醜い言い争いの背景には……。

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発売日:12月14日(金曜日)
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今度はケータイで登場!!

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ウィリアム・フリードキン監督、アル・パチーノ主演でニューヨークのゲイSMの世界を舞台にしたサスペンス映画『クルージング』 Cruising を観たことをお伝えした。

DVDにはスペシャル・エディションがあり、監督の撮影秘話インタビューが収録されていた。
撮影中、ゲイメンの社会活動家をはじめゲイから「映画撮影中止」プロテストにあったという。
外でロケをしていると隣のビルの屋上からレフ板で反射光を当てられ撮影妨害され、アル・パチーノが車に乗り込むの時、「なぜ、こんな映画に出演するのか?」とプロテストをするゲイメンに囲まれ大変だったそうだ。
写真が紹介されていたが、撮影現場にはプラカードを持ったゲイメンの団体が押しかけていた。

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それまでに、なぜゲイ・コミュニティーが映画『クルージング』 Cruisingをプロテストをしたのか?

ゲイマンの狙った連続殺人事件がテーマのサスペンスで、しかも秘密のSMクラブが登場というセンセーショナルな内容だからだろうか? というのは私をはじめ誰でも思いつく答えだが、もっと他に理由はあるはずだと思わずにはいられなかった。

“なぜ”を知りたくて、ネットで調べてみた。

理由を教えてくれそうなSan Francisco Chronicle紙の記事に遭遇した。

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記事は27年ぶりに映画がデジタル化されて蘇り、サンフランシスコのカストロ劇場で1週間公開されるので、
過去を振り返り、過去のプロテストについての経緯が書かれてあった。

プロテストの発端は1969年にさかのぼる。
ニューヨークのラディカルなフリーペーパーVillage Voiceのゲイのコラムニスト、アーサー・ベルと監督ウィリアム・フリードキンが1969年、映画『真夜中のパーティー』Boys in The Bandをめぐって醜い対立(口論)をした。

喧嘩の原因になった映画『真夜中のパーティー』Boys in The Bandもウィリアム・フリードキンが監督したゲイメンがテーマの映画だ。アーサー・ベルはゲイなので映画についていろいろアドバイスをしたようだ。ゲイ・ライフを紋切型に描いている点がゲイであるアーサー・ベルが気にくわなかった。
1969年の醜い喧嘩から10年が経過した1979年。
アーサー・ベルは自分のコラムで「クリージングの映画が近所にロケに来たらラリーを組んでプロテストしよう」と書いたところ、大勢のゲイメンが集まったらしい。
レザーのSMゲイバーシーンにエキストラ出演するゲイガイズには嫌がらせの電話も来た。

前述したが、ゲイメンだけの秘密SM秘密クラブが登場し、かつゲイメンをターゲットにした殺人事件が映画のプロットであるから、映画に刺激されてゲイメンを狙った本当の殺人事件が発生しかねないと危惧したからであろうか。

1970年代に発生したゲイメン連続殺人事件をアーサー・ベルがVillage Voiceに連載コラムとして書いており(1976年に一冊の本になり発売される。タイトルは、Kings Don’t Mean a Thing)、そのコラムに触発されて映画クルージングを撮影したいと監督が思ったと記事には書かれてある。
しかし、映画の原作はジェラルド・ウォーカーの小説『クルージング』である。
この辺りにもプロテストを煽った動機の香りがする。

ところで、ウィリアム・フリードキン監督とコラムニストのアーサー・ベルが醜い喧嘩(口論)をした原因になった
映画『真夜中のパーティー』Boys in The Bandを観てみようと思った。

何軒か行ってみたが、カルト映画もレアものも何でもあるセント・マークスのレンタル・ビデオ屋。キムズ・ビデオには置いてあった。
借りて観てみた。
感想については、つづく。

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醜い喧嘩の原因になった映画Boys in the Band

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