ネットで精子購入。

<br /> TitleDPNY.jpg

講談社パブリからDeeeeep!New York!のケータイ版が発売されました!
発売日:12月14日(金曜日)3部構成で1部300円!
女の子が楽しめるセクシャルなニューヨークのエンタテイメントを紹介するコラムが今度はケータイで登場!!
*auのケータイサイトで購入できます!

***

婦人科医に診察に行く。
主な目的は妊娠の可能性を訊ねるためだ。

女医さんで、とても感じがいい。
金髪でショートカットの白人の女性で、パンツにピンヒールと男装の麗人的だ。
レズビアンだろうか?とふと思う。
日本のような5分間診察のような短時間ではない。
日本の医師のような威張った雰囲気もないし、フレンドリーだ。

服を脱いで、下着も脱いで、全裸になり診察着のような日本式でいえば浴衣のような物を着る。

不快な感じがする、あの診察台がズラぁ〜と並んではいない。
診察室が個室になっている。
診察台に上がる。
日本のような下半身を遮るカーテンがない。
医師が何をしているのか、どんな表情をしているのかも全て分かる。
日本よりはとっても健康的だ。
それにしても、なぜあのようなカーテンが日本の婦人科にはあるのだろう。
アメリカは医療保険のシステムなどたくさん酷いところがある国ではあるが、
こういう点は本当に素晴らしいと思う。

***

妊娠を考えていることを言う。
「セクシャル・アクティヴィティーは?」
早い話が、セックスをしているかどうかだ。
「ありません」
考えてみれば、セックスをしていないのに妊娠したいというのは不思議な話だ。
セックス・・・は、私の日常に「言葉」はあっても「全くない行動」である。
ある意味、不健康ではあるが。

「精子はどうするの?」と女医さんに聞かれる。

ボーイフレンドの・・・をとルームメイト氏のことははすぐに出ず、言葉を濁す。
ボーイフレンドではないから言えないのだ。

「ま、今時、インターネットで買えるもんね」と女医さんがフォローしてくれる。

マスターベーダーが言っていたが、精液(スパーム)はアメリカの輸出産業で、ヨーロッパなどに輸出しているそうである。原因は女性ばかりでなく、男性の不妊症もあるわけだし、精子の需要があるのだろう。

***

診察の結果、「健康体です!!いつでも妊娠できますよ」なんて言われるはずはなかった。
恐れていたことを言われた。

私は女医さんい体外受精(IVF)でなければ妊娠できないと前回の手術で言われたことを伝えていた。
「子宮に腫瘍があるわね。子宮内膜症と筋腫だと思うわ。以前も手術したと言っていたけど、また発生したみたいね。
筋腫と取る手術をした方が妊娠しやすいと診断されれば手術になるかもしれないけど、どうするかは私の判断ではなく、体外受精の専門医の判断になるわね。
もちろん、体外受精の専門医を紹介をするから、予約を取って診てもらってね」

「妊娠に備える体作りをしといた方がいいわよ。魚は週一回にしてください。水銀が怖いから大きい魚は食べないように。今日から、Folic Acidを取るようにしてください」
とパンフレットをくれた。

「私が診断できるのは妊娠できる健康体かどうかだけで、それ以上はできないの。
血液検査の結果は二週間後に出ますからね。今日、いろいろ情報をあげたから大変でしょうけど、頑張ってね!」

医学用語がうまく発音できなくて戸惑ったが、女医さんは理解してくれて、
しかも分かりやすい英語で説明してくれたので良い医師に出会えて良かった。

***

クリニックを訪れる前に、ルームメイト氏にテキストを送った。
「今から、お医者さんのところに行きます。不安です。今、アナタが抱き締めてくれたら・・・」
「今から、A BIG HUGを送りま〜す」と返事がすぐにきた。

クリニックを後にして、これから、全て一人で何もかもするのかと思ったら、急に不安になった。
もう二度と手術はしたくなと思っていたが、もしも、筋腫切除と内膜症の手術をしてから、
体外受精をすることになったら・・・、
手術後、痛くて辛い状態でひとりで帰らなければならないと思うと、泣けてきた。
麻酔から覚めた時に、「メグミィ〜、大丈夫ぅ〜?」と手を握ってくれて、心配そうな顔で私を見つめるルームメイト氏がいてくれたらと思うが、それは全く期待していない。
De-Lovelyな人(私が勝手に作った意味で、コール・ポーターと同じゲイという意味)なので、
私のことを看病に来てくれることはあり得ないだろうという諦めが最初からある。

妊娠には精子が必要だが、産むのは私だ。
私がしっかりしなければいけない。
自己憐憫している場合ではない。

不安な時に抱き締めてもらうだけで、不安は解消されるものだ。
しかし、抱き締めて欲しい人は遠くにいる。
それは、私の選択である。
自分の選択に責任を持たなければと思うが、ルームメイト氏は遠い、遠い、遠い。

自分の選択が揺らいでる。

しかし、妊娠できないかもしれないが、体作りはした方が良いだろうと早速Folic Acidを購入して服用した。
Folic Acidhaとは葉酸と日本語で言う。
初めて聞いた言葉だが、濃い緑の野菜に含まれているヴィタミンだそうだ。

