性欲だけを追求して人生を終える人はただのお馬鹿さんでしょう。でも先天的な人や性同一性障害の人はそれとは全然別の人生の意味を持って生まれてくるのでしょうから、自分のセクシャリティを素直に追求していくのが一番の幸福だと思っています。ルームメイト氏がどんなカテゴリーでどんな人生観を持っているかにもよると思いますが、彼のことが死ぬほど好きなら、麻薬中毒患者を見守るような気持ちで・・・あきらめないでほしいです。でもまずはMEGUMIさんの体調が心配ですね・・・どうぞお大事に。快復を祈っています。

    • ライラックさん

      はじめまして!
      書き込みありがとうございます!

      旦那さんはゲイなんですね。
      わぁ。
      お子さんはいらっしゃるんですか?
      ライラックさんの生活、いろいろ質問したいです。

      ルームメイト氏は一度自分自身にも嘘をついて、奥さんにも家族にも嘘をついて結婚したことがあり、それは二度としたくないと思っています。男性と共に歩むのが自分の幸せだと思っているし、私もかつて彼との間に子供をと思いましたが、他の男性とセックスをするのをやはり受け止められない、嫉妬する自分がいて無理だと思いました。

      セックスだけではなく、決定的なのが、ストレートの男性との関係で流れるもの、愛情、慈しみを彼から感じることはないので、それも私を悲しくさせます。友情だけです・・・。

      連絡は取りますが、二度と会わないというのが私のスタンスです。
      愛されないのは悲しいです・・・。

      諦めないで・・・と言われて非常に嬉しかったです!

      • お返事ありがとうございます。MEGUMIさんとは何か同じものを感じて思わず筆を執りましたが、他にコメントされている方の中にも自分と同じ境遇の人がいたりで、凄く励まされました。私の周りの女友達には「ゲイ好きストレート女性」は皆無でしたから・・・。ブログの威力は本当に凄いですね!(書き込みなしでただ読んでいるだけの人も含め、心に染み入っている人はたくさんいるはず!)
        MEGUMIさんがよくおっしゃるようにセクシャリティは曖昧で、人によっても度合いが違うし、こうだと決められるものはないですよね。先天的と思っていても実は子供の頃の様々な環境がそうさせていたり、後天的と思っていても実は先天的だったり、男でも女でも“自分はずっとヘテロとして生きてきた”けれど“ある出会いで逆転する”ことが絶対にないとは言えないし、またその逆も絶対にないとは言えないと思う。100人いれば100通りの形があるのだと思う。
        ルームメイト氏との方向性をすでに決めていらっしゃるのなら、それを応援します。《他の男性とセックスをするのをやはり受け止められない、嫉妬する自分がいて無理》《ストレートの男性との関係で流れるもの、愛情、慈しみを彼から感じることはないので、それも私を悲しくさせます》というそのお気持ちは痛いほどよくわかります。〔愛されていない理由〕に似たような出来事は私にもありましたし、LAでの出来事は酷いですよね・・・。
        ただ私の場合は、“セックス”というものの価値に対するランキング度が非常(異常?)に低いため、それほど嫉妬心が湧かないことと、“愛される”ことにはあまり興味がなく“愛する”ことに非常(異常?)に興味があるので、女としてではなく人間として一番大切な存在として位置づけてもらえるだけで充分に満足してしまうのかもしれません。嫉妬に関しては、ストレートの人と結婚しても浮気されれば同じなわけで(ストレート→女性、ゲイ→男性)相手が女でも男でも大差ないのかな・・・なんて考えていますが、浮気をしない男性っているのでしょうかね・・・稀少な存在だとは思いますが、どこかには居ると信じたいところです。
        主人は私にとって雲の上の人のような存在で、結婚なんて99%ありえない状況でしたけど、1%を信じて突き進んできたような感じです。息子がゲイと知った時、どんな親でも何かで殴られたような大ショックを受けると聞きますが、でも我が子だからその愛情には変わりがないように、私の彼に対する愛情もどんなイヤな部分を見ても嫌いにならない母性のようなものなのでしょう。子供が欲しいと思う彼の気持ちはひしひしを感じてきたし(私もリミットが近づいている年齢なので簡単ではないことは充分承知ですが・・・)その“時”が来たら再度1%を信じて突き進んでみようと思っています。MEGUMIさんが母になる日を心から祈っています。諦めないで下さいね!!私もいつか母になる日を。。。

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