始終、涙が止まらなかったDe-Lovely。

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私がゲイが好きなことを知った友達に(といっても詳細はまだ伝えていないが)、
すすめられてコール・ポーターの伝記映画De-LovelyをDVDで鑑賞した。


コール・ポーター役にはケヴィン・クライン、妻のリンダにはアシュレイ・ジャッド

***

コール・ポーターはアメリカの作曲家だ。
私はジャズのスタンダードの作曲家とずっと思っていたが、彼が作曲したブロードウェイのミュージカルの曲が
ジャズのスタンダードになったというのが正しいということは後々分かった。

大学時代、好きだった男性がジャズ・ファンで何も知らない私に薦めてくれたのが『エラ・フィツジェラルドのコール・ポーター・ソング・ブック』だった。記念すべき最初のジャスCDだ。

1曲目のI LOVE PARISが好きだった。

***

友達があらすじを教えてくれたのだが、言われるまでコール・ポーターがゲイだということは知らなかった。
名曲Night and Dayの歌唱指導のシーンは、
コール・ポーターと歌手が見つめ合い、誰も二人を邪魔させないような世界を築くので、
ゲイ好きならば萌えポインだと見所も教えてくれたのだが、それよりも何よりも友達からあらすじを聞いただけでも
涙が出そうだった。

「彼の妻は、ゲイであることを知って結婚した。
彼が男の恋人を持ち、ゲイクラブに行くことも容認していた。
しかし、ポーターは妻がショーのオープングに来ないと不機嫌で、ゲイだが妻との関係は密接だった」

実際、初めから終わりまで涙が止まらなかった。
ゲイのルームメイト氏を好きではなかったら、泣くこともなかったし、ここまで感動しなかったかもしれない。

妻のリンダ・ポーターに自分を重ねずにはいられなかった。
プロポーズを受ける時に「私があなたを愛すると同じくらいあなたが私を愛してくれるとは思っていないから・・・」
とリンダがコール・ポーターに言う。
この気持ちが痛いほど分かる。
それでも好きになることを止められない。
彼女は作曲家である彼を愛していた。

多くのラブ・ソングを作詞、作曲したコール・ポーター。
男の恋人のために、好きな男を思い描いてロマンチックな曲を作った事実を妻のリンダは知っている。
妻リンダは死の床でこう言った。「いくつかは私のことを想って作ったと思いたい・・・」
この台詞で涙が滝のように出る。

あなたは男を愛するゲイ。でも、少しでも私のために・・・。
胸を打つ。

***

ルームメイト氏と電話で、もしも将来、私たちが父と母になって、ルームメイト氏に恋人ができた場合のことも話した。
「あなたの恋人、もしかして夫になる人と一緒に暮らそう。結婚式には私がブルーム・メイドをするから」
「でも、それでもアナタは幸せなの?」
「うん。幸せだと思う。ゲイメンと一緒に暮らせて幸せ。それに時々ゲイバーに行って発散してくるから。
ストレート男の恋人はいらない・・・」

本当に大丈夫なのか?
それは分からない。
多分、大丈夫だと思う。
コール・ポーターがいくつかの曲は妻のために作曲したように、きっとルームメイト氏も男の恋人(夫)を愛するところとは別の次元だとしても私を慈しんでくれれば。
ストレートの男だからといって一生、女である私をあなたを愛してくれるとは限らないのだから。

***

De-Lovelyの公式サイトに、妻リンダが亡くなってからコール・ポーターは一曲も新曲を発表しなかったと書かれていた。
妻の死が彼の創作意欲を消滅させてしまったことを暗喩する書き方だが、私はそうは思わない。
そうあって欲しいという願いは映画とミュージカルのハッピー・エンディングだけに叶う。

現実は晩年、体の調子が悪かったこともあるだろうが、映画にも登場していた身の回りを世話してくれる男性、それも妻リンダが生前、私が死んだ後コールが孤独にならないようにと彼女が選んだ男(号泣)、と思う存分、自らのセックス・オリエンテーションを満喫して人生の幕を閉じたに違いない。
彼女の意志を継いだ男性と。

世間には発表しないまでも曲は書き続けていたと思う。

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始終、涙が止まらなかったDe-Lovely。」への17件のフィードバック

  1. かかしさん

    久しぶりのコメントありがとうございます!
    お元気でしたか(じゃなかったようですが・・・)

