胸の谷間に赤い花びら。

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恋をするにも実のらない。デートするもうまくいかない。
しかし、めげないラブ・ストーリー(か!?)を毎週連載形式でお送りしています!

***

LAから長期出張中のゲイ、ジャスティンくん。
ゲイバー、Eastern Blockで初めて会ったのは8月末。
そろそろホームタウンであるLAに帰る日が近付いている。

チェルシーのギャラリーに行き、その帰りにウエスト・ハイウェイに平行して走る、歩行者専用の道路を歩く。
サイクリングもジョギングもできる道路になっている。

道端に赤い花が咲いていた。
名前は分らない。
可憐な花だった。
ジャスティンくんはその花びらを一枚取った。
花びらにキスして私の胸の谷間に入れた。
私はお礼に、花びらを一枚取って、彼のパンツの中に入れた。

私たちは見つめ合った。
そして、笑った。

その視線の先にあるのは友情しかない。

私は生まれ変わったらゲイマンになりたい!とジャスティンくんに言った。
しかし、彼はストレート・マンになりたいと言った。

物心つく前からQueerであったらしい。
祖父母は気持ち悪がって子供頃から今日に至るまで、口をきいてくれないらしい。
2人いる兄弟も彼がゲイであるので連絡してこない。
完全無視。
離婚した父も。
唯一ジャスティンくんを愛してくれる家族は母親だけ。

「家族に受け入れてもらえないのが一番辛い。ゲイのティーンエイジャーの自殺率は高いんだよ。
選択でなく、そう生まれてきただけなのに、拒否される……。子供の時は大変だよ。からかわれるし……。
しない苦労ならしない方がいいよ……」

「生まれ変わったらゲイマンになりたい!」と言った私は軽はずみだったのか。
軽はずみな発言だったと思われても、私がゲイガイズを愛していることはジャスティンくんが一番知っていると思う。
肉体的には結ばれないとしても惹かれる。

ゲイの精神が宿っていると信じ、ゲイメンを愛してしまう女がこの世にいるのである。

出会いがあれば、必ず別れがある。
ありきたりの言葉だが、私の状況がこんなにぴったり当てはまる言葉はない。

ジャスティンくんが去った後、私はまたニューヨークでひとりぼっちだ。
(ちょっとドラマ入ってる!?(ドラマチック過ぎ!?)
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胸の谷間に赤い花びら。」への6件のフィードバック

  1. 私は幸せです!些細なことで今日も幸せ感じたし。ただ早く旅行したいですけど。でもやっぱり幸せです。

  2. momoちゃま

    Lilyはてっきり女性の世界を表しているのかと思ったら英語の世界では違うらしい。

    みんな幸せになって欲しいです。
    momoたんは幸せですか?

  3. lily on the valley…何て素敵な表現でしょう!日本語での表現の仕方とは大違いですね。

    生まれながらにゲイ。だって生まれてから無理矢理そうしたわけではないんだよ。ジャスティン君のお話は心に染みますね~。

  4. 888さん
    lily on the valley
    素敵な表現ですね〜!
    私の胸の谷間の花びらは彼のペニスを暗喩していたのでしょうか?

    今度はいつ会えるのか分りません(泣)。
    これから、もしかして一度も会わないかもしれないし。
    でもお互いが会いたいって思ったら会う努力をするから会えると思います。
    そうだよね?

    いえ、いえ、もっと口出してください。

  5. lily on the valleyという言葉があって、それは日本で言うパイズリのことだと何かの本で読みました。

    ま、関係ない話ですけど。

    家族からも敬遠される人生を歩む彼にとって、メグとの友情は貴重なものに違いないでしょう。一時的に別れとはなりますが、メグのLA進出の展望も兼ねた新たな船出として、旅立つ彼を見送ってあげてください。

    ま、俺が口出す話じゃないですけど。

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