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それにしても検査は痛い。

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子宮体癌の検査をして来た。
この生体検査も痛かった(泣)。

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前日はお酒も飲まず、検査に臨んだ。
覚悟した。
痛かったら叫べばいい。
日本のように慎ましくする必要はない。
それに、何人も赤ちゃんを産めるのは人間が痛みを忘れるからという出産した人の話を
思い出し、痛みは忘れる、痛みは忘れると自己暗示に掛けた。

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服を全部脱いで、パンツも脱いで全裸になり、患者服に着替える。
血圧を看護師さんが測り「正常」と教えてくれる。

アメリカの婦人科は、日本の様にカーテンで仕切られて医師の顔や看護師さんの様子が
見ることができないようになっているが、アメリカではカーテンの仕切りはないので、
これから何をしようとしているのかを目をつぶらない限り確認することができる。

私は診察台に横になった時から、緊張で汗だくになっていた。
婦人科医は女性だ。
こんなことを言うのは非常に不謹慎かもしれないが、歯の治療の場合は
自分の意志で口を開けるわけだが、婦人系の場合は体内への入り口ということでは「口」という意味では
同じだが、構造も目的も違うので自分の意志では脚は開けるが他は自分の意志では開けない。
だから、開くように器具が使用されるわけだ。
女医さんは、緊張している私に「ちゃんと見て!!」と私に見せてから「これが入ります」と教えてくれる。

「軽く咳をしてください」と言われた瞬間に体内の奥の方に、何かが入った。
想像するに子宮頸を通り抜けて子宮本体に入ったのではないかと思う。
その時から、痛みが走り、器具を確かめる余裕はなくなり、看護師さんに「手を握ってください」と懇願する。
しばらく握ってくれたが、お医者さんのアシストをしなければならないので、
「ごめんなさい。握れないから、これ抱いてください」と患者服が入った袋を渡された。

「緊張しないで。緊張するともっと痛いわよ〜。息を吐いて〜」と女医さんに言われる。
私は痛みでガチガチになっていた。

「これからちょっと痛いよ〜」と女医さんが再び器具を挿入する。
「痛いぃ〜」と英語と日本語両方で叫ぶ。
内蔵が引き出される感じだ。
しばらく続き、いつまで我慢すればいいの?
これが拷問ならば何でも言う。
手を使って、体内に入っている器具を全部取り出して、逃げ出したいと思った。
「あ〜〜〜、痛いぃ〜」

涙が出た。
しかし、泣きながら、女医さんの様子を見る。
チューブが見えた。
血液のようなものがチューブの中に流れていた。
その血液のようなものは私の子宮内の組織なのだろう。
チューブの先には容器があったので、検査のために、チューブを使って組織を入れているに違いない。

もう終わったかと思ったが、「また同じのをします」と女医さん。
「これで終わり」「これで終わり」「赤ちゃんを産むことになったら、もっと痛いんだろうから我慢」と
出産を想像して痛みに堪える。
痛いと刺激されるのか尿意を催すが、失禁はしなかった。

「もう痛いのは終わりです。これからは消毒しますから、痛くないので安心です」
と言われて、汗が一斉に引いた。

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検査結果は2週間後だ。
女医さんによれば、「子宮頸の様子は肉眼でわかるけれど子宮の方は見えないので組織検査をしないと分からない」ということだ。

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これまで虫垂炎、子宮内膜症の手術の2回、計3回の手術を経験した。
麻酔が切れた後の痛みは、今思い出しても脂汗がでる。

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子宮といえば、妊娠・出産の生殖器官なわけだが、妊娠・出産の前には性交があり、
子孫繁栄のためだけでなく、人間は喜びのために性交をする。
しかし、この器官を検査の時だけ注目するのは悲しい気もする。
刺激されることもなく朽ちて行く可能性は高い。
このまま一生セックスしないのではないかと思うが、それでもいいのではないかと思う、今日この頃。
「セックスって気持ちいいから大好き」と満面の笑みをうかべながら言っていた人妻の発言を思い出した。
旦那さんと円満な夫婦生活!

これは理想だが、セックスの定義は人それぞれだと思う。
男だけど、私には欲情しない男性たちに囲まれて、そうゲイガイズとキスしたり、ハグしたり、踊ったり、
それが私のセックスかもしれないと思う。

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書き込みの他にもメールもいただき、ありがとうございました。
検査は無事終わりました。
次は結果なわけですが、これ以上、検査がない結果でありますようにと祈るばかりです。

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それにしても検査は痛い。

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