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幸せを崩したくなる性質。

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精神的に参ると私の場合は酒に逃げるようだ。
逃げるようだと他人事のように言っているのは、逃げようと思って飲むのでなく 結果的に逃げたことになってしまった。

昨年11月以来、ヘルズ・キッチンのゲイバーに行った。
知り合いのマネージャーもバーテンダーもいなかった。
気がついたら、セキュリティーガードに肩をつかまれて、追い出された。 なんで追い出されたかも覚えていない。 余程、酔っていたのか? もう二度とそのゲイバーに行けない。
これまでバーで追い出されたことなんかなかったのに。
その後、タクシーで近所のゲイバーに行った。
初めて会うゲイメンに誘われるままに彼のアパートに彼の車で行った。
断片的にある記憶では多分クィーンズだと思う。
きれいな部屋だった。
ゲイだけど女にも興味のあるゲイで、でもバイセクシャルではないと言っていたが、 名前も顔も覚えていない彼と性的な遊びをした。
挿入はもちろんされていないが。
それから彼は私をアパートの前まで送ってくれたような記憶がある。
電話番号も交換してない。
朝目が覚めると8時半だった。
洋服を着たままで寝ていた。

私はその朝、AIDS WALKに参加する予定で、セントラルパークに8時半に待ち合わせだった。
その待ち合わせ時間に目が覚めた。 友達に前夜、飲み過ぎて行けないと言った。

恐ろしく罪悪感に苛み、ジャスティンと話して助けられたかった。
ジャスティンとよく一緒に行ったトンプキソン・パークのハレクリシュナの木の前のベンチに座って電話をした。
ジャスティンに懺悔の告白をするようにヘルズ・キッチンのゲイバーで追い出されたことや初めて会ったゲイのアパートに行ったことを告げる。

「見ず知らずのゲイのアパートに行って、そんなことまでしたの?」とジャスティンが驚く。
その後、「メグミ、俺、今、人を轢いてしまった・・・」とジャスティン。

ジャスティンは車を運転しながら私と話していたらしく、驚きの余り、なんと人を轢いてしまった。

私は、酔っぱらいながらルームメイト氏に顔も名前も覚えていないゲイガイのアパートに行って
ゲイとした事実を告げていた。

ルームメイト氏からは「あなたの酔っぱらいのメッセージを聞きました。
人は誰でも辛い時に逃げたいと思います。 しかし、今のあなたは体のことを考えればお酒に逃げるべきではなかったし、しかも他のゲイと一夜を過ごし・・・。 あなたに失望しました」 という悲しいメッセージが来た。

ジャスティンもルームメイト氏もその日に会ったゲイとセックスしているのに私が同じようなことをしたら
驚き、非難囂々だ。
それは男女の違いだからなのは理解できる。
そう女は妊娠し生み育む性だからだ。
それにAIDS WALKに参加すると決めておきながら、セクシャルにワイルドな行い。

ジャスティンもルームメイト氏も自分勝手だと怒ることは落ち着いた今だからこそ考えられるが、
酒に溺れ、ゲイバーを追い出されて、想像もしなかった行動に出た己に自己嫌悪に陥った。
何の解決にもならないのに。
身から出た錆ではあるが、ルームメイト氏に嫌われてしまった。
まさか、こんな展開になるなんて・・・。

LAでルームメイト氏と過ごした時間に戻れるものなら戻りたい。
しかし、過去は思い出せても時間は巻き戻らない。自分がした愚かなことも修正はできない。
酒のせいと言い訳してもしたのは他ならぬ自分だ。

私は幸せを崩したくなる積み木崩しの性質があるのは前々から何となく気がついていたが、
この期に及んでまさかの性質を認めざるを得ない。
幸せになるのが怖いのだ。


LAでの楽しかった時間が薄れて行く・・・。

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