ゲイ・サンドイッチ

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***

オンラインの掲示板で知り合ったカールくんからテキスト(携帯メール)が来てディナーをしてヘルズ・キッチンの
ゲイバーに行くことになった。

「まだ病院なの。遅れるぅ〜」と予定より30分遅れて登場したカールくん。
待ち合わせはヘルズ・キッチンの街角だ。

来る前に1杯ひっかけて来たというカールくんはご機嫌で、私に腕を差し出し、腕を組んで歩く。
カールくんはジャスティンやルームメイト氏よりは少し低めで178cmぐらいだと思う。
ジャスティンやルームメイト氏と話し方が似ているし(カリフォルニアなまりだと思う)、ノリも似ているので、
親近感が湧く。

アジアとウエスタンのフージョン料理を出しているレストランに入る。
私は5月に大トラになって以来、アル中の自分に反省してお酒を止めた。
カールくんにお酒を飲むと暴れるし、何をしたか記憶がないのだが、POSHでは追い出された話をする。

「毎日、飲まないとヤバいタイプのアル中じゃないんでしょう?」
「うん」
「そんなの大丈夫よ。ちょっとだけ飲みなさいよ」
「子供も欲しいし……」
「妊娠中に飲まなければいいのよ!医者の私が言うんだから信じなさいよ」
と悪魔の囁きに耳を傾けてしまい、ピノグリージョをオーダーする。
5月以来のアルコールである。

一口飲む。
しばらくぶりなので酔いが回るのが早い。
クラァ〜とする。
「お酒を止めたことを心から誇りに思うわ」とルームメイト氏にサンフランシスコでも言われた。
ルームメイト氏の顔が浮かび、罪悪感でそれ以上飲めない。

結局、カールくんがガーッと一挙にピノグリージョを流し込む。

これが、狂乱の夜の幕開けだった……。

***

食事を済ませ、Therapyへ。
カールくん宅のホーム・パーティーに来ていた医大生ホゼと弁護士のクリスも後で来ると言う。

Therapyの2階、ラウンジに座る。
カールくんは好きなカクテルがあるという。
先に1つオーダーするからちょっと飲んでみて好きならば後でオーダーしようということになった。

カクテルの名前は知らないが、非常に甘く、私は甘いお酒が嫌いなので飲めないから、
再びピノグリージョをオーダーする。

カールくんは一挙にカクテルを飲む。
げげげ〜。
激しい。
ジャスティンもガンガン、飲む方だったが、カールくんもスゴイ。

「ホゼともクリスともセックスしたの?」
とカールくんに聞く。
「してないわよ〜。私は身持ちが固いのよ」
「ゲイって、セックスしてから友達になるんでしょう?」
とルームメイト氏とジャスティンがこの発言の基礎になっている。

「う〜ん。そういう場合もあるだろうけど……。あっクリスとはね」

前回、カールくんが酔った時に、タクシーの中でクリスにブロージョブされた!
と教えてくれた。
「タクシーの中では止めて!って抵抗したのよ!結果、ちょっとだけされちゃったのよね」

ゲイメンの話はこうじゃなくちゃ!

カールくんのことをブロージョブしたクリスが登場!
「さっきの話は秘密ね」とカールくんが小声で言う。

クリスは私の隣に座り、右手にはカールくんという両手に花ならぬ、両手にゲイしかも
2人とも太腿を私にビターっと付けて来くる。
女だから意識していないのからなのだろうか、女の私の心臓の鼓動は激しくなる。

カールくんが「メグミを間にゲイ・サンドイッチね!きゃぁ〜!」と手を叩きながら大喜びした後、
カクテル2杯目をグビグビ飲むカールくんであった。

(つづく)