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独立記念日はボストンのゲイバーでチャイコフスキーを聴く。後編

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発売日:12月14日(金曜日)3部構成で1部300円!
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ボストンから帰って来て風邪が悪化。
それに、好きな人を忘れようとする精神活動は思いのほか、肉体的にも悪影響を及ぼすようで
風邪の治りも芳しくなく、肩も首も痛く、何を見ても悲しくて涙が出てくるし、夜中、悪夢で目が覚めるという状況に陥った。
ブログを続ける気力さえも失った一週間。

風邪も良くなり、体の痛みもなくなった。
ボストン小旅行の続きお届けする。

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ボストンに着いて間もなく、目にしたレインボー・フラッグのお店に吸い寄せられた私。
カエデさんは私がゲイが好きなことも知っているし、カエデさんにルームメイト氏とのことを全て語っている。
「行ってもいいですか?」と聞く前に「行きたいでしょう?」とカエデさん。

レインボーフラッグのお店はゲイ関連の書籍を扱う本屋さんだった。
ボストンのゲイのフリー誌も置いてあった。
ボストンのゲイバー・マップもあって入手。
ニューヨークのフリー誌はオールカラーで紙の質も良く、ボストンのよりはお金が掛かっている。
フリー誌ひとつでもニューヨークの方がゲイコミュニティーが大きいことを物語っている。

「カエデさん、あのー、あのー、今夜、ゲイバーに寄ってもいいですか?」
「いいわよ」と快諾してくれたカエデさん。

果たしてどこのゲイバーに行けばいいのだろう?
そこはやはりお店の人に聞くのが一番である。

「最近、僕はあまりバーやクラブには行かないんだけど、ミックスなかんじで(つまりレズビアンもいるゲイバー)
The Cafeがいいと思うよ」と教えてくれた。
私たちをレズビアン・カップルと思っているに違いない回答であった。

うふふふ〜。

今夜はボストンのゲイバーだ!
ハーバードの学生や教授がいたりして・・・。
ボストンのあるマサチューセッツ州はリベラルな州で、ゲイの結婚は合法である。
ハーバードといえば、YALEである。
と少々無理矢理だが。
ニューヨークのゲイ・プライド・マーチではYALEの学生達のグループがYALEのTシャツを
着て行進していた。
日本でいえば、東大、京大、慶応のゲイの学生がゲイであることを胸を張って公表し行進しているようなものである。
コール・ポーターもYALEの出身である。

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今回のボストン小旅行の目的は、フリーダム・トレイルを歩くことである。
ウィキペディアをどうぞ。
市内の舗装に赤い線またはレンガで線が施されて、それを辿ればボストンの史跡を無料で巡れる。
フリーダムとはイギリスから自由を勝ち取ったから名付けられただと思う。


フリーダム・トレイルのマーク。

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ルームメイト氏のことは忘れると決めていたのに、カエデさんに頼んでケータイで写真を撮ってもらい
「今、ココにいまぁ〜す!!」とメッセージをつけて送った。
私が何をして、どこにいるのか教えたくて仕方がないのだ。
あ〜あ。
カエデさんにも「やっぱり好きなのね」と言われた。
ずっと忘れる!忘れる!と言い続けていたのに・・・。

ところで、ボストンはニューヨークと比べて遥かに窓辺のプランターが美しい。
センスがある。
ニューヨークは、かなりいい加減で、「いちおー、植えました」的になっている。
残念だ。
カナダのヴィクトリアに行った時もプラターの美しさに目を見張ったが、ガーディングといえば本場イギリスである。
まだ未踏の地だがきっと美しいのだろう。

それではボストンの美しいプランターをどうぞ。

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ボストンの独立記念日といえば、ボストン・ポップスのフリーコンサートで演奏されるチャイコフスキーの
「1812 Overture」を聴くことらしい。
ロシア軍がナポレオン軍を破り、勝利したことを記念して作曲したらしく、イギリスから独立を記念して演奏されると
カエデさんから教えてもらう。
通常のコンサートではシンバルかディンパニーが演奏するが、本物の大砲がドカーンと放たれるのが見所らしい。
朝早くから並ばなければ入場できないらしい。

「一度でいいから大砲がぶっ放されるのを見たいね〜」とカエデさんと話していた。

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日が暮れはじめ、地図と頼りにゲイバー、The CAFEに行く。
書店の店員さんが行った通り、レズビアンとゲイのミックスだった。
レストランと軽食が食べられるカフェになっており、バーはお店の奥のまた別のセクションになっている。

カエデさんとカフェのテーブル席に座る。
ゲイガイズばかりである。

きゃぁ〜幸せと感じる・
「目の輝きが全く違うね〜」とカエデさんに言われる。

テレビが3台あり、ボストン・ポップスの中継が映し出されていた。
カエデさんとテレビでも見られることを喜ぶ。
そしてメインの大砲ドカーンもテレビで観られ、手を叩いて喜んでいると隣の席のゲイガイも
私の様子を見て一緒に手を叩いて喜んでくれた。

