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バレエのタイツに刺激されてゲイバーに行く。

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City Centerでダンス・フェスティヴァルが開催され、世界的な有名なダンス・カンパニーおよび
ダンサーが連日出演している。
入場料はなんと10ドル!
だから、売れ切れるのもあっという間だ。
才女・楓さん(一緒にボストン旅行に行く)がチケットを入手してくれて、一緒に観に行った。
楓さんはインターネットでチケットをゲットしたのだが、なんとかぶりつきの一番前だった!
かぶりつきではステージの全体が見えないから別の席にしようと思ったらしいが、
楓さんは葛藤した結果、かぶりつきの席を購入。

生まれて初めてのかぶりつきである。
それもど真ん中ァ〜!

前の席の人の座高が気にならなし、ダンサーの汗がかかるってくるのではないかというくらい臨場感溢れる席
がかぶりつきの一番前である。

観客は女性が大半だが、男性の観客の大半はゲイガイズだと確信。
「そんなことばかり考えているの?」
と楓さんに質問されたが、まさにその通りなのだ。
男性を見たら、ゲイかそうでないかをレーダーならぬゲーダーが勝手に作動してしまう。

ところで、演目は5つあり、そのひとつがAmerican Ballet Theater(ABT)だった。
パンフレットによれば、The Leaves are Fadingという初演は1975年という
ABTオリジナルだ。
男女2人だけが踊る。
衣装も古典的なバレエの衣装だった。

そう、バレエの男性の衣装といえばタイツだ!
立派なもっこり、英語でいうところのPACKAGEがくっきり山のようだった。

子供の頃、ボリショイ・バレエの『白鳥の湖』を母に連れられて観に行ったのだが、
王子様のタイツ姿を一目て見て大嫌いになり、どうしてあんなに「もっこり」させるのだろう、
無い方がいいのにと強く思った。
男バレエ・ダンサーのタイツ・もっこりは私の大嫌いなものになった。
それ以来、母にバレエを観ようと言われても、ずっと断っていた。
ちなみに、タイツ姿はいいのだが、「もっこり」が子供心に異様に映ったのだ。
だって、私にはそんなもの「もっこり」がないんだもの。

しかし、大人になり、つまり酸いも甘いも知って、立派なPACKAGEの方が魅力的だということを知って
バレエに対する見方がすっかり変わり、現在はとっても好きである。

そして、今回のかぶりつきの席で、至近距離で男ダンサーの衣装、つまりタイツ姿を目の当たりにして、
思った。

この衣装=タイツは絶対ゲイが考えたに違いない。

立派なPACKAGEだけではない!
お尻の割れ目にタイツが食い込み、お尻の形がはっきり現れているのである。

しかも、どんな動きにもお尻の割れ目とお尻がきれいに見えるのである。
食い込み方が素晴らしい!
どんなタイツでもいいというわけでないだろう。
サラリーマンがスボンの下にはくパッチでは決しない。
お尻を美しく見せないといけなのだから。

お尻をセクシーに見せるには細かい配慮と美的感覚がないといけない。
そこまでストレートの男性や女性のデザイナーができるかといえば無理だと思う。
男で、男が男を愛するからこそ、あそこまで究極の美が表現できるのだ。
私はお尻の食い込みに目がずっと釘付けだった。
目が離せなかった。
今でも瞼を閉じれば浮かんで来る。
全くお尻ファンではなかったのに・・・。

もちろん鍛えられたバレエ・ダンサーのお尻だからこそ相乗効果で増々お尻に輝きと賛辞である
「もやもや〜」が生まれるのだと思った。
男性バレエ・ダンサーはロシア人のゲンナディ・サヴェリエフ氏だった。
顔はさておき、素晴らしい踊りとお尻とタイツであった。

ところで、いつからバレエの衣装にタイツが導入されたのかは調べないといけないが、
『白鳥の湖』の作曲家巨匠チャイコフスキーもゲイだと言われているし、
男性の美しさと色気を表現するにはタイツ姿!を考えたのはゲイマンに違いないと確信している。


ボリショイ・バレエ団 チャイコフスキーのバレエが収録されているDVD。
男性ダンサーのお尻姿が見えないのが残念だが(笑)

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観劇後、楓さんは用事があるというので帰ったのだが、このまま自宅アパートに直帰できないと思い、
カケル青年に電話をする。

City Centerの前のストリートを西側に行けば、ヘルズ・キッチンである。
酔ってPOSHを追い出されたのは5月のこと。
それ以来、行っていない。

しかし、今日のこの感激と興奮の勢いで、今夜はヘルズ・キッチンに行きたい!!!

カケル青年はちょうど用事が終えたところで時間があるという。
ということで、カケル青年とは初めてヘルズ・キッチンに行く。

タイツの興奮覚めやらずで、いかにタイツがセクシーであったかをカケル青年に説明するし、
それを理解してくれるカケル青年にこのフィーリングなのよね〜と更に感動する。

The Ritzに、Therapyに、Valdaに三軒ハシゴして、ヘルズ・キッチンのゲイバーを満喫!
やっぱり楽しいヘルズ・キッチン。
しかし、POSHにはさすがに行けなかった。

私がヘルズ・キッチンでカケル青年とゲイバー・ホッピングしている間、
一方、ルームメイト氏はデートしている三人のうち、1人とゲイ・バーのカラオケ・ナイトに
行っていた。
まめにテキストをくれるのが嬉しいが、タイツの感激を共有できないのがもどかしい。

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今後、かぶりつきでバレエという絶好のタイツ姿鑑賞の機会に恵まれるかどうかは分からないが、
貴重な経験だったのは言うまでもない。