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恋の相手の人数カウンター。

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Deeeeep!NY 〜女の夜遊び〜にもどうぞ!
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恋をするにも実のらない。デートするもうまくいかない。
しかし、めげないラブ・ストーリー(か!?)を毎週連載形式でお送りしています!

***

LAから長期出張中のゲイガイ、ジャスティンくんとSohoをショッピング。
Hugo Boss→アルマーニ→D&B

Hugo Bossでは試着を繰り返し、ファッションショー。
次に、D&Bでは、下着(パンツ)を試着。
「フィッテイングルームに一緒に行こうよ」と言うジャスティンくん。
「えええ〜!? 下着の試着にぃ〜付き合うのぉ〜?」

ジャスティンくんが店員さんに一緒に入ってもいいかと聞いたらすんなりOK。
なんと試着室に一緒に入ってる。
ジャスティンくんはもっこり(英語ではPackage/パッケージという)を上下に揺らす。
試着はパンツの上からである。
ジャスティンくんによればD&Bのパンツはモッコリ(Package/パッケージ)が大きく出るので
お気に入りらしい。
確かに、セクシーなもっこりになるようにデザインされている。揺れ具合もいやらしい。

結局、彼の買い物に付き合ったわけで、私自身何も買い物をせず。
彼は1枚30ドル、50ドルもするブランド下着を数枚購入。
ニューヨークタイムズの記事ではストレート男も下着にこだわるようになったとあったが、ゲイマンの情熱には勝てないとジャスティンくんとショッピングして思った次第であ〜る。

ニューヨークタイムズの記事から。4月19日の記事から。拙ブログのリンクはこちら

パンツにそれくらい掛ける/懸けるなんて私は想像もつかない。
稼ぎも少ないし、それよりも情熱がない。
だからセックスも遠のくのかもしれないが。


この写真はミッドタウンのアルマーニAX。どこのブランドも男性下着に力を入れている。

***

SoHoを北上し、West Villageに行く。
コーヒー屋さんの前にベンチの80年代ファッションを身に纏った2人の若者がいた。
2人ともハンサム。
「見て、見て、ジャスティンくん!いやぁ〜〜ん、私のタイプ!」と言わずにはおれなかった。
それに漂う雰囲気はゲイマンそのもの!
金髪ではなく黒髪だ。
アイスクリームを食べながら、フリーのゲイ雑誌に付いているゲイバー・マップを見ていたので、
100%SURE!
彼らはゲイだ!!!

私はゲイバーツアコンの血が騒ぎ、ジャスティンくんに「話しかけて来て」とお願いする。
アレコレ世話を焼きたくて仕方がないのだ。
友達になれたらいいな。

「ヘイ!ガイズ!どこに行こうとしてんの?」と根っから明るいジャスティンくんは迷わず声を掛ける。
英語にアクセントあるので出身国を聞くと情熱の国、スペイン!!
観光旅行中だそうだ。
「彼はゲイだけど、私はストレート」と私たちを自己紹介。

今夜、どこのゲイバーに行こうかと考えていたらしく、私はすかさずヘルズ・キッチンに行くべきと言う。
チェルシーは平均年齢が高いし、East Villageも楽しいけど、せっかく行くのなら今一番ホットで楽しいヘルズ・キッチンのTherapy、POSH、The Ritzの3軒を勧める。

それにしても、スペインのゲイ(Gay guys from Spain)は色気がある。
ヨーロピアンはいいなぁ〜と胸をときめかせるが、プラハの君を思い出して、涙が出そうになった。

***

その夜もジャスティンくんと一緒にヘルズ・キッチンに行く。
最初はVLADA。
大混雑。
長いバーカウンターと平行してソファーがあり、座って次から次へとやってくるゲイガイを鑑賞するのだ。
ジャスティンくんは私の肩を抱きながら、「あの子、かわいいぃねぇ〜」と男の子を品定めしている。
近所のゲイバーで知り合いになったディビットに会う。
相当酔っていた。
「いつも一緒にいるんだね」と言われる。

