心の傷

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心に傷を持っていない人はいないと思う。
大きさや深さは人それぞれ違っても。

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ルームメイト氏は物心付いた時から、同性を好きになるゲイだと分かっていた。
しかし、一番身近である家族は愛し合う父と母から成り立ち、彼らは性別が違う男女だ。
近所を見ても愛し合っているのは男女である。

だから、自分が両親とも違う、近所の家族とも違うことに気がついた。
普通でないことを小さい時から知っていた。
自分はおかしい、変な人間だと小さい時からずっと思っていた。

「自分と同じ男の子を好きになる」ことを誰にも言ってはいけない「秘密」であることを
人から言われたわけでもなくルームメイト氏は学んだ。

「同じ男の子を好きになる変な自分」。
今ではゲイ・プライド!
ゲイであることを誇りにして生きて行けるが、子供の時は心の大きな傷になった。
「他の人のように、『普通』に女の子を好きになりたい」ができない。

「そんなにハンサムなんだから高校では女子からモテモテだったんじゃない?」と聞いたのだ。
期待通りの答えではなく、「ずっと自分はゲイだと分かっていたし、隠していたし、目立たないように生きてきた」とルームメイト氏は言った。
そして子供の時の話をしてくれたのだ。

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大学に入って、ある女性と出会い付き合った。
彼女が将来、妻となる女性だ。

ルームメイト氏は結婚式の当日、逃げ出したかった。
「普通の家族」を手に入れようと努力してプロポーズまでしたが、自分に嘘をついているのを分かっていたからだ。
泣きそうになるのを堪えた結婚式当日。
妻は夫がそんな気持ちで式に臨んでいるなんて思いもよらなかっただろう。

そして恋人の男性に出会った時に、心から愛せる男性に巡り会えて、真の自分を噛み締めた。

***

こういう話をしてくれた時、ルームメイト氏との心の距離が近くなったと思った。
それは錯覚だったのかもしれないし、私の妙な正義感からか、おこがましいのは承知で私なら
ゲイであることを受け止めて彼の願いを叶えられると思った。

「ゲイは諦めるていることが多いから、せめて楽しく生きようとパーティーが大好きなのよ」
とルームメイト氏は言ったが、私はゲイマンではないが、私も家族を持つということを切望しながらも
諦めていたから、ルームメイト氏とだったら、願いが叶えられるかもしれないと思った。
しかし、彼のことを男性として好きになればなるほど、男性として彼が私を愛してくれないことに
腹が立ち、憎しみまで感じるようになった。
これでは私の心が持たないと必死になって想いを消す消しゴムを探した。
それが先月のことだった。

ところで、ジャスティンはルームメイト氏と正反対だ。
高校時代、隠したりしなかった。
「ゲイ」と揶揄されたら立ち向かう、闘う男がジャスティンだ。

***

恋人がまだできないとぼやきながらもルームメイト氏は、二週間おきに自宅ではゲイの友達を招待しての
プール・パーティーを開催している。
プール付きの家を買ったのも「ゲイボーイはプールが好き」だからだ。

「元妻に会いたい!恋しい」と時々、言っているが、結婚していたら、ゲイメンを招待してのプール・パーティー
なんて出来なかっただろうに。
「普通の生活」はなくなっても立派なゲイマンとして生きていることに誇りを持って生きて欲しいと思う。

妻を欺いて「普通の生活」を演じて、こそこそとゲイとして生きる二重生活よりもゲイマン50人を招待して
白昼堂々とプール・パーティーを開催している方が健康的だと思う。

「ストレートになる薬があればずっと飲みたいと思っていたけど、今はゲイである自分を受け入れた・・」
と私の目を見ながら語ってくれたルームメイト氏を思い出す。
彼の心の傷は小さくなっているのだと思う。

心の傷」への8件のフィードバック

  1. momoたん

    NHKでそういう番組があったんですね。
    youtubeで観れるかな。
    観てみたいです。情報をありがとう!

    ジャスティンが言っていましたが、ゲイの10代は自殺率が高いそうです。家族からも否定されて、自ら自分自身を否定してしまうことの悲劇だと言っていました。
    各界で活躍されているゲイ(男性も女性も)がカミングアウトしていますし、ゲイ・プライドの時代です!

  2. uiさん

    人に話すことで気持ちが共有されて楽になる。
    それで人間生きていると言っても過言ではないと思います。

    直接、話はできなくても、こうしてuiさんがコメントをくださることで気持ちをシェアしているんだなぁと思って、ジーンとしています。

    ジーン 😉

  3. めぐたんの日記とは話がそれますが、昨日NHKで「ゲイとレズビアン」の特集をしていました。30分の番組でしたが、今日また続編があるそうです。日本もNHKで特集するなんて、いい国になってきたんじゃない!って思って30分間真剣に見ました。番組では、現在20歳の男の子が中学生の時にゲイであることを悩んでいたこと。自分の存在に否定的にまでなってしまったこと。そして今の活き活きした自分をどうやって見出せたのか、等々、レズビアンの元国会議員、アーティスト、ゲイの大学教授、様々な方をゲストに呼んで番組を構成していました。大学教授のデータでは、人数からいうと、大体学校の教室の1~2人は同性愛者なのだそうです。いい番組だったと思います。今日も見るぞ~!

  4. 本当にきっと彼の心の傷が癒されつつあるから・・・告白出来たんですね。

    私もそうですが、自分で受け入れる為にも、誰か(一緒になって気持ちを共有出来る存在)に話をする・・・。
    話をした事で、頭の中も整理されるし、すこしづつ素直に気持ちを受け入れる事も出来きる。

    恵さんの存在は彼にとって痛みを共有出来る、大切な存在なんだな・・・と思いました。

    ルームメイト氏だけでなく、ジャスティンもN.Yへ来れれば楽しいのに~と思ってしまいました:)

  5. もんくうさぎさん

    こんにちは!
    夏をどうお過ごしですか?

    最近、ドーンと落ち込んでいる生活を送っているので、
    もんくうさぎさん・セレクトの『かわいい男の子』を観たいなぁと思う今日この頃です。
    って、何気に要求しているのがバレバレですか(汗&笑)!?

    ジャスティンとルームメイト氏は仲良くなりまして、昨日も二人一緒の写真をケータイに送ってくれました。
    ニューヨークで取り残されている気分です。

  6. トン子さん

    とっても好きだった場合、
    そう簡単には次の人・・・というわけにはいかないかもしれませんね~。
    3年位は傷が癒えるまで時間がかかるかなぁと思います。
    しかし、傷を癒しながらも、好きになるモード全開で出会いのチャンスをゲットですよ!と、自分にも言い聞かせています(笑)!

  7. こんにちは、お久しぶりです。
    ルームメイト氏の「普通への憧れ」は良く理解できます。
    孤独感とか辛い気持ちを味わって、色んなことを乗り越えてきたから、ルームメイト氏は優しいんでしょうね。傷ついたり、苦労を味わってきた人の言葉には重みがあるし、包容力がありますもんね。

    それにしても、恵さんとルームメイト氏、そしてジャスティンの繋がりが戻ってきて、本当に良かったです!

  8. 誰にでも心の傷はある・・・ほんとそのとうりだと思います・・・。
    あたしも正直最後に付き合ってた人にひどい振られ方をしてから気持ちはもう彼にはないのですが、今だにそれ以来他の人をすごくスキになれるような気持ちになってません。まだ出会ってないだけなのかもしれませんが・・・デートは何人かとしたし出会いは外にでればあるんですが・・これは自分自身の心の傷からなんでしょうかね~・・・

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