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SAY YES!! ゲイからのプロポーズ!?

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ジャスティンから電話があった。
今日、ルームメイト氏の家から引っ越すことのだという。
明日、早速ジャスティンの部屋には新しいゲイがハウスメイトとして入居するらしい。

私がLAに行ったのは3週間前。
そして私が帰った翌日に、ジャスティンはペットとして蛇を買い/飼い、ルームメイト氏が激怒。
ジャスティンが引っ越すことになった。
いまだに信じられない。
私は来週、またLAに行くのだが、ルームメイト氏の家にはジャスティンはいない。

ジャスティンがいて、そしてルームメイト氏がいて、ルームメイト氏がいてジャスティンがいるのが、
当たり前だと思っていたがそうではなくなってしまった。

ルームメイト氏のメールはジャスティンが冷たいという話ばかり。
それはそうだ。
「出て行って欲しい」と言われた人に笑顔で接するなんてことは出来ないと思う。
お互い仲直りしたそうだが、それでも大きな溝ができてしまった。
ルームメイト氏がヒステリックに怒ったのは想像がつく。
オネエが入って、とってもとってもネチネチしていたに違いない。

「まだルームメイト氏との間に赤ちゃんを作る計画はそのままなの?」
とジャスティンが質問してきた。

ジャスティンに絶対ルームメイト氏を子供の父親として選択するのは止めた方がいいと言われているから、
答え難かったが、正直に言った。
「うん。そう思っている」
「もし赤ちゃんが産まれたらルームメイト氏から援助をもらって一緒に暮らすの?」
「その可能性はないと思う。ニューヨークでシングルマザーで私がひとりで子供を育てると思う」

ルームメイト氏のことは好きだが、根底のところで信頼してない。
好きな男ができたら、ロマンスに燃えて子供は二の次になるかもしれないと思っているから、
だったら最初からルームメイト氏に頼ろうなんて全く思っていない。
ゲイを父親に選ぶということは、そういうことである。
もちろん、LAで家族として暮らすのことを考えると幸福感で胸がいっぱいになるが、
ルームメイト氏が他の男と恋愛しているのを見るのは今の私にはつらい。

「じゃ、父親になるのは誰でもいいわけでしょう? 経済的援助は必要じゃないんだったらさ」
「それは、そうだね。私は子供が欲しいわけで、パートナーは欲しいとは思っていないから」

父親は誰でもいいと言いながら、ルームメイト氏がいい。
それは好きだからでもあるが、彼の外見が我が子に少しでも遺伝してくれたらとは思わずにはいられない。

「俺ではどう? 俺さ、弁護士になるし、一緒に赤ちゃんを育てようよ」
「えっ?」
「メグミと俺は本当の友達だしさ。ゲイでも父親がいた方が子供にはいいよ。それに時々、プラハをチェコから呼んでさ、3Pしてさ、それはそれで楽しいと思うよ」

これって、ゲイメンなりのストレート女性へのプロポーズ!?

愛しのプラハの君との3Pもありの楽しい生活!?

ところで、最近友達から90年代のラブソングのCDをもらったのだが、
1曲目はドラマ『101回目のプロポーズ』の主題歌チャゲ&飛鳥のSAY YESだった。
SAY YES♪の部分がジャスティンに言われた時に頭の中で流れた。

ルームメイト氏と違ってジャスティンには恋愛感情が全くないから、家族として暮らすには楽かもしれない。
ジャスティンが私に恋愛感情を持たないのも知っているし、それで苦しまない。
それに親友と呼べるのはジャスティンだ。
ジャスティンが恋したら友達として相談にのれると思うし、セックスをしてもセックスと割り切ってしているのを
知っているから全くもってOKである。
しかし、ルームメイト氏が恋しているのを間近で見るのは辛いし、他の男とセックスをしている事実を受け止めるのも厭だ。
だったら、ジャスティンの方が楽で、嫉妬に苦しむという無駄な精神活動をしなくて済む。
それに父親として家族として経済的援助もある・・・かもだ・・・。

ジャスティンが父親。
心がぐらぐら揺れる。