友情と愛情と性欲とゲイとの家族計画と。

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女の子が楽しめるセクシャルなニューヨークのエンタテイメントを紹介するコラムが今度はケータイで登場!!
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泥酔乞精子告白事件から私とルームメイト氏は頻繁に連絡を取るようになった。
メールと電話で。

新しいKEN(S)をケータイ写真メールで送った。
すると「まぁ〜、実は私もその一ひとつのKEN DOLLを買ったのよ。郵送しようと思っていたのにぃ〜」
という返事だった。
英語の文章では女言葉というものはないが、彼が書いた文章を読む時は私の中で女言葉の日本語に変換されている。

私のためにKENを買ってくれていたなんて!もうぉ〜大大大好きぃ〜!
気の遣い方が女性的なのが、これまた胸にぐっと来る。
彼は素敵な父親になれると確信できる。

ルームメイト氏と連絡を取る一方で、ジャスティンとの連絡の回数が少なくなっていき、
留守電にジャスティンからのメッセージが残っていても折り返し電話しなくなった。

それもこんな嬉しいメッセージだったのにもかかわらずだ。
「アメリカに戻って来て嬉しいよ。いつものように電話しやすくなる!メグミ、I LOVE YOU!!」
私にはっきりI LOVE YOUと言ってくれるのはジャスティンしかないのに。

なぜ、電話をしなかったのか?

罪悪感からだった。

家族計画の話をして日に日に親密感を増しているルームメイト氏はジャスティンを通して知り合った。
それに、もうひとつ。
ジャスティンとも家族計画の話をしていた。

ジャスティンは将来ストレートになって(!?)子供を持ちたいと思っていると言っていた。
「じゃ私が!」とは言った。
「サンフランシスコに移住だ」という話も出た。

ジャスティンがどこまで本気で言っていたのかは知らないが、
それはたわいもない、話を盛り上げるためのスパイスに過ぎなかったと思う。

それに、ジャスティンでは前に踏み込むことはできない、真剣になれないことがある。
ルームメイト氏という存在に出会わなくてもジャスティンを父親にとは思えない。
ジャスティンは友達なのだ。

***

ルームメイト氏と電話で話した際に、
「ジャスティンを裏切っているような気がする」と正直な気持ちを言った。
「そんなことはないわよ。気にしなくていいのよ」
と言ってくれるものの、BETRAY(裏切る)という単語が頭の中をぐるぐる回る。

「ジャスティンには倫理感なんてないんだから。私が付き合っている人と最近、セックスしたしね」。
「そうなんだ」。

ルームメイト氏と私との関係をジャスティンがとやかく言う立場にないとルームメイト氏は言っているのだ。

「ジャスティンは忙しいから、最近は全然一緒に遊びに行かないのよ」
ジャスティンは社会活動に従事するべく勉強している。

ルームメイト氏と話した後、私はこれ以上黙っていることはできないとジャスティンに長いメールを送った。

「泥酔して電話をルームメイト氏に電話を掛けて・・・。孤独に苛まされて、彼の精子で妊娠を考えていることを・・・。頻繁に連絡を取っていることを・・・。浮気しているように思い胸が痛い・・・。云々」。

***

ジャスティンから電話がかかって来た。

「CHEATER! CHEATER! (このぉ〜浮気者)!
ルームメイト氏は何にも言っていなかった。
2人で俺の背後でいろいろしていたようだな。ハハハ」と最初は笑っていた。

「なんで俺じゃダメなんだよ。メグミ、俺も子供が欲しいよ。
俺の精子あげるよ。

俺の兄が死んだのは4年前。
いまだに俺の心は痛いよ。
兄マークの痛みを想像してしまうと辛いんだよ。
だから、酒に走った。
それはメグミも目撃者のひとりだよね。
俺のママは2年間、泣いて暮らしていた。
ハーフ・ブラザーズやハーフ・シスターズ(腹違いの弟妹)はいるけど、
フル・ブラザー(同じ両親を持つ兄)
はマークだけだった。
だから、メグミの今の衝動、子供が欲しいって気持ちはよーく分かる。
俺もそうだから。
マークが死んだ後、俺もひとりぼっちだって感じたし、子供が欲しいって思っている。

分かるよ、ルームメイト氏がいいというのがさぁ。
経済的な問題は重要だ。ルームメイト氏はその点は安心な裕福なゲイだからな。
俺は貧乏だし。
でも、でも、俺じゃなくて、なんでルームメイト氏なんだよ」

「お金の問題じゃない。私のタイプだから」
と全く説得力のないことを言う。
しかし、それが全てである。

「俺のことが好きだって言っていたじゃん」
「好きだけど・・・。ルームメイト氏の好きとは違う好き」

***

「俺はルームメイト氏に毒を盛る!!」と叫び、
「もうケータイのバッテリーが切れるから」と電話を切ってしまったジャスティン。

***

ジャスティンは激高していた。

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友情と愛情と性欲とゲイとの家族計画と。」への4件のフィードバック

  1. uiさんの仰る通り、
    それぞれの唾液を私の脳が判断したのかもしれませんねぇ〜。

    「あの素敵な部屋の住人として、恵さんをお出迎えする事になるのですか?」

    だったらいいですねぇ〜。
    ルームメイト氏はKENを返品してKENの洋服と取り替えると言っておりました。KENが何体あってもいいぃ〜と言ったのですが、洋服にするとのことです。

  2. momoたまは最初かっら友達の方を選んで、今でも仲良しなんだよね。
    やっぱり2人を同時にっていう具合にはいかないのだろうか?
    と悩んでしまいました。

    そうでんすよねぇ〜。I LOVE YOUってなかなか言ってくれないアメリカ人が言ってくれる、親密な仲なんだけど・・・。

  3. 恵さんの脳が《ルームメイト氏の遺伝子が良い!》と判断したのかしら。
    (以前、話をした、唾液で相手の遺伝子を判定する能力で)

    今までの出来事を読んでいても、細かい気遣いや思いやり・・・ルームメイト氏にググっときてしまう気持ち、凄い分かります。
    ジャスティン君も素敵なのですが、どうしても《弟的な存在》に見えてしまうというか(^_^;)

    『毒を盛る~!』
    なんて、大好きなお姉さんを取られた弟の様な発言・・・と一人想像してしまいました。

    ルームメイト氏の用意してくれたKENはどうなるのでしょうか?
    あの素敵な部屋の住人として、恵さんをお出迎えする事になるのですか?

  4. 全く違うタイプのゲイなのに、女性のめぐちゃまを前に激高しているジャスティン、かわいすぎる。。。何でこう被せちゃうか分からないんですけど、自分と大分被っちゃうんですよ。情熱的で本能の赴くままに、かっこいいけど間合いが間抜けな人と、インテリで言う言葉もおしゃれで、かっこいいし間合いも掴めてる人。前者は憎めないキャラクターなんですよね。後者にはぐぐっと日々惹かれてく。

    罪な女ですな〜、めぐちゃま(笑)。アメリカ人でI love youはよほどの関係がない限り言ってはくれませんよね。私は前述の後者の彼を諦めましたが、前者の彼とは未だにI love youと言える、兄弟的な感じになってます。

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