嫌(いや)になる。嫌(きら)いになる。

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15人連れて来ると1時間オープンバー(飲み放題)になるという特典付きのゲイバーがあるから、
行こうとカールくんに誘われた。
そのゲイバーの前で待ち合わせた。
カールくんとカールくんの友達で知った顔が数人が一緒に登場したが、15人にも満たなかった。
主催者のカールくんはとにかく15人以上集めることに躍起になっていて久しぶりに会うにも関わらず、
私と話す余裕もなく、テキストに励んでいる。
中に入ると人はまばらだった。
以前、ジャスティンと来た時と比べて斜陽の雰囲気を漂わせていた。
そこのゲイバーは人気がないから15人集めると1時間飲み放題にするんだと思った。

***

カールくんの努力が実り、15人以上ゲイが集まった。

ところで、私は某国のゲイが大嫌いだ。
見た目も大嫌いだし、態度がそれ以上に大嫌いだ。
某国出身のゲイで美しい人を見たことがない。
集まった15人以上のゲイの中には私の嫌いな某国のゲイが3人もいた。
私は一応挨拶をしたが、その中の1人は非常に最悪で、「いやぁ〜ん」って言うような
女でもそんなにシナを作るのを見たことないような古い表現だがスーパーぶりっこゲイで、
しかも超不細工でげんなりした。
カールくんの友達にはこういうタイプもいたのだ。
ただ酒に釣られて来たことに非常に後悔した。

カケル青年に告白すると「メグミさん、それはヒドい」と言われたが、生理的に受け付けないのだから仕方がない。

ドラッグ・クィーンのショーもあったが、退屈だった。
ゲイバーと言えば音楽が大切なのだが、選曲も非常に悪い。
飲み放題で酔ったカールくんが「DJ!!!最悪!」と叫んだが、その通りだった。

***

結局、つまらないから、数人は帰った。
私もこんなところで時間を潰すのはもったいないと思い、他のゲイバーにカールくんを誘って行こうと思った。
だからカールくんを誘うと私と一緒に行くつもりでコートを来て行く準備したのだが、
カールくんの友達の2人のゲイに阻止されて結局、行かないことになった。

「じゃ、誰も行かないのね!分かった!1人でヘルズ・キッチンのゲイバーに行く!!!」
と啖呵を切り、ひとりで外に飛び出した。

男らしく振る舞ったせいか(?)(<ーーー勝手に想像)、他に2人のゲイガイズが私と一緒にヘルズ・キッチンのゲイバーに同行してくれることになった。

ケータイで連絡を取って、カケル青年とヘルズ・キッチンのゲイバーで合流した。
カケル青年にカールくんの悪口を言った。
同じ国の出身で同じ言葉をしゃべり、人の心を繊細に察知してくれるカケル青年は私の不満のスポンジになってくれた。

カールくんを阻止した男はモテない。
外見が最悪だ。
不細工だから、不細男(ぶさお)と命名。

カールくんはモテる。
ゲイからも当然モテるし、私もカール!カールと彼にベタベタだ。
不細男は嫉妬したのは明からだ。
「女の私なんかに大切なカールを盗られてたまるかぁ〜」な気持ちがあったはずだ。

いつも大勢でゲイバーに行く事を好み、いつもグループの中心でいないと気が済まないカールくん。
私は大勢で遊ぶより少人数がいい。
多くても4人ぐらいのグループが楽しい。

行くと言っておきながら私を選ばず友達を選んだカールくんの態度に私は怒りを覚えた。
頭に来たら、
カールくんが嫌(いや)になって、嫌(きら)いになった。
ないがしろにされたからだ。
リスペクトがなさ過ぎる。
堪え性がないと批判されようが構わない。
嫌なものは嫌なのだ。

毎回、大勢でゲイバーめぐり。
疲れる。

友情を育めるゲイを探す旅に出ることにした。