Coming Out

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講談社パブリからDeeeeep!New York!のケータイ版が発売されました!
発売日:12月14日(金曜日)3部構成で1部300円!
女の子が楽しめるセクシャルなニューヨークのエンタテイメントを紹介するコラムが今度はケータイで登場!!
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最初に『ハッテンバ』という言葉を聞いたのは東京で働いてた十数年前。
当時付き合っていた彼から教えてもらった。
その時の彼はゲイではない。
ストレートだ。
誰もが知っているとは思えない『ハッテンバ』という言葉をゲイでない彼がなぜその言葉を知っていたのか?

彼の同僚がゲイだった。
ハッテンバなるゲイの出会いの場所があるということを教えてもらったからなのだ。
日本なので職場で公にはしていなかったらしいが、一緒に飲んで彼にはカミング・アウトしたらしい。
彼はゲイの同僚のアパートに泊まり、エロ本に女の裸がなかったことに驚いたと私に言った。

私の10代や20代は、ドラッグ・クィーンや男性から女性に性転換手術したトランスセクシャルが好きで
(この好きというのは恋もしたりした)、ゲイ(ホモ)との違いも分からなかったが、
ゲイの同僚にとっても会いたくて3人で恵比寿のトロピカル・焼肉屋で飲んだ。

時は経ち、くどいかもしれないが、現在の私はゲイが好きなことを自覚するに至り、ちなみに自分自身がゲイ(同性愛者)ではなく、
ゲイマンの心が女の体に宿っているのかもしれないとも思っている。
そういう状況であるから、『ハッテンバ』を英語ではどう言うのか? ニューヨークにはどこにあるのか?
と気になり、気がつくとそういう本を手に取り調べていた。

英語で『ハッテンバ』はCruising spots。
アルパチーノ主演で拙ブログでも紹介した映画Cruising『クルージング』は『ハッテンバ』という意味である。
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アルパチーノは刑事。ゲイ連続殺人事件の捜査のためにゲイのふりをしてゲイバーに潜入する!!

ニューヨークのクルージング・スポットつまりは『ハッテンバ』は、映画でも登場するがセントラル・パークが有名だ。
プラハの君に行こうと言われたが、夜のセントラル・パークは強盗、殺人と悪名高き場所であり、危険地帯なのできっぱり断った。

何かのゲイ・マガジンで私の近所にもクルージング・スポットがあることが判明。
さすがに女一人では行きにくいので、昨年の夏、ジャスティンを誘って行ってみた。

そこで出会ったのは私が時々行くビデオ屋のお兄さんだった。
愛想が全くないニューヨークのお店で唯一笑顔で対応してくれる人で、はにかんだ笑顔に私と目が合うと節目がちになり、
「もしかして私のこと好き?意識している?デートに誘ってくれないかなぁ」と妄想を抱いていたし、
彼が働いている日に合わせてビデオ屋さんに行っていたことを告白しよう。
そのお兄さんが、『ハッテンバ』に!!
彼も私と会って、びっくりしていた。

***

『ハッテンバ』で偶然に会ってから、彼からゲイ映画を借りるのをためらうようになってしまった。
借りて観たい映画があるのに。
妙に意識してしまった。
なぜだろう、禁断の場所で会ってしまったからだろうか?

しかし、最近、意識し過ぎているのではないかと思った。
これまで通りに普通に観たいものを観ればいいのだと割り切るに至り、ずっと前から観たかったゲイ映画Coming Outを借りて鑑賞した。
1989年作品。ドイツ映画だが、題名は英語。
東ドイツ出身のハイナー・カーロフ監督作品で、東ドイツのゲイシーンが初めて映画化された作品だということだ。
この映画のことを書きたくて、説明が長くなってしまった(笑)。

(ネタバレなのでご注意)
主人公は高校教師だ。
中盤まで彼がゲイであることは分からない。
なぜなら、女性との恋愛関係に集中しているからだ。
高校教師は、ゲイであることを隠し家庭を築きたくて、つまり子供が欲しくて女性と付き合う。
女性は付き合っていた男がホモセクシャルだと知って激怒して去る。
やはり隠しきれないのだ。
男に惹かれるのは自然なことなのだから。

子供が欲しい、家庭を築きたいという一心で性的に何も感じない女性とセックスするゲイ。
しかし、そこにはパートナーである女性に対する慈しみとか性愛ではないにしても何か愛と呼べるものはないのだろうか?
私が気になる点は、そこなのだ。
何か愛があって欲しいと切に願う私がいるわけなのだが。

ところで、舞台がドイツなので、ナチスの強制収容所の話も少しだが登場する。
ゲイの老人が連行されてピンクの逆トライアングルのバッチを着けられて収容された話を語る。

この映画を観て、クローゼットのゲイと女性の悲劇は、いつの時代でもどこにでもあるのだと思ったが、
相手がゲイだと胸をときめかせる私は珍しい部類に入るのだろうなぁとふと思った。

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ベルリンの『ハッテンバ』も本編で登場する。オープングに登場する青年が美しい。後ろ姿に胸がときめいた。
写真は主人公の高校教師。映画はエイティーズが漂い、懐かしい。

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Coming Out」への6件のフィードバック

  1. shoさん、なるほど!
    知っている人に開けられたら、とっても恥ずかしいですよね。
    ビデオ屋のお兄さんのその時の顔は今でもしっかり脳裏に焼き付いています。
    ご説明ありがとうございました。

  2. トイレのドアを突然開けられる感じではあるかもしれません、が
    その上、開けた人が知ってる人な訳で、、より、気まずいです…苦笑

  3. momoたん
    目的がはっきりしているので、相手を選ぶ決断は早いそうです!
    と行きましたプラハの君が教えてくれました。
    好みの顔ではなく、好みの・・・で選ぶそうです。

  4. akiさん
    『トイレで用を足しているときに突然ドアを開けられてしまったような雰囲気でしょうか・・・。』
    といえば、ゲイバーは男女共通な場合が多いので、SFのゲイバーでトイレのドアをゲイガイに思いっきり開けられました。洋式なので日本のようにお尻を丸出しでなかったことだけが救いでした(笑)

    驚きましたし、向こうも驚きました。
    それで「私のおしっこしているところを見たのだから、結婚して〜」と酒にも酔っているので迫ってみました(笑)

    セントラル・パークのどこでもというわけではなく、限られたある場所が『ハッテンバ』なのだそうです。

  5. 「ハッテンバ」って言葉自体知りませんでした。勉強になりました!
    セントラルパークでみんな品定めをするんですね~。

  6. 「ハッテンバ」で会う」・・それは、トイレで用を足しているときに突然ドアを開けられてしまったような雰囲気でしょうか・・・。恵さんのブログを読んでてGayに興味が出てきて、Gayについてググって日本の「ハッテンバ」というものを知りました。CentralParkが「ハッテンバ」なのですね~。全然知りませんでした・・。これから夏に向かって人も増えるのでしょうか・・やはり(笑 

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