込み上げる怒りと悲しみ

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前回、LAに行ったときのこと。

ルームメイト氏はBBQパーティーを開催してくれて、ジャスティンとジャスティンの恋人、そしてカールくん、ヨーハン、
カールくんの親友フランクがルームメイト氏のお宅に来た。
午後3時頃だ。

暴力元恋人はまだルームメイト氏の自宅に住んでいた。
家を出ていくのは1週間後だった。
ルームメイト氏は暴力元恋人をBBQには招待しておらず、私たちがBBQを頬張り、歓談している横で、
もくもくと段ボールに物を詰めて引っ越しの準備をしていた。
それって、酷いんじゃないかと思ったが、別れたわけだし、同じ屋根の下に住んでいても
距離を保とうとルームメイト氏は努力しているのではないかと思った。

しかし、ルームメイト氏の姿が見えないなぁ〜と思うと、なんと暴力元恋人とトイレに一緒に入っていた。
カールくんは「セックスしているんだよ」と言っていた。

BBQパーティーをしている時に、なぜ一緒にトイレに入るのは不可解だったが、
ジャスティンもカールくんも恋人を連れているし、触発されたのかもしれないと私は勝手に解釈した。

***

ジャスティンが帰り、カールくん達も帰ることになった。
私は車まで見送ると、カールくんは「ボク達と一緒に行こう。こんなつまんないBBQパーティーって初めてだし、
ルームメイト氏ってつまんない男だよ。ボク達と一緒に行こう!絶対楽しいよ」と言う。
カールくんとはニューヨークで会えるし、ルームメイト氏とは年に数回しか会えない。
「私はここに残るよ」と言った。

「絶対後悔するよ」とカールくんは捨て台詞を残して車で去っていた。

***

ルームメイト氏と夜、クラブにまた出掛けることになっていた。
ルームメイト氏は私に「出掛ける前に休みたいから」と私に言って、暴力元恋人セバスチャンの部屋に一緒に入っていた。
ドアが閉められた。

それから私はルームメイト氏のベットルームにひとりとぼとぼと行き、ベットに腰を掛けた。
とっても取り残された気分になった。
別れたといっても、さっきは一緒にトイレにこもっていたし、結局、今からセックスをするのだと思った。

15分経過。
30経過。

セバスチャンの部屋は隣だが、間にクローゼットがあるので、2人がセックスをしているのかどうかは分からないが、
雰囲気からして2人がしているのが分かった。
人間とは不思議で、雰囲気で察知できるのである。
しなくてもいいのに・・・。

私はアメリカ大陸の反対側からわざわざ遊びに来ているのである。
お金も時間も掛けて来ているのである。
しかし、ルームメイト氏にとってニューヨークから訪ねて来てくれた友達よりは、
暴力元恋人とセックスすることの方が遥かに大切なのは明らかで、
それを目の当たりにして、私の心は痛くて、痛くて悲鳴を上げ始めた。

取り残された気持ち・・・。
無視された気持ち・・・。

***

カールくんにテキストをした。
「今、どこにいるの? ルームメイト氏はセックスの最中。最悪。迎えに来て」

カールくんは「運転しているのはボクじゃないから、フランクに聞くからちょっと待て」と返事をくれた。
車はフランクのものである。
しばらくして「運転しているフランクがとっても疲れて、ルームメイト氏の家までは迎えに行けないって言っている。ごめん。タクシーは?」という

ジャスティンにテキストを送る。
「ルームメイト氏の家からビバリーヒルズまでどれくらい?」
ジャスティンからの返事は「片道75ドルくらいじゃないかな」。

往復150ドルのタクシー代なんて払えない。
無理だ。
カールくんにテキストで伝えると「ごめんね。ボクの車だったら迎えに行けるのに。
ボクだったら、絶対そんなことしない。ゲストを放っておいてセックスなんて絶対しない。
だから言ったじゃない。おいでって。絶対後悔するって」。

カールくんの言う通りにしていれば、こんな惨めな状況にはならなかったはずだ。
しかし、私はルームメイト氏と一緒にいることを選んだ。

ルームメイト氏と暴力元恋人がセックスの最中。
私は放置プレイ!?
いたたまれないシチュエーションとはまさにこのこと。

ニューヨークだったら、この状況から逃げ出すのは簡単だ。
地下鉄もバスもあるし、マンハッタンは狭いし、タクシー代も高額ではない。
しかし、私は車の免許もなければ、車もない。
ルームメイト氏と暴力元恋人がセックス!!しているという「最悪」な状況から逃げることもできずに、
最悪な状況に捕われたままでいるしかないのである。