ルームメイト氏はLAでレズビアンのお友達のお宅でBBQパーティーに招待されて行くと言っていた。
ゲイメンも招待されているので素敵な出会いを期待しているとメールで書かれてあった。

今頃、誰かと出会って幸せな気持ちなのかなぁ。
しかし、彼の幸せは私の不幸。
夜空に打ち上げられたボストンの独立記念花火がバスの車窓に広がる。

好きな人の幸せを全く喜べない自分に罪悪を感じながら、「ボストンでは今、花火が上がっています」とルームメイト氏にテキストを送った。

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独立記念日はボストンのゲイバーでチャイコフスキーを聴く。前編

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昨日、7月4日はアメリカの独立記念日である。

アメリカはかつてイギリスの植民地であり、イギリスのやりたい放題に怒り、イギリスから1776年に独立したのである。独立のきっかけになったのが、歴史ではおなじみのボストン茶会事件!

ボストン茶会事件って!?

アメリカ人がイギリス政府に怒って東インド会社が扱う紅茶をボストンの海に捨てた事件!?だったような。
正しい史実を知りたい方はこちらをどうぞ。

「7月4日の独立記念日はBBQをして花火を見ることも楽しいでしょうが、この日こそ独立の発端になった歴史的な場所へ行きませんか?」とお誘いがあった。
誘ってくださったのは優秀でお美しい才女のカエデさん(仮名)。
独身である。
アカデミックな方だから小旅行のポイントも知的である。
知的レベル的が遥かに高いカエデさんにちょっとでも追いつきたいといつも思う。

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ところで、現在、ニューヨークからボストンやワシントンDC行きのバスが激安なのである。
Mega BusやBolt Busという会社がなんと1ドルで運賃を提供している。
1ドルである。
3ヶ月前に予約すると1ドルで、運行日が近づくと高くなるが、それでも20ドル程度である。

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カエデさんとボストンへ〜!

ボストンといえば、アメリカの最高学府の中での最高であるハーバード大学がある!
高学歴の男性も好き!な私にとって最高の土地である。
知り合えるとは思っていないが、もしかしてがあるのが常の世の中である。
ゲイのルームメイト氏を消せるのは、ハーバード大のまだ見ぬ彼しかいない。
妄想の彼が現実にの可能性に賭けるのである!

4時間余りでボストンのサウス・ステーションに到着!
ボストンの街に繰り出そうとストリートを数ブロックくだると、レインボー・フラッグが見えた!

嗚呼!
私はやはりこういう運命なのだ!と思わずにはいられなかった。

カエデさんに「行ってもいい?」と聞かずに勝手に足が、自然に足が、レインボー・フラッグに吸い寄せられた。


ボストンで私を最初に迎えてくれたのはレインボー・フラッグだった!!!!

つづく。

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嬉しいこと。気持ちを消せる消せる消しゴムと戦場。

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ニューヨークにゲイの友達がいない!
一緒にゲイバーに行ってくれる、ポスト・ジャスティンのゲイ友がいないと嘆いていたが、拙ブログを通じて 知り合った目がくりくりのかわいい日本人の青年、カケルくん(仮名、勝手に名前を付けてしまいました!)から 再度テキストが送られて、またまた一緒にイースト・ビレッジのゲイバーに行った。

もうこれで嘆くことはない! ニューヨークにゲイの友達がいる!
とっても嬉しい。
「彼がゲイだから嬉しいのか?」 と意地悪な突っ込みをされそうだが、正直彼がゲイだから嬉しいのも事実だし、
カケルくんがとても良い青年だからさらに嬉しい。
生き馬の目を抜くが如くのニューヨークで日本語で恋の相談をできる相手ができたことも嬉しい。

カケルくんも恋に悩む。
私も悩む。

カケル青年にルームメイト氏と同じゲイとして、こういう場合はどうなのかをアレコレ聞く。
しかし、私はルームメイト氏をきっぱり忘れてストレートの男性と出会う!と決めたからには
ゲイバーに行っている場合ではないだが、やっぱり行ってしまう。

バーで出会う男は「セックス」が目的の男がほとんどなのは事実だし、
私が求めているのは「セックス」ではなく 「家庭」なのだ。
冗談ではなく、かなり本気に「家庭」を切望している!!
だから、ヘテロセクシャルが集うバーに行かなくてもいいのだと自分に言い訳をする。

もちろん私はゲイメンが好きだからゲイバーに行っているわけではあるが、
ストレートが集うバーを敬遠するのは「自分がセックスの対象」になるのが厭だという理由もある。

男性はジロジロ見るし、中には股間を押し付けて来る輩もいる。
それが厭なのだ。

ゲイバーにはそれがない。
私はセックスの対象ではないから、いやらしい視線、値踏みをされるあの視線を男性に囲まれながらにして
浴びることがない。
ゲイバーに女の友達を連れて行くと、みんな最初に驚くのが「こんなに男性がいっぱいいるのに無視される」
ことである。
女は男とはエロ視線を送って来る生き物だと思っているのだが、そうではない種類の違う男の存在を実感し、
私のように居心地良さを感じる女もいるのだ。

