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ゲイバーで遊ぶよりも、母になりたい。

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講談社パブリからDeeeeep!New York!のケータイ版が発売されました!
発売日:12月14日(金曜日)3部構成で1部300円!
女の子が楽しめるセクシャルなニューヨークのエンタテイメントを紹介するコラムが今度はケータイで登場!!
*auのケータイサイトで購入できます!

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体外受精では複数の受精卵を子宮に入れるので多胎児を妊娠すると聞く。
ルームメイト氏にもし私が妊娠したら双子がいいなぁと言った。
「双子ぉ〜?」
「うん。最後で最後の機会かもしれないので、授かるのならば何人でも嬉しいぃ〜」

こんな話を直接できるのは本当に嬉しい。

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金曜日の夜はルームメイト氏宅の近くのゲイバーに出掛けた。
といっても徒歩で行ける距離ではないので車でだ。
ニューヨークとは違う。
ジャスティンは仕事があるのでルームメイト氏と2人きっり!
ゲイバーに出掛ける前には「ディスコ・ナップをしよう!!」とルームメイト氏のベットで一緒に
軽い睡眠を取る。

*ナップ(NAP)には昼寝、うたた寝、ちょっと寝るなどの短い睡眠を意味する。

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ゲイバーに出掛けるのは久しぶりだ。
しかも、ルームメイト氏と2人だけで、それも大好きなゲイマンと一緒にゲイバーという
最高のシチュエーション。
もしも今後暮らすことになったのならば、こういうことも頻繁にあるのかしら?
と未来に期待が高まる。

***

体のことを考えてお酒は飲まないようにしたが、ミラーボールのキラキラの光を浴びて、LAのゲイガイに囲まれて、
しかもルームメイト氏と一緒にダンスフロアーで踊るというニューヨークでは決してあり得ない状況に
胸がいっぱいになる。

限られた時間を有効に使わなければと抱きついたり、「キスして〜」とせがんだり、太ももを触ったり、
今までしたかったことをし尽くす。

「思い出に好きな曲をリDJにクエストして踊ろうよ」とルームメイト氏。
こんな心遣いが乙女心にキュ〜とくるのである。

「じゃぁ〜、ブリトニーのGimme Moreは?」と提案する。
「私もブリトニー大好き!」

DJにリクエストをして、ルームメイト氏と一緒に踊るが、急に悲しくなった。
きっとお酒のせいだ。
お酒は時として人を激しく鬱にさせる。

「ゲイバーで飲んで踊るよりは、お母さんになりたい・・・」
とルームメイト氏の胸にすがりついて、ダンスフロアーの真ん中で大泣きしてしまった。
空騒ぎのような気がして、虚しくなってしまったのだ。

ルームメイト氏はぎゅっと抱き締めてくれて、「泣かないで、泣かないで」と私の耳元でささやく。

***

ゲイバーから帰り、寝支度を整え、一緒にベットに入る。
ルームメイト氏と手をつなぐ。

ルームメイト氏の寝息が聞こえて来て、彼の寝顔を見て、幸せというのはこういうことを言うのだと
すっかり忘れていた『幸福感』を味わった。

しかし、その一方で恐怖感に襲われる。
私の未来はどうなるのだろう。
人は死ぬという終焉に向かって生きているが、どう終えるのだろうか。

大好きなゲイバー。
世界で一番大好きな男性しかもゲイと一緒にゲイバーに行ける喜びを噛み締めながら、
世界で一番大好きな男性との間に赤ちゃんが授かる可能性が限りなくゼロに近いであろうの事実を
受け入れることは非常に辛い。

希望があったとしてもそれは仄かな光でしかない。


なんという花の名前なのだろう。KENとお花。

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