I hate Los Angeles!!! I love New York!!!

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この状況から逃げたくても車の運転はできないし、車もないし、迎えに来れないというカールくんから連絡が入り、
絶望の淵に立たされた思いだった。

ニューヨークに戻りたい(涙)。

ジャスティンはボーイフレンドとの一緒の時間を楽しんでいて、邪魔をしてはいけないと思ったが、
ルームメイト氏が暴力元恋人とセックスの最中で、非常に不快で不愉快で、どこかに行きたいけど、
カールくんから拒否されたことをテキストで伝えると、ジャスティンから即効で「僕たちと一緒にどこかに行こうか」
と返事が来た。

電話をすると「直ぐに迎えに行くよ」とジャスティン。
ジャスティンの友情を感じた時だった。

***

ジャスティンがルームメイト氏のお宅の前に着いたという電話が来た。

ルームメイト氏のベットルームから玄関に向かう途中に、暴力元恋人の部屋があり、バスルームがある。
その前を通ると、2人で仲良くシャワーを浴びている声が聞こえてきた。
むむむむむ〜。
私をひとり置いて仲良くシャワーとは・・・。
別れた後のセックスは良かったに違いない。それに私という第三者が近くにいるということも燃え上がる一因になったはずだ。
私は仲睦まじくしている2人の声を意識的に聞こえないように心の手で耳を塞ぎ、玄関に向かい、
ジャスティンの車に乗り込んだ。

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「ジャスティーーーン」

私は一気にジャスティーンにルームメイト氏の悪口を言った。
「別れたと言っておきながら、セックスして。それも私は遠くニューヨークから来ているのに、
放っておかれて最悪・・・云々」

ジャスティンの彼カークは、暴力元恋人のことを「人を殺して裏庭に埋めているようなタイプだよね〜。
笑顔が不気味で怖い」と評したが、的が当たっているようで非常に怖かった。
目の奥に暴力のかげりが見えるそんな仏蘭西人なのだ。

ジャスティンは「どうしてメグミがルームメイト氏についての評価が高いか分からないよ。
奴は自己中な最悪な奴なんだよ。自己中だから、メグミのことを構わずセックスする。
俺ははっきり言ってルームメイト氏のこと大嫌いだよ」。

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その日の午後、カールくん達がームメイト氏宅に来たのだった。
そして、こんなことがあった。
カールくんのお母さんからカールくんのケータイに電話が来て、カールくんはお母さんと韓国語で話していた。
それを聞いたルームメイト氏は「なつかしい」と言った。
元妻も韓国系のアメリカ人だった。
ルームメイト氏は結婚式の写真をどこからか引っ張り出して来てみんなに見せた。
彼はいつでも誰でも結婚式の写真を見せる。

カールくんの友達フランクが「どうして女性と結婚したの?ゲイって分かっていたんでしょう?」
といきなり質問した。
そんな質問を面と向かってするとは思ってもいなかった。

ルームメイト氏は「その時はまだ確かじゃなく・・・」と嘘を言い切る前に(ルームメイト氏は物心ついた時から自分がゲイだと分かっていた)、フランクが「ゲイって分かっていたのに結婚したんでしょう。それでどれほど女の人が傷ついたか考えたことあるの? ゲイって分かっていて結婚する程、酷いことはない・・・!!!奥さん、本当に本当にかわいそう」とルームメイト氏の前で言い切った。

ルームメイト氏は反論せずにただ黙っていた。

***

ジャスティンは「ルームメイト氏は本当に自己中なんだよ。自分の利益のためには女性をだまして結婚するような奴なんだよ。嘘つきなんだよ。いい加減にルームメイト氏の本性を分かった方がいいよ。奴は最悪!!」と断言。

その話の途中でカールくんからテキストが入り、「ルームメイト氏宅のBBQ、今までのBBQの中で超最悪で、超しょぼくって、超つまんなかった・・・!!僕たちを選べば、最高に楽しかったのに・・・。あ〜あ、残念」と畳み掛けるような内容だった。

***

私の趣味のひとつは、KENを集めることだが、実はもうひとつご当地キティーの根付けを集めている。
日本に帰った時や友達にお願いしたり、母が旅行した際に買い求めてくれるのをひたすら集めている程度だが、
靴箱3箱分はある。

ジャスティンがニューヨークにいた時に私のコレクションを見せていたし、今回もジャスティンにおみげとして
ハローキティーの根付けを上げた。
私を喜ばせようと、ジャスティンの彼カークはハリウッドのサンリオストアに私を連れて行ってくれた。
「ハローキティーを見れば、ちょっとは元気でる?」と言ってくれて、うるっと来た。

その後、私をハリウッドのチャイニーズ・シアターに3人でいった。

ルームメイト氏からケータイに電話が掛かってきたが無視。
ルームメイト氏からテキストが来た。
「今晩、帰ってくるの?」

これにもムカぁ〜と怒りが込み上げて来て、
「私の荷物がそこにあるから、帰るしかない。残念ならがら選択する余地はない」
と返事を送った。

ジャスティンは「やっとゆっくり一緒に過ごせて良かったよ。誰も邪魔者はいなくてさ」と嬉しいことを言ってくれるが、ルームメイト氏のことで頭がいっぱいになり、笑顔も引きつってしまう。
ハリウッドのサンリオ・ストアに行っても、スターの手形や足形を見てもルームメイト氏への怒りが心を支配し、
全く無感動になっていた。

こんな辛いを思いをするなら、二度とLAには来ないと誓った!!!
車がないとどこにも行けない、免許のない私にとってはまだ徒歩で移動できるジャングルの方がまだましである。
ルームメイト氏に交通の手段をおんぶにだったこの状態だから、ますますドツボに、アリ地獄状態になるのである。

I hate Los Angeles!!!
I love New York!!!

ジャスティンに言うと、「ルームメイト氏のせいでLAのことを嫌いになるなんて悲しいよ」
カールくんにもテキストを送ると「ボクと一緒にいれば、LAのこと大好きになったのに・・・」

***

二度と Los Angelesに行かないと誓ったのに、1週間も経たないうちに行くことになってしまった・・・。

I hate Los Angeles!!! I love New York!!!」への4件のフィードバック

  1. 今すぐにハグを!!!

    本当に・・・私の作った料理で、心身ともに癒したい・・・。
    (料理するぐらいしか出来ないから)
    恵さんの所へ瞬間移動出来る《何処でもドア》が無い事を、本当に悔やみます(ToT)

  2. せっかくの旅行が・・・。

    ルームメイト氏も暴力男も一応大人ですし、状況を判断して動く事が出来きないのは、やはり常識が外れている・・・と判断されてもしかたがない事ですよね。
    これって日本人だけの感覚かもしれませんが、やはり礼儀を重んじて、ゲストを最後まで持て成す事が出来て、初めて世間に大人として認められるのでは・・・と。

    ルームメイト氏の言動は、やはり許す事は出来ません。
    恵さんが自分に好意を持ってくれている事を知っていて・・・。
    でも、もしもこれが計算だったのなら・・・とも考えてしまいますが・・・。
    (恵さんと自分が離れる為・・・と)

    こればかりは本人にしか分からない事なので、これ以上色々と考えを巡らせても・・・ですが。
    でも、理由が何であれ、やはり恵さんを傷付けた事は消えないし、どんな理由があっても人を傷付けて良い訳はないです。

    本当に癒し旅行として楽しんできて欲しかったのですが・・・。
    せっかくの旅行が・・・。
    最大級のHUGをテレパシーで送りますので、夢の中で受け取ってくださいね!!

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