独立記念日はボストンのゲイバーでチャイコフスキーを聴く。後編

<br /> TitleDPNY.jpg

講談社パブリからDeeeeep!New York!のケータイ版が発売されました!
発売日:12月14日(金曜日)3部構成で1部300円!
女の子が楽しめるセクシャルなニューヨークのエンタテイメントを紹介するコラムが今度はケータイで登場!!
*auのケータイサイトで購入できます!

***

ボストンから帰って来て風邪が悪化。
それに、好きな人を忘れようとする精神活動は思いのほか、肉体的にも悪影響を及ぼすようで
風邪の治りも芳しくなく、肩も首も痛く、何を見ても悲しくて涙が出てくるし、夜中、悪夢で目が覚めるという状況に陥った。
ブログを続ける気力さえも失った一週間。

風邪も良くなり、体の痛みもなくなった。
ボストン小旅行の続きお届けする。

***

ボストンに着いて間もなく、目にしたレインボー・フラッグのお店に吸い寄せられた私。
カエデさんは私がゲイが好きなことも知っているし、カエデさんにルームメイト氏とのことを全て語っている。
「行ってもいいですか?」と聞く前に「行きたいでしょう?」とカエデさん。

レインボーフラッグのお店はゲイ関連の書籍を扱う本屋さんだった。
ボストンのゲイのフリー誌も置いてあった。
ボストンのゲイバー・マップもあって入手。
ニューヨークのフリー誌はオールカラーで紙の質も良く、ボストンのよりはお金が掛かっている。
フリー誌ひとつでもニューヨークの方がゲイコミュニティーが大きいことを物語っている。

「カエデさん、あのー、あのー、今夜、ゲイバーに寄ってもいいですか?」
「いいわよ」と快諾してくれたカエデさん。

果たしてどこのゲイバーに行けばいいのだろう?
そこはやはりお店の人に聞くのが一番である。

「最近、僕はあまりバーやクラブには行かないんだけど、ミックスなかんじで(つまりレズビアンもいるゲイバー)
The Cafeがいいと思うよ」と教えてくれた。
私たちをレズビアン・カップルと思っているに違いない回答であった。

うふふふ〜。

今夜はボストンのゲイバーだ!
ハーバードの学生や教授がいたりして・・・。
ボストンのあるマサチューセッツ州はリベラルな州で、ゲイの結婚は合法である。
ハーバードといえば、YALEである。
と少々無理矢理だが。
ニューヨークのゲイ・プライド・マーチではYALEの学生達のグループがYALEのTシャツを
着て行進していた。
日本でいえば、東大、京大、慶応のゲイの学生がゲイであることを胸を張って公表し行進しているようなものである。
コール・ポーターもYALEの出身である。

***

今回のボストン小旅行の目的は、フリーダム・トレイルを歩くことである。
ウィキペディアをどうぞ。
市内の舗装に赤い線またはレンガで線が施されて、それを辿ればボストンの史跡を無料で巡れる。
フリーダムとはイギリスから自由を勝ち取ったから名付けられただと思う。


フリーダム・トレイルのマーク。

***

ルームメイト氏のことは忘れると決めていたのに、カエデさんに頼んでケータイで写真を撮ってもらい
「今、ココにいまぁ〜す!!」とメッセージをつけて送った。
私が何をして、どこにいるのか教えたくて仕方がないのだ。
あ〜あ。
カエデさんにも「やっぱり好きなのね」と言われた。
ずっと忘れる!忘れる!と言い続けていたのに・・・。

ところで、ボストンはニューヨークと比べて遥かに窓辺のプランターが美しい。
センスがある。
ニューヨークは、かなりいい加減で、「いちおー、植えました」的になっている。
残念だ。
カナダのヴィクトリアに行った時もプラターの美しさに目を見張ったが、ガーディングといえば本場イギリスである。
まだ未踏の地だがきっと美しいのだろう。

