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ゲイメンとの友情と愛情の狭間で・・・

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ニューヨークに戻ってきた。
時は残酷だ。
幸せな時は早く流れて行く。

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ルームメイト氏とは以前よりも精神的に身近に感じられるようになった反面、ジャスティンが遠くに行ってしまった。

ジャスティンは蛇騒動でルームメイト氏のお家から引っ越しした。
既に新しいハウスメイト3号くんがジャスティンの部屋だったところに住んでいた。

ジャスティンは、ルームメイト氏のお家で開かれるパーティーには来ると約束してくれたが、
結局30分もいなかった。

別の日に二人でランチをしたのだが、「ルームメイト氏は俺からメグミを盗った。去年の12月、俺に会いに来てくれたのに、ルームメイト氏とセックスして、いつの間にか二人でベイビーを持つ話まで発展しているし、メグミを誘ってもルームメイト氏に聞いてからって、何でも何でもルームメイト氏って、ルームメイト氏って・・・。
俺の心は痛いよ。メグミは俺の友達だったのに・・・」

「ジャスティン・・・」

言い訳の余地はない。
ジャスティンよりもルームメイト氏を優先しているのは事実だ。
頻繁に訪れることができないからこそ、ルームメイト氏と不妊治療を含めて将来のことを話さなければならない
という事情もある。それはジャスティンにとってはどうでもよいことではあるかもしれないが。
ルームメイト氏も私がジャスティンと一緒に過ごすのはあまり快く思っていない雰囲気が漂っていた。

ランチではタイ・レストランに行った。

「俺がルームメイト氏のパーティーに長くいられなかったのは、俺がいると他のみんなが気を使うからだよ」
「ジャスティン・・・」

ジャスティンは破天荒のようでいて非常に気を使う人物なのだ。

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ところで、ルームメイト氏は車を運転しながら、こんなことを言った。

「去年の7月、ニューヨークに2週間滞在したんだけど、その時のニューヨークの彼とは1回ぐらいしか会えなくて、
だいたい毎晩スプラッシュ行っていたのよ。ジャスティンがニューヨークにビジネス・トリップする前よね。
もしかしてメグミとスプラッシュで出会っていて、ジャスティンから盗らずに済んだかもしれないのに・・・。
でも結局、ジャスティンからアナタを盗ったことになってしまった・・・」

***

恋愛関係でも友情でも、どちらかに偏ってしまうというのはよくあることだと思う。
一人の人間が二人の人間に対して同じような気持ちで接することは無理だと思う。
同時に複数を愛することができたとしても全ての恋人に同じ気持ちなはずがない。

親の子供への愛情もそうだと思う。
愛情の量は同じでも子供が2人以上いたら、お気に入りができると思う。
私は親ではないが、子供を持った友達の話を聞くとそうだし、実の親もそうだった。

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私自身がジャスティンの立場だったらと思うと辛く悲しいのも事実だが、
ゲイのルームメイト氏のことを男性として好きな私はルームメイト氏の側にいたいと思う気持ちを制してまで
ジャスティンと一緒にいたいと思わないのも事実だ。
酷いようではあるが。
これは私のうまく立ち回れない性格も災いしている。
なんでも偏るのである。

しかし、ジャスティンは恋人とより戻して幸せそうだったし、恋人を紹介してくれた。
ルームメイト氏のお家を引っ越して良かったと言っていた。
それは余りにも多くのハウスメイトがいすぎるからでプラバシーがなくなったからだと言っていた。
蛇だけが問題じゃなかった。

「俺が不特定多数の男と寝ることに他の奴らにとやかく言われたくないんだよね、。ルームメイト氏と二人きっりの時は俺が誰を連れて来ようが、ルームメイト氏が誰かをベットルームに連れて来ようかお互い口を出さなかったからね」
とジャスティン。

確かにハウスメイト1号はジャスティンが男を引っ張りこみ、それも毎回違う男とセックスしていることについて私に文句を言ってきた。

別れ際ジャスティンはこう言ってくれた。
「いつまでも友達だよ」

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ルームメイト氏がいるが、でも、ジャスティンがいないお家の状況にはじめはとまどった。
前回はジャスティンに対して罪悪感を感じていたし気を使った。
しかし、ジャスティンがいつも近くにいない環境で、ルームメイト氏と静かに二人で過ごすことに
違和感がなくなった。

生きるということは、物事が変わっていくことなのだと思った。
去年の今頃、ゲイの男性を好きになってまさか私がLAに行くなんて思いもよらなったように・・・。

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お揃いのカラー、黒を着たルームメイト氏と私!きゃっ!ゲイ・プライド・パレードで!