カリフォルニア州ではゲイ同士の結婚禁止、という悲しい結果に・・・。

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先日の大統領選挙では、他にも上院議員を選んだり、州の問題を二者選択で賛否を問う州民投票にかけられた。
日本でも衆議院の議員を選ぶ他に、最高裁判所の裁判官に○や×をつけたりするが、選挙はひとつだけでなく、
まとめていろいろアメリカでも行うようである。

カリフォルニア州では大統領を選ぶ以外に、Proposition 8 にYESかNOかを問う
州民投票の案件があった。
Proposition 8 というのは、「州法から同性婚を認める一文を排除する」という案だ。
この決定を州民の意志に委ねるというものだ。

投票結果、投票者の52%が、Proposition 8 にYESと投じた。
つまり、ゲイ同士の結婚を認める文を削除、つまりゲイ同士の結婚は認めないという結果になったのだ。
6月にゲイの結婚が認められたばかりだったが、なんとこれを直接州民投票に問いかけるように働いた人(または団体)
がいたわけだ。

カリフォルニア州はリベラルで素晴らしい州だと思っていたが、投票の結果は、宗教に縛られた保守的な人々の州だということが明らかになった。

他にアリゾナ州もフロリダ州も同性婚は禁止になり、
アーカンソー州では事実上、ゲイが養子をもうらうことは禁止された。

しかし、マサチューセッツ州や最近、同性婚が合法されたコネチカット州は引き続き、
ゲイ同士の結婚は認められている。
アメリカは終わっていない・・・。
東部は変わらずリベラルである。

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オバマ次期大統領が、勝利演説で「ゲイ、ストレート」と公言したが、実際、退行してしまった。

ニュースによると選挙の翌日、結婚式を挙げようとロサンジェルスのシティホールに来ていたカップルは投票結果により、式を挙げることができなかった(アメリカでは戸籍がないので、結婚証明の発行のために市役所の教会で牧師の前で宣誓しなければならない)。
結婚ビジネスも当然、大打撃を受けた。
結婚パーティー、結婚指輪、花屋さんと全てゲイ同士の結婚禁止という投票結果のためにキャンセルされたのだ。

ところで、Proposition 8に反対するキャンペーンは、キャンペーンとしては最大のお金が掛けられた。
スターも有名人もこのキャンペーンに多額の寄付をしたのだ。
プラビもジョージ・ルーカスもスピルバーグも日本円で換算するとそれぞれ約1千万円を寄付した。

ブラピ ($100,000)
ジョージ・ルーカス&ルーカス映画 ($100,000)
スビルバーグと奥さん ($100,000)
エレン・デジェネレス ($100,000)

しかし、それは功を奏さなかった。
スターが賛同しようが、有名人がサポートしようが、それでもカリフォルニア州民はゲイ同士の結婚には
反対だったのだ。

どうして?
どうして??
どうして???

人が幸せになることは悪いことなのか?

カリフォルニア州ではこれまで3万8千組のゲイ・カップル(レズビアン・カップルも含む)が誕生した。
しかし、その結婚がそのまま合法なのか、それとも違法になり否認されてしまうのか?
それは州の判断が下るまで待つしかないとのことだが、それにしても酷い話である。

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カリフォルニア州ではゲイ同士の結婚禁止、という悲しい結果に・・・。」への12件のフィードバック

  1. かかしさん

    同性愛者とトランスジェンダーの違いも分からず、大学生時代、ゲイバーにホモバーに通っていました。一緒に通っていた男性は自分のことをゲイとは言わず、ストレートの振りをしていました。ニューヨークに来て、ようやく違うということを学び、一緒に遊んでいた人はゲイだったということにも気がつきました。
    普通に生きているストレートの人にとってはそんなことはどうでもいいのかもしれません。しかし、知るということは重要だと思いました。

    かかしさんのように意識を高く持って臨む姿勢も大切だと思いました。

  2. akiさん

    分析ありがとうございます!

