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死ぬ前に会いたい人。

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私は魂も死後の世界も信じていない。
人は生きているからこそ人であり、魂は残された者が救われたくてそう信じたいと思うものだと
兄を亡くしてもそう即物的に思っている。
癌と決まったわけでも余命三ヶ月と宣告されたわけでもないが、不安な気持ちを抱えたまま一人で
いるのは辛い。

死ぬ前にルームメイト氏だけにもう一回だけ会いたい

しかし、LA行きの飛行機代は安くない。
会いたいが私にとって気軽に出せる金額ではない。
高額だ。
信じていないが魂になったら、それこそお金が掛からず会いに行けるだろうが、
第一私自身その存在を信じていないのだし、もしも魂になって会いに行ったとしても彼は私の存在に気がついてくれるかが問題だ。

LAへの航空運賃は大西洋を渡り、ヨーロッパに行った方が割安なくらいだ。
しかし、死んだらお金は使えない。

生きて元気ならば高額な飛行機代をまた稼げる。

「今週末、LAに行きたいのだけど、もしアナタがOKって言うなら・・・」
とテキストを送った。
「もちろん」と直ぐに返事がきた。

***

今、JFKいる。
そう、これからルームメイト氏にジャスティンに会いに行く。

昨夜、電話でルームメイト氏と話をした。

「声が聞けて嬉しいわ」

そんなこと言ってくれるの?

「航空運賃高かったでしょう?」
「うん。それだけの価値はあると思う。死んだらもう会えないもん」
「そんなこと言うのやめて・・・」
と鼻をすする音がする。

声が明るくなって、
「明日、会えるのね〜。イェ〜イ! メグミぃ〜、誰のベットで眠る? チョイスは4人のゲイよ〜。うふふふ〜」とルームメイト氏。

現在ルームメイト氏の新しいお家にはジャスティンの他にゲイメンが2人住んでいるという。
計4人のゲイメンが住む。
一人は家の修理をする代わりに家賃を無料にしているという。
ルームメイト氏のゲイ・エンパイヤーが建設されたわけだ。

「じゃ、会った事がない2人がマットレスになって、ジャスティンが枕で、アナタはどうしようかな?」
掛け布団になって私の上に覆いかぶさって言いたいところを我慢して笑ってごまかす。
私を一生懸命励ましてくれているのが分かる。

「お家関係のことで連れ回すことになるけど、いいぃ〜?」とルームメイト氏。
それって、まさに家族って感じだ。
「きゃぁ〜〜!楽しそう〜!」

5ヶ月ぶりに本物のルームメイト氏に会える。
ジャスティンにも会える。

病気のこと、妊娠のこと、体外受精のこと、いろんなことを考えると胸が苦しめられるが、
大好きな人に会えるこの嬉しさで乗り越えられる、そんな気がする。

あと6時間でルームメイト氏とジャスティンに会える。

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