ゲイは玩具と言われ、私は玩具に恋をするピグマリオン・・・になれるか?

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***

男性からランチに誘われた。
有名レストランの豪華ランチではなく、ダイナーのいたってカジュアルなランチだった。

サンドイッチをぱくついていると、
「今、お付き合いしている人はいるの?」

ルームメイト氏の定義とは、一体なんだろうと考える。
今、現在、大好きな男性である。
今、最も連絡を頻繁に取っている仲が良いゲイマンであるが、それを少々通り越している。
しかし、お付き合いをしている人、ボーイフレンドではない。
我が子の精子提供者になるかもしれない人というのは確実かもしれないが、
それを目の前の男性に言うのはやはり憚れる。
「付き合っていると呼べる人はいませんが、精子提供者のゲイはいます」は言えない。

悩んだ末、
「いませんが・・・」と返事をした。

すると男性は「どんな人が好みなの?」と質問してきた。
「ゲイメンです・・・」

「えっ? ゲイ? ゲイでしょう? ホモセクシャルの?」
「そうです。ゲイマンが大好きなんです」
「日本じゃ、『ヤぁ〜オイ』って言うんでしょう?そういうの?」
「知っているんですか? 『ヤぁ〜オーイ』を」

男性はアメリカ人なので、オにアクセント置いて言った言葉、『ヤぁ〜オーイ』つまり、ボーイズ・ラブの
「やおい」のことだ。

『ヤぁ〜オーイ』を知っているということは、もしかしてゲイだったりして!?
ゲイ映画の監督に会ったときに、日本にはゲイのマンガや小説が女性向けにあることを、そのジャンルを
『ヤぁ〜オーイ』ということを知っていた。
ストレートマンなら興味がない世界なので、知ろうともしないだろう。
目の前にいる男性はゲイマン!?
・・・でも、ゲイには見えないが。

「詳しくはないけど、そいうのがあることは知っているよ」
「私の場合、『ヤぁ〜オーイ』のマンガや小説を好んで読むというよりは、Three dimension(三次元)のゲイマン
が大好きなんです」

「そう・・・、ゲイマンか・・・」
「じゃ、こんな感じの男が好きなの〜?」
と男性は語尾を上げて、しなをつくって、手をいっぱい動かして、英語の女言葉で話し始めた。
口角泡を飛ばし、一生懸命ゲイマンを演じている。

そうなのだ。そういう動きが、恋愛のツボにはまるというか、大好きなのだ。
「きゃぁ〜〜〜、そうです!そういう動きをする男性が好きなんです」
と興奮気味で言ってしまった。

「そうなのね。本当に、そうなのね〜」
と男性は私が喜ぶから続けて、フェミニン・おねえゲイの振りをしつづけている。

調子づいた私はさらにゲイバーが好きなことや昨年のゲイ・プライド・パレードでは一緒に行進した話をした。

「本当にゲイの世界にどっぷりはまっているんだね」
と男性は素に戻って言った。

「はい」

一通りゲイの話を語った後、たわいもない世間話をしてランチを終えた。
ランチは男性が「誘ったのは僕の方だから、ごちそうします」と奢ってくれた。

***

それから、しばらくして共通の知人の男性(非ゲイ←Kinさん、今後とも使わせていだきます)から、
「ゲイしか好きじゃないって言われて、がっかりしたと言っていたよ」
とランチをご馳走になった男性のことについて言われた。

がっかり・・・というのは大げさだろうが、
「じゃ、奴がゲイだったら、付き合う?」
「う〜ん」
何度も書いているが、ゲイマンだから誰でも好き!というわけではない。
惹かれるタイプというものがあり、その男性がゲイだったら付き合うか?
ま、そもそもゲイマンと付き合うと言ってもいいのか、どうかは分からないが。
「考慮に入れてもいいかもしれないけど・・・」と言った。

「ハハハ〜。考慮に入れるか。どうして、ゲイが好きなわけ? ゲイメンは玩具。人形と同じだよ。キミが愛情を掛けても向こうからは何も返ってこない。リレーションシップなんてないんだがら」

「・・・」

そうかもしれない。
落ち込んだ。
またまた奈落の底に突き落とされた。

他人の言葉で落ち込むということは自分の心の片隅に同じような思いがあるからだと思う。
確固たる思いがあったら落ち込んだりしない。
そう、私も「ゲイマンとは何の関係も発生しないのかもしれない・・・」と思う疑う気持ちがあるのだ。

***

「あ〜ん!そうなの? そうなの? ゲイメンって玩具なの?」
と悩んでガーッと酒を呑む前に、私はルームメイト氏にテキストを送った。
ストレート男に言われて、落ち込んでいると。
ルームメイト氏の返事は「ストレート男には分からないのよ」。

そう、他人に分かってもうらおうとなんて思ってはいけない。
私とルームメイト氏が分かっていればいいのだ。

***

ところで、「ゲイマンは私にとっては単なる玩具、人形」と言われて、ギリシア神話のピグマリオンを思い出した。
自分の彫った彫像に恋をしたピグマリオン。恋の女神アフロディーテにお願いをする。同情したアフロディーテは
ピグマリオンのお願いを聞き入れ、彫像は人間の女性になり、二人はめでたく結婚する。

***

リレーションシップなんてないよと言われたが、私たちにはRELATIONSHIPがある。

英辞郎
によれば、RELATIONSHIPの意味には、「1.関係、結びつき、かかわり合い」「2.血縁関係」
「3.恋愛関係」とある。

1は確実にあると思う。
3ではなくとも。


KENが人間になって現れた!!と思ったGO-GOボーイもいるわけだし!って、本題と逸れているが。
ピグマリオンは自分の願いを叶えた象徴だ。

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ゲイは玩具と言われ、私は玩具に恋をするピグマリオン・・・になれるか?」への3件のフィードバック

  1. これは、会ったときに話しまする。お話するほどのこともないかもなんですけど(笑)。今思えば、掻い摘めば二言三言で済む話かもしれません(笑)。親友にあれやこれやと言われ、ほ~んとに苦しみました。彼女へのわだかまりだけは未だに消えません・・・。

  2. momoたん

    そうだと思っていたのですが、人生って一寸先は闇です。

    ところで、大恋愛をしたのですね!
    周囲が大反対するような!ドラマですね!
    きゃぁ〜、それをぜひ伺いたい。

  3. 二人のことは二人にしか分からない。大体世の中の批判的な人は、世間一般的に勝手な作り上げられた常識で物事を言いますよね。そうやって私も何度も苦しめられました。でも、真実って二人にしか分からないし、ほんとのことをわざわざ他人に言う必要もないっていつしか思うようになってました。

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