それではボストンの美しいプランターをどうぞ。

***

ボストンの独立記念日といえば、ボストン・ポップスのフリーコンサートで演奏されるチャイコフスキーの
「1812 Overture」を聴くことらしい。
ロシア軍がナポレオン軍を破り、勝利したことを記念して作曲したらしく、イギリスから独立を記念して演奏されると
カエデさんから教えてもらう。
通常のコンサートではシンバルかディンパニーが演奏するが、本物の大砲がドカーンと放たれるのが見所らしい。
朝早くから並ばなければ入場できないらしい。

「一度でいいから大砲がぶっ放されるのを見たいね〜」とカエデさんと話していた。

***

日が暮れはじめ、地図と頼りにゲイバー、The CAFEに行く。
書店の店員さんが行った通り、レズビアンとゲイのミックスだった。
レストランと軽食が食べられるカフェになっており、バーはお店の奥のまた別のセクションになっている。

カエデさんとカフェのテーブル席に座る。
ゲイガイズばかりである。

きゃぁ〜幸せと感じる・
「目の輝きが全く違うね〜」とカエデさんに言われる。

テレビが3台あり、ボストン・ポップスの中継が映し出されていた。
カエデさんとテレビでも見られることを喜ぶ。
そしてメインの大砲ドカーンもテレビで観られ、手を叩いて喜んでいると隣の席のゲイガイも
私の様子を見て一緒に手を叩いて喜んでくれた。

ルームメイト氏はLAでレズビアンのお友達のお宅でBBQパーティーに招待されて行くと言っていた。
ゲイメンも招待されているので素敵な出会いを期待しているとメールで書かれてあった。

今頃、誰かと出会って幸せな気持ちなのかなぁ。
しかし、彼の幸せは私の不幸。
夜空に打ち上げられたボストンの独立記念花火がバスの車窓に広がる。

好きな人の幸せを全く喜べない自分に罪悪を感じながら、「ボストンでは今、花火が上がっています」とルームメイト氏にテキストを送った。

独立記念日はボストンのゲイバーでチャイコフスキーを聴く。後編」への2件のフィードバック

  1. おしゃるさん

    お久しぶりです。
    お返事を書かずごめんなさい!

    ルームメイト氏のことをブログに書く事すら辛い7月でした。
    「忘れなければ」という努力は大変エネルギーを消耗するものですね。

    励ましてくれてありがとう!
    「そのうち良い思い出に・・・」そうなる日が来るといいなぁと思います。

  2. 恵さん、おひさしぶりです
    お身体は大丈夫ですか?
    精神的なダメージは身体にも顕著に表れてしまうものです
    恵さんのブログを読んで、昔自分が大好きだった彼に振られた時のことを思い出しました
    私もやっぱり「忘れなきゃいけない」と思って辛くて辛くて仕方なかったんです
    でもそんな時友達に「無理に忘れなくてもいいんだよ そのうち良い思い出になるよ」といわれてフッと肩の力が抜けて楽になりました
    でも私のことを思って(今思えばもう全く興味がなかったので自然とそうなったんだとは思いますが)上手く時間に任せて忘れていけるような状況を作ってくれたのも事実だと思います
    今恵さんが今までどおりにルームメイト氏からのハッピーなメールを受け取っている状況は本当に辛いと思います
    恵さんが罪悪感を感じる必要は全くないのに!でもそう思ってしまう気持ちもわかります…
    ブログを読んでいる限りでは、ルームメイト氏に「今は恵さんをそっとしておいて!」と言いたくなってしまいます…
    人間は不器用な生き物なんです 今自分の事でいっぱいいっぱいで心の余裕のないときに人の幸せを一緒に喜べる人はなかなかいないものだし、それが普通だと思います
    それがルームメイト氏ならばなおさら、です

    偉そうなことを色々書いてしまってすみません!
    でも今は本当に体のことを考えてお大事にして下さい

コメントは受け付けていません。