そしてTherapyに行って、POSHに行って、最近の締めであるThe Ritzに行く。
The Ritzはいつも何かがあるので期待感で胸が膨らむ。

The Ritzに行こうとすると、スペイン人のゲイ2人組に会う。
ゲイバー・ツアコンとしては嬉しい瞬間である。
私のアドバイスはためになっただろうか。
しかし、私が紹介したバーはどれも不満らしい。ニューヨークのゲイバーはおしゃれ過ぎるのだそうだ。
スペインはもっとイヤらしいらしいのだ。触り合ったり、密着したり……。
情熱の国、スペインはゲイバーも違うらしい。

***

スペイン人のゲイ2人組とThe Ritzに行く。

2人は5年も付き合っているカップルだそうだ。
ジャスティンくんは「ヘテロのカップルの20年に相当するな〜」と驚いていた。
ロベルトくん(26歳)とペドロくん(28歳)。

その夜は、インターナショナル・デーだった。
ゲイ from イギリス、ゲイ from ブラジル、ゲイ from オーストラリア、ゲイ from ロシア
と話をする。
ゲイマン from 世界各国!
やっぱりニューヨーク!
ゲイガイズも世界規模であ〜る。I ♥ New York!!

私が世界のゲイメンと話している間、ジャスティンくんは既に恋の相手を見つけていてキスをしていた。
ブチュ!ブチュ!ブチュ〜!
本当に早い!
今夜も1人で帰るんだなぁ〜とジャスティンくんのキスを見ていたが、キスを止めて、ジャスティンくんは私のところに来て「今夜は行かないよ。メグミと一緒にいるから」と言う。
半分信じて、半分信じない。
性欲のもとでは友情はかすむものだ。
だから、きっとそんなにジャスティンくんの好みではないのだ。

The Ritzの閉店は午前4時。

ロベルトくん(26歳)とペドロくん(28歳)のカップルはアドベンチャーを求めていた。
カップルが長く続く秘訣は退屈しないセックス。
刺激がないといけない。彼らはその相手を探していた。
つまり3P(英語では3Pと言っても通じない。Threesomeと言う)の相手を。

ロベルトくん(26歳)とペドロくん(28歳)のカップルとずっと話していたのは私だった。
ペドロ・アルモドバル監督のことやスペインのゲイバー事情を教えてもらっていた。
そして、かわいいぃ〜と思っていたのも私。

しかし、彼らはジャスティンくんだけを彼らの滞在先に招待した。
私も一緒に行けるのかと思ったら「お話ししてとっても楽しかったけど、女性は遠慮してもらいたい」と言われた。

ジャスティンくんは「メグミが行けないならボクも行かない」と言ったが、
「セックスが一番のゲイがセックスしないでどうするの。私、1人で帰るから大丈夫」。
それでもジャスティンくんは今回は行かないと言い張ったが、私は”GET LAID!!(エッチしてきなよ)”と言い続けた。
彼らと仲良くなったことで、ジャスティンくんの恋の相手(一挙に2名)になるのだから、
良かったのだと思いたい。そう思う事で自分を肯定したいのだ。

ペドロくんは私がGMIN(GAY MAN INSIDE ME)であることを理解してくれた。
「スペインに来るべきだよ!キミにあっているかもしれない!と言ってくれたが、最終的には女である私を拒否。
シャット・アウト!!

「じゃ、明日の朝ね。メグミのために写真撮って来るよ!」

ジャスティンくんといつものお別れの儀式をする。キスしてハグした。

3人の後ろ姿を見つめながら涙が出て来た。
ゲイマンじゃない私。
ペニスがない私を拒否する彼ら。
いつも同じことを思う。ストレートの世界に帰る潮時なのかもしれないと。

アパートに帰るキャブの中でジャスティンくんから電話が掛かって来た。
「大丈夫? 今、どこ? ちゃんと帰れる?」
「私もゲイマンになりたい。みんなの仲間になりたい」
「泣いてんの?」
声でバレてしまった。
「でも、友達だよ、ボクたち!!朝、連絡するから」
「わかった。セーフ・セックス!コンドーム忘れないね!楽しんできて」

ジャスティンくんの恋の相手の人数カウンターは増え続けているが、私は過去のまま止まっている。


3Pと言っても通じませんので、ご注意を!!!

***

朝になってジャスティンくんから電話。
「今も泣いている?ブランチおごるからさ〜」。

ゲイガイとセックスはできないが、でもジャスティンくんと一緒にいるのは本当に楽しい。

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