花婿が2人。ゲイの結婚披露宴にゲイシャ・ガールとして働くの巻

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恋をするにも実のらない。デートするもうまくいかない。
しかし、めげないラブ・ストーリー(か!?)を毎週連載形式でお送りしています!

***

友達の化子(「かこ」と読む/仮名)から、「バイトあるんだけどしない?」と誘われた。

バイトとは着物を着て、ズラをかぶって、お寿司をパーティーでサーヴするというもの。
時給は50ドル!
こんなおいしい話を断る理由もないので、ふたつ返事で快諾した。

***

風邪をこじらせ、しかもジャスティンくんもプラハの君のニューヨークにいない今、ゲイバーにいく気力も失せていた。
金曜日の夜といえば、イェ〜イ!とヘルズ・キッチンのゲイバー巡りなのに、私は一人でアパートにいた。
今週は風邪を治すべく、ゲイバー行きを控え、おとなしくしようと思っていた。
ゲイメンとは全く関係なく過ごす週末にしようと決めていたのだ。

***

バイト当日の土曜日。
風邪なので、やる気は一切なし。
しかし、友達のためにやることはやらなければならないと思っていた。
そして、化子からケータイにテキスト・メッセージが来た。
「今日のバイトのパーティーだけど、ゲイ・カップルの結婚披露宴だよ!嬉しいでしょう?」

ゲイメンとは関係のない週末を過ごそうと決めていたのに!
しかもゲイ・カップルの披露宴だなんて!!
風邪が一瞬で治った!!!
私って、やっぱりそういう運命なの?って、ドラマ入ってしまったのは言うまでもない。

***

化子の友人がウェディング・プランナーで、ゲイシャ・ガールがお寿司をサーヴするという企画をたてたらしい。
まず、偽物ゲイシャになるためにニュージャージーのとある場所にあるコスチューム屋さんに行く。
浅草や成田空港で外国人向けに売られている変な浮世絵柄の赤い着物とそれが日本髪のズラァ〜!?
と思わずにはいられない鬘(カツラ)が用意されていた。
ゲイシャ・ガールは化子と私を含めて4人だ。

帯はそこで働く女性のお手製だし、メイクアップ・アーティストもいて本格的だ。
だが、あくまでも亜米利加人が想像する白塗りゲイシャに仕上げられてしまったのは言うまでもない。

準備に2時間。
車で会場へ。

***

和太鼓が鳴り響く中、スシ・タイムが告げられ、我々ゲイシャ・ガールズがパーティー会場に。
劇場のロビーが披露宴会場だ。
趣向としてはサブライズらしい。

スシ(巻物だが)が並べられた大きなトレーを持って会場を歩く。
立食だ。
あっという間にスシがなくなる。
大人気だ。
キッチンに戻ってはスシを補給して、会場を歩くという作業を何度も続ける。
花婿は誰だろうとクルージング(笑)をしようにもトレーを持って会場に出るとキッチン近くの招待客に
あっという間に食べられてしまうので、クルージングどころではない。
ゲイメンばかりと思いきや招待客はストレートのカップルも多数いた。

準備したスシがなくなり、ゲイシャ・ガールズの出番は終了となった。

やっと花婿2人に会う事ができた。
ひとりはアジア系の血も混じっているような雰囲気も伺えたが、花婿達はともに白人。
歳の頃は30代半ばだろうか。
2人とも稼ぎの良い職業についているらしい。
花婿2人とゲイシャ・ガールズ4人が記念撮影をしてバイトは終った。
この写真はニュージャージーのゲイ雑誌の2月号に掲載されるという。

リベラルなニューヨークと思われがちだが、州政府はそうでもない。
ニューヨーク州ではまだだが、ニュージャージー州ではcivil union、男女の結婚と同等として同性婚は認められている。

***

帰路、私はジャスティンくんに電話する。
「ゲイカップルの結婚披露宴でゲイシャ・ガールのバイトしたよ。ゲイ雑誌に載るんだって〜」
「え〜〜!?ゲイ雑誌に載るなんて嫉妬するなぁ〜」
「でもニュージャージーだよ」
日本でいえば、東京の雑誌ではなく埼玉や千葉の雑誌に載るようなもの。
「そうは言ってもボクより先に載るんだもん。くぅ〜!嫉妬するぅ〜」

ニューヨークのフリーのゲイ雑誌HXとNEXTの巻末には、いろんなバーで撮られたゲイマンの写真が掲載されてある。
いつか載るのが夢だったけど、彼がニューヨーク滞在中には叶わなかった。

ジャスティンくんの結婚披露宴にももちろんゲイシャ・ガールとしてお手伝いするつもりではあるが、
恋多き彼が腰を落ち着けるのはいつなのだろう。

***

白塗りの前に撮った写真。コレが亜米利加人の描くゲイシャだっ!
コスチューム屋さんなので、いろんな小道具がある。
置屋の強欲婆風の私。映画『メモワ〜ル・オブ・ゲイシャ』の桃井かおり役のおかみさん!?
チャン・ツィイーでないのは確かだ。本番の披露宴ではサングラスはかけていない(笑)。

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花婿が2人。ゲイの結婚披露宴にゲイシャ・ガールとして働くの巻」への6件のフィードバック

  1. 先日韓国に行ったのですがハングル文字以外は日本とあまり変わりなく、ほんとに外国なのかと改めて思いました。近い国は、自分ですらあまり違いを感じることができません。そういうもんなんだろうな~。

  2. momoたん

    日本だったら絶対無理なんだけど(美の観点から私は絶対選ばれない)、ニューヨークだからこそ私もゲイシャとしてバイトできたと思いま~す。

    ゲイシャのイメージもチャイナドレスの貴婦人も
    正直なところ、亜米利加人にとって中国も日本も一緒くたなのかもしれませんね~。

    草履を忘れたゲイシャ・ガールの一人にコスチューム屋さんのスタッフがカンフーシューズはどう?って提案したんです!

    そういう私もハンガリーやブルガリアの民族衣装の見分けもできませんが。

  3. uiさん、これが私の本当の顔で~す(笑)!!

    楽しいバイトでした!
    亜米利加人に私達が本当のゲイシャだと思われると心苦しいのですが。

    雑誌が出たらご紹介しますね!
    私も楽しみです!

  4. 芸者さんのイメージってそんな感じなんでしょうね。納得です!

    いいバイトでしたね~。時給も高いしゲイメンの結婚式だし♪
    友人が以前同じくお寿司を配給するバイトでゴジラ松井が会場にいたと言ってました。ヤンキースのパーティーだったらしいです。
    ゲイメンやらヤンキースやら、羨ましい限りです!

  5. もしかしたら・・・と期待したのですが、やっぱり顔出しではなかったのですね(^_^;)
    (白塗りならOKかな~っと)

    しかし、楽しいバイトですね♪
    そして、そのバイトを紹介してくれた友人は、本当に恵さんの事を思っているんですね~。

    雑誌が出たら、ぜひ紹介して下さいね!

    そして、風邪が戻らないように・・・。

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