    カリフォルニアはとってもリベラルだけど、保守の傾向も強く、
    不思議な州です。
    シュワちゃん知事が同性婚を合法にすべく立ち上がっているようですね。知事の力でどうにかなるのでしょうか?? VITO POWERがあるのかもしれません。

  3. めぐみさん、

    HRCのことは、そんな意識がどうということのほどでもなく。日々の生活の中で変えていかなければいけないことが先行しているので、政治的アプローチとしてHRCの活動を評価していますが、そこにとどまっていいのかなぁと個人的は考えています。

    ただ、まわりのゲイの友人知人がみんなHRCに係わっているので、なんか気がついたら自分もメンバーになっていたというのが実情です。

    もっとほかにも沢山の草の根のグループがありますし。ジェンダーの問題は、すべての人の問題だと思うので、そういう意味で、LGBTの活動にストレートの人間がかかわるということにそれなりの意味があるのではないかと思います。

  4. 私も理由は判らないのですが、私の勝手な妄想ではLAの方がCatholicの昔からのお金持ちが多いのと、Mexican,BlackのRetioが高い気がしています。
    SFエリアの方がITバブルのお金持ちや、Asianが多い気がしますのでやっぱりそこら辺かな?と。

    その分布を見てルームメイト氏の事を考えました。

  5. かかしさん

    公民権の追求・・・。
    獲得する日が来ることを祈るばかりですが、私も一日も早くアメリカ市民になり選挙権を獲得したいと思います。
    こんな私の一票が大切な意見ですから!!

    ところで、HRCという団体があることを知りませんでしたのでネットで調べてみました。
    かかしさんは、LGBTのHuman Rightsのメンバーなんですね。
    ゲイバーで飲んだくれている私とは意識のレベルが全く違う方ということが判明し、恐縮しております。

  6. yukaさん

    はじめまして!
    書き込みありがとうございます。

    アメリカは両端以外は保守的だと聞きますし、
    選挙の結果もそれを表していましたね。
    ニューヨークはアメリカではないとも言われていますが。

    Propositon8について全く知りませんでしたが、
    選挙のニュースで知って我が耳を疑いました。
    「ええええ〜??」

    yukaさんの仰る通り、右肩上がりの48%であって欲しいと私も願っております!

  7. akiさん

    気になって私も分布地図をサーチしてみました。
    LA Timesに載っているのを見つけましたが、
    驚いたことがLos Angeles CountyでYESが50.5%だったことです。
    ウエスト・ハリウッドがある地区ですよ〜。
    接戦だったわけですが、それにしてもなぜ???

    サンフランシスコはNOが62.3%でやっぱりぃ〜YEAH!とは思わずにはいられませんでした。

  8. shoさん

    カリフォルニアってリベラルな州だと思っていた反面、どういえば共和党のシュワちゃんが州知事ですから保守的なんですね〜。

  9. 今回の住民投票には、もちろん複数の政治的・社会的・人口学的な要素が動的に絡み合っているのでしょうし、この国の家族神話や宗教的価値観もあるのでしょう。でも、基本的路線が、差別をなくすために理解を広げることと、婚姻として求められているものが公民権の追求であるということを訴えていくという2点であることは変わらないわけです。

    LGBTコミュニティーにはショックな結果ですけれど、目指すべきところは変わらないとまたがんばるのみ。HRCの代表からも同じような趣旨のメールが会員に届きました。

  10. いつも楽しく読ませていただいてます。CA州滞在1年未満のyukaと申します。投票日当日は大統領選も気になりましたがProp8もとても気になってました。こちらでは毎日Newsで両方取り上げているので。
    オバマさんが勝利者スピーチで「ゲイもストレートも」とおっしゃったとき、私もなんだかとってもうれしかったのですが同時に「でもオバマさん、Prop8がぁぁぁー! 」と心の中で叫んでいました… 😥

    私のいるエリアはNoが過半数を超したくらいだったので「あわよくば…?!」と思っていましたが、やはり都市部を離れるとCAといえども、保守、強いですよね…。
    でもこれはProp8だけに限らず、大統領選にもいえると思います。あれだけブッシュを叩いていたにもかかわらず、国全体の結果を見たら保守の色が強いこと強いこと…これにはとても驚きました。アメリカ難しいー。

    結果今回はProp8は通ってしまったのですが、まだまだ始まったばかり!右肩上がりの48%だと思いたい今日このごろです。

  11. この件については、Religeonが身近にあるUSだからこそ、人口全体を考えた場合、難しくなる気がします。Familyによって人によってそれぞれですが、価値観を崩す案だ、と感じている人は多いと思います。

    CAの分布図がWebに掲載されていましたが、都市部とそれ以外の区分が「やはり」と思わせるものがありましたね。

  12. 非常に悲しいニュースですよね。

    しかもオバマ次期大統領(!)の陰になりかけているのが恐い。
    そりゃ住民投票、となると マイノリティの立場は弱いですよね、、、

    映画『MILK』か自分が何を学ぶのか今から興奮です…!

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