内助の功。あるゲイ・カップルの場合。

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Valentino The Last Emperor というイタリアのファッション・デザイナーの
ヴァレンティノのドキュメンタリーをフィルム・フォーラムで観た。

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Valentino The Last Emperor

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フィルム・フォーラムといえば2週間の期間限定で上映される映画館である。
ずっとチケットが売り切れだった。
きっとファッション関係者とゲイガイズに人気だからに違いない。
観られないで終わってしまう!観たい!どうしようと焦っていたのだが、期間が延長されることになり、
ようやくチケットを入手!
そしてゲイ友カールくんと一緒に鑑賞してきた。

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ヴァレンティノといえば、お父さんのベルトの「V」の文字に、デパートの1階のお母さんのためのハンカチ売り場のイメージがある。
「V」があるから高級なんだろう、外れはないだろうという安心感のマークだと言っても過言ではない。

ドキュメンタリーを観ると、ヴァレンティノ氏はオートクチュールで大変有名な方で、
あの「V」の文字だけで商売をしているのではないことが分かった(笑)。

しかし、「V」のロゴでかなり儲けてていることもドキュメンタリーで語られていた。

ベルトやハンカチの他に、イタリアじゃ絶対使われていないだろう日本独自の文化、ポケット・テッシュ入れにも「V」のロゴがあり、日本中のデパートで売られている。

それに、ヴァレンティノという言葉自体が何なのか、地名なのか、名字なのか姓なのか、
どこの国のものなのかも知らなくても、
ヴァレンティノの「V」は日本人なら誰でも知っている。
それくらい浸透した「スゴいブランド」なのだから、日本のライセンス料で相当儲けたに違いない。

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ところで、「天才」には必ず内助の功がある。

ヴァレンティノがファッション界で帝国を築き上げたのには彼を家庭でも支える内助の功があった。
美しい妻がいて・・・ではない。

素敵な夫がいたのだ!!!

公私ともに50年余も一緒にいるGiancarlo Giammetti氏(ジャンカルロ・ジャンメッティ)。
パートナー(夫)でかつビジネス・パートナー。

ヴァレンティノはゲイ♥♥♥

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ヴァレンティノ氏もジャンメッティ氏もともにスーツを着ている。
カジュアルでもジャケットにジーンズのスタイル。
スーツ好きの私としてはゲイ・カップルがスーツ!で萌え〜。
2人とも日焼けしていて、白人男性の日焼けにも萌える私は更に萌え〜。

お2人とも70代であるが、若々しく、愛に満ちあふれている。

5匹のパグを飼っている。
小型犬を飼うのは典型的なゲイマンのライフスタイルだ。
ルームメイト氏もパグのオリーヴちゃんがいる。

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激情的なヴァレンティノ氏をジャンメッティ氏がなだめ、
ジャンメッティ氏はヴァレンティノ氏が何をしたいのかを読み取り先回りしてサポートする・・・

才能があっても感情に流されていたら形あるものを残すのは難しい。
冷静に見つめる目が大切だと思う。
ヴァレンティノ氏はジャンメッティ氏がいなければ、世界的なデザイナーにはなれなかったかもしれない。

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2人のなれ初めについても語られている。
運命的だ。
詳しくはぜひドキュメンタリーを観ていただきたい。

私の見方が偏っていることは否めないが、ゲイ・カップルということで、鑑賞中、ドキドキ、うきうきだったが、
ファッションに興味のある方にはデザイン画を書いている様子をはじめ、お針子さんが実際にドレスを縫っている工房や
ファッションショーの舞台裏も見ることができて、またカール・ラガーフェルドも登場しているので興味深く楽しいはずだ。

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左がヴァレンティノ氏、右がジャンメッティ氏。鏡に映る2人の後ろ姿を見て〜〜〜!!

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観賞後、カールくんが言う。
「ボクもジャンメッティ氏のようなサポートしてくれる相手が見つかるといいなぁ〜」。

公私ともに人生を一緒に過ごせる相手がいたらなぁと私も彼らが非常に羨ましくなった。
同じ興味で何かを一緒に達成できる相手だ。
でも、私は内助の功タイプではない。
ヴァレンティノ氏側になりたい方だ。
内助の功をしてくれる男性はいないだろうか(笑)。

ヴァレンティノ氏とジャンメッティ氏は50年以上のパートナーシップ。
20代で出会っていないと彼らと同等になるのは無理である。
ということは既に叶わない夢であることが判明。
いや、これから長生きすれば夢で終わらないかもしれない・・・!ははは〜。

世界の頂点を極めたゲイ・カップルを観て、私も幸せになって家路に着いた。

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チケットが連日Sold Out!大好評のValentino The Last Emperor はフィルム・フォーラムで上映中である。

内助の功。あるゲイ・カップルの場合。」への2件のフィードバック

  1. momoたん

    ゲイ友と出会うためには、ファッション業界で働くのが一番だと思いました。

    カストロ!
    ぜひ行ってください!
    MILKが住んでいたところでもあります!」

    SFはアジア人が多いので、ゲイバーでもアジア人率が非常に高いです。
    それにニューヨークよりフレンドリーなので、すぐに友達になってくれます!!
    行きたいですけど、残念ながら私はニューヨークです。
    でも、同じ大陸なので嬉しいですね!
    9月にお会いできるのを楽しみにしています。
    あっ!ダイエットしなくちゃ!(笑)

  2. Valentinoさん、日焼けしたお肌が素敵なMr.Valentinoもゲイなんですね!何かイメージでは勝手に強面な感じがあったので、いやはや嬉しいです♪やっぱりゲイメンは美しいものを作り上げる人が得意なのですね。ほんっとにファッション業界は多いですよね。

    余談ですが5月にハワイに行く予定でしたが急遽SFに行くことにしました。カストロ~、行ってみるべきですかね?めぐたんにも会えたらいいのに~。

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