ゲイガイズはどっちに投票するのだろうか?アメリカ大統領選挙をめぐって……

<br /> TitleDPNY.jpg

***

医大生のホゼも登場し、今度はゲイ・ガイズ3人に囲まれる。
医師、弁護士、医大生と私のストレートの友達にはいない立派な職業のゲイ・ガイズ。

しかもクリスもホゼもアジ専なのである。
アジ専とは、デブが好きな人のことをデブ専というように、
ニューヨーク製の日本語のひとつでアジア人のことを好きなアメリカ人のことを言う。

ゲイの場合、英語ではRICE QUEENという。
アジア人はご飯を食べるし、QUEENはゲイを意味するスラングである。

つまりクリスもホゼもアジア人好きのゲイ、アジ専なのである。
新宿二丁目には行ったこともあるし、ゲイ・ニッポン男児とも布団を共にしたことがある
親日家なので文化を理解してくれるので話が通じる。
それに私の下手糞な英語にも付き合ってくれる点である。

「アジ専」を毛嫌いする人がいるが、日本のことについて興味を持っていないと好きになってももらえないのが
事実なので、私はアジ専のアメリカ人のことは寧ろWELCOMEだし、私だって白人が大好きだし
とはいえ白人だっていろんなタイプ(人種)の白人がいるわけだし、全ての国籍と人種が共存し、混ざり合っている
ニューヨークではえり好みができるのであ〜る。

ルームメイト氏は元奥さんは韓国系だし、オリエンタル系を生理的に受け付けてくれるからこそ
私とも仲良くしてくれるのだと思う。

***

ところで、アメリカは大統領選挙の話題で持ち切りである。

クリスは海外に旅行に出掛けるので既に不在者投票を済ませたと言った。
当然、民主党と思っていたのだが、共和党のマッケーンに投票したのである。
民主党はゲイをサポートしているが、共和党は違う。

カールくんは激怒した!

「なんでだよ〜!ゲイがなんで民主党に入れずに共和党なんだよ!」とクリスの腕を掴んで言う。
すっかり男言葉である。

「ボクは家族もそうだし、共和党支持なんだよ」とクリス。
「裏切者!みんな聞いてくれ〜」とゲイバーで叫ぶ。
「こいつはマッケーンに投票した裏切り者だ」と今度は私を飛び越えてクリスの肩に手を回して叫ぶ。

音楽がガンガン流れている。
カールくんの声はバー全体には届かないが、隣にいたグループが
「それは酷い!」と騒ぎだし、その騒ぎで更にカールくんはさらに激情してクリスの胸ぐらを掴み、
前後に動かし、「ゲイとして恥を知れ」と顔を真っ赤にする。

クリスは思いっきりムッとしている。

「カールくん、止めなよ」と止めに入るが、完全に無視される。
「信じられない」と腕にクリスの頭を入れて今度はヘッドドロプするカールくん。
クリスの頭をガンガン叩いている。

クリスは反撃体勢に入り、殴り合いの喧嘩になるかと思ったがクリスはするりとかわし、ホゼとどこかに行く。
鼻息の荒いカールくんから遠ざかるのが最善策だ。
賢い。

カールくんはそれから怒りが静まらないのかまたお酒をオーダーし、ガァーと飲む。
今度は私が絡まれた。
セクシャルに絡まれた。
胸をもまれ、股間に手を入れられ、クチビルも奪われそれも何度も
(正直な気持ちを言うと男性に触れて嬉しかったのだが)、散々セクハラ(笑)をされた後、
知り合いのハンサムな男性が登場したら私を捨てて行ってしまった………(笑)。

所詮、ゲイガイズはそんなもんである。

***

民主党のオバマは同性間の結婚についてはGay Marriage(同性間の結婚)のサポートではなく、
CIVIL UNION(シヴィル・ユニオン)をサポートしている。

CIVIL UNION(シヴィル・ユニオン)とGay Marriage(同性間の結婚)は同じようで違う。
CIVIL UNION(シヴィル・ユニオン)はあくまでも州内で異性間結婚と同等の権利を認めるが、
アメリカは連邦政府なので連邦政府としては異性間結婚との同等の権利は認められないのである。

連邦政府の税金を共同で支払えない。夫婦で税金を支払うと安くなる。
外国人の配偶者に永住権(グリーンカード)のサポートは認められない。

民主党のオバマ氏が大統領になってもアメリカ連邦政府がGay Marriage(同性間の結婚)を合法化する
までには至らないだろう。

***

共和党の副大統領候補である女性のサラ・ペイリン・アラスカ州知事はPTAのおばさんみたいだと
悪口を叩かれているが、「ゲイは選択」と信じている女性だとカールくんが言っていた。
無知である。
私も選べるものならゲイになりたいが、ストレート、ゲイは生まれながらのセクシャリティーである。
自分では選べない。

***

大酔っぱらいになったカールくんをタクシーに押し込んだのは午前3時だった。
ルームメイト氏に「例の新しいウィルが大暴れして大変だった……」とテキストを送る。
午前4時にカールくんから「気が付いたらアパートにいた!!どうして帰ったのか分らない」
とテキストが来る。

自分と同じようなタイプで笑える。

見捨てられたと思ったが、またカールくんが登場し、
「酷い!どっか行っちゃって」
「ボクは置いてきぼりにしたりしないから……」と抱き締めてくれる。

クリスへの怒りは酔ったせいなのか帰り際にはすっかり忘れていたようで
2人で仲良く肩を組んでいた。

酔ったカールくんに何度も何度も「I LOVE YOU」と言われ、キスし合って、
新たな友情が芽生えたと思った週末であった。

どこまでルームメイト氏に報告するか……? 
今、悩んでいる。

ゲイガイズはどっちに投票するのだろうか?アメリカ大統領選挙をめぐって……」への4件のフィードバック

  1. Shoくん

    えええ〜?
    そうなんですか!

    ゲイであることを公言している議員(セネター)もたしか共和党ではなかったかと・・・。

    選挙権がありませんが、心で11月4日投票します!

  2. カール氏に同意!
    共和党に票を入れるゲイなんて、、、

    マッケインは gayのadoptionにも反対なんですよ〜。

  3. momoちゃま

    あんな説明でOKでしたか?

    カールくん、おもしろいですよ!メールもテキストもも本人も!
    久しぶりにお酒を飲んではじけました!たまにならお酒いいかなぁって思っています。

    momoたんは飲んでいますか?

  4. Civil Union とGay Marriageは何が違うんだろうと思っていたら、めぐたん勉強になりました。
    濃密な夜を過ごしましたね(笑)。カール君、おもしろすぎる!

コメントは受け付けていません。