私はカケル青年にヘテロセクシャルが集うバーを遠ざけている理由を話す。

カケル青年は「何か女性の雑誌で読んだことがあるんですけど、ELLEだったか、コスモポリタンか忘れましたけど・・・」と悩み相談に私のような女性の相談が載っていたことを話してくれた。

相談の女性は私のゲイメンが好きではないが(笑)、男性からいやらしい視線を浴びるのが厭という女性だ。
相談の答えは「男性からそういう視線を投げかけられ、女性として見られていることがまさに女性の証であり、
それがなくなったら逆に悲しいことですよね」

そうだ!そうなのだ!

男性のエロエロ視線こそ、子孫繁栄には必要不可欠な、必要悪なアイテムなのだ!

女性を見てモヤモヤ〜して、勃起して、セックスをして、 精液を女性の体内に射精!
そして妊娠!
出産!
赤ちゃん!
まさに私が描く家庭を築く第一歩がエロエロ視線なのであった。
今更ながら気がつく。

男性からエロ視線の集中砲火を浴びれるうちはまだ女の証である。
逃げてはいけない。
穴があく程見られなければならない。

男性に「やりたい」と思われなければならないのだ。
カケル青年ありがとう!
ヘテロ・セクシャルの男性からエッチな眼差しで見られるように努力致します!
まだ間に合うといいのだが・・・。

そうは言いながらも私の心の99%を占めるのはルームメイト氏だ。
カケル青年に「ルームメイト氏の気持ちを消せる消しゴムがあったらいいなぁ〜」とふと言ったら、
「新しい人が消しゴムになりますよ」とのご返答!

***

ルームメイト氏の気持ちを消すことばかり考えていたが、ルームメイト氏のことを消すのは辛い。
彼の気持ちを上塗りしてくれる人が現れたらいいなぁと思った。

しかし、ストレートの男性の夫探しはこのニューヨークではまさに戦場に行くようなものだ。
争奪戦である。

シングル女性の人口が多く、シングルの男性といえばゲイが多数なこの街で
素敵なシングルの男性は競いあって獲得するようなものだ。

だが、しかし、 闘ってまで欲しいものなのか?

段々、分からなくなってきた・・・。


確かこんな形だったような・・・(笑)。ゲイ・プライド・パレードでコスチューム屋さんのマーチ。
余談だが、ジャスティンが、ゲイ・プライドといっても、どうせ商業主義なんだろうとLAのプライドには来なかった。 彼の言う通りでマーチに参加しているのはほとんどが企業がである。 ゲイ・フレンドーなことを世間にアピールし、また富裕層が厚いゲイをターゲットにしていると思われる。

6

EPSOM SALTのお風呂で愛を感じる時。

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喉が痛く、肩も首も痛く、頭も痛く、食欲もない。
風邪に違いない。

風邪の時ほど一人暮らしが辛いと思うことはない。
もう忘れようと努力していたにもかかわらず、心細くなって、ルームメイト氏にテキストを送ってしまった。

避けられているような距離感を感じていた・・・と書かれてあったが、私が病気で体調が悪いから連絡が来なかった!
という彼の中で結論に達しているようだった。

私に恋愛感情は持ってなくても、そして遠くに離れていても、
私の幸せな気持ちもネガティヴな気持ちも伝わるのだと思った。

***

「体が痛いなら、EPSOM SALTをお風呂に入れてお湯につかるといいよ」と教えてくれた。
初めて聞く名前だ。
どこで買えるのか聞くと普通にドラッグストアで売られていると返事がきた。

早速、ドラッグストア・チェーン店 Duane Readeに行く。
牛乳パックのような容器に入って1.99ドル。
アパートに帰り、パックを開けると「塩」が入っていた。

バスタブにお湯をためて塩を2カップ溶かして浸かった。
体がぽかぽかして痛みも薄らいだ。
好きな人に教えてもらったということも作用しているのかもしれない。
青あざにも効くという。

ウキペディアで調べてみると、EPSOM SALTは硫酸マグネシウムというそうで子宮の抑制運動にも使われるらしい。
私のような子宮系の病気を持つ者にはいいかもしれない。
こちらをどうぞ。

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絶対!連絡しない!
絶対!忘れる!
絶対!嫌いになる!

絶対!絶対!絶対!

この無理な思考が筋肉の緊張をもたらし、風邪をひいたような気がする。
とにかく、どんなことでも無理はいけないと思った。
ゲイで私のことを愛してくれなくても、ゲイの彼に惑わされていてもこうして私を心配してくれる。

それだけでもニューヨークで孤独に一人で暮らす私には嬉しい。
まやかしでも幸せな気持ちでいたい時もある。
病気の時は特にそうだ。


まだ試していない方はどうぞ。