    精神的に支えてくれた人がいなくなったら、特に男性は弱くなってしまうかもしれませんね。

    かかしさんと友人とパートナーさんがどんなことで大変なことになっているのかは分かりませんが、消耗した分、回復して元気になってください。

  2. ご無沙汰しています。遅ればせながら、De-lovely観ました。
    “We ask too much to each other.” という台詞。
    あの二人の関係をもっとも簡潔にとらえているようで心に残りました。

    私が想像するに、coleはやはりLindaの死後、音楽との関係が決定的に変わってしまったのではないかと思います。

    この一週間ほど、私たち(友人とパートナーと私)とは、
    疾風怒濤。ものすごい荒れ模様でした。
    心身ともに消耗しております。

  3. N.Y市内での散策も素敵ですし、思いきって郊外も良いかも。
    でも、まずはゲイバーですよね〜!!

    ムラムラしないで飲める・・・それは良いかも。
    一人?でお酒を楽しんでいる姿は、きっと余裕がある女性・・・と写って、モテモテになるかもしれませんね!

  4. トン子さん

    彼氏はお友達にいるんですよね〜。しつこくてごめんなさい(笑)。
    お酒の力でよく見える!まさにビール・ゴーグル!
    最初はビール・ゴーグルを掛けた状態で始まるというのはよくあることですし、私もそういうのばっかりです。

    うまくいくように祈っています!
    よければ、ご報告してください!

  5. uiさんと一緒に散歩して、いろいろ探すのいいですね!
    どこに行きましょうか?
    グランドキャニオンあたりでしょうか?

    その前に、ゲイバーにご一緒したいですね!
    最近はルームメイト氏にみさおを立てて(!?)、ゲイバーに行かず、
    ストレートのバーに行っています(笑)。
    ストレートの男性にナンパされても(一応、声は掛けてもらっています)全くムラムラ〜しなくていいです!

  6. 彼氏がいるとはあたしの女友達のことでした(笑)
    アドバイスありがとうございます(^^)バーテンに遊び人が多いってゆーのはわかる気がします・・・でもむしろ遊んでない人なんて魅力ないですもんね!!
    まだまだ1回しか、しかもちょっとしかからみがなかったのでわかりませんがお酒の力でよく見えてたってこともありえそうなので(笑)今度行ってみてまたなにか感じれば出動しようと思います(^3^)

    なるほど、男は男が好きでも女が好きでも男なんですね!!おそるべし本能・・・

    ありがとうございました~いつもチェックしてるのでまたコメントさせていただきまーす(^o^)

  7. 野沢は一昨日より晴れています。
    どうやら、日本全国連休中は晴天に恵まれる様です。
    (行楽日和ですね)

    帰宅したら探して音楽も聞いて見ようと思います。
    本当にアメリカは広くて自由な部分が大きいですよね。

    恵さんとノンビリと散歩をしながら、色々と探してみたいですね。
    (何を探すのか・・・は自由です!)

  8. ayaniaさん

    ぜひ、借りて見てみてください。
    ニューヨークもちょっと登場します。

    いろんな愛の形があるわけで、アメリカでは昔はゲイであることを隠していなければならず、ゲイだけど妻を持っていた人はたくさんいたはずですし、現在もそうでしょうが、男に性愛を感じても家族には愛情を注ぐのがゲイマンの生き方でもあるのかもしれません。

  9. momoたん

    愛した人の近くにいれるのっていいですよね。
    ずーっとは無理でも。

    惚れっぽいですが、この気持ちが生きている間、続ければいいなぁと思っています。

  10. uiさん

    こうも自分を重ねられる映画を既にリリースしていたとは、アメリカはゲイ先進国だと思わずにはいられませんでした。2004年の作品です。

    コール・ポーターの歌はどれも好きなのですが、
    この歌の歌詞も今読むとジーンとします。
    “You’d Be So Nice to Come Home To”

    今日、ニューヨークは雨です。
    野沢はお天気ですか?

  11. トン子さん

    はじめまして、書き込みありがとうございます。

    最初、トン子さんのコメントを拝見しました時に、恋心を抱いているバーテンダーさんはゲイ!? きゃぁ~と勘違いしましたが、『彼氏がいるけど』とはお友達のことなんですね。失礼しました。

    私の助言が有効かは分かりませんが、好きなら会いたいですよね。バーに通って積極的にお話をして、仲良くなるのがいいかもしれません。バーテンダーはプレイヤー(遊び人)が多いと一般的に言われていますが、それも自分の目で確かめないと分からないことですしね。「今度、ご飯行こう」などと誘うのはどうでしょう?
    バー以外の場所で会うとまた印象も違いますし。
    がんばってください。

    恋はいいですよね~。

    ところで、ゲイメンがセックス大好きではなく、男がセックスが大好きなんですよ~。
    そこがよ~く分かる男同士だから、ゲイは決めるのが早いのだと思います。
    一般的に女性はそう簡単に性欲に流れない傾向にあるので、男女の場合は簡単ではないのだと思います。

  12. 映画なんてしばらくみてないなぁ…今度、友達とDVD借りに行こ!!

