オカマ「夫」とは?

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ニューヨークに戻って来た。
「我が家」に帰って来たとしみじみ思った。
実家は私が子供の住んでいた家ではあり、ほっとはするが、両親の家であって現在の私の家ではない。

午後6時、実家。
早い夕食の後、こたつでみかんの皮をむき、半分に割って半分を口いっぱいに頬張る。
日本のみかんを食べるのは8年ぶりぐらいではないかと思う。
のどかな日本の家庭の風景。
日本の午後6時といえば、ニューヨークのバーが閉店する時間だ。
午前4時。

『こたつでみかん』と『ゲイバー閉店ベロンベロン〜』のギャップが余りにも激しく、
地球上で同じ時間として流れているのに、不思議な気分になった。
自分が二重生活を送っているようなそんな気分にもなった。

私の母親は私が同性愛者のことが好きなことをなんとなく知っている。
それはブログを読んだ今は亡き兄が「告げ口」したからだ。
私が何をしようが余計なお世話だと兄に言ったが、それが私の兄への最後の言葉になってしまった。

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成田空港の書店で『新潮45』12月号を買う。
久しぶりに『新潮45』を手に取ったが、表紙の雰囲気がかなり違っていたので
あの『新潮45』なのか?と戸惑う。
きっと編集長が変わったからだろうかと思ったが、その通りだった。
以前のような猟奇殺人ゴシップ系の特集はなくなっていた。
でも、連載陣は以前と変わらずで中村うさぎ氏のコラムもあった。

中村うさぎ氏のコラムは『母なるオカマ』というタイトルで、彼女がオカマの夫と結婚したのは、
「女の生々しさを持たない母」であるオカマに母を求め、嫌悪感は(本物の)女性に振り分けられてバランスを保ち、
傷ついた母娘関係を修復している、
それは彼女を含めオカマを支持する女性にも当てはまる・・・というような内容だった。

私ははたと疑問に持った。
以前も日本語の「オカマ」の曖昧さについて書いたが、女性的な男性を総称する言葉なので
明確さがない。

中村うさぎ氏の言う「オカマ」とはトランスジェンダー?
手術はしていないけど体は男で心は女の人?
性同一障害の男性?
それとも日本で言うところのホモ(同性愛者)だろうか?

英語で言うゲイ(ホモセクシャル)の男性を通して私は「女の生々しさを持たない母」とは
一度も思ったことはないし、仕草や言葉使い、気の使い方が女性的であっても男だし、
男を愛する男で、母というよりは「女性的なやさしさを持つ父」だ。

中村うさぎ氏の「オカマ夫」はトランスジェンダー(男の体から女の体に変換した人)ではないか?
と推測してみた。

私がここまでこだわるのはゲイの男性と心が女性の男性と結婚したのとでは全く状況が異なるわけで、
ゲイの男性が夫ならば、一緒に暮らしているのだろうか?
それならば、どんな生活なのだろうか?
生活費はどうしているのだろうか?
と、気になることはたくさんあり、将来の参考にしつつ、リアリティー・ショーとしてぜひ観てみたいと
思った次第である。

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オカマ「夫」とは?」への2件のフィードバック

  1. NYの戻られたのですね。実家って、出てしまえば人の家のように感じますよね。懐かしいけど落ち着かない。自分の家に帰るとほんとにほっとする。誰しもがそう思うんでしょうね。
    「こたつでみかん」と「NYのゲイバーベロンベロン」、爆笑です!!時空が違っちゃうと全然違うことしてるんだもん。面白いですよね♪

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