女は弱し、しかし、母は強しだ。

いざとなったら、ネットで精子購入だ!
それくらい覚悟していたら前に進める。
でも、ルームメイト氏が近くにいてくれたら嬉しいのには違いはないのだが。

banner_041.gif<—–参加してみました。サポートのクリックお願い致します。

ネットで精子購入。」への12件のフィードバック

  1. 水無月さん
    彼がどこまで本気なのかは分かりませんが、私は妊娠できなかったとしてもトライしてみたいと思っています。頼ろうと思うと悲しくなるから、最初から頼らない精神で行きたいのですが、それがなかなか・・・。

  2. もんくうさぎさんもお優しい言葉をありがとうございます(感涙)
    でも、まだルームメイト氏には言っていません(泣)。恨み節にならないように一生懸命前向きに考えています。

  3. おしゃるさん
    日本でもそういうクリニックがあるんですね!
    それはいいですね!
    あの仕切りのカーテンはイヤらしいです!

    健康なら愛し合えば子供が授かるのに。でも現代の医学は不健康な人間にも希望を与えてくれています。その希望に夢を託そうと思っています。

  4. uiさん
    プロセスはどのくらいかかるかも、全て未定です。
    希望で胸がいっぱいの時も、正反対にお腹が痛いと不安でいっぱいになって横になってしまいます。

  5. またまたmomoちゃまの書き込みを読んで泣いてしまいました。
    『その時はルームメイト氏にお願いしようよ。だって、ほんとに辛いと思うもん。』
    その可能性もあることもまだ言っていなし、お願いできるかもまだ疑問です・・・。

  6. 恵さんこんにちは。
    早速診察に行かれたんですね。いい女医さんで良かったです。
    これで恵さんの体の状態がわかったことだし、また一歩前に進めますね。
    皆さんもおっしゃってますが、恵さんが大変な時、心細い時にそばにいてほしい
    とルームメイト氏に話してみたらいかがでしょう?
    2人の大切な子供のためなんですもん。
    未来の母として父として良い意味で相当の覚悟がいりますよね。

  7. 私も葉酸のもうかな。相手がいない状態だけど・・(苦笑
    ルームメイト氏に恵さんの状況と気持ちを伝えたらどうかなと思います。
    もしもの時は、私でよかったら一緒に居ますよ~。一緒に居ることしかできませんが(^^

  8. こんにちは。
    なかなか良い言葉が見つからないのですが、応援しています!

    僕の場合、ゲイだから女心が多少分かるとは言っても、女性の体のこととなると、やっぱり男女の境界線を実感させられます。
    仕方がないと言ってしまえばそれまでかも知れませんが、大切な友達が辛そうな時にあまり役に立てないのは、もどかしいし、後悔することもあります。
    何か力になりたいけど、どう動いたら良いか分からない。そんな感じでしょうか。
    だから、そんな時は要望を伝えてもらえると嬉しかったりします。

    もし、恵さんが手術を受けることになるのであれば(そうならないよう願っています)、ルームメイト氏に正直な気持ちを伝えてみたらどうでしょう?きっと支えになってくれますよ。
    あんまり一人で頑張りすぎないで。頼りにされるのも、嬉しいものです。
    とゆーか、オカマは使い勝手が良いんだから、使えるときに使っておかないと損だと思います(笑)

  9. 私が行っている新しいクリニックでは医師と患者を仕切るカーテンはなかったですよ
    完全個室でまるでどこかのホテルのロビーのような受付のおしゃれな病院です
    きっと今は日本でもそういうところが増えてきているんだと思いますよ

    私の母も私が中学生のときに筋腫の手術をしました
    私が付き添ったことを今でも良く覚えています
    もしもの時はやはりお友達でも付き添ってくれる人がいたならなと思います
    子どもを持つことって本当にみんなそれぞれに色々な思いと試練を伴うことなのですね

  10. 私も葉酸は飲んでいます。
    やっぱり、色々な事(障害など・・・)を考えると、妊娠前から飲んでいる方が良いそうですね。

    私もちょうど一年前に手術をしたので、本当に恵さんの気持ちが分かります。
    こればかりは、体験した事がないと何とも言えませんよね・・・。
    そして、出来れば、誰かの付き添いをお願いして欲しいです。
    私が同じ国土に住んでいれば・・・と、本当に悔しく思います。

    次の医師との診察で、また今後の動きが決まるんですね。
    次も良い医師でありますように!

  11. 婦人科って、人にはなかなか見せない部分を見せるので、緊張しますよね。そしてやっぱり女医さんがいい!私は婦人科も含めてかかりつけの医者は全て女医さんを選んでいます。女の体は女にしか分からない。

    オムニバス映画の「彼女を見れば分かること」(邦題)で、確か「Things just you can tell just by looking at her」ってタイトルかな。で、ホリー・ハンターが不倫の彼との子供を中絶した後に、一人で家に帰るという悲しいシーンを思い出しました。
    めぐたん、次なるステップを踏むのですね。でも、もし手術することになったら、愛するルームメイト氏には近くに居てもらいたい!その時はルームメイト氏にお願いしようよ。だって、ほんとに辛いと思うもん。

コメントは受け付けていません。