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ネットで精子購入。

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女の子が楽しめるセクシャルなニューヨークのエンタテイメントを紹介するコラムが今度はケータイで登場!!
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婦人科医に診察に行く。
主な目的は妊娠の可能性を訊ねるためだ。

女医さんで、とても感じがいい。
金髪でショートカットの白人の女性で、パンツにピンヒールと男装の麗人的だ。
レズビアンだろうか?とふと思う。
日本のような5分間診察のような短時間ではない。
日本の医師のような威張った雰囲気もないし、フレンドリーだ。

服を脱いで、下着も脱いで、全裸になり診察着のような日本式でいえば浴衣のような物を着る。

不快な感じがする、あの診察台がズラぁ〜と並んではいない。
診察室が個室になっている。
診察台に上がる。
日本のような下半身を遮るカーテンがない。
医師が何をしているのか、どんな表情をしているのかも全て分かる。
日本よりはとっても健康的だ。
それにしても、なぜあのようなカーテンが日本の婦人科にはあるのだろう。
アメリカは医療保険のシステムなどたくさん酷いところがある国ではあるが、
こういう点は本当に素晴らしいと思う。

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妊娠を考えていることを言う。
「セクシャル・アクティヴィティーは?」
早い話が、セックスをしているかどうかだ。
「ありません」
考えてみれば、セックスをしていないのに妊娠したいというのは不思議な話だ。
セックス・・・は、私の日常に「言葉」はあっても「全くない行動」である。
ある意味、不健康ではあるが。

「精子はどうするの?」と女医さんに聞かれる。

ボーイフレンドの・・・をとルームメイト氏のことははすぐに出ず、言葉を濁す。
ボーイフレンドではないから言えないのだ。

「ま、今時、インターネットで買えるもんね」と女医さんがフォローしてくれる。

マスターベーダーが言っていたが、精液(スパーム)はアメリカの輸出産業で、ヨーロッパなどに輸出しているそうである。原因は女性ばかりでなく、男性の不妊症もあるわけだし、精子の需要があるのだろう。

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診察の結果、「健康体です!!いつでも妊娠できますよ」なんて言われるはずはなかった。
恐れていたことを言われた。

私は女医さんい体外受精(IVF)でなければ妊娠できないと前回の手術で言われたことを伝えていた。
「子宮に腫瘍があるわね。子宮内膜症と筋腫だと思うわ。以前も手術したと言っていたけど、また発生したみたいね。
筋腫と取る手術をした方が妊娠しやすいと診断されれば手術になるかもしれないけど、どうするかは私の判断ではなく、体外受精の専門医の判断になるわね。
もちろん、体外受精の専門医を紹介をするから、予約を取って診てもらってね」

「妊娠に備える体作りをしといた方がいいわよ。魚は週一回にしてください。水銀が怖いから大きい魚は食べないように。今日から、Folic Acidを取るようにしてください」
とパンフレットをくれた。

「私が診断できるのは妊娠できる健康体かどうかだけで、それ以上はできないの。
血液検査の結果は二週間後に出ますからね。今日、いろいろ情報をあげたから大変でしょうけど、頑張ってね!」

医学用語がうまく発音できなくて戸惑ったが、女医さんは理解してくれて、
しかも分かりやすい英語で説明してくれたので良い医師に出会えて良かった。

***

クリニックを訪れる前に、ルームメイト氏にテキストを送った。
「今から、お医者さんのところに行きます。不安です。今、アナタが抱き締めてくれたら・・・」
「今から、A BIG HUGを送りま〜す」と返事がすぐにきた。

クリニックを後にして、これから、全て一人で何もかもするのかと思ったら、急に不安になった。
もう二度と手術はしたくなと思っていたが、もしも、筋腫切除と内膜症の手術をしてから、
体外受精をすることになったら・・・、
手術後、痛くて辛い状態でひとりで帰らなければならないと思うと、泣けてきた。
麻酔から覚めた時に、「メグミィ〜、大丈夫ぅ〜?」と手を握ってくれて、心配そうな顔で私を見つめるルームメイト氏がいてくれたらと思うが、それは全く期待していない。
De-Lovelyな人(私が勝手に作った意味で、コール・ポーターと同じゲイという意味)なので、
私のことを看病に来てくれることはあり得ないだろうという諦めが最初からある。

妊娠には精子が必要だが、産むのは私だ。
私がしっかりしなければいけない。
自己憐憫している場合ではない。

不安な時に抱き締めてもらうだけで、不安は解消されるものだ。
しかし、抱き締めて欲しい人は遠くにいる。
それは、私の選択である。
自分の選択に責任を持たなければと思うが、ルームメイト氏は遠い、遠い、遠い。

自分の選択が揺らいでる。

しかし、妊娠できないかもしれないが、体作りはした方が良いだろうと早速Folic Acidを購入して服用した。
Folic Acidhaとは葉酸と日本語で言う。
初めて聞いた言葉だが、濃い緑の野菜に含まれているヴィタミンだそうだ。

女は弱し、しかし、母は強しだ。

いざとなったら、ネットで精子購入だ!
それくらい覚悟していたら前に進める。
でも、ルームメイト氏が近くにいてくれたら嬉しいのには違いはないのだが。

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