    あ、私の日本のゲイ友が言うには、「恋愛的な愛情だけが、愛じゃないから」らしいです。私も、それに同感です。
    恵さんが言うように、ストレート男がいつまでも自分を愛してくれるって保障なんかないわけだし、だったら恋愛的な愛情より友情の方がある意味「強い絆」になりうるんじゃないでしょうか。
    迷いがあるうちは、決断しない方がいいとは思いますが…
    でも、いろんな家族があっていいはずだ!と、最近あらためて思います。

  13. めぐたんが描くあらすじを読んでいるだけで感動しました。私も是非これは観なきゃ!!彼はたとえゲイでも彼女が必要だった、彼女はたとえ彼がゲイでも彼を愛していた。自分が相手に何を望むのか、相手に何をしてあげれるのかは分かりませんが、こういう愛の形もとっても素敵だと思います。人を愛すことってそうそうできない、だけど愛した人の近くにずっと居れるって、いいですよね。

  14. 映画のあらすじを読んで、人を愛するってなんて勇気がいる事なのだろうか、と思いました。若い頃はこういう感じ方しなかったですね。年を重ねると臆病になるというのは本当らしいと実感しました(笑 

  15. 素敵な映画ですね。
    そして、あらすじを読んでいて、私まで胸が熱くなりました。
    恵さんが自身を重ねた様に、私も恵さんの姿を重ねてしまいました。

    人の数だけ、色々な形の愛があると思います。
    どの形が正しいのか・・・なんて言う答えはありませんよね。

    恵さんとルームメイト氏の形を作っていって欲しいな・・・と思いました。
    私も東京へ戻ったら、レンタルしてみたいな〜と思いました。

  16. こんにちわ!mixiでもこのブログでも毎回楽しみに、また参考に(笑)させていただきながら見させていただいてます!!初めてコメント書きます。
    その映画とても興味があります。でも妻が死んだ後の話は本当にそうなんですか!?だとしたら悲しすぎます・・・ゲイの人ってそんなにもSEX大好きなんですか!?恵さんももしそういう思いしたとしてもルームメイト氏のこと好きなんですか?すいません、余計なお世話ですね・・・

    ところで聞きたいことがあるんです・・・あたしは1ヶ月半前からNJに住み始め毎週末NYに遊びに行っていて今晩もさっき帰ってきたんですが、今晩友達に日本人がやってるオシャレなBarに連れてってもらったんです。で、そこのバーテンの人がちょっと気になります!!友達は何回か1人でも行ってるみたいで仲良くて彼氏がいるけど同じブルックリンに住んでることもあって今度遊び連れてってとかいってます。かっこいいとか、その子の友達たちもいってるみたいです。向こうはその子に女としてあんま興味なさそうですけどね。今日はちょっとしかしゃべれなかったけど魅力的な人だと思いました!彼はもう10何年かNYに住んでいて、友達情報によると最近(?)グリーンカードも当たったみたいです。外人と日本人の女の子どっちが好きか聞いたら日本人といってました。10何年住んでいるとやっぱり日本人の女の子っぽいかんじが恋しいから外人のような強さはイヤなのか、もしくわその逆でもう外人っぽい振る舞いの(?)日本人がいいのかわからないです・・・どういう作戦で攻めたらいいですかね・・・mixiのコミュで前のトピック見ましたが、恵さんはどう思われますか?
    とりあえずは毎週1人でも通ってみようとは思いますが・・・
    彼のおもしろさや優しさはバーテンというサービス業の慣れた営業トークや営業スマイルだろうってこともわかってるんです・・・これってホストとかにハマる子の気持ちですかね!?(笑)でも久々に女性ホルモンが出てきたらしく、ニキビが少し治ってたし!!なあなあにやってたダイエットもがんばろうって思えてます(^^)

    すっごく長くなっちゃってすいません!!長くNYに住んでていろんな経験をされてる恵さんに聞いてほしくて書きました。もしなにか思ったことがあれば聞かせてください。

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