なんて惨めな状況なのであろうか。
彼らがセックスを終わるのをひたすら待ち、それで車でどこかに連れていってくれるのを待っている。
私の意志など介在しない。
私は自分では何もできないから、ひたすら待たなければならない・・・。

そして、私よりも暴力元恋人とのセックスを選んだルームメイト氏に対して怒りが込み上げた。

込み上げる怒りと悲しみ」への12件のフィードバック

  1. 状況判りますけど、まあルームメイト氏がmaking loveしたかっただけなんじゃないんですか、しかも暴力パートナーとはいえ、元恋人で今後は会えなくなる可能性が大なんでしょ? 本能が勝りますよ! 寛容になりましょうよ(って菊楽さんの立場を体験してないんですが)。

    ここでつぶやくのもどんなもんかと思いますが、私、来年で結婚25年なんですよ!で、一応へテロセクシャルなんですが、最近は誰でもよくて(人じゃなくても….おい)、ラファエル・サーディクが最近ブルーノートに来日したんですが、最初は彼目当てだったのが女性ボーカルの人が好きになり、何回か行って、ステージに向かう通路側に居たら、手をさらっと撫でられまして、今もその感覚が忘れられず。。。。思いを込めて彼女のmyspaceにフレンドリクエストを出したのですが無視されました(泣)。

    LGBT 万歳!

  2. うううっ、これはつらかったですね…。私も同じ状況だったら恵さんと同じようにルームメイト氏の家に残ったと思います。なかなか会えない人に会いに来ていて、まさかほっとかれるとは思いませんからね…。
    確かにCAは車がないと、特に夜は自力で移動は難しいですね。

  3. いやだいやだ~、そんな状況絶対嫌だ~!!!
    その時のルームメイト氏は非常に道徳心に欠けてると思う。
    そんな状況に立たされては、何がほんとで誰を信じていいのか分からなくなりますよね。めぐたん大丈夫でしたか?その時、カール君でなくルームメイト氏を選んでしまった自分までも責めないで下さいね。だってやってみなきゃ分かんなかったことってあるもん!

    9月は私が会いに行きますから、元気出して!(笑)

  4. 大丈夫ですか?きっとルームメイト氏はまだ好きなんでしょうね。
    きっと暴力君もみんなが楽しくしてたから誘惑したんでしょうね。
    ドラッグがやめられないみたいな感じできっと時間がかかりますね。

    しかし、、、それはわかるけどめぐみさんと約束してたのに酷いですね。
    すごく読んでいて寂しく辛くなりました。NYなら家に帰ってやるーーー
    ってできたのに、、、。
    はやくNYに帰って癒されてくださいね。

  5. ご無沙汰しております。
    ずっと、見には来ていたんですが、なかなか書き込みが出来なくて。

    辛い経験をしましたね。

    この続きが気になりますが、、恵さんの気持ちは癒されましたか?

    ルームメイト氏・・・恵さんと居て「スィッチ」が入らないように、男性であるセバスチャンとせっせと性活動に励んだのかなって気もするんですが。

    男性の性欲と感情は別なのか、それにしてもルームメイト氏別れ下手かな。

    セバスチャンが楽しげな雰囲気の恵さん達をやっかんでルームメイト氏を誘惑したにせよ、う~ん。
    セバスチャンが完全に家を出るまでは、まだまだ大変そうですね。

  6. えええええ!ありえませんねぇ!
    暴力元彼氏の陰謀としか僕は思えませんよ!!みんなと楽しんでいる
    ルームメイト氏を見てうらやましくって、やきもち焼いてなんとか皆から離れさせようと言うこんたんに違いない!!

    僕も韓国にアメリカの学校が一緒だった韓国人の友達に会いに行った時、その子が留学時代一緒だった韓国人の友達と偶然再会し丸2日間韓国語で会話をし続けた時、「僕がどんな思いで韓国にきたか、そして、貴方達は同じ国に住んでいて会おうと思えば会えるんだから僕が居る時くらい英語で話してほしい。」と言う思いでいっぱいで常にイライラしていましたよ。

    シアトルからメグミさん誘拐しに行けば良かったですよ!!
    I-5一本ですから僕でも迷わず行けたはずです!!途中SFと言う誘惑がありますが、メグミフロムニューヨーーク!!と雄たけび上げながら探しますから。そしたら「誠次君もう勘弁!」と言うくらい一緒に居ますから!だから僕がひょっこりNYに現れた時もよろしくお願いします。

    お仕事がんばってください!!

    • 誠次さん

      おひさしぶりです!
      『途中SFと言う誘惑がありますが、』
      ほんと、大きな誘惑ですよね〜。

      誠次さんに助けにきてもらいたかったです・・・。

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